三菱パジェロ新型2022とは?当時のモデル情報と噂を整理

歴代パジェロのシルエットと新世代の本格SUVが並び、2022年当時の復活予想と2026年の新型パジェロを振り返るイメージ

「三菱 パジェロ 新型 2022」と検索しても、2022年に新型パジェロが正式発売された事実は確認できません。実際に復活が公式に具体化したのは2026年で、2022年前後に広がった期待や噂と、その後に明らかになった新型情報を分けて理解することが大切です。

パジェロといえば、かつて三菱自動車を代表する本格クロスカントリーSUVでした。生産終了後も復活を期待する声が根強く、「新型パジェロ 2022」といった言葉で情報を探した人も少なくなかったはずです。

しかし、現在までに明らかになった流れを整理すると、2022年に新型パジェロが登場したわけではなく、当時はまだ復活を期待する段階だったと見るのが正確です。

では、2022年前後にはパジェロがどのような状況にあり、なぜ「新型」の噂が生まれたのでしょうか。そして2026年に正式に姿を現し始めた新型パジェロは、当時の予想とどこまでつながっているのでしょうか。

三菱パジェロ新型2022とは?実際には発売されていなかった

まず結論から整理すると、「三菱パジェロ新型2022」という名称の市販モデルが2022年に正式発売されたわけではありません。

パジェロは1982年に初代が登場し、長年にわたって三菱自動車の代表的なSUVとして展開されてきました。

ところが、国内向けモデルは2019年9月に生産を終了。さらに2021年7月には輸出向けモデルの生産も終了し、初代から続いた39年の歴史はいったん区切りを迎えています。

つまり2022年は、パジェロの現行新車が存在しない時期にあたります。

このため当時「新型パジェロ 2022」と検索した人が目にした情報の多くは、正式発表された新車情報というよりも、復活を期待する予想や将来モデルについての噂として捉える必要があります。

ここは中古車や旧型モデルの情報と混同しやすいポイントです。

「2022年モデル」という言葉を見ると、その年に新しいパジェロが発売されたように感じますが、少なくとも今回確認した三菱自動車の新型パジェロに関する公式情報では、2022年発売の新型車という位置付けは示されていません。

したがって、「三菱 パジェロ 新型 2022」で探している方は、2022年当時に噂されていた将来の復活モデルについて知りたいケースが多いと考えた方が自然でしょう。


なぜ2022年前後にパジェロ復活が期待されたのか?

パジェロ復活への期待が消えなかった最大の理由は、この車が単なるSUVの1車種ではなく、三菱自動車の象徴的な存在だったからです。

パジェロは1982年に誕生しました。三菱がそれ以前から手掛けていたジープで培った悪路走破性を受け継ぎながら、乗用車として使いやすいスタイルや快適性を組み合わせたモデルです。

特に1991年に登場した2代目は、当時のRVブームを追い風に大ヒットしました。一時は新車販売台数ランキングで1位を記録したとされるほど、日本のアウトドアブームを象徴する存在になっています。

オートキャンプ場やスキー場で、荷物を積んだパジェロを見かけた記憶がある方もいるでしょう。

その後、1999年に3代目、2006年に4代目へと進化。4世代を通して、世界170以上の国と地域で累計約325万台が販売されました。

さらに、パジェロを語るうえで外せないのがダカールラリーです。

世界でも特に過酷なモータースポーツとして知られるパリ・ダカールラリー、現在のダカールラリーに参戦し、総合優勝を重ねました。こうした経験が「悪路に強い三菱」というブランドイメージを支えてきたわけです。

そのような看板モデルがなくなれば、「いつか復活するのではないか」と期待が集まるのも不思議ではありません。

個人的にも、パジェロほど名前そのものに価値がある国産SUVは多くないと感じます。単に新しい大型SUVを出すのと、「パジェロ」という名前を復活させるのでは、ユーザーが受ける印象がまったく違います。

だからこそ、生産終了後も新型についての予想や噂が途切れなかったのでしょう。


「新型パジェロ2022」の噂はその後どうなった?

2022年時点では明確になっていなかったパジェロ復活ですが、その後、状況は大きく動いていきました。

今回の資料では、2024年頃から一部新聞などでパジェロ復活予定に関する報道が出ていたことが紹介されています。

そして2026年に入ると、噂の段階から一気に現実味が高まります。

主な流れを整理すると次の通りです。

  • 2019年9月:日本仕様パジェロの生産終了
  • 2021年7月:輸出向けモデルの生産終了
  • 2022年:新型パジェロの正式な市販発表は確認されず
  • 2024年頃:一部報道でパジェロ復活の情報が伝えられる
  • 2026年1月:東京オートサロン2026で新型クロスカントリーSUV投入計画を明言
  • 2026年3月:オートモビルカウンシル2026で年内発売予定が示される
  • 2026年5月29日:新中長期ビジョンで新型クロスカントリーSUVが「パジェロ」であることを初めて公言
  • 2026年8月4日:ラダーフレームとS-AWC採用など新情報を発表
  • 2026年秋:世界初公開予定

2026年1月の「東京オートサロン2026」では、当時の三菱自動車社長である加藤隆雄氏が、新型クロスカントリーSUVの投入計画を明らかにしました。

さらに同年3月の「オートモビルカウンシル2026」では、岸浦恵介新社長が新型クロスカントリーSUVを年内に発売する方針を示しています。

決定的だったのが5月29日です。

三菱自動車は新しい中長期ビジョンのなかで、開発中のクロスカントリーSUVが「パジェロ」であることを初めて公言し、今年度中に投入する計画を示しました。

ここでようやく、「パジェロが本当に復活するのか」という長年の疑問が、公式情報によって大きく前進したことになります。

2022年当時に新型を期待して検索していた人からすれば、約4年後になってその期待が現実になり始めた、と見ることもできそうです。


2026年の新型パジェロはどんなモデルになる?

2022年当時の噂と現在を比較すると興味深いのは、実際に登場する新型パジェロがかなり本格的なクロスカントリーSUVとして開発されていることです。

2026年8月4日、三菱自動車は新型パジェロについて、新たな情報を公開しました。

大きなポイントは、強靭なラダーフレーム構造と「S-AWC(Super-All Wheel Control)」を組み合わせることです。

ラダーフレームとは、頑丈な骨格となるフレームの上にボディを組み合わせる構造です。

現在の乗用SUVではボディと骨格を一体化したモノコック構造が一般的ですが、ラダーフレームは大きな凹凸や強い衝撃を受ける悪路で高い耐久性を発揮しやすいという特徴があります。

今回の新型パジェロは、国内でも販売されているピックアップトラック「トライトン」のラダーフレームをベースに改良を加え、キャビンや足まわりを専用開発したとされています。

ここは、新型を待っていたユーザーにとってかなり重要なポイントでしょう。

単に昔の名前を復活させた都会派SUVではなく、パジェロらしい悪路走破性を正面から継承しようとしていることが分かるからです。

一方で、三菱が目指しているのはオフロード性能だけではありません。

荒れた舗装路やうねりのある道路でも不快な揺れや振動を抑え、長距離移動で疲れにくい上質な乗り心地も追求していると説明しています。

この「走破性と快適性の両立」は、三菱自身がパジェロの本質として掲げている考え方です。


S-AWC採用で新型パジェロは何が変わる?

新型パジェロで特に注目したいのが、三菱独自の車両運動統合制御システムS-AWCです。

S-AWCは「Super-All Wheel Control」の略で、走行状態に応じて車両の動きを統合的に制御し、操縦性や走破性、安定性を高めるための技術です。

三菱はこれまで、スポーツセダンのランサーエボリューションやSUVのアウトランダーなどで四輪制御技術を磨いてきました。

新型パジェロでは、このS-AWCをラダーフレームの本格SUVに組み合わせます。

ここが個人的に新型パジェロ最大の面白さだと思います。

昔のクロスカントリー車では「頑丈で悪路に強い」という物理的な性能が中心でした。しかし新型では、頑丈な車体に電子制御を組み合わせることで、雪道や雨天、高速道路なども含めた幅広い環境で安定した走りを目指しています。

つまり、昔ながらのパジェロをそのまま復刻するのではありません。

ラダーフレームという伝統的な強さに、現代の電子制御を組み合わせたパジェロになるわけです。

三菱のティザーサイトでも、「どんな環境でも目的地へ導く」という考え方が示されています。

砂漠だけを速く走れる車ではなく、雨の日も雪道も高速道路も含めて、乗る人が安心して目的地へ着ける車にする。この考え方は、現在のSUVユーザーにもかなり現実的だと感じます。


3連マルチメーターも現代風に復活

新型パジェロでは、走行性能だけでなく歴代モデルの特徴的な装備も受け継がれます。

そのひとつが3連マルチメーターです。

歴代パジェロでは、ラリー由来の補助メーターとして3連メーターが象徴的な存在になっていました。

2026年の新型では、単純に昔と同じアナログメーターを付けるのではなく、伝統を受け継ぎながら次世代のデジタル表現でパジェロらしさを演出する方針が示されています。

これは意外に大切な部分だと思います。

車名だけパジェロにしても、昔から知るファンが「これはパジェロだ」と感じられなければ復活の意味が薄れてしまいます。

一方で、昔の装備をそのまま復刻すれば若いユーザーには古く見える可能性があります。

そこで、3連マルチメーターという分かりやすいDNAを残しながら、中身は現代的に進化させる。このバランスは、新型車としてかなり理にかなっています。


2022年当時の期待と2026年新型パジェロの違いをどう見る?

「三菱 パジェロ 新型 2022」という検索キーワードを今振り返ると、興味深いことが見えてきます。

2022年の段階では正式な新型車が存在していなかったため、検索していた人の多くは「パジェロは復活するのか」「次期型はどんな車になるのか」という期待を込めて情報を探していたはずです。

その答えが、ようやく2026年に具体化してきました。

しかも現在公開されている内容を見る限り、新型パジェロは単なる名前の復活ではありません。

ラダーフレーム、S-AWC、悪路走破性、長距離での快適性、3連マルチメーターと、歴代パジェロの特徴を意識した要素がいくつも確認されています。

さらに、三菱は新型パジェロを「三菱自動車らしさ」を体現し、「尖った商品・ブランドの強化」を担うフラッグシップモデルとして位置付けています。

これは新型パジェロが単なる販売台数狙いのSUVではなく、三菱ブランドそのものを象徴する役割を持つことを意味すると考えられます。

1982年の初代誕生から2026年で44年。

一度生産が途切れたあとに復活するモデルだからこそ、「以前と同じパジェロを作る」のではなく、三菱が現在持っている技術を集めて新しい時代の旗艦車にする必要があります。


私見:2022年に期待された「パジェロらしさ」は残りそう

筆者としては、2022年前後に新型パジェロを待っていた人が最も心配していたのは、「復活しても普通のSUVになってしまうのではないか」という点だったのではないかと考えています。

現在はSUVが非常に人気で、多くのメーカーが街乗り重視のSUVを販売しています。

そのなかでパジェロまで舗装道路中心のモデルになってしまえば、名前を復活させる意味は薄くなります。

しかし、2026年8月までに公開された情報を見る限り、その心配はかなり小さくなった印象です。

トライトン系のラダーフレームをベースとし、悪路での走破性を重視。さらにS-AWCを搭載して全天候型の安定性を狙っています。

この組み合わせは、「昔のパジェロらしさ」と「今の三菱らしさ」を両方入れようとしているように見えます。

その一方で、私が実際の購入候補として見るなら、気になるのは価格と車体サイズです。

本格的なラダーフレーム、専用開発された足まわり、S-AWC、フラッグシップとしての上質さまで盛り込めば、どうしても価格が上がる可能性があります。

高級感よりコストパフォーマンスを重視する立場からすれば、「パジェロだから欲しい」だけでなく、トライトンやアウトランダーなど他の三菱車と比較して、価格差に見合った価値があるかを確認したいところです。

また、本格クロスカントリーSUVはボディが大きくなりやすいため、日常の買い物や狭い駐車場で扱いやすいかも重要になります。

悪路を走る予定がほとんどない人なら、よりコンパクトなSUVの方が維持費を含めて合理的な場合もあるでしょう。

逆に、雪道やアウトドア、長距離移動まで1台で対応したい人にとっては、「頑丈さと快適性を両立する」という新型パジェロの考え方は非常に魅力的です。

私は、新型パジェロの価値は最大出力や豪華装備だけではなく、条件の悪い道でも家族や荷物を載せて安心して移動できることにあると思います。

これは三菱のティザーサイトに掲載された、ダカールラリーで活躍した増岡浩氏の考え方にもつながっています。

新型パジェロが本当に支持されるかどうかは、スペック表の数字以上に、「普通の道でも疲れにくく、いざという場面では頼れる」という使いやすさをどこまで実現できるかにかかっているでしょう。


三菱パジェロ新型2022の情報を整理すると

「三菱パジェロ新型2022」という言葉から、2022年に新型モデルが発売されたと考えるのは正確ではありません。

日本仕様のパジェロは2019年9月、輸出向けモデルも2021年7月に生産を終了しており、2022年は次期型の正式な市販モデルが存在しない空白期間でした。

その後、2024年頃から復活に関する報道が増え、2026年には三菱自動車が新型クロスカントリーSUVの投入を明言。5月29日には、そのモデルが正式に「パジェロ」であることが公表されました。

そして2026年8月4日には、ラダーフレームとS-AWCの採用も明らかになっています。

新型パジェロは2026年秋に世界初公開される予定です。

つまり、2022年当時に存在した「新型パジェロへの期待」は、4年ほど後になってようやく具体的な車として形になり始めたと整理できます。

まだ価格や詳細なグレード、パワートレインなど、今回の資料では確認できない情報も残っています。

だからこそ現段階では、未発表部分を予想で断定するのではなく、ラダーフレーム、S-AWC、3連マルチメーター、2026年秋の世界初公開予定という確認済み情報を軸に見ることが、新型パジェロを正しく理解する近道です。


よくある質問

三菱パジェロの新型は2022年に発売された?

いいえ。今回確認できる情報では、2022年に新型パジェロが正式発売された事実はありません。日本向けパジェロは2019年9月、輸出向けは2021年7月に生産を終了しており、正式な復活が具体化したのは2026年です。

新型パジェロはいつ登場する?

三菱自動車は、新型パジェロを2026年秋に世界初公開する予定としています。また、2026年5月29日に公表された新中長期ビジョンでは今年度中の投入方針も示されています。

新型パジェロにはどんな装備が採用される?

2026年8月までに、堅牢なラダーフレーム構造、車両運動統合制御システム「S-AWC」、歴代パジェロを象徴する3連マルチメーターを現代的に進化させた装備などが明らかになっています。価格や詳細な仕様については、今後の正式発表を確認する必要があります。