2019年の三菱パジェロは、ロングボディが全長4,900mm×全幅1,875mmを基本とし、最終のファイナルエディションでは全高1,900mmという堂々としたサイズでした。
三菱パジェロのスペックや寸法を調べていると、「2019年モデルはどのくらい大きい?」「ショートとロングは何が違う?」「ランドクルーザープラドと比べると大きいの?」と気になる方も多いと思います。
特に2019年は、日本市場におけるパジェロの最終年です。最後に登場したファイナルエディションは限定700台で、通常のロングモデルとは全高や車両重量にも違いがありました。
この記事では、2019年三菱パジェロの寸法を中心に、エンジン、4WDシステム、乗車定員、重量、従来のショートボディとの違いまで、数字を整理しながら分かりやすく紹介します。
2019年三菱パジェロの寸法は?まずサイズを確認
2019年の三菱パジェロでまず押さえておきたいのが、全長4,900mm、全幅1,875mmというロングボディの基本寸法です。
2018年10月から2019年8月まで設定されていた通常のロングモデルは、全長4,900mm×全幅1,875mm×全高1,870mmでした。
主な2019年モデルを整理すると次のようになります。
グレード・仕様 型式 車両重量 全長 全幅 全高
3.2D ファイナルエディション LDA-V98W 2,340kg 4,900mm 1,875mm 1,900mm
3.0 ロング GR DBA-V93W 2,130kg 4,900mm 1,875mm 1,870mm
3.0 ロング EXCEED DBA-V93W 2,150kg 4,900mm 1,875mm 1,870mm
3.2D ロング GR LDA-V98W 2,240kg 4,900mm 1,875mm 1,870mm
3.2D ロング EXCEED LDA-V98W 2,260kg 4,900mm 1,875mm 1,870mm
3.2D ロング SUPER EXCEED LDA-V98W 2,290kg 4,900mm 1,875mm 1,870mm
こうして見ると、2019年のパジェロはグレードによって車重こそ変わるものの、通常モデルの外寸はほぼ共通です。
例外となるのが2019年4月に登場したファイナルエディションで、全高が通常モデルより30mm高い1,900mmとなっています。
全高1.9mとなるため、中古車として購入する場合は立体駐車場や自宅ガレージの高さを必ず確認したいところです。
また、全幅1,875mmは現在の大型SUVでは驚くほど巨大という数字ではありませんが、日本の住宅街や古い駐車場ではそれなりに気を使います。
個人的には、パジェロのサイズを見る際は全長4.9m以上に「幅1.875mを日常的に扱えるか」を重視したほうが、購入後の使いやすさを判断しやすいと考えています。
三菱パジェロのスペックは?2019年モデルのエンジンと4WDを確認
2019年まで販売された4代目パジェロには、大きく分けて3.0Lガソリンと3.2Lディーゼルの2種類が用意されていました。
ガソリン車は3.0L V型6気筒SOHCエンジン、ディーゼル車は3.2L直列4気筒DOHCコモンレール式ディーゼルターボです。
参考資料では、最高出力について3.0Lガソリンが178ps、3.2Lディーゼルターボが190psとされています。
トランスミッションにはINVECS-IIスポーツモード付き5速ATを採用。2019年モデルも、最新SUVのような8速や10速ATではなく5速ATという構成でした。
数字だけを見ると設計の古さを感じる部分ですが、パジェロの価値は単純な変速段数では語れません。
大きな特徴が、三菱が長年磨いてきたスーパーセレクト4WD IIです。
このシステムでは路面状況に合わせて4つの走行モードを使い分けることができ、通常の舗装路から滑りやすい路面、さらに悪路走行まで幅広く対応できる仕組みになっています。
悪路走破性を重視する4LLcから、通常走行時の2Hまで選択でき、条件によっては走行中にもトランスファーレバーを操作して切り替えられる点が特徴です。
さらに、車両姿勢の乱れやタイヤのスリップを抑える制御も組み合わされていました。
パジェロは単に「大きくて車高の高いSUV」ではなく、4WDシステムそのものを商品価値の中心に置いていたクルマだと私は感じます。
街中しか走らない人にとっては性能を持て余す可能性もありますが、雪道や未舗装路を走る機会がある人には、この本格的な構成が大きな安心材料になるでしょう。
パジェロのショートとロングでは寸法がどれだけ違う?
4代目三菱パジェロの特徴として忘れてはいけないのが、5ドアのロングだけでなく、かつて3ドアのショートボディも設定されていたことです。
ショートの代表的な寸法は、全長4,385mm×全幅1,875mm×全高1,850mm。
一方、ロングは全長4,900mm×全幅1,875mm×全高1,870mmです。
つまり全幅は同じですが、ロングとショートでは全長に515mmもの差があります。
全高の差は20mmなので、見た目や取り回しで最も大きく効いてくるのは全長です。
ショートは5人乗り、ロングは7人乗りが基本となり、ドア枚数もショートは3ドア、ロングは5ドアとなります。
たとえば2016年10月発売モデルでは、3.0LガソリンのショートVR-Iが全長4,385mm×全幅1,875mm×全高1,850mm、車両重量1,960kgでした。
3.2LディーゼルのショートVR-IIは同じ外寸ながら車両重量2,110kgとなっています。
これに対してロングは2,130kg台から2,290kg程度まであり、当然ながらボディの長さや乗車定員の違いが重量にも表れています。
なお、2018年10月以降の国内ラインアップでは5ドアロングボディが中心となり、2019年の最終モデルもロングボディです。
私は中古のパジェロを選ぶなら、このショートとロングの違いは非常に重要だと思います。
荷物や家族を乗せるならロングの使い勝手が勝りますが、パジェロらしい存在感を持ちながら全長を515mm短くできるショートは、街中での取り回しという意味では独特の魅力があります。
2019年パジェロ・ファイナルエディションのスペックは何が特別?
2019年4月には、日本市場でのパジェロ販売終了を前に、特別仕様車「ファイナルエディション」が設定されました。
ベースとなったのは3.2Lディーゼルの「エクシード」で、販売台数は限定700台です。
型式はLDA-V98W、排気量は3,200cc、5速AT、フルタイム4WD、乗車定員7名という構成でした。
車両価格は当時4,530,600円。車両重量は2,340kgで、寸法は全長4,900mm×全幅1,875mm×全高1,900mmです。
通常の2018年10月モデルの3.2Lロングエクシードが車両重量2,260kg、全高1,870mmだったので、ファイナルエディションは80kg重く、全高も30mm高くなっています。
装備面では、ルーフレールと電動ロングサンルーフ、本革シート、運転席・助手席パワーシートなどを標準化しました。
さらに寒冷地仕様のほか、悪路での脱出性能を高めるリヤデフロック、SRSサイドエアバッグ&カーテンエアバッグも標準装備されています。
ボディカラーは、ウォームホワイトパール、ブラックマイカ、スターリングシルバーメタリック、スターリングシルバーメタリック/アイガーグレーメタリックの3way2トーンを含む全4色でした。
燃費はJC08モードで10.0km/Lとされています。
ファイナルエディションは、単に最終型という名前を付けただけではなく、パジェロらしい装備をまとめて載せた仕様だったことが分かります。
中古車を検討する人にとっても、「2019年式だから同じ」と考えず、通常グレードとファイナルエディションを分けて確認することが大切です。
パジェロとランドクルーザープラドのサイズはどちらが大きい?
2019年型パジェロの大きさをイメージしやすくするため、当時ライバルとして比較されることの多かったトヨタ・ランドクルーザープラドと比べてみましょう。
参考資料に掲載されているランドクルーザープラドの寸法は、全長4,825mm×全幅1,885mm×全高1,850mmです。
対して通常のパジェロ・ロングは、全長4,900mm×全幅1,875mm×全高1,870mm。
数字を差し引くと、パジェロはプラドより全長が75mm長く、全幅は10mm狭く、全高は20mm高いことになります。
つまり全体の占有サイズとしては非常に近いクラスです。
パジェロはリヤゲート部分にスペアタイヤを備えるスタイルだったこともあり、全長ではプラドより長くなっています。
この比較から分かるのは、2019年のパジェロが「昔のSUVだから現代の大型SUVより小さい」というわけではないことです。
むしろ約4.9mの全長と約1.88mの全幅を持つため、現在の感覚で見ても十分に大型SUVです。
購入前には車庫の幅だけではなく、ドアを開くための余裕や道路への出入り、スーパーなどで利用する駐車場のサイズまで考えておいたほうが安心でしょう。
特に機械式駐車場については、全幅1,875mmだけでなく全高1,870~1,900mm、車両重量2トン超という条件も確認する必要があります。
三菱パジェロのスペックから見える「今でも魅力的な理由」
パジェロの4代目は2006年10月に登場し、日本では2019年8月に販売を終えました。
つまり最終モデルでも、基本設計は登場から長い年月を重ねたクルマです。
それでも現在まで名前が語られる理由は、単なる懐かしさだけではないと私は考えています。
ボディにはラダーフレーム・ビルトイン・モノコック構造を採用し、高い剛性と乗用車的な快適性の両立を狙っていました。
足回りもフロントにダブルウィッシュボーン、リアにマルチリンクという四輪独立懸架式です。
さらに、エンジンフードにはアルミニウム、プロペラシャフトにはカーボン繊維強化樹脂を採用するなど、オフロード性能だけを追求した単純な構成ではありません。
ここが、パジェロのスペックを見るうえで面白いところです。
全長4.9m、車重2.2~2.3トン級という数字だけを見ると「重くて大きなSUV」に見えます。
ところが中身を見ると、悪路性能と高速道路での安定性、日常での快適性を1台にまとめようとしていたことが分かります。
一方で、現在の基準で中古車として選ぶ場合は、車体サイズだけで判断しないほうがいいでしょう。
3.0Lまたは3.2Lという大排気量エンジン、5速AT、2トンを超える車重を考えれば、小型SUVやハイブリッドSUVと同じ感覚で維持できるクルマではありません。
それでも、本格4WDが必要で、7人乗りと荷室の使い勝手も欲しいという人にとっては、今見ても個性的な選択肢です。
私なら「大きなSUVが欲しい」だけなら別の候補とも比較しますが、パジェロ独自の4WD機構や無骨なキャラクターまで含めて欲しい人なら検討する価値があると考えます。
スペック表の数字だけでなく、「その性能を自分が本当に使うのか」というところまで考えるのが、コスパの良い車選びにつながります。
2019年三菱パジェロの寸法・スペックまとめ
2019年の三菱パジェロは、国内販売最後の年にふさわしい、本格4WDらしいスペックを備えていました。
通常のロングボディは全長4,900mm×全幅1,875mm×全高1,870mm。2019年4月登場の限定700台ファイナルエディションは全高1,900mm、車両重量2,340kgとなります。
エンジンは3.0L V6ガソリンと3.2L直4ディーゼルが用意され、参考資料上の最高出力はそれぞれ178ps、190ps。5速ATとスーパーセレクト4WD IIを組み合わせる、本格オフロードSUVらしい構成でした。
また、かつて設定されたショートボディは全長4,385mm×全幅1,875mm×全高1,850mmで、ロングより全長が515mm短いという明確な違いがあります。
ランドクルーザープラドと比較してもロングボディのサイズ感は近く、2019年パジェロは現在の基準で見ても十分に大きなSUVです。
中古車で検討する際は、年式や価格だけでなく、全幅1,875mm・全高最大1,900mm・車重2トン超という寸法と重量を自宅や普段の生活環境で扱えるかまで確認しておくことをおすすめします。
よくある質問
2019年三菱パジェロの全長・全幅・全高は?
通常のロングモデルは全長4,900mm×全幅1,875mm×全高1,870mmです。2019年4月登場のファイナルエディションは全長と全幅は同じですが、全高が1,900mmとなっています。
2019年パジェロのファイナルエディションは何台限定?
ファイナルエディションは700台限定で設定されました。3.2Lディーゼルのエクシードをベースに、本革シート、電動ロングサンルーフ、ルーフレール、リヤデフロックなどを標準装備しています。
パジェロのショートとロングはどれくらいサイズが違う?
代表的な4代目パジェロでは、ショートが全長4,385mm、ロングが4,900mmで、ロングのほうが515mm長くなります。全幅はどちらも1,875mm、全高はショート1,850mm、ロング1,870mmが基本です。
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