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ホンダSuper Oneの航続距離・充電時間・EV性能を徹底解説

街中を軽快に走るホンダSuper Oneと自宅充電器を組み合わせたEVライフ

ホンダSuper Oneの航続距離はWLTCモードで274km、充電時間は6kW普通充電で約4.5時間、50kW急速充電なら80%まで約30分です。

29.6kWhのバッテリーと最高出力70kWのBOOSTモードを備え、街乗りの実用性だけでなく、運転する楽しさも重視したコンパクトEVに仕上がっています。

ホンダSuper Oneの航続距離は274km

ホンダSuper Oneの一充電走行距離は、国土交通省審査値で274km(WLTCモード)です。

WLTCモードとは、市街地、郊外、高速道路を平均的な使用割合で組み合わせた国際的な試験方法です。単純な街中だけではなく、さまざまな道路を走ることを想定した数値と考えると分かりやすいでしょう。

主なEV性能は次のとおりです。

項目 ホンダSuper Oneのスペック
一充電走行距離 274km(WLTCモード)
バッテリー総電力量 29.6kWh
モーター最高出力 通常47kW/BOOST時70kW
最大トルク 162N・m
車両重量 1,090kg
普通充電 6kWで約4.5時間
急速充電 50kWで80%まで約30分
外部給電出力 最大1,500W

Super Oneは2026年5月22日に発売された小型EVで、2025年に登場した軽EVのN-ONE e:をベースにしています。

ただし、全長3,580mm、全幅1,575mm、全高1,615mmまでボディーを拡大しているため、軽自動車ではなく小型自動車に分類されます。

私は、この274kmという航続距離は「長距離旅行を充電なしで走り切るための数字」ではなく、日常生活で充電の不安を感じにくくするための余裕だと考えています。

買い物や通勤だけなら毎日充電する必要はなく、週末には少し遠くまで足を延ばせる。そうした現実的な使い方に合った設定です。


ホンダSuper Oneの実際の走行距離はどのくらい?

カタログ上の航続距離は274kmですが、いつでも必ず274km走れるわけではありません。

ホンダも、気象条件、渋滞、急発進、エアコンの使用などにより、一充電走行距離が大きく変化すると案内しています。

特に影響しやすいのは次の条件です。

  • 冬に暖房を長時間使用する
  • 夏に強い冷房を使い続ける
  • 高速道路を高い速度で巡航する
  • 急加速や急減速を繰り返す
  • 気温が非常に低い環境で使用する
  • タイヤの空気圧が不足している

元ネタでは、冷暖房を強く使う条件では、カタログ値から1〜2割ほど走行距離が低下する場合があるとされています。

274kmから1割低下すると約247km、2割低下すると約219kmです。

そのため、普段の計画では「274kmをすべて使える」と考えるより、実用上は200〜240km程度を安心して使える範囲として見るほうが無理はありません。

もちろん、実際の走行距離は季節、速度、道路状況、運転方法によって変わります。200〜240kmという数字も保証値ではなく、余裕を持った使い方を考えるための目安です。

市街地では航続距離を伸ばしやすい

EVは、ガソリン車とは異なり、市街地でも比較的効率よく走れる場合があります。

減速するときにモーターを発電機として使い、運動エネルギーを電気に戻す「回生ブレーキ」が働くからです。

Super Oneには、CITYモードで利用できるシングルペダルコントロールも採用されています。アクセルを踏めば加速し、緩めれば減速から停止まで行えるため、発進と停止の多い街中で扱いやすいのが特徴です。

一方、高速道路では一定速度で走り続けるため、回生ブレーキで電力を回収する機会が減ります。さらに、速度が上がるほど空気抵抗も増えるため、航続距離が短くなりやすくなります。

ガソリン車では高速道路のほうが燃費を伸ばしやすい傾向がありますが、EVでは必ずしも同じではありません。この違いは、初めてEVを選ぶ人が知っておきたいポイントです。

バッテリーの温度管理も強み

Super Oneの29.6kWhバッテリーには、温度管理機構が備わっています。

低温時にはヒーターで温め、高温時にはラジエーターで冷却することで、季節による性能低下を抑える仕組みです。

バッテリーは冷えすぎても熱くなりすぎても、本来の性能を発揮しにくくなります。薄型バッテリーを床下に配置しながら、温度を細かく管理している点は、単に容量を大きくしただけではないSuper Oneの強みです。


ホンダSuper Oneの航続距離は日常生活で足りる?

結論からいえば、通勤、買い物、送迎といった日常利用が中心なら、274kmは十分に余裕のある航続距離です。

2025年度乗用車市場動向調査として紹介されている自家用車の月間平均走行距離は345kmです。

単純計算では、1日当たり約11.5kmになります。

毎日12km走ると仮定した場合、274kmを走るには約23日かかります。ただし、残量を完全に使い切る運用は現実的ではないため、実際には数日から1週間程度に1回、生活に合わせて継ぎ足し充電する使い方が安心です。

例えば、次のような使い方を考えてみます。

  • 平日の通勤で1日20km
  • 5日間で合計100km
  • 週末の買い物や外出で40km
  • 1週間の合計走行距離は140km

この場合、カタログ値の半分程度しか使いません。冷暖房の使用で航続距離が落ちたとしても、週末に自宅で充電すれば余裕があります。

週に300km以上走る人や、高速道路を頻繁に利用する人は充電回数が増えますが、一般的な通勤や買い物を中心とする人なら、電欠を過度に心配する必要はないでしょう。

日帰りドライブにも対応できる

往復200km程度の日帰りドライブであれば、出発時に十分充電しておくことで、途中充電なしで帰宅できる可能性があります。

ただし、冬の高速道路、強い向かい風、渋滞、暖房使用などが重なると、残量の減りは早くなります。

遠出をするときは、到着時に残量をほぼゼロにする計画ではなく、目的地または帰路に急速充電器を1か所確保しておくのが安心です。

ホンダは、Google搭載の9インチHonda CONNECTディスプレーや、スマートフォン向けの「EVカーナビ by NAVITIME」を通じて、充電スポットを考慮したルート計画に対応しています。

充電器の場所だけでなく、空き状況や営業時間も確認できるため、274kmという航続距離を上手に使うには、車両性能と充電検索機能をセットで考えることが大切です。


ホンダSuper Oneの充電時間はどのくらい?

ホンダSuper Oneは、普通充電とCHAdeMO規格の急速充電に対応しています。

6kW普通充電なら約4.5時間、50kW急速充電なら残量警告灯点灯時から80%まで約30分が目安です。

ただし、充電時間は気温、バッテリー残量、充電器の性能、車両の状態によって変わります。

6kW普通充電なら約4.5時間

自宅などに6kWの普通充電設備を設置した場合、残量警告灯が点灯した状態から満充電までの目安は約4.5時間です。

帰宅後に充電プラグを接続すれば、夕食や睡眠の時間を利用して充電できます。一晩中つないでおく必要がないため、翌朝には十分な残量を確保しやすいでしょう。

Super Oneの普通充電の最大受入電力は6kWです。

ホンダ純正の「Honda EV Charger」は6kWに対応し、2026年時点で本体価格は22万2,200円と案内されています。ただし、設置工事費は別に必要で、配線距離や分電盤、契約電力によって総額が変わります。

また、コンセント型の設備を利用する場合、充電ケーブルは別途必要です。

ホンダの充電ケーブルは、7mが6万6,000円、15mが7万9,200円と案内されています。価格や設定は変更される可能性があるため、購入時には販売店で最新情報を確認してください。

3.2kW普通充電なら約8.5時間

ホンダ公式情報では、3.2kWのコンセント型設備を利用した場合、充電時間の目安は約8.5時間です。

6kW設備の約4.5時間と比べると、ほぼ2倍かかります。

夜に帰宅して朝まで充電できるなら3.2kWでも対応できますが、毎日の走行距離が多い人や、帰宅後に短時間で充電を終えたい人は6kW設備のほうが便利です。

ただし、走行距離が1日20〜30km程度であれば、毎晩バッテリーを空から満充電にするわけではありません。

使った電力だけを戻す継ぎ足し充電が中心になるため、3.2kW設備でも実用上困らない家庭はあります。

ここは「充電時間が短いほど正解」と考えるのではなく、使用頻度と工事費のバランスで選ぶべきでしょう。

50kW急速充電なら80%まで約30分

Super Oneは、最大50kWのCHAdeMO急速充電に対応しています。

残量警告灯が点灯した状態から80%までの充電時間は、約30分です。

サービスエリア、道の駅、商業施設などで休憩や買い物をしている間に、次の目的地まで走れる電力を補給できます。

ただし、急速充電は常に一定の出力が続くわけではありません。バッテリー残量が増えるにつれて充電速度が落ちる場合があり、夏季や冬季には30分より長くかかることもあります。

そのため、遠出では「30分で必ず80%になる」と決めつけず、休憩時間に余裕を持たせる必要があります。


ホンダSuper OneとN-ONE e:の航続距離を比較

Super OneとN-ONE e:は、どちらも29.6kWhのバッテリーを搭載しています。

しかし、航続距離はN-ONE e:が295km、Super Oneが274kmで、N-ONE e:のほうが21km長くなっています。

項目 Super One N-ONE e:
航続距離 274km 295km
バッテリー容量 29.6kWh 29.6kWh
車両重量 1,090kg 1,030kg
全長 3,580mm 3,395mm
全幅 1,575mm 1,475mm
タイヤ 15インチ 14インチ
最高出力 BOOST時70kW 47kW

同じバッテリーを積んでいるのにSuper Oneの航続距離が短い理由として、車両重量、ボディーサイズ、タイヤ、高出力化などが考えられます。

Super OneはN-ONE e:より60kg重く、全長は185mm、全幅は100mm、全高は70mm大きくなっています。

さらに、15インチタイヤやワイドトレッドを採用し、スポーティーな走行性能を高めています。効率を最優先したEVではなく、楽しさに性能を振り分けた結果、航続距離が21km短くなったと見るのが自然です。

筆者としては、この21kmの差だけで優劣を決めるべきではないと考えます。

航続距離と取り回しを最優先するならN-ONE e:、高速域の力強さや安定感、操る楽しさを求めるならSuper Oneという選び分けが分かりやすいでしょう。


ホンダSuper OneのEV性能は走り重視

Super Oneの大きな特徴は、単にガソリンを使わないことではなく、EVで運転する楽しさを再現しようとしている点です。

通常時のモーター最高出力は47kWですが、BOOSTモードを使うと70kWまで高まります。馬力換算では約95PSに相当する水準です。

最大トルクは162N・mで、モーターならではの力を発進直後から使えます。

BOOSTモードで出力が70kWに向上

ステアリングの専用スイッチでBOOSTモードを選ぶと、モーター最高出力が47kWから70kWに上がります。

さらに、メーターやインパネの照明が青から紫に変化し、車内スピーカーから仮想エンジンサウンドが流れます。

Super Oneには仮想7段のシフト制御も用意され、パドル操作によってギアを切り替えるような感覚を楽しめます。

EVは本来、変速ショックがなく静かに加速する乗り物です。そこへ、あえて音や段階的な加速感を加えたのがSuper Oneの個性です。

航続距離だけを見るとN-ONE e:に及びませんが、電気をできるだけ節約するのではなく、必要な場面では運転の楽しさに使えることがSuper Oneの価値だと思います。

4種類のドライブモードを用意

Super Oneには、用途に合わせて選べる複数のドライブモードがあります。

  • ECON:電費を重視して航続距離を伸ばしやすい
  • CITY:市街地でシングルペダルコントロールを利用できる
  • NORMAL:普段使い向けの滑らかな走行特性
  • SPORT:力強い加減速とサウンドを楽しめる

航続距離を優先する日はECON、混雑した街中ではCITY、休日のドライブではSPORTやBOOSTというように、1台の性格を切り替えられます。

ただし、SPORTモードやBOOSTモードで強い加速を繰り返せば、その分だけ電力消費は増えます。

274kmという航続距離を最大限に生かしたい場面と、走りを楽しみたい場面を分けることが、Super Oneと上手に付き合うコツです。

床下バッテリーで低重心化

薄型バッテリーは車体中央の床下に配置されています。

重いバッテリーを低い位置に置くことで重心が下がり、カーブや車線変更での安定性を高めています。

Super Oneは全幅をN-ONE e:より100mm広げ、左右のタイヤ間隔も40mm拡大しています。

ボディーをワイド化したのは見た目の迫力だけが目的ではなく、コーナリング時の安定感やハンドリング性能にも関係しています。


充電料金と外部給電はどう考える?

Super Oneのバッテリー総電力量は29.6kWhです。

元ネタでは、東京電力の料金単価を用いた試算として、29.6kWhを充電した場合、深夜時間帯で約825円、日中時間帯で約1,058円と紹介されています。

ただし、実際には充電時の損失があり、電力会社のプランや燃料費調整額、再生可能エネルギー発電促進賦課金などによって料金が変わります。

毎回ゼロから満充電にするわけでもないため、実際の1回当たりの支払額は使った電力量次第です。

Super Oneは最大1,500Wの外部給電にも対応しています。

別売りの「Honda Power Supply Connector」を使用すれば、PC、タブレット、小型家電などへ電気を供給できます。アウトドアだけでなく、停電時の非常用電源として使える点もEVならではの価値です。

さらにV2Hにも対応しており、専用機器と工事を行えば、車から住宅へ電気を送ることもできます。

航続距離や充電時間だけで判断すると見落としがちですが、29.6kWhの電池を移動用と家庭用の両方に使えることは、ガソリン車にはないSuper Oneの実用性です。


ホンダSuper Oneはどんな人に向いている?

Super Oneは、次のような人に向いていると考えます。

  • 1日の走行距離が数十km以内
  • 自宅に普通充電設備を設置できる
  • 街乗りに加えて週末のドライブも楽しみたい
  • 軽EVより安定感のある車幅を求める
  • 静かなだけではなく運転の演出も楽しみたい
  • 航続距離より走行性能とのバランスを重視する
  • 停電時の外部給電やV2Hにも関心がある

反対に、毎日のように300km前後を走る人や、高速道路での長距離移動を頻繁に行う人には、より大容量のバッテリーを積んだEVやハイブリッド車のほうが扱いやすい可能性があります。

また、集合住宅などで自宅充電ができず、毎回外出先の充電器に頼る場合は、購入前に生活圏内の充電場所、料金、混雑状況を確認する必要があります。

EV選びで重要なのは、カタログ上の最大航続距離を競うことではありません。

自宅に帰ったときに充電できるのか、1週間に何km走るのか、年に何回遠出するのかを整理することが、失敗しない選び方につながります。


ホンダSuper Oneの航続距離と充電性能を考察

個人的には、Super Oneの274kmという航続距離は、スポーツ志向のコンパクトEVとして現実的な落としどころだと感じます。

N-ONE e:と同じ29.6kWhバッテリーを使いながら、車体を広げ、タイヤを大きくし、BOOSTモードでは70kWまで出力を高めています。

効率だけを突き詰めれば、N-ONE e:のように295kmまで伸ばす方向もあったはずです。しかしホンダは、21km分の航続距離よりも、安定感や加速感、操る楽しさを選びました。

これは、Super Oneが単なるN-ONE e:の上級版ではなく、目的の異なるモデルであることを示しています。

一方で、274kmという数値を見て、充電なしで長距離を自由に走れる車だと期待しすぎるのは危険です。

高速道路中心の移動や真冬の暖房使用では、走行可能距離が短くなる可能性があります。遠出では200kmを超える前に休憩と充電を組み込むくらいの計画が安心でしょう。

新しい視点として注目したいのは、Super Oneでは充電時間そのものより、自宅で充電できる環境の有無が満足度を左右することです。

6kW普通充電なら約4.5時間ですが、毎回4.5時間待つ必要はありません。帰宅してプラグを差し、使った分だけ夜間に戻す運用なら、充電を待つ感覚はほとんどなくなります。

反対に、自宅充電がなく、30分の急速充電を繰り返す使い方では、274kmの航続距離があっても手間を感じやすくなります。

つまり、Super Oneをお得かつ快適に使えるかどうかは、車両価格や航続距離だけでは決まりません。

駐車場の電源工事、電気料金プラン、年間走行距離、遠出の頻度まで含めて考えることが、賢いEV選びにつながります。


まとめ

ホンダSuper Oneの航続距離はWLTCモードで274km、バッテリー総電力量は29.6kWhです。

充電時間は、6kW普通充電で満充電まで約4.5時間、3.2kW普通充電で約8.5時間、50kW急速充電で80%まで約30分が目安となります。

通常時の最高出力は47kWですが、BOOSTモードでは70kWまで高まり、仮想7段シフトやサウンド演出によってEVらしからぬ運転体験を楽しめます。

航続距離だけならN-ONE e:の295kmが上ですが、Super Oneはワイドな車体、15インチタイヤ、低重心設計、高出力モーターによって走行性能を高めています。

街乗りや通勤を中心に、週末のドライブも楽しみたい人にとって、274kmは実用性と走る楽しさを両立した十分現実的な数字です。

ただし、実際の走行距離は冷暖房、外気温、高速走行、運転方法によって変動します。購入前には、自宅充電設備の設置可否と普段の走行距離を確認しておきましょう。


よくある質問

ホンダSuper Oneは1回の充電で何km走れますか?

国土交通省審査値による一充電走行距離は、WLTCモードで274kmです。

ただし、冬の暖房、高速道路、急加速などの条件によって、実際の走行距離は短くなる場合があります。

ホンダSuper Oneの充電時間は何時間ですか?

6kW普通充電では、残量警告灯が点灯した状態から満充電まで約4.5時間です。

3.2kW普通充電では約8.5時間、50kW急速充電では80%まで約30分が目安です。

Super OneとN-ONE e:はどちらが長く走れますか?

航続距離はSuper Oneが274km、N-ONE e:が295kmで、N-ONE e:のほうが21km長く走れます。

一方、Super Oneは車体が広く、BOOSTモード使用時の最高出力は70kWとなるため、走行性能や安定感を重視する人に向いています。

ホンダSuper Oneのスペック・サイズ・駆動方式まとめ

ホンダSuper Oneは、全長3,580mmの小型ボディーに最高出力70kWのモーターを搭載した、前輪駆動の4人乗りコンパクトEVです。

2026年5月22日に発売され、29.6kWhのバッテリーと274kmの一充電走行距離を確保。この記事では、ホンダSuper Oneのスペック、サイズ、駆動方式、Honda SENSINGの内容を、公式情報を中心に分かりやすく整理します。

ホンダSuper Oneの主要スペックは?

ホンダSuper Oneは、N-ONE e:やN-VAN e:と同系統の電動技術を使いながら、軽自動車規格を超える車幅と出力を与えられた小型EVです。

一般的なグレード展開ではなく、基本的に単一仕様で分かりやすく構成されています。主要スペックをまとめると、次の通りです。

項目 ホンダSuper Oneのスペック
発売日 2026年5月22日
車両本体価格 3,390,200円
ボディータイプ 5ドア・コンパクトハッチバック
乗車定員 4名
型式 ZAA-JG6
全長 3,580mm
全幅 1,575mm
全高 1,615mm
ホイールベース 2,520mm
車両重量 1,090kg
バッテリー総電力量 29.6kWh
一充電走行距離 274km(WLTCモード)
通常時の最高出力 47kW
BOOSTモード時の最高出力 70kW
最大トルク 162Nm
駆動方式 FF・前輪駆動
タイヤサイズ 185/55R15
最小回転半径 5.2m
急速充電規格 CHAdeMO
急速充電の最大受入電力 50kW
普通充電の最大受入電力 6kW
V2H・V2L 対応

価格や補助金額、装備内容は変更される可能性があります。購入を検討する際は、Honda公式サイトや販売店で最新情報を確認してください。

数字だけを見ると、Super Oneは「航続距離を最優先したEV」ではありません。

その代わり、1,090kgという比較的軽い車体と、BOOSTモード時70kWの出力を組み合わせ、軽快に走れることを重視したEVです。

大型バッテリーを積んで長距離性能を競うのではなく、日常で扱いやすいサイズと走る楽しさのバランスを狙った点が、このクルマの性格をよく表しています。


ホンダSuper Oneのサイズはどのくらい?

ホンダSuper Oneのボディーサイズは、全長3,580mm、全幅1,575mm、全高1,615mmです。

軽自動車のN-ONE e:より大きいものの、一般的なコンパクトカーと比べれば短く、街中や住宅街でも扱いやすい大きさに収まっています。

具体的な寸法は次の通りです。

  • 全長:3,580mm
  • 全幅:1,575mm
  • 全高:1,615mm
  • ホイールベース:2,520mm
  • 前後トレッド:1,345mm
  • 室内長:2,010mm
  • 室内幅:1,300mm
  • 室内高:1,170mm
  • 最小回転半径:5.2m

全長は4mを大きく下回るため、狭い駐車場でも前後方向の余裕を作りやすいでしょう。

一方、最小回転半径は5.2mです。極端に小回りが利く数値ではないため、軽自動車から乗り換える場合は、試乗時に車庫入れやUターンの感覚を確かめておきたいところです。

N-ONE e:よりどれくらい大きい?

Super Oneは、2025年に発売された軽EVのN-ONE e:をベースにしながら、ボディーを拡幅して小型乗用車として仕立てられています。

両車のサイズ差は次の通りです。

項目 N-ONE e: Super One 差
全長 3,395mm 3,580mm +185mm
全幅 1,475mm 1,575mm +100mm
全高 1,545mm 1,615mm +70mm
車両重量 1,030kg 1,090kg +60kg
乗車定員 4名 4名 同じ

特に大きな違いは、全幅が100mm広げられたことです。

タイヤ周辺を外側へ張り出させたブリスターフェンダーと、左右のタイヤ間隔を広げたワイドトレッドによって、見た目の迫力だけでなく、コーナリング時の安定感も高めています。

タイヤサイズもN-ONE e:の14インチに対し、Super Oneは185/55R15を採用。単純に車体を大きくしたのではなく、走行性能を引き上げるための拡幅と考えると分かりやすいでしょう。

個人的には、この全幅1,575mmという数字はSuper Oneの魅力の一つだと感じます。

軽自動車よりしっかりした踏ん張り感を狙いながら、一般的な3ナンバー車ほど横幅を気にせず使えるためです。狭い道の多い日本では、速さ以上に「気軽に持ち出せるサイズ」が満足度を左右します。


ホンダSuper Oneの駆動方式はFF

ホンダSuper Oneの駆動方式は、前輪をモーターで動かすFF・前輪駆動です。

後輪駆動や四輪駆動の設定は確認されておらず、前輪駆動の単一仕様となっています。

前輪駆動は、モーターや駆動系を車体前方へ効率よくまとめやすく、室内空間を確保しやすい方式です。雨天時や日常走行でも扱いやすく、通勤、買い物、週末のドライブまで幅広い用途に向いています。

足回りは、前輪がマクファーソン式、後輪が車軸式です。

ブレーキは前輪にディスク式、後輪にリーディングトレーリング式のドラムブレーキを採用しています。後輪がドラム式なのは豪華さを感じにくい部分ですが、車両重量や後輪の制動負担、価格とのバランスを考えた現実的な構成です。

Super Oneは高価なスポーツカーを目指したモデルではありません。

日常で使いやすい前輪駆動のコンパクトEVを基本に、モーター出力、ワイドトレッド、低重心設計、専用制御によって運転の楽しさを加えています。

この「基本構造は堅実で、楽しさを生む部分にコストを使う」という考え方は、高級感よりもお得感を重視する人にとって納得しやすい設計ではないでしょうか。


バッテリー容量と航続距離は?

ホンダSuper Oneのバッテリー総電力量は29.6kWhで、一充電走行距離は274kmです。

航続距離は国土交通省審査値のWLTCモードで、市街地、郊外、高速道路を平均的な使用割合で組み合わせて測定されています。

ただし、274kmをどのような状況でも走れるわけではありません。

実際の航続距離は、外気温、渋滞、速度、坂道、乗車人数、急加速の頻度、エアコンや暖房の使用状況などによって変化します。特に冬季の暖房使用時や高速道路では、表示値より短くなる可能性を考えておく必要があります。

Super Oneのバッテリーは床下に搭載され、低重心化にも役立てられています。

さらに、低温時はヒーターで温め、高温時はラジエーターで冷却する温度管理機能を採用。バッテリーが冷えすぎたり熱くなりすぎたりすることによる、走行性能や充電性能の低下を抑えます。

容量29.6kWhは、現在のEVとしては大容量ではありません。

しかし、容量をむやみに増やせば車両重量と価格も上がります。Super Oneではバッテリーを必要十分な容量に抑え、1,090kgの軽量ボディーを実現することで、走りと効率を両立させています。

日常の走行距離が1日30kmなら、単純計算では数日間充電せずに使える距離です。自宅充電を利用できる環境であれば、通勤や買い物を中心とする使い方には十分現実的でしょう。

長距離旅行を頻繁にする人よりも、普段は近距離中心で、ときどき週末ドライブを楽しみたい人に合うスペックです。


最高出力70kWのBOOSTモードとは?

ホンダSuper Oneの通常時のモーター最高出力は47kWですが、BOOSTモードを選ぶと70kWまで高まります。

47kWから70kWへの増加は約1.5倍です。アクセル操作に対して力強く反応し、高速域まで伸びのある加速を味わえるように設定されています。

Hondaによると、Super OneはN-VAN e:やN-ONE e:と同じe-Axleとバッテリーパックを活用しています。

N-VAN e:やN-ONE e:では軽自動車規格に合わせて出力を47kWに制限していますが、Super Oneではモーターが本来持つ性能を引き出し、BOOSTモード時の最高出力を70kWに設定しました。

大型モーターや大型バッテリーへ置き換えるのではなく、既存の電動ユニットを有効に使いながら出力を高めていることがポイントです。

仮想7段シフトで変速感を再現

一般的なEVには、エンジン車のような多段変速機がありません。

Super Oneは、モータートルクを細かく変化させることで、7段変速のような加速感を再現する「仮想有段シフト制御」を搭載しています。

SPORTモードやBOOSTモードでは、ステアリングにあるパドルを使って仮想的なシフト操作も可能です。

シフトアップ時にはトルクの変化によって変速の感触を作り、シフトダウン時には回転数を合わせるブリッピングのような演出も行います。

さらに、仮想エンジンの回転数に連動した音をスピーカーから流すアクティブサウンドコントロールを採用しています。

参考にされたのは、1983年発売のCITY TURBO IIや、1995年発売のDC2型INTEGRA TYPE Rなど、ホンダのスポーティーな直列4気筒エンジンの音です。

実際にエンジンや変速機が動いているわけではありませんが、音、加速感、メーター表示を連動させ、ドライバーが操作に参加している感覚を強めています。

これは好みが分かれる装備でもあります。

静かで滑らかなEVらしさを求める人には不要に感じられるかもしれません。一方、EVの加速は速くても単調だと感じていた人には、Super Oneを選ぶ大きな理由になるでしょう。


ドライブモードは4種類

ホンダSuper Oneには、走行場面や気分に合わせて選べる複数のドライブモードが用意されています。

  • ECONモード
  • CITYモード
  • NORMALモード
  • SPORTモード
  • 専用スイッチで使用するBOOSTモード

ECONモードは電費を重視し、一充電走行距離をできるだけ伸ばしたい場面に向いています。

NORMALモードは日常走行向けで、EVらしい滑らかで自然な加速を楽しめる設定です。

SPORTモードはアクセル操作への反応を高め、メリハリのある加減速とサウンドを楽しめます。

CITYモードでは、アクセルペダルを緩めるだけで減速から停止まで行えるシングルペダルコントロールを使用できます。信号や渋滞が多い市街地で、ブレーキペダルへ踏み替える回数を減らせる機能です。

ただし、強い制動が必要な場面では、ドライバーがブレーキペダルを操作しなければなりません。シングルペダル機能があるからといって、ブレーキ操作が不要になるわけではない点には注意が必要です。


Super-OneのHonda SENSINGは何が付く?

Super Oneには、フロントワイドビューカメラと前後合計8個のソナーセンサーを使うHonda SENSINGが搭載されています。

主な安全運転支援機能は次の通りです。

  • 衝突軽減ブレーキ
  • 歩行者事故低減ステアリング
  • 路外逸脱抑制機能
  • 標識認識機能
  • 先行車発進お知らせ機能
  • 渋滞追従機能付きアダプティブクルーズコントロール
  • 車線維持支援システム
  • トラフィックジャムアシスト
  • 誤発進抑制機能
  • 後方誤発進抑制機能
  • 近距離衝突軽減ブレーキ
  • 急アクセル抑制機能
  • パーキングセンサーシステム
  • オートハイビーム

高速道路では、渋滞追従機能付きACCが先行車との車間距離を保つよう支援し、車線維持支援システムがステアリング操作を補助します。

渋滞時にはトラフィックジャムアシストも利用でき、長時間運転による負担の軽減が期待できます。

駐車時には、前後8つのソナーセンサーで障害物への接近を検知します。アクセルとブレーキの踏み間違いによる急加速を抑える急アクセル抑制機能にも対応しますが、工場出荷時はオフです。

利用するには、販売会社の専用機器による設定作業と、別途セットアップ費用が必要となります。

安全装備では、前席用サイドエアバッグと前後席対応のサイドカーテンエアバッグも装備されています。

さらに、衝突後に自動でブレーキを作動させ、二次衝突の被害軽減を支援する衝突後ブレーキシステムも採用。政府が普及を進めるセーフティ・サポートカーS〈ワイド〉にも該当します。

ただし、Honda SENSINGは自動運転装置ではありません。

カメラやソナーの認識能力、ブレーキやステアリングの制御能力には限界があります。悪天候、逆光、汚れ、道路環境などによって正常に検知できない場合もあるため、運転者が周囲を確認することが前提です。


スペックから見るSuper Oneの注目ポイント

私がホンダSuper Oneのスペックで最も注目したいのは、最高出力70kWという数字だけではなく、既存の小型EV技術を使いながら、軽さと楽しさを引き出したことです。

出力競争だけを考えれば、さらに強力なモーターと大容量バッテリーを載せる方法もあります。

しかし、それでは車重も価格も上がり、Super Oneが目指す軽快なキャラクターから離れてしまいます。

Super Oneは29.6kWhのバッテリー、FF方式、4人乗りという実用的な土台を維持しながら、ワイドトレッド、15インチタイヤ、低重心設計、BOOSTモードを組み合わせました。

いわば、普段着として使えるコンパクトEVに、休日だけ楽しめる遊び心を加えたクルマです。

一方で、注意すべき点もあります。

全幅は軽自動車より100mm広く、最小回転半径も5.2mです。軽自動車とまったく同じ感覚で扱えるとは限りません。

また、一充電走行距離274kmは日常利用には十分でも、頻繁に高速道路で長距離を走る人にとって余裕の大きい数字ではありません。

購入前には、次の点を実車で確認するのがおすすめです。

  • 自宅や勤務先周辺の道で全幅1,575mmを扱えるか
  • 自宅駐車場で充電設備を設置できるか
  • 1日の走行距離に対して274kmの航続距離で余裕があるか
  • BOOSTモードの音や変速演出を楽しいと感じるか
  • 後席や荷室の広さが家族構成に合っているか

スペック表の数字はクルマの性格を知る手掛かりですが、使いやすさや楽しさは数字だけでは決まりません。

特にSuper Oneは、静かに効率よく走る通常モードと、音や変速感を楽しむBOOSTモードの差が大きなモデルです。短時間でも試乗し、自分の感覚に合うか確かめる価値があります。


まとめ

ホンダSuper Oneは、全長3,580mm、全幅1,575mm、全高1,615mmのコンパクトな5ドアEVです。

駆動方式はFFで、29.6kWhのバッテリーを搭載。一充電走行距離は274km、通常時の最高出力は47kW、BOOSTモード時は70kWとなります。

車両重量を1,090kgに抑え、床下バッテリーによる低重心とワイドトレッドを組み合わせている点も特徴です。

さらに、仮想7段シフト、アクティブサウンドコントロール、CITYモードのシングルペダルコントロールなど、EVの効率性だけでなく運転体験にも力を入れています。

Honda SENSINGには、衝突軽減ブレーキ、渋滞追従機能付きACC、車線維持支援、誤発進抑制、前後パーキングセンサーなどが含まれます。

Super Oneは、長い航続距離や圧倒的な出力を競うEVではありません。

毎日の移動に使える現実的なサイズと性能を持ちながら、必要なときにはBOOSTモードで走りを楽しめることが、このクルマならではの価値です。


よくある質問

ホンダSuper Oneの駆動方式は4WDですか?

いいえ、ホンダSuper Oneの駆動方式はFF・前輪駆動です。四輪駆動仕様は確認されていません。

ホンダSuper Oneは軽自動車ですか?

軽自動車ではありません。全幅が軽自動車規格の1,480mmを超える1,575mmで、小型乗用車に分類されます。

Super Oneの航続距離は何kmですか?

国土交通省審査値による一充電走行距離は、WLTCモードで274kmです。実際の距離は気温、速度、道路状況、エアコン使用などによって変化します。

執筆者:ソロ(新車・カーライフ愛好家)

ホンダSuper Oneの納期・税金・初回特別仕様はどうなる?

ホンダSuper Oneの納期は販売店によって3カ月〜約1年と差があり、税金は普通乗用EV扱い、初回特別仕様は現時点では実車ではなくトミカの商品名です。

2026年5月22日に発売されたホンダの新型電気自動車「Super-ONE(スーパーワン)」は、発売直後から注文が集まり、納期の長期化が注目されています。

一方で、検索すると「3〜6カ月」「約1年」という異なる納期情報や、税額が空欄のページ、さらに「初回特別仕様」という商品も見つかります。

結論からいうと、これらは同じ話ではありません。納期は販売店の割り当てや仕様によって変動し、税金は軽自動車ではなく普通乗用車として考える必要があり、初回特別仕様はタカラトミーのトミカを指します。

ホンダSuper Oneの納期は3〜6カ月?約1年?

ホンダSuper Oneの納期は、2026年7月時点の販売情報では3カ月〜6カ月程度とされています。

実例として、2026年6月に契約し、同年10月に納車予定となったケースが紹介されています。単純に計算すると、契約から納車まで約4カ月です。

ただし、別の取材では2026年6月中旬に販売店へ問い合わせたところ、納期は約1年との回答も出ています。

同じ車なのに、なぜここまで差があるのでしょうか。

ホンダ公式も、納期は次の条件によって異なると案内しています。

  • 選択したタイプ
  • メーカーオプション
  • ボディカラー
  • 注文する販売店の発注状況
  • 販売店が持つ在庫や割り当て状況

つまり、「Super Oneの全国一律の納期」が決まっているわけではありません。

販売店がすでに発注している見込み車と希望条件が一致すれば、納車が早まる可能性があります。反対に、注文が集中している仕様や生産数の少ない仕様を選ぶと、長く待つことになりそうです。

特に注意したいのが2トーンカラーです。納期情報では、2トーンカラーはモノトーンより時間がかかる傾向があるとされています。

私は、納期を確認するときに「何カ月ですか」と聞くだけでは不十分だと考えます。

「希望する色とオプションを付けた場合」「色を変更した場合」「販売店の見込み発注車を選んだ場合」という3通りで確認すると、現実的な納車時期が見えやすくなります。


Super Oneが早く納車される可能性はある?

在庫車や見込み発注車が見つかれば、約1カ月という短納期になるケースもあるとされています。

見込み発注車とは、販売店が顧客から正式な注文を受ける前に、売れそうな仕様を予測してメーカーへ発注している車です。

自分の希望する色や装備と一致すれば、ゼロから生産を待つ必要がなくなるため、早く納車される可能性があります。

早期納車を狙う場合は、次の方法が現実的です。

  • 経営会社が異なる複数のホンダカーズに確認する
  • 在庫車と見込み発注車の有無を聞く
  • キャンセル車が出た際の連絡を依頼する
  • 色やオプションの優先順位を決めておく
  • 納期を優先するならモノトーンも検討する

ここで重要なのは、同じ「Honda Cars」の看板でも、経営会社が異なる店舗があることです。

たとえば神奈川県には、ホンダカーズ川崎、ホンダカーズ神奈川北、ホンダカーズ神奈川中など、異なる販売会社が存在します。メーカーから割り当てられる台数や抱えている注文数が違うため、納期にも差が出ます。

キャンセル車を狙う方法もありますが、グレード、カラー、メーカーオプションが希望と異なる可能性があります。

納期を優先して仕様を妥協するのか、それとも希望どおりの一台を待つのか。この線引きを商談前に決めておくと、突然キャンセル車を案内されたときにも冷静に判断できます。

個人的には、数カ月早く受け取るために、本当に欲しかった色や重要な装備まで諦める必要はないと思います。

一方で、通勤などで早急に車が必要な人なら、人気色と必要最低限の装備に絞る方法は合理的です。


納期遅延で130万円の補助金はどうなる?

Super Oneの納期で最も注意したいのは、単に車を長く待つことではなく、登録時期によって補助金の条件が変わる可能性があることです。

参考情報では、Super Oneのメーカー希望小売価格は339万200円、2026年度の国の補助金は130万円とされています。

130万円を単純に差し引いた実質的な車両価格は、209万200円です。

この大きな補助によって、ベース車とされるN-ONE e:Lより実質負担額が安くなる逆転現象が起き、注文が集中したとみられています。

2026年6月1日時点では約8000台を受注し、販売店の試乗車や社用車まで含めると、約1万1000台に達したと報じられました。

問題は、補助金が原則として契約時ではなく、車両の登録・届け出後に申請する制度であることです。

仮に2026年中に契約しても、納期が約1年になり、登録が2027年6月になれば、2027年度の補助制度が適用されます。

その時点で130万円が維持されているとは限りません。補助額の減額、条件変更、予算上限への到達なども考えておく必要があります。

2026年度のCEV補助金については、登録時期ごとに申請期限が設定され、年度をまたげば自由に翌年度へ申請できるわけではありません。最新の受付期間と必要書類は、契約前と登録前の両方で確認する必要があります。次世代自動車振興センター

そのため、見積書を見るときは「補助金適用後の金額」だけで判断せず、次の点を販売店に確認したいところです。

  • 現在案内されている登録予定月
  • 補助金が減額された場合の支払総額
  • 補助金が受け取れない場合の契約条件
  • 登録時期を調整できる可能性
  • 自治体独自の補助制度との併用可否

私が特に大切だと感じるのは、130万円を値引きと同じ感覚で扱わないことです。

値引きは契約書に記載されれば購入条件として固まりますが、補助金は国の制度と登録時期に左右されます。209万200円という数字だけを前提に資金計画を組むのは慎重さが必要です。


ホンダSuper Oneの税金はいくら?

ホンダSuper Oneは、N-ONE e:をベースにしたコンパクトEVですが、軽自動車ではありません。

参考情報では、全長3580mm、全幅1575mmとされており、軽自動車規格の全長3.4m以下、全幅1.48m以下を超えています。

そのため、税金や自賠責保険は基本的に普通乗用車の区分で考えます。

検索結果には、Super Oneの初年度自動車税が全月0円と表示されるページもありますが、そのページ内には税率区分や年額が空欄の箇所があります。

さらに「軽自動車は月割制度がない」とする一般的な注記も混在しているため、Super One固有の確定税額を正確に示したものとして扱うのは危険です。

普通乗用の電気自動車は、自動車税の区分上、排気量1リットル以下の税率が基準となるのが一般的です。ただし、登録年度、地域独自の減免制度、グリーン化特例の適用によって実際の納付額は変わります。

電気自動車は、初回新規登録の翌年度に自動車税が概ね75%軽減される制度の対象になる場合があります。登録した年度は通常税額を月割りで課税するとの自治体案内もあるため、「EVだから初年度は必ず0円」とは考えないほうが安全です。宮城県公式ウェブサイト+1

また、地域によっては独自の課税免除制度もあります。たとえば愛知県では、対象期間内に新車登録された電気自動車などについて、県独自の自動車税課税免除制度を設けています。愛知県公式サイト

主な税金と費用を整理すると、次のようになります。

項目 Super Oneの考え方
自動車税 普通乗用EVとして課税。登録月や地域の軽減制度で変動
環境性能割 EVは非課税・優遇対象となる可能性が高いが、登録時の制度確認が必要
自動車重量税 電気自動車としてエコカー減税の対象になる可能性が高い
軽自動車税 軽自動車ではないため対象外
自賠責保険 普通乗用車の区分
任意保険 年齢、等級、車両保険、使用目的などで変動

自動車重量税については、電気自動車がエコカー減税の対象とされ、新規車検時や条件を満たした初回継続検査で免税となる制度があります。適用期間や条件は改正されるため、登録時点の制度確認が必要です。国税庁+1

ここでのポイントは、Super Oneを「軽自動車に近い小さな車だから、税金も軽自動車と同じ」と思い込まないことです。

車体はコンパクトでも、ワイドフェンダーによって軽規格を超えた小型普通車です。購入時には、車両価格だけでなく、普通車としての自賠責保険や任意保険も含めた乗り出し総額を確認しましょう。


ホンダSuper Oneの初回特別仕様とは?

「ホンダ Super One 初回特別仕様」と検索して表示される商品は、実車の限定グレードではなく、タカラトミーが販売するトミカの初回特別仕様です。

商品名は「トミカ No.19 ホンダ Super-ONE(初回特別仕様)」で、2026年6月20日に発売されました。

販売価格は594円(税込)で、対象年齢は3歳以上、アクションとしてサスペンション機能を備えています。商品番号は4904810092346です。

販売ページでは在庫なしと表示され、購入数は1人または1世帯あたり合計3個までに制限されていました。

初回特別仕様は、通常版トミカとは異なるカラーリングなどを採用する、発売初期限定の商品です。

レビューには、実車をまだ見ていないものの飾りたいという声や、初回仕様のカラーリングを評価する感想、往年のホンダ・シティを思わせるという意見が寄せられています。

一方、実車のSuper Oneについて、ホンダが「初回特別仕様車」を正式発表したという情報は、今回の素材では確認できません。

つまり、検索時に表示される「初回特別仕様」を見て、「発売記念の限定車がある」と誤解しないよう注意が必要です。

実車にはBOSEプレミアムサウンドシステムやBOOSTモード、専用フェンダーなど特徴的な装備がありますが、これらは初回限定装備という意味ではありません。

私は、この言葉の混同は今後も起きやすいと感じます。

実車の納期を調べる人と、発売記念のトミカを探す人が同じ検索結果に集まるためです。「初回特別仕様車の在庫はありますか」と販売店へ尋ねても、話がかみ合わない可能性があります。

実車について確認したい場合は、「Super Oneに期間限定車や発売記念グレードはあるか」と具体的に聞くとよいでしょう。


納期・税金・初回特別仕様から分かる購入時の注意点

Super Oneは、補助金を含めた実質価格だけを見ると、非常に魅力的なコンパクトEVです。

BOOSTモード使用時には95馬力に達するとされ、BOSEプレミアムサウンドシステムや専用シート、15インチタイヤなども備えています。

しかし、購入判断では「安く見える金額」より、実際に登録される時点の総負担額を見る必要があります。

納期が3〜6カ月なら2026年度内に登録できる可能性がありますが、約1年なら翌年度へずれ込む可能性が高くなります。

登録年度が変われば、補助金だけでなく税制上の優遇条件が変わる可能性もあります。

私なら、商談時に次の3種類の総額を出してもらいます。

  • 現在の補助金を満額受け取れた場合
  • 補助金が減額された場合
  • 補助金を受け取れなかった場合

この3つを比べれば、最悪のケースでも無理なく買えるか判断できます。

また、納期を短くするために色や装備を変更する場合は、売却時の価値だけでなく、毎日その車を見る自分が納得できるかも大切です。

車は納車された瞬間だけでなく、その後何年も使う買い物です。数カ月の納期短縮と、長期間の満足度を天秤にかける必要があります。

コスパ重視の立場から見ると、Super Oneは「130万円の補助金があるから無条件でお得な車」ではありません。

自宅充電ができるか、納車時に補助金を受けられるか、普通車としての維持費を負担できるかまで確認して、初めてお得かどうかが決まる車だと考えます。


まとめ

ホンダSuper Oneの納期は、2026年7月時点で3〜6カ月という情報がある一方、販売店によっては約1年との案内も出ています。

在庫車や見込み発注車、キャンセル車が見つかれば早まる可能性がありますが、2トーンカラーや特定のオプションは時間がかかる場合があります。

税金は軽自動車税ではなく、普通乗用EVとして考える必要があります。自動車税、重量税、自賠責保険の区分を見積書で確認し、地域独自の減免制度も調べておきましょう。

また、「初回特別仕様」は現時点では実車の限定グレードではなく、2026年6月20日に発売されたトミカの商品名です。

Super Oneを検討する際は、130万円の補助金を確定した値引きと考えず、納車予定月と登録時点の制度を確認することが重要です。


よくある質問

ホンダSuper Oneの納期は何カ月ですか?

2026年7月時点では3〜6カ月という情報がありますが、販売店への取材では約1年という回答も出ています。色、オプション、販売店の割り当て状況によって差があるため、複数店舗への確認が必要です。

ホンダSuper Oneの税金は軽自動車と同じですか?

同じではありません。Super Oneは軽自動車規格を超える小型普通車のため、普通乗用EVとして自動車税や自賠責保険が扱われます。EV向けの軽減措置はありますが、登録時期や地域によって実際の金額が変わります。

Super Oneに実車の初回特別仕様車はありますか?

今回確認できた「初回特別仕様」は、タカラトミーのトミカです。実車についてホンダが初回限定の特別仕様車を発表した事実は、今回の素材では確認できません。

ホンダSuper Oneとは?新型EVの最新情報を総まとめ

ホンダSuper Oneは、N-ONE e:を基礎に95馬力のBOOSTモードと実用性を両立した、走りを楽しむ新型小型EVです。

2026年5月22日に発売され、価格は339万200円。国のCEV補助金130万円を利用できる場合、車両価格から単純に差し引いた実質負担の目安は約209万円となります。

ホンダSuper Oneとは?どんな新型EVなのか

ホンダSuper Oneは、軽乗用EV「N-ONE e:」をベースに開発された、4人乗りの小型電気自動車です。

ホンダは2026年5月21日に正式発表し、翌日の5月22日から販売を開始しました。グランドコンセプトには「e: Dash BOOSTER(イー ダッシュ ブースター)」を掲げています。

目指したのは、単にガソリンを使わない移動手段ではありません。

日常の買い物や通勤に使える実用性を保ちながら、運転そのものを刺激的な体験に変えるEVとして企画されています。

車名の「Super」には、EVの従来イメージや軽自動車規格の枠を超える存在という意味が込められています。「ONE」には、ホンダならではの唯一無二の価値を届けたいという思いがあります。

見た目はN-ONEの親しみやすい丸目デザインを受け継ぎながら、ブリスターフェンダーや専用エアロパーツによって、踏ん張り感のある姿に仕上げられました。

主な基本情報は次のとおりです。

項目 ホンダSuper Oneの内容
発売日 2026年5月22日
車両価格 339万200円
駆動方式 FF
乗車定員 4名
最高出力 通常47kW、BOOST時70kW
一充電走行距離 274km(WLTCモード)
バッテリー総電力量 29.6kWh
車両重量 1,090kg
全長×全幅×全高 3,580×1,575×1,615mm

ホンダSuper Oneの立ち位置を分かりやすく言えば、N-ONE e:の使いやすさに、ホットハッチの楽しさを足したクルマです。

大型バッテリーで長距離性能を競うEVとは方向性が異なり、街中や近郊で軽快に走ることを重視しています。ここが、この新型EVを理解するうえで最も大切なポイントです。


ホンダの新型Super OneはN-ONE e:と何が違う?

ホンダSuper OneはN-ONE e:をベースにしていますが、単なる外装違いの派生モデルではありません。

全長は3,580mm、全幅は1,575mmです。N-ONE e:に比べて全長は185mm、全幅は100mm拡大されており、軽自動車規格を超えた小型乗用車として登録されます。

トレッドと呼ばれる左右タイヤ間の幅も40mm広げられました。

トレッドが広いほど、四隅で踏ん張るような安定感を得やすくなります。背の高い小型車でありながら、曲がる際のふらつきを抑え、スポーティーなハンドリングにつなげているのです。

外観では、ワイドタイヤを包み込むブリスターフェンダーが大きな特徴です。

フロントとリアには専用エアロやエアダクトが採用され、見た目の迫力だけでなく、走行性能や冷却にも配慮されています。

インテリアには、体をしっかり支える専用スポーツシートを装備しました。座面や背もたれの両側が体を支えるため、カーブを曲がる際にも姿勢が崩れにくくなっています。

ブルーの表皮を左右非対称に配置したデザインも特徴的です。高級車のような重厚さより、遊び心と運転への高揚感を優先した室内といえるでしょう。

一方、後席にはNシリーズでおなじみのダイブダウン・チップアップ機構を継承しています。

背もたれを倒して荷室を広げるだけでなく、座面を跳ね上げれば、背の高い荷物も後席部分に積みやすくなります。

スポーツモデルは荷物が積みにくいというイメージがありますが、Super Oneは日常車としての使いやすさも残しています。

個人的には、この実用性こそSuper Oneの隠れた強みだと感じます。週末専用の趣味車ではなく、通勤や買い物にも無理なく使えるからこそ、走りの楽しさにお金を払いやすいのです。


BOOSTモードとは?95馬力と7段変速風の演出が特徴

ホンダSuper One最大の見どころが、専用開発された「BOOSTモード」です。

通常モードでは最高出力47kW、馬力に換算すると約64馬力ですが、BOOSTモードを選ぶと最大70kW、約95馬力まで出力が高まります。

軽自動車では最高出力64馬力がひとつの目安とされてきました。Super Oneは小型乗用車であるため、その枠に縛られず、モーターの性能をより大きく引き出せます。

BOOSTモードは、ステアリングにあるスイッチで選択します。

作動すると出力が上がるだけでなく、次のような演出が連動します。

  • 7段変速機を思わせる仮想有段シフト制御
  • アクセル操作に合わせた仮想エンジンサウンド
  • パドル操作による疑似的な変速
  • メーター表示の色変化
  • 助手席前のLEDイルミネーションが青から紫へ変化

一般的なEVは、アクセルを踏むと変速せず、滑らかに速度を高めていきます。

Super Oneは、あえて加速の途中に変速したような感覚を作り、BOSEのスピーカーからエンジン音を再生します。効率だけを考えれば必要のない仕組みですが、運転の楽しさを生み出すために採用されました。

MOTAの試乗記事では、ブーストモード使用時の感覚が、吹き上がりのよい1.6Lエンジン車に近いと評価されています。

また、単に音を流すだけではありません。仮想シフトアップの瞬間に、モーターの出力変化までエンジン車らしく制御しています。

EVなのにエンジン車を再現することには、賛否が分かれるでしょう。

ただ、筆者としては「静かで滑らか」というEVの長所を守るだけでなく、ソフトウェアによって新しい遊び方を作った点に価値があると考えます。

必要なときだけBOOSTモードを選び、普段は穏やかに走れるため、毎日の使いやすさと趣味性を切り替えられるからです。


航続距離274kmと充電性能は日常使いに十分?

ホンダSuper Oneの一充電走行距離は、WLTCモードで274kmです。

搭載するバッテリーの総電力量は29.6kWh。近年のEVとしては比較的小さな容量ですが、その分、車両重量を1,090kgに抑えています。

EVはバッテリー容量を増やすほど航続距離を延ばせますが、車重と価格も上がりやすくなります。

Super Oneは長距離性能だけを追わず、軽さと楽しさを優先しました。これは「すべてを大きくする」のではなく、用途を絞って魅力を尖らせた設計です。

充電時間は、出力6kW以上の普通充電器を使用した場合、警告灯点灯時から満充電まで約4.5時間です。

50kW以上の急速充電器では、警告灯点灯時から80%まで約30分と案内されています。急速充電の受け入れ最大出力は50kWです。

ただし、274kmは定められた条件で測定した数値です。

気温、渋滞、エアコンの使用、急加速の頻度、高速道路の走行などによって、実際の走行可能距離は変わります。特に冬場や高速走行では、カタログ値より短くなる可能性を考えておく必要があります。

EVsmartブログでは、メーターに表示される航続可能距離は200km強になる場面が多いと見込んでいます。また、高速道路での遠出では、150km以内を目安に次の急速充電器を計画する使い方が紹介されています。

つまりSuper Oneは、充電なしで何百kmも走り続ける長距離巡航型ではありません。

自宅充電を基本に、通勤、買い物、近郊ドライブで使い、遠出の際は休憩と急速充電を組み合わせるクルマです。

自宅に200Vの充電設備を設置できる家庭なら、夜間に充電して翌朝使う生活と相性がよいでしょう。

一方、集合住宅などで自宅充電が難しく、外部の急速充電だけに頼る場合は、近隣の充電器の場所、料金、混雑状況を購入前に確認することが重要です。


価格339万200円は高い?補助金込みなら実質約209万円

ホンダSuper Oneのメーカー希望小売価格は、消費税込みで339万200円です。

一見すると、コンパクトカーとしては高く感じるかもしれません。しかし、2026年6月時点で国のCEV補助金は130万円と案内されています。

単純に車両価格から130万円を差し引くと、実質負担の目安は209万200円です。

比較対象となるN-ONE e:の上位グレード「N-ONE e」は、車両価格319万8800円、国の補助金58万円、差し引き後の目安は261万8800円とされています。

この条件では、Super Oneのほうが約52万8600円安くなります。

ガソリンターボ車のN-ONE RSは227万8100円のため、補助金を受けられる前提では、Super Oneが約19万円低い計算です。

車種 車両価格 国の補助金 差し引き後の目安
Super One 339万200円 130万円 209万200円
N-ONE e 319万8800円 58万円 261万8800円
N-ONE RS 227万8100円 対象外 227万8100円

Super Oneには、9インチのGoogle搭載Honda CONNECTディスプレーや、BOSEプレミアムサウンドシステムも標準装備されます。

BOSEのシステムは、荷室に設置された13.1Lのサブウーファーを含む8スピーカー構成です。ホンダの小型モデルとして初めて標準装備されました。

さらに、Honda SENSING、専用スポーツシート、15インチのワイドタイヤ、BOOSTモードなども含まれています。

装備内容まで考慮すると、補助金適用後の価格にはかなり強いお得感があります。

ただし、補助金は申請条件があり、予算上限に達すれば受付が終了する可能性があります。地方自治体の補助制度も、居住地や設備条件によって金額が異なります。

登録諸費用、保険料、リサイクル料金、充電設備工事費なども別途必要です。

したがって「誰でも必ず209万円で買える」という意味ではありません。購入時には、販売店で補助対象条件と実際の支払総額を確認する必要があります。

ボディーカラーも追加料金に注意が必要です。

ブーストバイオレット・パール、プラチナホワイト・パール、チャージイエロー、ルミナス・グレーは3万3000円高です。ブラックルーフを組み合わせた2トーンカラーは10万4500円高となります。


安全装備と快適装備はどこまで充実している?

ホンダSuper Oneには「Honda SENSING」が標準装備されます。

主な機能には、衝突軽減ブレーキ、歩行者事故低減ステアリング、路外逸脱抑制機能、標識認識機能、渋滞追従機能付きACC、車線維持支援システムなどがあります。

トラフィックジャムアシストや、前後の誤発進抑制機能、近距離衝突軽減ブレーキ、パーキングセンサーも搭載されます。

急アクセル抑制機能も用意されていますが、工場出荷時はオフで、利用には販売会社でのセッティング作業が必要です。

もちろん、Honda SENSINGは自動運転装置ではありません。

周囲の認識や制御には限界があるため、運転者が安全確認を続けることが前提です。

ドライブモードは「ECON」「CITY」「NORMAL」「SPORT」「BOOST」の5段階です。

CITYモードでは、アクセルペダルの操作を中心に加速、減速、完全停止まで行えるシングルペダルコントロールを採用しています。

街中でアクセルとブレーキを頻繁に踏み替える負担を減らせるため、スポーツ走行だけでなく日常の扱いやすさにも配慮されています。

また、ディーラーオプションの「Honda Power Supply Connector」を使用すると、最大1,500Wの外部給電が可能です。

キャンプなどで電気製品を使えるほか、停電や災害時の電源としても活用できます。

Super Oneは走りのイメージが強いクルマですが、通信、安全支援、給電、収納まで一通り備えています。

高級感を飾り立てるのではなく、普段使う機能に費用を振り向けている点は、コスパを重視する人にも評価しやすい部分です。


ホンダSuper Oneの売れ行きと今後の見通し

EVsmartブログによると、ホンダSuper Oneは先行予約の段階からメーカーの想定を上回る受注を集め、2026年5月の販売実績は1,736台でした。

全乗用車の販売順位では31位に入り、発売直後の小型EVとして注目を集めています。

支持されている理由としては、補助金適用後の価格、個性的なデザイン、BOOSTモードの楽しさが考えられます。

従来の国内EVには、環境性能や経済性を前面に出したモデルが多く、運転を趣味として楽しみたい人が選べる車種は限られていました。

Super Oneは「EVだから我慢する」のではなく、「EVだからこそ音や出力特性まで自由に演出できる」という発想を示しています。

筆者としては、このクルマの重要性は販売台数だけでは測れないと考えています。

Super Oneが提案したのは、航続距離を最大化する以外にも、EVの商品価値を作る方法があるということです。

29.6kWhの比較的小さなバッテリーにとどめ、1,090kgという軽さを守ったことで、価格、電費、運動性能のバランスを取りました。

大容量バッテリーを積んだ高価なEVではなく、必要十分な航続距離と運転の楽しさを組み合わせる考え方は、日本の道路環境にも合っています。

一方で、購入前に慎重に確認したい点もあります。

実際の航続距離は使用条件で変化し、急速充電の最大受け入れ出力は50kWです。長距離移動が多い人や、自宅充電ができない人には、使い方の工夫が求められます。

また、4人乗車は可能ですが、後席床下にバッテリーを搭載する影響で、ガソリン車のN-ONEより床が高く、乗員によっては膝が持ち上がる姿勢になりやすいと報じられています。

試乗時には加速性能だけでなく、後席の座り心地、運転姿勢、荷室、充電口の扱いやすさまで確認したいところです。

ホンダは、N-VAN e:、N-ONE e:、Super Oneと国内向けEVを拡充しており、2028年中にはN-BOXのEV版も投入する予定です。

Super Oneが好調を維持すれば、今後は実用モデルだけでなく、趣味性の高い小型EVが増える可能性があります。


まとめ

ホンダSuper Oneは、2026年5月22日に発売された4人乗りの新型小型EVです。

N-ONE e:をベースに全幅とトレッドを拡大し、通常47kWから70kWへ出力を高めるBOOSTモードを搭載しました。

7段変速風の制御、仮想エンジンサウンド、照明やメーターの演出を組み合わせ、EVでありながらエンジン車のような高揚感を味わえる点が特徴です。

価格は339万200円で、国のCEV補助金130万円を利用できる場合、差し引き後の目安は約209万円となります。

航続距離はWLTCモード274km、急速充電は80%まで約30分、車両重量は1,090kgです。

長距離性能を最優先するEVではありませんが、通勤や買い物に使える実用性と、休日のドライブを楽しめる走りを両立しています。

大きさや豪華さより、価格と楽しさのバランスを重視したい人にとって、Super Oneは注目する価値の高い一台といえるでしょう。


よくある質問

ホンダSuper Oneの発売日はいつですか?

2026年5月22日に発売されました。ホンダは前日の5月21日に正式なニュースリリースを発表しています。

ホンダSuper Oneの航続距離は何kmですか?

一充電走行距離はWLTCモードで274kmです。ただし、気温、エアコン、速度、運転方法などにより実際の距離は変わります。

Super Oneは軽自動車ですか?

軽自動車ではなく小型乗用車です。N-ONE e:をベースにしていますが、全幅が1,575mmに拡大され、軽自動車規格を超えています。

ホンダSuper Oneの価格予想!補助金込みならいくら?

ホンダSuper Oneをイメージした紫色の小型スポーツEVと補助金適用前後の価格を比較するシーン

ホンダSuper Oneの価格は339万200円で、国の補助金適用後は209万200円、東京都では条件次第で119万200円が参考価格です。

当初は400万円を超えるとの価格予想もありましたが、2026年5月22日に発売された市販車は、予想を大きく下回る価格で登場しました。

ただし、補助金は誰でも同じ金額を受け取れるわけではありません。住んでいる自治体や登録時期、申請条件によって、実際の負担額は大きく変わります。

ホンダSuper Oneの価格はいくらになった?

ホンダSuper Oneの全国メーカー希望小売価格は、339万200円(税込み)です。

本田技研工業は2026年5月21日、小型電気自動車「Super-ONE(スーパーワン)」を翌日の5月22日に発売すると発表しました。

駆動方式は前輪駆動の2WDで、乗車定員は4名。グレードは基本的に1種類という、分かりやすい構成です。

価格を整理すると、次のようになります。

項目 金額
車両本体価格 3,390,200円
国のCEV補助金 1,300,000円
国の補助金適用後 2,090,200円
東京都の補助金 900,000円
国・東京都の補助金適用後 1,190,200円

ここで注意したいのは、119万200円でそのまま乗り出せるわけではないことです。

メーカー希望小売価格には、登録時の諸費用、保険料、リサイクル料金、一部の税金、販売店オプションなどが含まれていません。

ボディーカラーによっても追加費用が発生します。ホンダ公式サイトでは、指定された一部カラーについて10万4,500円高になると案内されています。

つまり、東京都で補助金を最大限利用できた場合でも、実際に販売店へ支払う総額は119万200円より高くなると考えておくべきです。

それでも、約340万円の新型スポーツEVが条件次第で100万円台前半になるインパクトは小さくありません。

高級EVというより、補助制度を活用して楽しむ現実的なコンパクトEVとして見たほうが、Super Oneの立ち位置を理解しやすいでしょう。


ホンダSuper Oneの予想価格はなぜ419万円だった?

Super Oneは発売前、419万円前後になるのではないかと予想されていました。

予想の根拠となっていたのは、ベース車と見られていた軽EV「N-ONE e:」からの大幅な性能向上です。

Super OneはN-ONE e:を基礎としながら、軽自動車の規格を超えるワイドボディを採用。出力や走行性能を高め、専用の外装、スポーティなシート、複数のドライブモードなども装備しています。

発売前に想定されていた主な特徴は、次のとおりです。

  • N-ONE e:よりワイドな専用ボディ
  • 最高出力95馬力のブーストモード
  • 疑似的な変速感覚を楽しめる走行演出
  • スポーティな専用シート
  • ワイドタイヤと専用シャシー
  • 小型EVとしての高い走行安定性

これだけの専用装備が加わるため、N-ONE e:の上級グレードより約100万円高い419万円程度になるとの見方が出ていました。

ところが、実際の価格は339万200円です。予想額との差は、約80万円にもなります。

国のCEV補助金まで含めると、実質的な比較ではさらに印象が変わります。発売前には「補助金を引いて339万円程度」と予想されていたものが、実際には車両本体そのものが約339万円で発売されたからです。

個人的には、ここがSuper One最大の驚きだと感じます。

発売前の情報だけを見れば、趣味性の高い高価なEVになると思われても不思議ではありませんでした。しかし実際には、ホンダが戦略的に価格を抑え、補助金込みなら一般的なコンパクトカーも比較対象に入る水準まで下げてきました。

単に予想が外れたというより、ホンダが国内のEV普及を意識した価格設定を選んだ可能性があると考えられます。


ホンダSuper Oneは補助金込みでいくらになる?

Super Oneに適用される国のCEV補助金は、ホンダ公式サイトの試算では130万円です。

車両価格339万200円から130万円を差し引くと、参考価格は次のようになります。

3,390,200円-1,300,000円=2,090,200円

したがって、国の補助金だけを利用する場合、補助金受給後の負担額は209万200円がひとつの目安です。

新車の小型スポーツEVが約209万円と考えると、価格の見え方は大きく変わります。

ただし、CEV補助金には申請期限と予算があります。ホンダ公式サイトにも、申請総額が予算額の上限に達した時点で受付を終了すると記載されています。

車を契約すれば自動的に130万円引きになるわけではありません。登録時期や申請手続き、車両の保有期間など、制度上の条件を満たす必要があります。

また、補助金は販売店での値引きとは仕組みが異なります。購入時にいったん車両代金を支払い、その後に補助金が交付される形になる場合もあるため、手元資金やローンの組み方も確認が必要です。

補助金込みの金額だけを見て契約を急ぐのではなく、販売店で次の点を確認しておくと安心です。

  • 自分の登録時期で130万円の対象になるか
  • 申請は販売店が支援してくれるか
  • 補助金が入金されるまでの期間
  • 一定期間の保有義務があるか
  • ローン元金を補助金受給前の価格で組むのか
  • 自治体の補助制度と併用できるか

補助金は非常に魅力的ですが、制度を理解せず「最初から209万円で買える」と考えるのは危険です。

大切なのは、車両価格、諸費用、オプション、補助金の入金時期まで含めた資金計画を立てることです。


東京都ならSuper Oneが119万200円になる?

東京都に住んでいて所定の条件を満たす場合、国の補助金130万円に加え、東京都の補助金90万円が利用できる試算です。

東京都の90万円は、次の内容で構成されています。

  • 通常の補助金:80万円
  • 給電機能付き車両の補助金:10万円

国と東京都を合わせた優遇額は、合計220万円です。

3,390,200円-2,200,000円=1,190,200円

そのため、東京都に住む人の補助金受給後の参考価格は、119万200円と案内されています。

約340万円の車が100万円台前半になるため、数字だけを見ると非常にお得です。

さらに東京都では、V2Hなどの充放電設備、太陽光発電設備、再生可能エネルギー100%電力の契約など、条件を満たした人向けの追加支援も用意されています。

ホンダ公式サイトに掲載された試算では、優遇額は次の水準まで拡大します。

  • V2Hなどの充放電設備:最大10万円
  • 太陽光発電設備の導入:30万円
  • 再エネ100%電力の契約:15万円

太陽光発電設備を導入するケースでは、優遇額が最大260万円になる試算です。

単純に車両価格から260万円を差し引くと、差額は79万200円となります。

ただし、この金額を「Super Oneを約79万円で購入できる」と単純に表現するのは適切ではありません。

追加補助を受けるには、V2Hや太陽光発電設備などに別途費用がかかるためです。設備を導入する予定がもともとある家庭には有利ですが、車を安くするためだけに高額な設備を追加すると、家計全体では負担が増える可能性があります。

補助金は、車両単体の安さではなく、住宅設備や家庭の電力契約まで含めて判断する必要があります。

私としては、東京都で最も現実的な比較ラインは、まず国と東京都の車両向け補助金を合わせた119万200円です。

V2Hや太陽光発電の追加分は、すでに導入を検討している人が上乗せで得られるメリットとして分けて考えるのが分かりやすいでしょう。


339万200円の価格に見合う性能なのか?

Super Oneは、単に価格を抑えた街乗りEVではありません。

ホンダは同車の開発コンセプトを「e: Dash BOOSTER」とし、日常の移動を刺激的な体験へ変えることを目指しました。

モーターの最高出力は70kW、馬力換算で95馬力。最大トルクは162Nmです。

車両重量は1,090kgで、ホンダは小型EVクラス最軽量と説明しています。重量が軽いことは、加速感、曲がりやすさ、電力消費の面で有利に働きます。

一充電走行距離はWLTCモードで274kmです。

充電時間は普通充電で約4.5時間、急速充電では約30分とされています。ただし、実際の航続距離や充電時間は、気温、エアコンの使用、道路状況、充電設備の性能などによって変化します。

走行モードは、以下の5段階です。

  • ECON
  • CITY
  • NORMAL
  • SPORT
  • BOOST

CITYモードでは、アクセルペダルの操作だけで加速、減速、完全停止まで行えるシングルペダルコントロールを採用しています。

SPORTモードやBOOSTモードでは、パドル操作や疑似的な変速感、車内の音響演出などを通じて、エンジン車を運転しているような感覚を楽しめます。

EVは静かで滑らかなことが長所ですが、人によっては運転が単調だと感じることもあります。Super Oneは、その弱点を遊び心によって補った車と言えるでしょう。

安全運転支援機能も充実しています。

衝突軽減ブレーキ、誤発進抑制機能、後方誤発進抑制機能、アダプティブクルーズコントロール、車線維持支援システム、トラフィックジャムアシスト、標識認識機能、パーキングセンサーなどが案内されています。

日常で使える安全装備を押さえながら、休日には運転を楽しめる点がSuper Oneの魅力です。

約339万円という車両価格だけを見ると安いコンパクトカーではありません。しかし、専用シャシー、95馬力のモーター、複数の走行モード、先進安全装備、274kmの航続距離まで含めると、内容に対して極端に割高とは感じません。

特に国の補助金適用後の約209万円で考えれば、コストパフォーマンスはかなり高いと評価できます。


Super One購入前に見落としたくない費用

補助金込みの価格が魅力的でも、購入判断では車両本体以外の費用も確認しなければなりません。

まず必要になるのが、登録諸費用、リサイクル料金、任意保険料、販売店オプションなどです。

自宅に充電設備がない場合は、充電用コンセントや配線工事の費用も考える必要があります。

戸建て住宅で普通充電設備を設置できれば、帰宅後に充電できるためEVの利便性を生かしやすくなります。一方、集合住宅や月極駐車場では、自宅充電が難しい場合があります。

Super Oneには急速充電機能がありますが、毎回外部の急速充電器だけに頼る使い方では、充電場所までの移動や待ち時間が負担になる可能性があります。

また、最大1,500Wの電力を取り出せる外部給電機能も用意されていますが、使用には別売りの「Honda Power Supply Connector」が必要です。

V2Hなどの高出力外部給電機能を使用する場合にも、対応機器や設置工事が別途必要になります。

ボディーカラーの追加料金、ナビゲーション機能、ETC2.0車載器のセットアップ費用なども、見積もり時に確認したい項目です。

Super Oneの価格を比較するときは、次の計算が現実的です。

車両本体価格+諸費用+必要なオプション+充電設備-受給可能な補助金

この総額を、ガソリン車やハイブリッド車の乗り出し価格と比べる必要があります。

車両本体価格と補助金だけを見ればSuper Oneは非常に魅力的ですが、充電環境を整える費用まで入れると、人によってお得度は変わります。

反対に、自宅に太陽光発電や充電設備があり、日常の走行距離がそれほど長くない人には、電気代を抑えながら楽しめる車になる可能性があります。


ホンダSuper Oneの価格をどう評価する?

筆者としては、Super Oneの価格は補助金を利用できる人にはかなり戦略的で、利用できない人には慎重な比較が必要な設定だと考えます。

車両価格339万200円だけを見ると、実用的なコンパクトカーを探している人には高く感じられるでしょう。

しかし国のCEV補助金130万円を受けられれば、参考価格は約209万円です。この水準なら、一般的なハイブリッド車や上級軽自動車を検討する人にも現実味が出てきます。

東京都で90万円の補助を追加できる場合は約119万円となり、価格面での魅力は一気に高まります。

Super Oneは、広い室内や長い航続距離を最優先する車ではありません。4人乗りの小型車で、WLTCモードの航続距離は274kmです。

長距離旅行を頻繁にする人や、自宅充電ができない人には、ガソリン車やハイブリッド車のほうが使いやすい可能性があります。

一方で、通勤、買い物、近距離のドライブを中心に使いながら、運転そのものも楽しみたい人には相性がよさそうです。

ワイドフェンダーを備えた外観は、1983年に登場したホンダ「シティターボII」、通称ブルドッグを連想させます。

ただし、昔の車をそのまま再現したモデルではありません。静かなEVに疑似変速や走行音の演出を加え、現代の安全装備と組み合わせた新しいタイプの趣味車です。

個人的には、Super Oneの価値は「速さの数字」よりも、普段使いできるサイズのEVに、わざわざ遊びを盛り込んだ点にあると感じます。

高性能EVは大型で重く、価格も高くなりがちです。Super Oneは1,090kgという比較的軽い車体を生かし、日常の速度域でも楽しさを感じられる方向を選びました。

これは、日本の道路環境に合ったスポーツEVのひとつの答えになり得ます。

価格予想が419万円だったことを考えると、実際の339万200円は十分に健闘した設定です。

ただし、補助金は年度や予算、自治体の制度によって変わります。購入を考えている人は、インターネット上の過去の金額だけで判断せず、契約前にホンダ販売店と自治体の最新情報を確認してください。


まとめ

ホンダSuper Oneの価格は、発売前に419万円前後と予想されていましたが、実際には339万200円で2026年5月22日に発売されました。

国のCEV補助金130万円を利用した場合の参考価格は209万200円です。

東京都では、通常の補助金80万円と給電機能付き車両への10万円を合わせた90万円を追加できる場合があり、国の補助金と合わせた参考価格は119万200円となります。

さらにV2Hや太陽光発電、再エネ電力契約に関する支援もありますが、設備費用や適用条件まで含めて判断する必要があります。

Super Oneは、補助金の有無によって評価が大きく変わる車です。

補助金を十分に利用でき、自宅充電の環境を整えられる人にとっては、95馬力の走りと日常の使いやすさを100万円台から狙える、非常に興味深い小型EVと言えるでしょう。


よくある質問

ホンダSuper Oneの車両価格はいくらですか?

全国メーカー希望小売価格は339万200円(税込み)です。登録諸費用、保険料、リサイクル料金、オプション料金などは別途必要になります。

国の補助金を使うといくらになりますか?

ホンダ公式サイトに掲載されたCEV補助金130万円の試算を適用すると、車両価格から差し引いた参考額は209万200円です。ただし、予算上限や登録時期などの条件があります。

東京都では本当に119万200円になりますか?

国の補助金130万円と東京都の補助金90万円を両方受給できた場合の参考価格が119万200円です。すべての購入者に自動適用される金額ではないため、申請条件を事前に確認してください。