三菱パジェロは2027年復活ではなく、5代目新型が2026年秋に世界初公開されることが正式決定しており、2027年にはコンパクト版の登場も有力視されています。
「三菱パジェロは2027年に復活するの?」「新型車が近々登場するという話は本当?」と気になっている方も多いでしょう。今回は三菱自動車の公式発表と、2026年8月までに判明している新型パジェロ情報を整理し、確定情報と予想情報を分けながら分かりやすく紹介します。
三菱パジェロは2027年に復活?実際は2026年秋に新型を世界初公開
最初に結論を整理すると、フラッグシップとなる新型パジェロの復活自体は2027年ではありません。
三菱自動車は2026年5月29日、新型クロスカントリーSUVの車名を正式に「パジェロ」と決定し、2026年秋に世界初公開すると発表しました。
日本仕様のパジェロは2019年に生産を終了しているため、国内では7年ぶりの復活です。海外向け仕様についても2021年に生産を終えていました。
つまり「三菱パジェロ 2027年に復活か」という検索に対する答えは少し複雑で、
- 5代目となる本格派の新型パジェロ:2026年秋に世界初公開
- 日本市場への投入:2026年度内が視野
- パジェロシリーズのコンパクトSUV:2027年後半が有力視
というように、複数の新型パジェロ情報が重なっていると理解すると分かりやすいでしょう。
新型パジェロについては、単なる噂の段階からすでに一歩進んでいます。三菱自身が車名と世界初公開時期を発表しているため、「パジェロという名前の新型車が近々登場するか」という点については、正式にYESと言える状況です。
一方、発売日や価格、グレード、エンジンなどは、まだメーカーからすべて正式発表されたわけではありません。この先は「確定していること」と「報道・予想」を分けて見ることが重要です。
三菱パジェロ新型車が近々登場するのは確定!何が正式発表された?
2026年8月時点で三菱自動車が正式に明らかにしている新型パジェロの大きなポイントは、トライトン由来のラダーフレームを使った本格クロスカントリーSUVになることです。
新型パジェロでは、国内でも販売されているピックアップトラック「トライトン」の頑丈なラダーフレームをベースに改良を加えます。
ラダーフレームとは、簡単に言えば「はしご状の頑丈な骨格」です。一般的な乗用SUVよりも悪路でのねじれや大きな入力に強く、本格クロスカントリー車やピックアップトラックで使われてきました。
ただし、新型パジェロはトライトンのSUV版をそのまま作るわけではありません。
三菱はキャビンや前後サスペンションなどをパジェロ専用に開発し、悪路走破性だけではなく「上質かつ快適な乗り心地」も実現すると説明しています。
ここは非常に重要だと私は感じます。
パジェロという名前に期待されるのは、単に大きくて頑丈な4WDではありません。歴代モデルも「本格四駆なのに普段使いできる」という立ち位置で支持を集めてきました。
1982年に登場した初代パジェロも、クロスカントリー4WDの走破性と乗用車の快適性を組み合わせるという発想から誕生しています。
4世代にわたって世界170以上の国と地域で販売され、累計販売台数は325万台以上。さらに1983年から参戦したダカールラリーでは、7連覇を含む通算12勝を記録しました。
新型車でも「頑丈さ」と「快適性」の両立を明確に打ち出しているのは、歴代パジェロの思想を意識していると考えられます。
三菱パジェロのフルモデルチェンジでS-AWC採用も判明
新型パジェロのフルモデルチェンジ情報として、2026年8月に新たに注目されたのが走行制御技術です。
三菱は2026年8月4日に新たなティザー情報を公開し、新型パジェロにS-AWC(Super-All Wheel Control)を採用することが明らかになりました。
S-AWCとは、駆動力や制動力などを統合して制御し、車両をより狙った通りに動かしやすくする三菱独自の車両運動統合制御システムです。
ランサーエボリューションやアウトランダーなどにも受け継がれてきた技術で、単純に「4輪が駆動する」というだけではなく、曲がる・止まる・安定させるといった動きを総合的に制御するのが特徴です。
ティザーでは、屈強なラダーフレームやデファレンシャル周辺など、車体下部の一部も確認されています。
三菱によれば、新型パジェロはオフロードの大きな凹凸や強い衝撃が加わる状況で高い路面追従性を発揮するだけでなく、舗装路の荒れやうねりによる不快な揺れや振動も抑え、長距離でも疲れにくい乗り心地を目指しているとのことです。
これは個人的にも、新型パジェロを見るうえで価格以上に注目したいポイントです。
本格SUVは悪路性能ばかりが話題になりがちですが、日本で実際に所有すれば、多くの時間を走るのは一般道や高速道路でしょう。
せっかく高い走破性能があっても、日常の乗り心地が荒々しすぎればファミリーカーとして選びにくくなります。ラダーフレームの強さと乗用SUVらしい快適性をどこまで両立できるかが、新型パジェロの完成度を左右すると考えています。
また、ティザー展開では歴代パジェロで人気だった「マルチメーター」の搭載も明らかにされています。2026年7月にはファンイベント「スターキャンプ2026 in 朝霧高原」で、一部参加者向けに実車の一部が先行披露され、その様子も公開されました。
情報が小出しになっていることからも、2026年秋の正式公開に向けていよいよカウントダウンに入った印象です。
新型パジェロの発売時期や価格は?530万円前後という予想も
ここからは正式発表ではなく、各自動車メディアが伝えている予想情報になります。
MOTAでは販売店への取材などをもとに、新型パジェロの発売時期について2027年3月まで、なかでも2026年終盤が有力との見方を紹介しています。
世界初公開が2026年秋ですから、その後あまり時間を空けず日本で販売される可能性は十分考えられます。
ただし、三菱自動車が正式に発表しているのは現時点では「2026年秋に世界初公開」というところまでです。具体的な発売日については今後の公式発表を待つ必要があります。
価格についても正式発表前ですが、MOTAは約530万円からと予想しています。
参考として挙げられているのが、プラットフォームの基礎を共有するとみられるトライトンと、ライバルとして意識されるトヨタ・ランドクルーザー250です。
同記事では、おおよそ次のような価格帯が予想されています。
想定グレード 予想価格
ベーシック 530万円前後
中級 600万円前後
最上級 670万円前後
もちろん、これはメーカーの正式価格ではありません。
最終的な装備やパワートレイン、為替、原材料費などによって価格は変わるため、現時点では「500万円台から700万円近くになる可能性が報じられている」程度に受け止めるのが適切です。
予想されるパワートレインでは、トライトンに採用されている2.4Lクリーンディーゼルターボが有力候補として取り上げられています。
現行トライトンでは最高出力204馬力、最大トルク470N・mを発生しますが、新型パジェロの正式なエンジン仕様についてはまだ確定情報ではありません。
ボディサイズについても、全長4900mm前後、全幅1930mm前後、ホイールベース2850mm前後といった予想があります。
もしこのサイズに近ければランドクルーザー250級の堂々とした大型SUVになりますが、日本の住宅街や立体駐車場では扱いやすいとは言えません。
コスパを重視して車を選ぶ立場から見ると、新型パジェロは「誰にでもおすすめできるSUV」というより、サイズや燃料代まで理解したうえで本格SUVを求める人のためのフラッグシップになりそうです。
2027年に登場するのは「コンパクト・パジェロ」なのか?
では、なぜ「三菱パジェロは2027年に復活」という情報が出ているのでしょうか。
大きな理由は、三菱が新型パジェロを1台だけで終わらせず、シリーズ展開する構想を示しているためです。
2026年5月29日に開催された中長期ビジョンの説明では、今秋登場予定のフラッグシップ級パジェロと思われる車両に加え、さらに小さな2台のSUVが示されました。
過去の三菱には、
- パジェロ
- パジェロイオ
- パジェロジュニア
- パジェロミニ
というように、サイズの異なるパジェロシリーズが存在しました。
今回もそれに近い形で、フラッグシップだけではなくコンパクトクラスや、さらに小型のSUVまで「パジェロ」の世界観を広げる可能性があります。
その中でも有力視されているのが、アセアン市場で販売されている三菱エクスフォースをベースにしたコンパクトSUVです。
グーネットでは、このコンパクト版パジェロについて2027年後半のデビューが有力と報じています。
エクスフォースは2023年8月に世界初公開され、インドネシアなどで販売を拡大し、2025年3月にはタイでも発表されたコンパクトSUVです。
最新仕様には1.6Lエンジンとモーターを組み合わせるHEVが用意され、高速域でモーターをドライブシャフトから切り離す「モーターディスコネクト機構」を採用しています。
同記事では燃費について約24.4km/L、モーター最高出力85kWとされています。
ベースとなるエクスフォースは現在FFですが、AYC(アクティブヨーコントロール)など三菱独自の制御技術を備えています。
コンパクト版が本当に「パジェロ」を名乗るなら、個人的には4WDの有無が大きなポイントになると思います。
パジェロという名前には、歴代モデルから続く「悪路に強い」というイメージがあります。単にエクスフォースの外観をタフにしてパジェロ名を付けるだけでは、昔からのファンほど違和感を持つでしょう。
逆に、電動化と4WD技術を組み合わせながら、街中でも扱いやすいサイズと低燃費を実現できれば、フルサイズの新型パジェロとはまったく違う購買層を取り込めます。
価格が500万円を大きく超える大型SUVには手が届かなくても、300万円前後から検討できるコンパクトなパジェロなら欲しいという人は少なくないはずです。
なお、一部メディアではこの車を「パジェロイオ」と予想し、全長4390mm、全幅1810mm、全高1660mm、1.6Lハイブリッドなどの詳細な数値も掲載しています。
ただし、「パジェロイオ」という正式車名や日本仕様のサイズ、価格、4WD設定などは三菱自動車が正式発表した情報ではありません。
現段階では、コンパクトクラスのパジェロシリーズが計画されているとみられ、エクスフォースをベースに2027年後半に登場するとの報道がある、というところまでを確度の高い情報として考えるのが安全です。
三菱パジェロ新型情報から見える「1台では終わらない復活」の意味
今回のパジェロ復活で私が一番興味深いと感じるのは、5代目パジェロそのものより、三菱が「パジェロ」という名前を再びブランドとして育てようとしている点です。
1980~1990年代のパジェロは、単独の商品ではありませんでした。
パジェロミニやパジェロジュニア、パジェロイオまでラインナップが広がり、「大きな本格四駆は必要ないけれど、パジェロらしい雰囲気や安心感は欲しい」というユーザーにも選択肢がありました。
今回の中長期ビジョンでも、新型パジェロより小さな2台の車両が示されています。
さらに三菱は2026年度から2031年度までの6年間で、HEV5車種、PHEV5車種を含む全13車種の新型車を投入する計画を示しています。
これを見ると、パジェロ復活は昔の人気車を懐かしさだけで復刻する企画ではなく、三菱らしいSUVブランドを再構築するための中心的なプロジェクトと考えた方が自然でしょう。
本格派の大きなパジェロがブランドの象徴となり、その下にコンパクトSUVや小型SUVを展開する。
この形が実現すれば、価格やサイズを理由に大型パジェロを選べない人でも「パジェロシリーズ」に入ることができます。
私は、この方法の方が現在の日本市場には合っていると考えています。
約5m級の大型SUVは魅力的ですが、日常では狭い道路や駐車場の問題があります。燃料代やタイヤ代などの維持費も無視できません。
そこで全長4.4m前後のコンパクトクラスや、さらに小型のモデルまで用意できれば、「パジェロ=一部の本格四駆ファンだけの車」ではなくなります。
高級感を競うだけではなく、サイズと価格を選べるパジェロシリーズになれば、三菱にとって大きな武器になるのではないでしょうか。
一方で注意したいのは、現時点ではシリーズ全車の車名、価格、発売日、仕様まで正式決定しているわけではないことです。
特に2027年登場とされるコンパクトモデルについては報道・予想段階の情報が多いため、「2027年にパジェロイオがこの価格で発売される」と断定するのは早いでしょう。
新型パジェロはいつ買える?今後注目したいポイント
新型パジェロについて、次に最も注目したいのは2026年秋の世界初公開でどこまで正式スペックが判明するかです。
2026年8月時点では、車名、ラダーフレーム、専用キャビン・サスペンション、S-AWCなど重要な部分が徐々に明らかになっています。
これから確認したいのは、具体的には次の点です。
- 正式な日本発売日
- 車両価格とグレード構成
- エンジンとトランスミッション
- ボディサイズ
- 乗車定員
- 燃費性能
- 4WDシステムの詳細
- 安全・運転支援装備
- コンパクト版パジェロの正式車名と発売時期
特に購入を考える人にとって、価格だけを見て判断するのはまだ早いと思います。
仮に530万円前後からスタートしても、売れ筋グレードや必要なオプションを含めれば600万円を超える可能性があります。
逆に装備内容が充実し、ランドクルーザー250などの本格SUVと比較して割安感があれば、「高いけれど内容を考えるとお得」という評価になることもあり得ます。
私自身、車を選ぶ時は豪華装備の数よりも「実際に使う装備にいくら払うのか」を重視しています。
新型パジェロについても、大画面モニターや高級オーディオ以上に、日常での乗り心地、燃費、取り回し、4WD性能と価格のバランスを確認してから評価したいところです。
そして大型の5代目パジェロに加え、2027年後半と報じられているコンパクト版が本当に日本へ投入されれば、こちらはより多くのユーザーにとって現実的な購入候補になりそうです。
「パジェロが欲しいけれど、大型SUVはさすがに大きすぎる」という人は、フラッグシップだけで決めず、2027年以降のシリーズ展開まで見てから選ぶのも賢い方法だと考えます。
まとめ
三菱パジェロの復活について、「2027年に復活する」という情報だけを見ると少し誤解しやすい状況です。
5代目の新型パジェロは2026年秋に世界初公開されることが三菱自動車から正式発表済みで、日本では2019年以来7年ぶりの復活となります。
新型はトライトンのラダーフレームをベースにしながら、キャビンや前後サスペンションを専用開発。さらにS-AWCも採用し、本格的な悪路走破性と長距離でも快適な乗り心地の両立を目指しています。
価格については約530万円から、発売については2026年終盤から2027年3月までとする予想がありますが、これらはまだ正式発表ではありません。
一方、2027年後半にはエクスフォースをベースにした「コンパクト・パジェロ」が登場するとの報道もあり、三菱がパジェロを単独モデルではなくシリーズとして復活させる可能性が高まっています。
個人的には、大型のフラッグシップだけでなく、日常で扱いやすく燃費にも優れたコンパクトモデルまで揃えば、パジェロ復活の意味はかなり大きくなると感じます。
2026年秋の正式公開で価格、パワートレイン、発売日などがどこまで明らかになるのか。そして2027年に「弟分」のパジェロが本当に続くのか。今後の三菱パジェロ新型情報から目が離せません。
よくある質問
三菱パジェロは2027年に復活するのですか?
フラッグシップとなる新型パジェロは、2026年秋に世界初公開されることが正式発表されています。2027年については、エクスフォースをベースとするコンパクト版パジェロが2027年後半に登場するとの報道があります。
三菱パジェロ新型車の発売日はいつですか?
三菱自動車が正式発表しているのは2026年秋の世界初公開までです。一部報道では日本発売について2026年終盤から2027年3月までが有力視されていますが、正式な発売日は今後のメーカー発表を確認する必要があります。
新型パジェロの価格はいくらになりそうですか?
正式価格はまだ発表されていません。一部の予想では530万円前後から、上級グレードでは600万円台後半になる可能性が示されています。価格や装備は変更される可能性があるため、購入検討時は三菱自動車の最新公式情報を確認してください。
ソロ(そろ)/新車・カーライフ愛好家