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日産エルグランド新型の内装を徹底チェック|高級感や装備を詳しく紹介

日産エルグランド新型の内装は、和の美意識を取り入れた色彩、大型ディスプレイ、全席ゼログラビティーシートによって、快適性と上質感を大きく進化させています。

特に「紫檀」と「銀雪」という個性的な内装色や、くつろぎやすい2列目キャプテンシートは、新型エルグランドの大きな見どころです。

日産エルグランド新型の内装は何が変わった?

日産エルグランドは、1997年に初代が登場したプレミアムミニバンです。

新型は2010年に発売された3代目以来、16年ぶりのフルモデルチェンジとなる4代目モデルで、内装も全面的に見直されました。

新型エルグランドの室内で目を引くのは、単純に豪華な素材を並べるのではなく、日本らしい美意識と先進装備を組み合わせている点です。

内装の主な特徴は次のとおりです。

  • 「紫檀」「銀雪」「ダーク」の3種類の内装色
  • 14.3インチの大画面統合型インターフェースディスプレイ
  • 木目調パネルと一体化したシームレスな静電式スイッチ
  • 全席に採用されたゼログラビティーシート
  • 2列目独立型キャプテンシート
  • 助手席と2列目左右席に用意されたオットマン
  • マルチカラー対応のアンビエントライティング
  • BOSEスピーカーグリルなどのメーカーオプション
  • 開閉可能なサンルーフ

水平基調のインストルメントパネルと、高い位置に設けられたワイドなセンターコンソールによって、運転席まわりには広がりと包まれ感の両方が与えられています。

先代モデルより運転席のアイポイントが76mm高くなり、見晴らしの良さも向上したとされています。

これは内装の見た目だけではなく、日常での運転のしやすさにも関係する重要な変更です。

高級ミニバンは後席の豪華さに注目が集まりがちですが、運転する人が疲れにくく、車両感覚をつかみやすいことも、長く乗るうえでは欠かせません。


内装色「紫檀」と「銀雪」はどんなデザイン?

日産エルグランド新型の内装を象徴するのが、「紫檀(シタン)」と「銀雪(ギンセツ)」という2種類のカラーコーディネートです。

どちらも単なる黒、白、ベージュといった一般的な呼び方ではなく、日本の伝統や自然を連想させる世界観が与えられています。

紫檀は深みのある紫と濃紺を組み合わせた内装

「紫檀」は、銘木である紫檀から着想を得た内装です。

深みのある紫と濃紺を大胆に組み合わせ、伝統的な美しさを現代的な車内空間へ落とし込んでいます。

紫と聞くと派手な印象を持つかもしれませんが、公開された内装は明るく鮮やかな紫ではありません。

落ち着きのある暗い色調を中心としているため、上品さを保ちながら、一般的なブラック内装とは違う個性を感じられます。

公式資料では、G e-4ORCEに「紫檀〈L〉」を組み合わせた仕様が紹介されています。

デコレーションステッチ、アームレスト、フロントセンターコンソールボックスなども周囲の色調に合わせられ、車内全体に統一感が生まれています。

個人的には、紫檀は高級感を派手なメッキや光沢だけで表現していないところに好感を持ちました。

夜の送迎や長距離移動でも落ち着いて過ごせそうな、少し暗めの応接室のような雰囲気です。

銀雪はホワイト基調で明るく清潔感のある内装

「銀雪」は、静かな雪景色をイメージしたホワイト基調の内装です。

紫檀が重厚で落ち着いた印象なのに対し、銀雪は明るさ、清潔感、空間の広がりを感じやすい仕上がりとなっています。

こちらもG e-4ORCEに設定される内装色として紹介されています。

新型エルグランドは全高が先代より160mm高くなっており、銀雪の明るい色調と組み合わさることで、実際の寸法以上に開放的な室内へ感じられる可能性があります。

ただし、白系の内装は衣服の色移りや靴による汚れが目立ちやすい点に注意が必要です。

小さな子どもを乗せる機会が多い家庭では、見た目の美しさだけで決めず、展示車で素材の手触りや手入れ方法を確認したいところです。

X e-4ORCEには落ち着いたダーク内装を設定

新型エルグランドには、X e-4ORCE向けとして「ダーク〈G〉」も用意されています。

紫檀や銀雪ほど強い個性を求めず、落ち着いた車内を好む人には選びやすいカラーです。

高級ミニバンだからといって、必ず明るい革内装や華やかな加飾を選ぶ必要はありません。

長く乗ることや汚れの目立ちにくさまで考えると、ダーク内装が最も現実的だと感じる人も多いでしょう。


運転席まわりの装備と使いやすさは?

新型エルグランドの運転席には、14.3インチの大画面統合型インターフェースディスプレイが採用されています。

メーターやナビゲーションなどの情報を大きな画面上で確認でき、視認性と先進感を高める装備です。

インストルメントパネルは水平基調で、前方の広さを感じやすいデザインになっています。

センターコンソールはワイドかつ高めに設定され、運転席と助手席をほどよく区切る構成です。

高いコンソールはコックピットらしい包まれ感を生みますが、購入前には足元や左右方向の余裕も確認しておきたいところです。

体格や運転姿勢によっては、ひざまわりの感覚が異なるためです。

空調操作部には、木目調パネルと一体化したシームレスな静電式スイッチが採用されています。

スイッチ類がパネルの中へ溶け込むことで、従来の物理ボタンが並ぶ内装よりもすっきりと見えます。

一方、静電式スイッチは凹凸が少なく、手探りだけでは操作しにくい場合があります。

見た目の美しさと運転中の扱いやすさが両立しているかは、試乗時に確認したいポイントです。

実際に運転席へ座ったら、エアコンの温度変更や風量調整を行い、視線を大きく落とさず操作できるか試してみるとよいでしょう。

フロントセンターコンソールには、アームレスト付きの収納ボックスも備わります。

大型ミニバンはスマートフォン、財布、飲み物、充電ケーブルなどを車内へ持ち込む機会が多いため、収納の容量や配置は日常の満足度を左右します。

見た目だけでなく、ふたの開き方や助手席からの使いやすさまで確かめることが大切です。


2列目キャプテンシートの快適装備は?

新型エルグランドの乗車定員は、2人・2人・3人の合計7人です。

2列目は独立型のキャプテンシートのみとなり、多人数を詰め込むより、1人ずつがゆったり座る快適性を重視しています。

2列目シートは、背もたれ全体だけでなく上部だけを倒せる「中折れタイプ」です。

背中全体の角度を大きく変えなくても、肩や頭の位置を調整しやすいため、長時間移動時の姿勢を細かく整えられます。

さらに、2列目左右席と助手席の合計3席ではオットマンが使用できます。

足を支えながら座れるため、高速道路を使った長距離移動や休憩時の快適性向上が期待できます。

全席には、体圧を分散しやすい「ゼログラビティーシート」が採用されます。

体の特定部分へ負担が集中しにくい設計で、前席だけでなく3列目まで同じ考え方が取り入れられている点は、新型エルグランドの強みです。

プレミアムミニバンでは、2列目だけを豪華にして3列目を補助席のように扱う車もあります。

その点、新型エルグランドが全席の座り心地を重視したことは、家族全員で移動するユーザーにとって意味のある進化だと考えます。

ただし、シートの快適性は体格によって感じ方が変わります。

座面の長さ、ひざ裏への当たり、ヘッドレストの位置、アームレストの高さなどは、家族も一緒に座って確認するのがおすすめです。

ディーラーオプションでは、シートバックパーソナルリアモニターも用意されます。

装着する場合は、メーカーオプションのシートバックパーソナルリアモニター取付パッケージを選ぶ必要があるため、注文時の組み合わせに注意が必要です。

後からモニターだけを追加できるとは限らないので、子どもの動画視聴や長距離移動で使う予定があるなら、見積もりの段階で確認しておきましょう。


アンビエントライトやBOSEなどの高級装備は?

新型エルグランドには、マルチカラー対応のアンビエントライティングが設定されています。

室内の間接照明として色を変えられるだけでなく、プロパイロットとの連動機能も備えます。

アンビエントライトは見た目を飾る装備と思われがちですが、夜間にスイッチや車内の輪郭を把握しやすくする役割もあります。

強すぎる照明ではなく、運転の邪魔にならない明るさで室内を包めるなら、実用性のある装備といえるでしょう。

BOSEスピーカーグリルはメーカーオプションとして紹介されています。

BOSEのオーディオシステムを選択できる仕様であれば、広いミニバンの車内でも音の広がりや臨場感が期待できます。

ただし、オーディオは価格が上がりやすい装備です。

音楽を日常的に楽しむ人には魅力的ですが、ラジオや会話が中心の使い方なら、標準システムとの差額をほかの安全装備や快適装備へ回す考え方もあります。

新型エルグランドには、開閉可能なサンルーフも設定されます。

開発陣は、流行している大型のパノラマサンルーフではなく、実際に開閉できることを重視したと説明しています。

固定式の大きなガラスルーフは明るさや開放感に優れますが、換気の自由度は限られます。

新型エルグランドは見た目の大きさより、窓を開けて外気を取り込める実用性を選んだわけです。

これは、豪華さだけを競うのではなく、使う人の生活を考えた判断として評価できます。


3列目シートと荷室の使い勝手は?

新型エルグランドの3列目シートは3人掛けで、50対50の分割式です。

シートには前後スライド機構が備わり、乗員の足元と荷室容量のバランスを調整できます。

3列目を最も後ろまで下げた状態では、荷室の奥行きは限られます。

7人全員が乗り、それぞれが大きな荷物を持つ旅行では、積載方法を工夫する必要がありそうです。

一方、3列目を前へスライドさせれば、乗車人数を維持したまま荷室を広げられます。

3列目は左右の側方へ跳ね上げて収納する方式です。

電動格納ではなく、手動で持ち上げてベルトで固定する構造ですが、公開された車両では操作が極端に重い印象ではなかったとされています。

横への跳ね上げ式は床面を広く使いやすい一方、格納したシートが荷室側面に残ります。

大きな家具や自転車などを積む場合は、床下格納式との違いを理解しておく必要があります。

新型エルグランドの荷室は、単純な最大容量よりも、3列目を普段から使う家庭が乗員と荷物の配分を調整しやすい点に特徴があると考えられます。

購入時にはカタログの数値だけで判断せず、普段使用するベビーカー、旅行かばん、車いす、買い物かごなどを想定して確認するのが確実です。


日産エルグランド新型の内装をどう評価する?

ここからは、公開されている情報を踏まえた筆者の考察です。

新型エルグランドの内装は、トヨタ・アルファードやヴェルファイアと同じ方法で豪華さを競うのではなく、独自の方向へ進んだように感じます。

紫檀や銀雪といった内装色、木目調パネル、アンビエントライトを使いながらも、派手な加飾だけに頼っていません。

「高級ミニバンだから、とにかく光らせる」という発想ではなく、色、素材、照明、シートを組み合わせて居心地を高めようとしています。

特に注目したいのは、全席へのゼログラビティーシート採用です。

高額なミニバンでは2列目に視線が集中しますが、実際の家族利用では、運転席、助手席、3列目にも人が座ります。

全席の負担軽減を考えた設計は、カタログ上の豪華装備ほど派手ではないものの、長く使うほど価値を感じやすい部分でしょう。

一方で、静電式のエアコンパネルや手動式の3列目格納などは、好みが分かれる可能性があります。

見た目が先進的でも、操作に視線を使うようでは運転中の負担になります。

また、高級ミニバンに電動格納を求める人にとっては、3列目を手で持ち上げる方式が物足りなく感じられるかもしれません。

コスパを重視して見るなら、豪華装備をすべて付けることが正解とは限りません。

BOSEオーディオ、後席モニター、サンルーフなどは魅力的ですが、使用頻度が低ければ支払額に対する満足度は下がります。

自分や家族が毎日触れるシート、空調、収納、視界を優先し、趣味性の高い装備は予算に余裕がある場合に加える選び方が賢明です。

また、紫檀と銀雪は写真だけで決めず、実車で色味を確認したいところです。

画面や照明環境によって紫の深さや白内装の明るさは大きく変わります。

日中と夜間で雰囲気がどう変化するか、汚れの目立ち方はどうかまで想像すると、購入後の後悔を減らせます。

新型エルグランドは、外観の存在感だけでなく、乗員が移動時間をどう過ごすかに重点を置いたモデルといえます。

高級感を見栄のための装飾ではなく、疲れにくさや落ち着きとして捉えている点が、内装の最大の特徴ではないでしょうか。


まとめ

日産エルグランド新型の内装には、「紫檀」「銀雪」「ダーク」という3種類のカラーが用意され、日本らしい美意識と現代的な装備が組み合わされています。

運転席には14.3インチの大画面ディスプレイやシームレスな空調パネルを採用し、全席にはゼログラビティーシートを装備します。

2列目は中折れ機構とオットマンを備えた独立型キャプテンシートで、3列目には前後スライドと左右跳ね上げ式の収納機構が用意されています。

アンビエントライティング、BOSEオーディオ、後席モニター、開閉式サンルーフなど、快適性を高める装備も充実しています。

一方で、静電式スイッチの操作性、3列目の手動格納、白系内装の汚れやすさなどは、購入前に実車で確認すべきポイントです。

新型エルグランドの内装選びでは、見た目の豪華さだけでなく、家族構成、乗車人数、長距離移動の頻度、荷物の量まで考えることが大切です。


よくある質問

日産エルグランド新型の内装色は何種類ありますか?

公開情報では、G e-4ORCEに「紫檀〈L〉」と「銀雪〈W〉」、X e-4ORCEに「ダーク〈G〉」が設定されています。

グレードやオプションによって選択条件が異なる可能性があるため、最新の組み合わせは日産販売店で確認してください。

新型エルグランドは何人乗りですか?

新型エルグランドは、前席2人、2列目2人、3列目3人の合計7人乗りです。

2列目はベンチシートではなく、独立型キャプテンシートのみとなっています。

新型エルグランドの3列目は床下に収納できますか?

3列目は床下格納式ではなく、左右の側方へ跳ね上げ、ベルトで固定する方式です。

前後スライド機構があるため、3列目を使用したまま荷室の広さを調整できます。

執筆者:ソロ(新車・カーライフ愛好家)

日産エルグランド新型2022モデルを検証|フルモデルチェンジ前との比較

2022年式の上質な大型ミニバンと次世代モデルのシルエットを比較する場面

日産エルグランドの2022年モデルはフルモデルチェンジ車ではなく、熟成が進んだ3代目E52型の後期モデルです。

安全装備や大画面ナビ、上質な室内を備える一方、2026年7月発表の新型とは設計世代や運転支援、パワートレインの考え方が大きく異なります。

日産エルグランド新型2022モデルとは?

「日産エルグランド 新型 2022」と検索すると、2022年にフルモデルチェンジした新型車が発売されたように感じるかもしれません。

しかし、2022年式エルグランドは2010年8月から販売された3代目E52型の後期モデルに当たります。2022年に世代そのものが切り替わったわけではありません。

中古車情報でも、対象モデルの販売期間は「2010年8月~2026年7月」とされています。つまり2022年式は、長く販売されたE52型の中でも比較的新しく、改良を積み重ねた時期の車両です。

2022年式の中古車で中心となっているのは、2.5リッターエンジンを搭載する「250ハイウェイスターS」や、装備を充実させた「250ハイウェイスターS アーバンクロム」「250ハイウェイスタープレミアム」などです。

掲載車両を見ると、次のような装備を備えた個体が確認できます。

  • 純正10インチナビ
  • アラウンドビューモニター
  • 後席モニター
  • 両側電動スライドドア
  • インテリジェントクルーズコントロール
  • エマージェンシーブレーキ
  • 踏み間違い衝突防止アシスト
  • 車線逸脱警報・支援機能
  • 360°セーフティアシスト
  • LEDヘッドライト
  • 電動リヤゲート
  • サンルーフ
  • シートヒーター

もちろん、すべての車両に同じ装備が付くわけではありません。グレードやメーカーオプション、販売時の仕様によって内容は異なります。

それでも、2022年式は単に古い設計のミニバンというより、長年の改良で装備を整えたE52型の完成形に近いモデルと見ることができます。

筆者としては、ここが2022年式を検討するうえで最も重要なポイントだと考えます。「新設計ではないから価値がない」のではなく、弱点と価格のバランスを理解すれば、現実的な選択肢になり得るからです。


2022年式エルグランドはフルモデルチェンジ前と何が違う?

2022年式エルグランドを「フルモデルチェンジ前」と比較する場合、比べる対象を整理する必要があります。

ひとつは、E52型の初期モデルや改良前モデルとの比較です。もうひとつは、2026年7月16日に正式発表された次世代の新型エルグランドとの比較です。

まず、同じE52型の初期モデルと比べると、2022年式は安全支援装備やナビゲーション、カメラ類が充実しています。

長期間販売されたモデルは、基本骨格が同じでも、途中の改良によって使いやすさが大きく変わります。特に家族を乗せる大型ミニバンでは、衝突被害軽減ブレーキや全周囲カメラ、踏み間違い防止機能の有無が日常の安心感を左右します。

一方、2026年7月発表の新型エルグランドは、公式情報で「プレミアムミニバンは新たな領域へ」と表現されています。

新型の公式ラインアップには、次の名称が確認できます。

  • G e-4ORCE
  • AUTECH e-4ORCE
  • AUTECH LINE e-4ORCE “G-spec”
  • VIP
  • AUTECH
  • AUTECH LINE
  • ステップタイプ

「e-4ORCE」は日産が電動化車両で展開する四輪制御技術の名称です。2022年式で中心だった2.5リッターや3.5リッターのガソリン車とは、車の動かし方や商品設計の方向性が変わったことが分かります。

また、新型ではプロパイロット2.0や、22スピーカーを備えたBOSE Premium Sound System、ルーフ取付タイプの後席専用モニターなどが注目装備として挙げられています。

比較を簡単に整理すると、次のようになります。

比較項目 2022年式E52型 2026年発表の新型
モデルの位置付け 3代目の後期・熟成型 次世代の全面刷新モデル
主な動力 2.5L・3.5Lガソリン車 e-4ORCE設定を中心に展開
運転支援 360°セーフティアシストなど プロパイロット2.0を設定
情報・快適装備 10インチナビ、後席モニターなど BOSE 22スピーカーなどを設定
購入方法 中古車が中心 新車購入が中心
向いている人 価格と装備の両立を重視 最新技術と新車の安心を重視

2022年式は、設計の新しさでは次世代モデルにかないません。ただし、購入価格まで含めると話は変わります。

新型のメーカー希望小売価格は、2026年7月現在で689万7,000円からと案内されています。税金、自賠責保険、販売諸費用、オプション、付属品などは別です。

それに対して、2022年式の中古車には支払総額200万円台後半から300万円台の掲載例があります。新旧で数百万円の差が生じるため、単純に装備の新しさだけで優劣を決めるのは現実的ではありません。


日産エルグランド2022年式の中古車価格は?

参考となる中古車情報では、エルグランド全体の平均価格は145.9万円、価格帯は19.9万~732万円と表示されています。

ただし、この平均価格には2010年以降の幅広い年式やグレードが含まれます。2022年式だけの相場を示す数字ではない点に注意が必要です。

2022年式の掲載例では、次のような価格が確認できます。

  • 250ハイウェイスターS、走行4.8万km:支払総額279.7万円
  • 250ハイウェイスターS、走行距離不明の掲載例:支払総額321.2万円
  • 250ハイウェイスターS アーバンクロム、走行3.2万km:支払総額330.3万円
  • 250ハイウェイスターS、サンルーフ付き、走行4.9万km:支払総額329.8万円
  • 250ハイウェイスターS アーバンクロム、走行1.8万km:支払総額373万円
  • 3.5 VIP、走行1.1万km:支払総額567万円

この価格差は、走行距離だけでなく、グレード、サンルーフ、本革シート、後席モニター、純正ナビ、電動リヤゲートなどの装備によって生まれます。

特にエルグランドは、同じ2022年式でも「250ハイウェイスターS」と「VIP」では商品性が大きく違います。年式だけで検索結果を並べ、最安車を選ぶ買い方はおすすめできません。

中古車選びでは、車両本体価格よりも支払総額と装備内容をセットで比べることが大切です。

例えば、車両本体価格が安くても、ナビや後席モニターが付いていなければ、購入後に追加費用がかかります。タイヤ交換、車検整備、保証の延長などを含めると、最初から装備がそろった車両のほうが結果的にお得になる場合があります。

筆者がコスパ重視で選ぶなら、2.5リッターの250ハイウェイスターS系を軸に、アラウンドビューモニター、両側電動スライドドア、衝突被害軽減ブレーキ、純正ナビの有無を確認します。

VIPや3.5リッター車は魅力的ですが、購入後の燃料代や税負担まで考えると、誰にでも合理的とは限りません。見栄より実用性を優先するなら、必要な装備がそろった2.5リッター車のほうが選びやすいでしょう。

なお、中古車の価格や在庫は常に変動します。掲載価格だけで判断せず、最新情報と諸費用の内訳を販売店で確認してください。


2022年式エルグランドの長所と注意点は?

2022年式エルグランドの長所は、プレミアムミニバンらしい存在感と快適装備を、新型より抑えた予算で狙えることです。

中古車の口コミ情報では、総合評価4.1、外観4.5、走行性能4.2、燃費・経済性3.0、価格3.7、内装・装備4.3という数字が掲載されています。

この評価からも、エルグランドは外観や走り、内装装備への満足度が高い一方、燃費や経済性には厳しい意見が出やすい車だと読み取れます。

特に注意したいのは、次の点です。

  • ガソリン車のため燃料代を見込む必要がある
  • 大型車なのでタイヤや消耗品の費用が高くなりやすい
  • 車幅や全長を踏まえて駐車場を確認する必要がある
  • 同年式でも装備差が大きい
  • 社外部品で大きく改造された車両もある
  • 保証内容が販売店によって異なる
  • 7人乗りと8人乗りでは座席の使い方が異なる

中古車情報には、20インチホイール、車高調、社外エアロ、社外マフラー、加工された灯火類などを装着した車両も見られます。

改造車が悪いわけではありませんが、初めて大型ミニバンを買う方には、純正状態に近く、点検記録や保証が明確な車両のほうが安心しやすいでしょう。

また、装備欄に「プロパイロット」と記載された中古車もありますが、販売店側の表記が必ずしもメーカー公式の装備名称と一致するとは限りません。

購入時には、カタログ上の正式装備と実車のスイッチ、機能、取扱説明書を確認することが重要です。中古車サイトの説明文だけで判断しない姿勢が、後悔を減らします。


新型エルグランドと2022年式はどちらを選ぶべき?

最新技術や電動化、新車保証を重視するなら、2026年7月16日に発表された新型エルグランドが有力です。

公式サイトでは、プロパイロット2.0、BOSE Premium Sound System、後席専用モニターなどが人気オプションとして紹介されています。

ボディカラーは全5色とされ、人気色としてプリズムホワイト、至極、ミッドナイトブラックが掲載されています。

一方で、新型の価格は689万7,000円からです。グレードやオプション、諸費用を加えると、実際の支払額はさらに増える可能性があります。

2022年式なら、新型の半額程度に収まる掲載例もあります。差額を燃料代や整備費に回しても、総支出を抑えられる可能性は十分にあります。

選び方は、次のように整理すると分かりやすいでしょう。

2022年式が向いている人

  • 予算を300万円前後に抑えたい
  • ガソリン車でも問題ない
  • 最新世代であることに強くこだわらない
  • ナビや後席モニターなどの実用装備を重視する
  • 価格と見た目のバランスを求める

2026年発表の新型が向いている人

  • e-4ORCEなど新しい技術に魅力を感じる
  • プロパイロット2.0を利用したい
  • 新車保証や長期保有の安心感を重視する
  • 予算に余裕がある
  • 数年後の先進性や商品価値も重視する

筆者としては、年間走行距離がそれほど多くなく、予算を抑えて上質なミニバンに乗りたい方には、2022年式が面白い選択肢だと感じます。

逆に、長距離移動が多く、運転支援や電動四輪制御に価値を感じる方は、新型に予算をかける意味があります。

重要なのは、「新しいほうが得」「中古のほうが安い」という一面的な判断をしないことです。購入価格、燃料代、整備費、装備、保有年数を合わせて考える必要があります。


2022年式を買うならどこを確認すべき?

2022年式は比較的新しい中古車ですが、登録から数年が経過しています。走行距離が少なくても、使われ方や保管環境によって状態は異なります。

まず確認したいのは、車両の修復歴と整備記録です。

販売店保証についても、6か月・5,000km、12か月・走行距離無制限、3か月・3,000kmなど、掲載車によって差があります。保証期間だけでなく、対象部品と免責事項も確認しましょう。

次に、電動装備を実際に動かします。

  • 両側電動スライドドア
  • 電動リヤゲート
  • ナビゲーション
  • アラウンドビューモニター
  • 後席モニター
  • シートヒーター
  • サンルーフ
  • 各種安全支援機能

大型ミニバンは電動装備が多いため、不具合があると修理費が膨らむことがあります。納車前点検でどこまで確認するのか、書面で示してもらうと安心です。

タイヤの状態も重要です。残り溝だけでなく、製造年、ひび割れ、偏摩耗を確認してください。

大型ミニバン用タイヤは軽自動車用より高額になりやすいため、購入直後に4本交換となると、車両価格の安さが薄れてしまいます。

さらに、7人乗りと8人乗りの違いも実車で確かめたいところです。

2列目の快適性を優先するなら7人乗り、乗車人数や座席配置の柔軟性を重視するなら8人乗りが候補になります。家族構成や使い方に合わないと、豪華な装備があっても不便に感じます。

私なら、候補車を2~3台に絞ったうえで、装備、保証、タイヤ、整備内容を金額に置き換えて比較します。

車両本体が10万円安くても、タイヤ交換や保証延長で15万円かかるなら、最初から状態の良い車両を選ぶほうが合理的です。これが中古車で「安い車」と「お得な車」を見分けるポイントです。


日産エルグランド新型2022モデルをどう評価する?

個人的には、2022年式エルグランドを「古いモデルだから候補外」と決めるのは早いと考えます。

確かに基本設計は2010年登場のE52型で、2026年発表の新型と比べれば世代差があります。電動化や運転支援の進化を重視する人には、物足りなく映るでしょう。

しかし、2022年式には360°セーフティアシスト、全周囲カメラ、衝突被害軽減ブレーキ、10インチナビ、後席モニターなど、日常で役立つ装備を備えた車両があります。

見た目の存在感や室内装備を重視しながら、新車価格を抑えたい方にとっては、まだ十分に検討価値があります。

特に注目したいのは、新型登場による中古車市場の変化です。

新型への乗り換えが進めば、2022年式を含む後期E52型の流通台数が増える可能性があります。一方で、状態が良く装備の充実した車両には需要が集まり、必ずしも大幅に安くなるとは限りません。

これは私見ですが、狙い目は単純な最安車ではなく、純正10インチナビ、アラウンドビューモニター、両側電動スライドドア、安全支援装備がそろった2.5リッター車です。

新型との差額を考えると、燃料代や将来の整備費を多めに見積もっても、総額では2022年式が有利になるケースがあります。

ただし、年間走行距離が多い方は慎重に計算すべきです。購入価格が安くても、燃費や消耗品の差が積み重なるため、保有期間全体で見ると新しい電動化モデルとの差が縮まる可能性があります。

2022年式の価値は、最新性能ではなく、価格が現実的になった上質な大型ミニバンという点にあります。そこに魅力を感じるかどうかが、選択の分かれ目でしょう。


まとめ

日産エルグランドの2022年モデルは、2022年にフルモデルチェンジした車ではなく、2010年から続いた3代目E52型の後期モデルです。

基本設計の古さはありますが、360°セーフティアシスト、全周囲カメラ、純正10インチナビ、後席モニターなどを備えた車両があり、装備面では現在でも実用的です。

2026年7月16日発表の新型は、e-4ORCEやプロパイロット2.0などで大きく進化しています。一方、メーカー希望小売価格は689万7,000円からで、2022年式中古車とは購入予算に大きな差があります。

コスパを重視するなら、2.5リッターの250ハイウェイスターS系を中心に、支払総額、装備、保証、タイヤ、整備記録を比較するのが賢い選び方です。

最新技術を求めるなら新型、価格と装備のバランスを求めるなら2022年式というように、自分の使い方と予算を基準に判断しましょう。


よくある質問

日産エルグランドは2022年にフルモデルチェンジしましたか?

いいえ。2022年式は2010年8月から続いた3代目E52型の後期モデルです。全面刷新された次世代モデルは2026年7月16日に正式発表されています。

2022年式エルグランドの中古車はいくらくらいですか?

参考情報では、2.5リッター車を中心に支払総額200万円台後半から300万円台の掲載例があります。VIPなど上級グレードでは500万円を超える例もあり、装備や走行距離で価格が変わります。

2022年式と新型エルグランドはどちらがお得ですか?

購入価格を重視するなら2022年式が有利になりやすく、最新の電動化技術や運転支援、新車保証を重視するなら新型が向いています。燃料代や整備費を含む総額で比較することが大切です。

ソロ(そろ)/新車・カーライフ愛好家

日産エルグランド新型2025年モデルの最新動向|価格や内装の見通しも紹介

日産エルグランド新型2025は、2025年に先行公開され、2026年7月16日に正式発売された16年ぶりの全面刷新モデルです。

価格は689万7000円からで、第3世代e-POWERとe-4ORCEを全車に搭載し、内装も大画面ディスプレイや「紫檀」「銀雪」などを採用した上質な空間へ進化しました。

日産エルグランド新型2025とは?実際の発売は2026年

「日産エルグランド新型2025」と検索すると、2025年中に発売されたモデルだと思う方もいるかもしれません。

しかし正確には、2025年10月29日にジャパンモビリティショー2025で先行公開され、2026年5月28日に予約受注開始、同年7月16日に正式発売されたモデルです。

つまり、「2025年モデル」という呼ばれ方は、2025年に新型の姿が世界初公開され、外観や内装、主要技術が明らかになったことに由来すると考えると分かりやすいでしょう。

従来型エルグランドは2010年に登場しており、今回のフルモデルチェンジは約16年ぶりです。

ミニバン市場では、その間にトヨタ・アルファードやヴェルファイアが急速に存在感を高めました。

新型エルグランドは、単に古くなった内外装を新しくするのではなく、日産のフラッグシップミニバンとして、走行性能、電動技術、安全装備、室内の快適性まで大幅に刷新しています。

発売までの主な流れは以下の通りです。

  • 2025年10月29日:大型ミニバン新型エルグランドを先行公開
  • 2025年11月:ジャパンモビリティショー2025で外観・内装を公開
  • 2026年5月28日:予約受注を開始
  • 2026年7月16日:正式発売
  • 2026年7月下旬ごろ:販売店への試乗車配車が進む

2025年の発表時点では「2026年夏発売予定」と案内されていましたが、その後、価格やグレード、装備内容が明らかになり、実際に市販へ移行しました。

そのため、これから購入を検討する方は、予想情報だけでなく、2026年7月時点で公表されている正式な価格や装備を基準に判断する必要があります。


日産エルグランド新型2025価格は689万7000円から

日産エルグランド新型2025の価格は、基本グレードの「e-POWER X e-4ORCE」が689万7000円、上級グレードの「e-POWER G e-4ORCE」が757万9000円です。

従来型より大幅に高価格化していますが、その理由は、パワートレインや駆動方式を簡素な仕様から選べないことにあります。

新型エルグランドは、全車が第3世代e-POWERと電動4輪制御技術のe-4ORCEを搭載します。

一般的なガソリンエンジン車や、価格を抑えた2WD車は用意されていません。

グレード 価格(税込) 主な内装色
e-POWER X e-4ORCE 689万7000円 ダーク
e-POWER G e-4ORCE 757万9000円 紫檀、銀雪

XとGの価格差は68万2000円です。

Xにも両側電動スライドドア、アルミホイール、エアロパーツ、e-4ORCE、インテリジェントダイナミックサスペンションなどが標準装備されます。

一方のGには、通信機能を備えたインフォテインメントシステム、後席専用モニター、100V・1500W電源コンセント、1列目と2列目のシートベンチレーションなどが追加されます。

Xでは、インフォテインメントシステム、ETC2.0、後席専用モニターなどを組み合わせた装備が24万9700円、100V・1500W電源コンセントが9万9800円のメーカーオプションです。

この2つだけでも合計約35万円になるため、家族で長距離移動する予定があり、後席モニターや電源を使いたい方は、最初からGを選んだ方が装備内容を整理しやすいでしょう。

さらに、BOSEプレミアムサウンドシステム、高遮音ガラス、プロパイロット2.0などを含む装備は、73万2600円のオプションとして設定されています。

ツインガラスサンルーフは15万4000円、ワイパーデアイサーなどを含むクリアビューパックは3万3000円です。

ボディカラーも有償色があり、プレミアムホワイトは6万500円、ミッドナイトブラックや至極は7万5900円、フジドーンと至極を組み合わせた2トーンは25万3000円となっています。

車両本体だけでなく、オプションや諸費用まで含めると、Gは800万円を超える可能性があります。

価格を重視する方は、カタログ上の車両価格だけを見るのではなく、必要な装備を加えた総支払額でXとGを比べることが重要です。


日産エルグランド新型2025内装は何が変わった?

日産エルグランド新型2025の内装は、「特別なプライベートラウンジ」を目指して開発されています。

従来型の落ち着いた高級感を残しながら、ディスプレイ、照明、素材の見せ方を大幅に現代化したことが特徴です。

運転席まわりには、国内の日産車で初採用となる14.3インチの統合型インターフェースディスプレイが配置されました。

メーターディスプレイも大型化され、ナビゲーションや車両情報を見やすく表示できます。

センター部分には幅広く高さのあるコンソールを採用し、木目調パネルと一体化した静電式スイッチを組み合わせています。

物理的なスイッチを大量に並べるのではなく、家具のような面の美しさを意識したデザインです。

また、最大64色から選べるアンビエントライティングを用意し、プロパイロットとの連動機能も備えています。

夜間は、単に明るく照らすだけではなく、室内の輪郭を柔らかく浮かび上がらせる演出が期待できます。

内装色は、Gに「紫檀」と「銀雪」、Xに「ダーク」が設定されます。

紫檀は銘木から着想を得た色で、紫と濃紺を組み合わせた個性的な内装です。

銀雪はホワイトを基調とし、雪景色のような静けさや清潔感を表現しています。

一方、Xのダーク内装は華やかさを抑え、汚れの目立ちにくさや使いやすさを重視したい方に向いているでしょう。

個人的には、エルグランドらしい独自性を求めるなら紫檀、家族で日常的に使うことを考えるならダークが現実的だと感じます。

明るい銀雪は展示車では非常に映えますが、子どもを乗せる機会が多い家庭では、汚れや衣類からの色移りも確認しておきたいところです。

シートやドアトリムには、外観のフロントグリルと共通する「組子」のパターンが取り入れられています。

外から見たデザインと車内の意匠がつながっており、単に高価な素材を並べるのではなく、車全体で統一感を持たせている点は新型の魅力です。

BOSEプレミアムサウンドシステムは22スピーカー構成で、3Dサラウンド再生に対応します。

オーディオゾーンコントロールや通話音ゾーンコントロールも用意され、前席と後席で異なる音の環境を作れる点が特徴です。

ただし、すべての装備が標準ではありません。

展示車や広報写真は多くのオプションを装着している場合があるため、実際に注文するグレードで同じ内装になるのかを販売店で確認することが大切です。


新型エルグランドの外観と走行性能はどう進化した?

新型エルグランドのデザインコンセプトは、「The private MAGLEV」です。

MAGLEVはリニアモーターカーを意味し、高速でありながら滑らかで静かな移動空間を、新しいエルグランドの姿に重ねています。

フロントグリルは日本の伝統工芸である組子をモチーフとし、上部には横一文字のシグネチャーランプを配置しました。

ヘッドライトは上下に分かれた二段構成で、従来のエルグランドらしさを残しつつ、先進的な印象に仕上げています。

ボディは従来型より全高が90mm以上、全幅が40mm近く拡大されたとされ、Lサイズミニバンらしい堂々とした存在感が強まりました。

横から見ると水平基調の長いシルエットで、リアにも横一文字のランプを採用しています。

外観はアルファードのように押し出しの強さだけを前面に出すのではなく、面の大きさと細部の緻密さを組み合わせたデザインです。

好みは分かれますが、日産らしい電動車の先進感と、日本的な装飾を両立しようとした意図は伝わります。

走行面では、新開発の直列3気筒1.5Lターボ発電用エンジン「ZR15DDTe」と、5-in-1構造の第3世代e-POWERユニットを採用しています。

e-POWERは、エンジンで発電し、タイヤは基本的にモーターで駆動する仕組みです。

アクセルを踏んだ直後からモーターの大きなトルクを使えるため、大柄で重いミニバンでも滑らかに加速しやすい利点があります。

報道されている最大トルクは500Nmを上回り、一般的なガソリン車に例えると4.5L級に相当する力強さと評価されています。

さらに、前後のモーターを制御するe-4ORCEと、4輪のショックアブソーバーを制御するインテリジェントダイナミックサスペンションを全車に採用しました。

カーブや高速道路で車体の姿勢を整えながら、コンフォートモードではショックアブソーバーの減衰力を弱め、乗り心地を柔らかくできます。

新型エルグランドのWLTCモード燃費は16.8km/Lです。

同クラスのトヨタ・アルファード ハイブリッドZ E-Fourは17.4~18.0km/Lとされるため、燃費だけならアルファードがやや有利です。

ただし、新型エルグランドは燃費性能よりも、力強い加速と高速安定性に重点を置いていると考えられます。


アルファードより高い?価格と装備を比較

新型エルグランドXの689万7000円に対し、比較対象となるアルファード ハイブリッドZ E-Fourは657万円です。

単純な車両価格では、エルグランドXが32万7000円高くなります。

加えて、アルファード ハイブリッドZ E-Fourには、100V・1500W電源コンセントや一部の運転支援装備が標準で備わります。

エルグランドXではインフォテインメントシステムやETC2.0、電源コンセントなどがオプションになるため、同等に近い装備をそろえると価格差はさらに広がります。

2列目シートも違いが明確です。

アルファード ハイブリッドZ E-Fourは、両側に固定式アームレストを備えたエグゼクティブパワーシートを採用しています。

新型エルグランドXの2列目は、比較的シンプルなセパレートシートです。

後席の豪華さや分かりやすいおもてなし感では、アルファードが優勢でしょう。

一方、新型エルグランドは、モーターらしい加速、e-4ORCEによる安定性、可変サスペンションによる走りの質を強みにしています。

つまり、アルファードは「乗せてもらう人の満足感」、エルグランドは「運転する人も楽しめること」に重点を置いた違いがあります。

新型エルグランドを価格だけで評価すると、割高に見えるのは事実です。

しかし、SUVやセダンから乗り換えても運転の退屈さを感じにくい大型ミニバンを求める方にとっては、価格差に意味を見いだせる可能性があります。

反対に、2列目の豪華さ、燃費、リセールバリューを最優先する場合は、アルファードも含めて慎重に比較した方がよいでしょう。


日産エルグランド新型2025はどのグレードがお得?

価格をできるだけ抑えたい場合はXが基本ですが、オプションを加えすぎるとGとの価格差が縮まります。

インフォテインメントシステム、後席専用モニター、100V・1500W電源コンセントなどを必要とするなら、Gの方が装備と価格のバランスを整理しやすいでしょう。

一方、後席モニターを市販品で補い、1500W電源も使わず、内装の華やかさより総額を抑えたい方にはXが合います。

Xは689万7000円と安くはありませんが、e-POWER、e-4ORCE、可変サスペンションといった走りの基本部分はGと共通です。

これは新型エルグランドのグレード選びで見落としやすいポイントです。

高級装備の差はありますが、走行性能の根幹は下位グレードでも大きく削られていません。

私見では、運転性能を重視し、装備を必要最小限に抑えられる人にはXが最もエルグランドらしい買い方だと考えます。

反対に、家族の送迎や旅行で後席の快適装備を日常的に使い、数年後の売却も意識するならGが無難です。

ただし、リセールバリューは市場の人気、供給量、ボディカラー、走行距離によって変わります。

「上級グレードなら必ず高く売れる」とは限らないため、売却価格だけを理由に不要な装備を付けるのはおすすめしません。


新型エルグランドの今後をどう見る?

筆者としては、新型エルグランドの最大の価値は、アルファードと同じ豪華さを追いかけるのではなく、運転する楽しさを残したプレミアムミニバンとして再出発した点にあると考えます。

現在の大型ミニバンは、2列目の豪華装備や送迎車としての見栄えが注目されがちです。

しかし実際の購入者には、自分でハンドルを握り、家族を乗せて高速道路や旅行へ出かける人も多くいます。

そうした使い方では、直進安定性、横風への強さ、カーブでの姿勢、加速時の余裕も重要です。

新型エルグランドは、e-4ORCEと可変サスペンションによって、この「運転席の満足」を強く意識しています。

一方で、689万7000円からという価格は、一般家庭が気軽に選べる水準ではありません。

Xに必要なオプションを加えると、アルファードとの差は見過ごせないほど広がります。

新型エルグランドが市場で定着するには、試乗した人が価格差以上の走りの良さを実感できるかが鍵になるでしょう。

また、床面がやや高く、乗り降りには注意が必要と評価されています。

高齢の家族や小さな子どもを頻繁に乗せる場合は、カタログだけで決めず、スライドドアの開口部、ステップの高さ、2列目と3列目への移動を実車で確認したいところです。

内装についても、14.3インチディスプレイや64色の照明は魅力的ですが、日常で重要なのは操作の分かりやすさです。

静電式スイッチは見た目がすっきりする反面、走行中に指先だけで操作しにくい可能性があります。

試乗では加速や乗り心地だけでなく、エアコン操作、ナビの反応、後方視界、シートの乗降性まで確認することをおすすめします。


まとめ

日産エルグランド新型2025は、2025年10月に先行公開され、2026年7月16日に正式発売された16年ぶりのフルモデルチェンジ車です。

価格はXが689万7000円、Gが757万9000円で、全車に第3世代e-POWER、e-4ORCE、インテリジェントダイナミックサスペンションを搭載します。

内装は14.3インチ統合型ディスプレイ、最大64色のアンビエント照明、紫檀や銀雪といった個性的な内装色によって大きく進化しました。

アルファードより価格や一部装備で不利な面はありますが、力強いモーター駆動と安定した走りは、新型エルグランドならではの魅力です。

購入時は、豪華さだけでなく、必要なオプションを含めた総額、2列目の使い方、乗り降りのしやすさ、運転する楽しさまで含めて判断すると、自分に合うグレードを選びやすくなるでしょう。


よくある質問

日産エルグランド新型2025はいつ発売されましたか?

2025年10月29日に先行公開され、2026年5月28日に予約受注を開始し、2026年7月16日に正式発売されました。

日産エルグランド新型2025の価格はいくらですか?

e-POWER X e-4ORCEが689万7000円、e-POWER G e-4ORCEが757万9000円です。オプション、税金、保険料、登録諸費用などは別途必要です。

新型エルグランドの内装色は何色ですか?

Gには「紫檀」と「銀雪」、Xには「ダーク」が設定されています。グレードによって選べる内装色が異なるため、注文前の確認が必要です。

日産エルグランド新型2026年モデルの予想|スペックや進化ポイントを考察

日産エルグランド新型2026年モデルは、第3世代e-POWERとe-4ORCEを全車に搭載し、走行性能を武器に生まれ変わりました。

2025年の先行公開時には価格や性能についてさまざまな予想が出ていましたが、2026年7月16日の正式発売によって、車両価格やボディサイズ、グレード構成などが明らかになっています。

日産エルグランド新型2026年モデルはどう進化した?

新型の日産エルグランドは、2010年に登場した先代モデル以来、16年ぶりとなるフルモデルチェンジを受けた4代目モデルです。

2025年10月29日に「ジャパンモビリティショー2025」で先行公開され、2026年5月28日に予約受注を開始。2026年7月16日に正式発売されました。

新型エルグランドの大きな進化ポイントは、主に次の5つです。

  • 第3世代e-POWERの採用
  • 電動4輪制御技術「e-4ORCE」の全車搭載
  • ボディサイズと室内空間の拡大
  • 電子制御サスペンションによる乗り心地の向上
  • 安全装備やインフォテインメント機能の強化

先代エルグランドにはハイブリッド車が設定されておらず、燃費や電動化の面でトヨタ・アルファードに対して不利な状況が続いていました。

新型ではガソリン車を用意せず、発電用エンジンとモーターを組み合わせたe-POWERに一本化。さらに2WDも設定せず、全車を電動4WDのe-4ORCEとしています。

選択肢を大幅に絞った構成ですが、そのぶん日産が考える「新しいエルグランドらしさ」が明確になりました。

高級装備を幅広くそろえるだけでなく、大きなミニバンを気持ちよく運転できることに重点を置いたモデルだといえるでしょう。


日産エルグランド新型2026年モデルのスペックは?

新型エルグランドのボディサイズは、全長4995mm、全幅1895mm、全高1975mmです。

先代モデルと比べると、全長は約30mm、全幅は約45mm、全高は約160mm拡大しました。特に全高が大きく引き上げられた点が目立ちます。

比較項目 新型エルグランド
全長 4995mm
全幅 1895mm
全高 1975mm
乗車定員 7人
駆動方式 e-4ORCE・4WD
WLTCモード燃費 16.8km/L
パワートレイン 第3世代e-POWER

先代エルグランドは低い全高による安定した走りが特徴でしたが、アルファードと並べると車体が小さく見えやすく、運転席からの見晴らしにも物足りなさを感じる人がいました。

新型では着座位置と全高を引き上げ、Lサイズミニバンらしい堂々とした見た目と、見晴らしのよい運転環境を追求しています。

一方、全幅は1895mmあるため、狭い住宅街や立体駐車場では注意が必要です。

購入を検討する際には、カタログ上の数字を見るだけでなく、自宅の駐車スペースや周辺道路、よく利用する商業施設の駐車場に収まるかを確認したほうが安心でしょう。

第3世代e-POWERの性能

新型エルグランドには、1.5L直列3気筒の可変圧縮比ターボエンジン「ZR15DDTe」を発電専用として使用する、第3世代e-POWERが搭載されています。

e-POWERはエンジンで直接タイヤを駆動する一般的なハイブリッドとは異なり、基本的にエンジンを発電に使い、モーターで走行する仕組みです。

フロントモーターは最高出力151kW、リヤモーターは100kWとされ、モーター駆動らしい素早い反応となめらかな加速を狙っています。

モーター、発電機、インバーター、減速機、増速機を一体化した「5-in-1」ユニットを採用したことも特徴です。

部品をまとめることでシステムの小型化や効率向上を図り、従来のe-POWERより静粛性と燃費性能を高めています。

専門家による試乗では、最大トルクが500Nmを上回り、加速力はアルファードのハイブリッドより力強いという評価も示されました。

ただし、最高出力やトルクの数字だけで乗りやすさは判断できません。車両重量のあるLサイズミニバンでは、発進時の滑らかさや高速道路での余裕、エンジン始動時の音も重要です。

この点で第3世代e-POWERは、単なる速さではなく、力強さと静かさを両立するための仕組みとして注目されます。


新型エルグランドのe-4ORCEと乗り心地はどう変わった?

新型エルグランドは、全グレードに日産独自の電動4輪制御技術「e-4ORCE」を採用しています。

前後のモーター出力と各輪のブレーキを細かく制御し、発進、加速、減速、旋回時の車体姿勢を安定させる技術です。

大きく重いミニバンは、カーブで車体が外側へ傾きやすく、急な車線変更では後部が揺すられやすい傾向があります。

e-4ORCEは前後の駆動力を状況に合わせて調節することで、車体の揺れやカーブでの膨らみを抑え、運転者が狙ったラインを走りやすくします。

さらに、4輪のショックアブソーバーの硬さを独立して調整する「インテリジェントダイナミックサスペンション」も全車に標準装備されました。

荒れた路面では細かな振動を和らげ、大きなうねりでは車体の上下動を抑えるよう制御します。

走行モードには、燃費を重視する「ECO」、加速感を高める「SPORT」、同乗者の快適性を重視する「COMFORT」など、合計6種類が用意されています。

特にCOMFORTモードは、家族を乗せて長距離を移動する場面で役立ちそうです。

運転する人だけが楽しい設定ではなく、2列目や3列目の乗員が酔いにくく、疲れにくい動きを目指している点は、新型エルグランドの重要な進化でしょう。

また、停車時の車体の揺り戻しを抑える「スムースストップ」も採用されました。

信号で止まるたびに乗員の頭が前後へ動くと、長時間の移動では意外に疲れがたまります。目立たない機能ですが、日常で感じる上質さには、このような細かな制御が効いてきます。


新型エルグランドの内装と安全装備は?

新型エルグランドの室内は、「特別なプライベートラウンジ」をコンセプトに開発されました。

シート配列は2列目が左右独立式となる2-2-3の3列7人乗りで、現時点では8人乗り仕様は設定されていません。

全席に疲れにくい姿勢を目指したゼログラビティシートを採用し、後方の席ほど着座位置が高くなるシアターレイアウトを取り入れています。

2列目シートには、背もたれの付け根だけでなく肩口側も動かせるデュアルリクライニング機能を採用。助手席と2列目左右の合計3席では、オットマンを同時に使用できます。

一方、アルファードの上級シートに見られる固定式の大型アームレストではなく、跳ね上げ式を採用しているため、見た目の豪華さでは好みが分かれそうです。

新型エルグランドは、2列目を応接室のように見せることよりも、乗り降りや3列目への移動を含めた実用性を意識した設計と考えられます。

大画面ディスプレイと静粛性

上級仕様では14.3インチのディスプレイを採用し、メーターとセンターディスプレイを横方向につなげたような先進的なレイアウトとしています。

Googleを搭載したNissanConnectインフォテインメントシステムにより、Googleマップや対応する音楽サービスなどを車内から利用できます。

BOSEプレミアムサウンドシステムは22個のスピーカーを使用し、ルーフやヘッドレストも活用して立体感のある音響空間をつくります。

また、エンジン音だけでなく路面から伝わる音も打ち消すアクティブノイズコントロールを採用。日産は、自然な声量で会話できる静粛性を目指したと説明しています。

内装色には、落ち着いた「ダークメタル」のほか、白を基調とした「銀雪」、紫と濃紺を組み合わせた「紫檀」が用意されます。

ただし、グレードによって選択できる内装色が異なり、上級のGではダークメタルを選べない点に注意が必要です。

進化した運転支援機能

高速道路での運転を支援するプロパイロットも進化しました。

グレードやオプションによって機能は異なりますが、ナビゲーションと連動してカーブや分岐に応じた速度調整を支援する機能や、時速50km以下の渋滞時にハンズオフ走行を可能にする機能が用意されています。

上位システムのプロパイロット2.0では、対応する道路において複数車線でのハンズオフ走行や車線変更支援を利用できます。

ただし、ハンズオフは運転を車に任せきる自動運転ではありません。ドライバーには周囲を監視し、必要に応じて直ちに操作する責任があります。

駐車支援では、路面模様とGPS情報を記憶して登録した場所への駐車を支援する、メモリ機能付きプロパイロットパーキングが用意されました。

さらに、後方から車両や自転車が近づいているとき、スライドドアの自動開作動を制限する機能も採用されています。

子どもや高齢者が乗り降りする機会の多いミニバンでは、派手な機能より、このような事故を未然に防ぐ装備のほうが実用的な価値は高いと感じます。


日産エルグランド新型2026年モデルの価格予想は当たった?

新型エルグランドの正式発表前には、アルファードより価格を抑え、630万円前後から登場するのではないかという予想もありました。

しかし、実際の標準グレードは689万7000円からとなり、事前予想より高い価格設定になりました。

グレード 価格(税込)
X e-4ORCE 689万7000円
G e-4ORCE 757万9000円

グレード構成は、標準のX e-4ORCEと上級のG e-4ORCEの2種類です。

両グレードとも第3世代e-POWER、e-4ORCE、両側電動スライドドア、アルミホイール、インテリジェントダイナミックサスペンションなどを装備します。

G e-4ORCEはXより68万2000円高く、14.3インチディスプレイ、1列目と2列目のシートベンチレーション、100V・1500W電源、上級シート表皮などが加わります。

一方、Xにも主要な運転支援機能や大画面ディスプレイなどをまとめた、24万9700円のセットオプションが用意されています。

100V・1500W電源は別途約9万9000円で選択できます。

したがって、価格を抑えながら必要な装備だけを選びたい人にはXが向いています。

反対に、大画面ディスプレイ、電源、シートベンチレーションなどをまとめて装着し、数年後の売却価格も意識するなら、Gを選ぶ考え方もあります。

ここは単純に「安いXがお得」「高いGが豪華」と決めるのではなく、欲しい装備の合計金額で判断するのが大切です。


新型エルグランドとアルファードはどちらがお得?

新型エルグランドを検討する際、避けて通れない比較相手がトヨタ・アルファードです。

2026年モデルの価格比較では、アルファードZ E-Fourが661万9800円、新型エルグランドX e-4ORCEが689万7000円で、エルグランドが27万7200円高くなります。

アルファードZ E-Fourには、100V・1500W電源、前後席のベンチレーション機能、固定式アームレストを備えたエグゼクティブパワーシートなどが装備されています。

内装の分かりやすい豪華さや装備内容を価格に換算すると、専門家からはアルファードのほうが約60万円割安という見方も示されています。

燃費も新型エルグランドがWLTCモード16.8km/Lであるのに対し、アルファードのハイブリッドE-Fourは仕様により17km/L台となり、数値上はアルファードが有利です。

それでも新型エルグランドには、第3世代e-POWERによる力強い加速、e-4ORCEによる安定性、電子制御サスペンションによる走りの質という武器があります。

つまり、装備の豪華さや燃費、価格を重視するならアルファードが有力です。

一方で、自分でハンドルを握る時間が長く、SUVに近い安定感やモーターならではの加速を求めるなら、新型エルグランドを選ぶ理由があります。

新型エルグランドは、安さでアルファードに対抗する車ではなく、走りに価値を付けたミニバンと考えると分かりやすいでしょう。


新型エルグランドの今後をどう予想する?

ここからは、発表済みの事実を踏まえた筆者の私見です。

新型エルグランドは発売時点で2グレードに絞られていますが、この構成が長期間続くとは限らないと考えています。

日産モータースポーツ&カスタマイズからは、AUTECH、AUTECH LINE、VIP、ステップタイプといった派生モデルも展開されました。

さらに、走行性能を重視した車両特性を考えると、将来的にNISMO仕様が追加される可能性も注目されます。ただし、現時点で正式な発売が保証されているわけではありません。

販売を拡大するためには、現在の689万7000円という最低価格が課題になりそうです。

全車e-4ORCEとすることで性能と商品イメージを統一できる反面、雪道をほとんど走らない人や、価格を抑えたい人にとっては選びにくくなっています。

個人的には、装備を整理した2WDモデルや、600万円台前半の入門グレードが将来追加されれば、アルファード以外の選択肢を探す層にも届きやすくなると考えます。

ただし、価格だけを下げて走行性能や静粛性を削ってしまえば、新型エルグランドの個性が薄れてしまいます。

重要なのは、安価なグレードを増やすことよりも、e-POWERと快適な足まわりという核を残しながら、装備の選び方を広げることでしょう。

もう一つ注目したいのが、法人や送迎用途です。

Lサイズミニバンは家族用だけでなく、企業の役員送迎やホテルの送迎車としても使われます。静粛性、3列目の快適性、滑らかな加減速は、こうした用途でも大きな強みになります。

アルファードが圧倒的に普及している市場だからこそ、人と違う上質な送迎車を求める法人需要を取り込めれば、新型エルグランドの存在感は高まりそうです。

筆者としては、新型エルグランドをカタログの装備数だけで判断するのは、少しもったいないと感じます。

購入前には、アルファードと同じ日に試乗し、発進時の反応、カーブでの揺れ、高速道路を想定した直進安定性、2列目と3列目の乗り心地を比べるのがおすすめです。

その違いに価格差以上の価値を感じられるかどうかが、後悔しない車選びの分かれ目になるでしょう。


まとめ

日産エルグランド新型2026年モデルは、16年ぶりのフルモデルチェンジによって、第3世代e-POWER、e-4ORCE、インテリジェントダイナミックサスペンションを採用しました。

ボディサイズは全長4995mm、全幅1895mm、全高1975mmに拡大され、7人乗りの広い室内と高い視点を実現しています。

価格はX e-4ORCEが689万7000円、G e-4ORCEが757万9000円です。事前に予想された630万円前後より高く、アルファードと比べても装備面の割安感は強くありません。

その代わり、モーター駆動の力強さ、4輪制御による安定性、乗員の揺れを抑える足まわりには、新型エルグランドならではの魅力があります。

高級感や価格だけで選ぶのではなく、大きなミニバンでも運転を楽しみたいかという視点で判断すると、自分に合う一台かどうかが見えやすくなるでしょう。


よくある質問

日産エルグランド新型2026年モデルの発売日はいつですか?

新型エルグランドは2026年7月16日に正式発売されました。予約受注は同年5月28日から開始されています。

新型エルグランドの価格はいくらですか?

X e-4ORCEが689万7000円、G e-4ORCEが757万9000円です。オプションや有償ボディカラーを選択すると支払総額は増えるため、最新の見積もりは日産販売店で確認してください。

新型エルグランドに2WDやガソリン車はありますか?

発売時点では設定されていません。全車が第3世代e-POWERと電動4WDのe-4ORCEを搭載しています。

執筆:ソロ(新車・カーライフ愛好家)

日産エルグランド新型2026最新情報まとめ|デザイン公開から発売まで徹底解説

日産エルグランド新型は、2026年7月16日に16年ぶりのフルモデルチェンジを果たし、価格689万7000円から発売されました。

新型は第3世代e-POWER、電動4WDのe-4ORCE、電子制御サスペンションを全車に採用。豪華さだけでなく、静かで力強い走りを前面に押し出したプレミアムミニバンです。

日産エルグランド新型はいつ発表・発売された?

日産エルグランド新型は、2025年10月29日にジャパンモビリティショー2025で先行公開され、2026年7月16日に正式発表・発売されました。

先代となる3代目エルグランドが登場したのは2010年8月です。つまり、今回のフルモデルチェンジまでには約16年という長い期間が空いています。

主なスケジュールを整理すると、次のとおりです。

  • 2025年10月29日:大型ミニバンの新型エルグランドを先行公開
  • 2026年5月28日:予約受注を開始
  • 2026年7月16日:正式発表・発売
  • 2026年7月下旬ごろ:販売店への試乗車配車が本格化

長くモデルチェンジを待っていた先代オーナーにとって、まさに「ようやく帰ってきた」と感じられる新型でしょう。

初代エルグランドは1997年に登場し、高級ミニバンという市場を切り開いた存在でした。しかし、2002年登場のトヨタ・アルファード、その後追加されたヴェルファイアが勢力を伸ばし、販売面では次第に差が広がります。

そのため今回の新型は、単なる世代交代ではありません。高級ミニバンの先駆者だったエルグランドが、再び独自の立ち位置を築けるかを問われる重要なモデルチェンジです。


日産エルグランド新型のデザインはどう変わった?

日産エルグランド新型のデザインは、派手なメッキで高級感を示すのではなく、日本の伝統美と知的な存在感を組み合わせている点が特徴です。

フロントグリルには、日本の伝統工芸である「組子」から着想を得た模様が採用されました。車体の前方から後方まで一本のキャラクターラインを通し、全長約5mの大きなボディーを伸びやかに見せています。

日産は、一般的な高級ミニバンで多用されるクロームメッキを、あえて強く押し出していません。

ギラギラとした装飾や威圧感ではなく、大人の知性やクラフトマンシップを表現する狙いです。正面から見た存在感は十分に強いものの、周囲を威圧する方向とは少し違います。

新型のボディーサイズは次のとおりです。

項目 新型エルグランド
全長 4,995mm
全幅 1,895mm
全高 1,975mm
乗車定員 7人
最小回転半径 5.8m

特に目を引くのは、1,975mmという全高です。従来型より高さが大幅に増しており、外から見た堂々感だけでなく、室内空間のゆとりにもつながっています。

一方、全幅は1,895mmあるため、狭い住宅街や機械式駐車場では注意が必要です。購入前には自宅駐車場の幅だけでなく、出入り口や曲がり角まで確認したほうが安心でしょう。

ボディーカラーは全5色が用意され、公式サイトでは「プリズムホワイト」「至極(シゴク)」「ミッドナイトブラック」などが紹介されています。

特別塗装色には追加料金が設定され、至極やミッドナイトブラックなどは7万5900円、フジドーンと至極を組み合わせた2トーンは25万3000円とされています。

個人的には、新型エルグランドのデザインで最も評価したいのは、アルファードと同じ方向へ寄せなかった点です。

高級ミニバンだからといって、必ずしも大量のメッキや強い威圧感が必要なわけではありません。落ち着いて見える大型ミニバンを探していた人にとって、新型の外観は大きな選択理由になりそうです。


日産エルグランド新型の価格とグレード構成は?

新型エルグランドの基準車は、「X e-4ORCE」と「G e-4ORCE」の2グレードです。

メーカー希望小売価格は、Xが689万7000円、Gが757万9000円。両車の価格差は68万2000円です。

グレード 価格(税込) 主な内装色
X e-4ORCE 689万7000円 ダークメタル
G e-4ORCE 757万9000円 紫檀/銀雪

これ以外にも、日産モータースポーツ&カスタマイズが手がけるAUTECH、AUTECH LINE、AUTECH LINE e-4ORCE “G-spec”、VIP、ステップタイプなどが用意されます。

派生モデルを含めた価格帯は、689万7000円から869万円台です。

XとGは、エンジンやモーター、4WDシステムといった走行性能の基本部分が共通しています。

どちらを選んでも、1.5リッター直列3気筒ターボエンジンを発電用に使う第3世代e-POWERと、前後モーター式4WDのe-4ORCEが搭載されます。

Xにも両側電動スライドドア、18インチアルミホイール、エアロパーツ、インテリジェントダイナミックサスペンションなどが標準装備されており、決して簡素な廉価グレードではありません。

ただし、価格だけを見てXを選ぶ場合には注意が必要です。

Gには、14.3インチの日産コネクトインフォテインメントシステム、1列目・2列目シートのベンチレーション、100V・1500W電源コンセント、プラズマクラスター機能、前後ドライブレコーダーなどが追加されます。

Xにも、14.3インチディスプレイや運転支援機能などを含む約24万9700円のセットオプションが用意されています。100V・1500W電源コンセントは、別途約9万9000円のオプションです。

この2つをXへ加えると、追加額は約35万円になります。それでもGとの差額は残りますが、ベンチレーションや内装表皮などは後から簡単に追加できません。

一方で、BOSEプレミアムサウンドシステムやプロパイロット2.0、シートベンチレーションなど、Xでは選べない装備もあります。

特に注意したいのが、12.8インチのシートバックパーソナルリヤモニターです。

左右セットのモニターはディーラーオプションですが、取り付けるには注文時にメーカーオプションの「取付パッケージ」を選ぶ必要があります。後からモニターだけを注文しても装着できない可能性があるため、契約前の確認が欠かせません。

私なら、走行性能を中心に考え、装備を必要最小限に絞るならXを選びます。

家族が長時間乗る機会が多く、夏場のシートベンチレーションや後席装備を重視するなら、最初からGを選んだほうが後悔は少ないでしょう。


日産エルグランド新型の走行性能と燃費は?

日産エルグランド新型の最大の見どころは、内装の豪華さ以上に走行性能へ力を入れていることです。

全車に、次の3つの主要技術が採用されています。

  • 第3世代e-POWER
  • 電動4WDシステムのe-4ORCE
  • インテリジェントダイナミックサスペンション

e-POWERは、エンジンで発電し、基本的にモーターの力でタイヤを動かすシリーズ式ハイブリッドです。

搭載される1.5リッター直列3気筒ターボエンジンは、最高出力140PS、最大トルク228N・mを発生します。ただし、このエンジンが直接タイヤを駆動するのではなく、主に発電を担当します。

走行用モーターは、前輪側が最高出力205PS・最大トルク330N・m、後輪側が最高出力136PS・最大トルク195N・mとされています。

アクセルを踏んだ瞬間からモーターが力を出せるため、2,400kgを超える大きな車体でも、発進時や追い越し時に力強さを感じやすい構成です。

e-4ORCEは、前後のモーター駆動力とブレーキを細かく制御する電動4WDシステムです。

雪道だけのための4WDではなく、日常の交差点、高速道路の車線変更、カーブなどでも車体の姿勢を整える役割を持ちます。

さらに、インテリジェントダイナミックサスペンションは、4輪のショックアブソーバーを独立制御します。

路面や走行状況に応じて足まわりの硬さを変え、背の高いミニバンで起こりやすい揺れや傾きを抑えながら、乗り心地も確保する仕組みです。

ドライブモードでコンフォートを選べば、ショックアブソーバーの減衰力が抑えられ、後席の快適性を高められます。

WLTCモード燃費は、XとGのいずれも16.8km/Lです。

全長4,995mm、車両重量2,430kg以上の大型4WDミニバンとして考えれば、現実的な数値といえるでしょう。ただし、実燃費は道路状況、乗車人数、エアコン使用、運転方法などによって変わります。

日産は新型エルグランドの走行体験を「The private MAGLEV」と表現し、リニアモーターカーのような静かさと力強さを掲げています。

宣伝上の表現をそのまま受け取る必要はありませんが、エンジン回転と加速感が直結しにくいe-POWERは、一般的なガソリン車とは異なる滑らかさを期待できます。


新型エルグランドとアルファードは何が違う?

日産エルグランド新型を検討するとき、最大の比較対象になるのがトヨタ・アルファードです。

エルグランドX e-4ORCEは689万7000円。比較対象となるアルファードZ E-Fourは、仕様変更の時期などで価格に違いがあるものの、660万円前後とされ、エルグランドのほうが約28万~33万円高くなります。

装備面でも、アルファードZ E-Fourには100V・1500W電源コンセントや、固定式アームレストを備えた2列目エグゼクティブパワーシートなどが標準装備されます。

そのため、室内の分かりやすい豪華さや装備量、価格とのバランスを重視すると、アルファードが有利に見えます。

一方、新型エルグランドの強みは、第3世代e-POWERによる力強い加速、e-4ORCEによる安定性、電子制御サスペンションによる乗り味です。

両車の方向性を簡単に整理すると、次のようになります。

  • 豪華な2列目席や装備の充実度を優先:アルファード
  • 静かで力強いモーター走行を優先:エルグランド
  • リセールバリューや販売実績を重視:アルファード
  • 運転する楽しさや安定感を重視:エルグランド
  • 威圧感のある外観が好み:アルファード系が有力
  • 落ち着いた知的な外観が好み:エルグランドが有力

新型エルグランドは、単純な装備の数や価格の安さで勝負する車ではありません。

アルファードより高い金額を払ってでも、動力性能や乗り味、静粛性、デザインの違いに価値を感じられるかが判断の分かれ目です。

ここで大切なのは、カタログだけで結論を出さないことです。

新型エルグランドの価値は、シート表皮やモニターの大きさだけでは測れません。実際に試乗し、発進の滑らかさ、カーブでの安定感、段差を越えたときの揺れ方を確認して初めて、価格差に納得できるか判断できます。


日産エルグランド新型はどんな人に向いている?

筆者としては、新型エルグランドは「後席に乗る人だけでなく、自分でも運転を楽しみたい人」に向いた大型ミニバンだと考えます。

高級ミニバンというと、2列目席の豪華さや送迎用途ばかりが注目されがちです。しかし、自家用車として購入する場合、最も長い時間ハンドルを握るのはオーナー本人というケースも多いでしょう。

その点、新型エルグランドは、ドライバーを単なる運転係にしない車を目指しています。

家族を乗せられる広さを持ちながら、アクセル操作への反応や高速道路での安定性も大切にしたい人には、分かりやすい魅力があります。

反対に、2列目席の見た目の豪華さ、固定式の大型アームレスト、購入価格、将来の売却価格を最優先するなら、アルファードも含めて比較したほうがよいでしょう。

また、車体の大きさにも注意が必要です。

全幅1,895mm、全高1,975mm、最小回転半径5.8mという数字は、狭い道や立体駐車場で気軽に扱えるサイズではありません。床面もやや高いため、小さな子どもや高齢者が乗り降りする場合は、販売店で実車確認が必要です。

価格面では、車両本体だけで判断しないことも重要です。

メーカーオプション、ディーラーオプション、税金、自賠責保険、登録諸費用、付属品などを加えると、支払総額は車両価格を大きく上回る場合があります。

Gにサンルーフ、BOSEサウンド、プロパイロット2.0、後席モニターなどを追加すれば、総額が800万円台へ入ることも十分に考えられます。

私見では、新型エルグランドで最も賢い買い方は、まずXを基準に考え、絶対に外せない装備がG専用かどうかを確認する方法です。

Xに必要なオプションを足した金額とGの価格差を比べ、その差額でベンチレーションや内装、将来の売却時の評価まで得られると感じるならGを選ぶ。この順番なら、雰囲気だけで上級グレードを選ぶ失敗を減らせます。


まとめ

日産エルグランド新型は、2025年10月29日の先行公開を経て、2026年7月16日に16年ぶりのフルモデルチェンジ車として発売されました。

価格はX e-4ORCEが689万7000円、G e-4ORCEが757万9000円。全車に第3世代e-POWER、e-4ORCE、インテリジェントダイナミックサスペンションが搭載されています。

日本の組子をモチーフにした外観、落ち着いた高級感、力強く静かなモーター走行は、新型エルグランドならではの特徴です。

アルファードと比べると価格や一部の豪華装備では不利ですが、運転する楽しさや走行安定性に価値を感じる人には、有力な選択肢になります。

購入を検討する際は、XとGの装備差、後付けできないメーカーオプション、車体サイズを確認したうえで、必ず試乗して乗り味を確かめることが大切です。


よくある質問

日産エルグランド新型の発売日はいつですか?

正式な発売日は2026年7月16日です。先行公開は2025年10月29日、予約受注は2026年5月28日に始まりました。

日産エルグランド新型の価格はいくらですか?

基準車のX e-4ORCEは689万7000円、G e-4ORCEは757万9000円です。派生モデルを含めると869万円台まで設定されています。

価格はメーカー希望小売価格であり、税金、保険、登録諸費用、オプションなどは含まれません。最新の支払総額は販売店で確認してください。

新型エルグランドに2WDやガソリン車はありますか?

基準車は全車が第3世代e-POWERとe-4ORCEを組み合わせた電動4WDです。現時点では2WD車や、エンジンだけで走る通常のガソリン車は設定されていません。

執筆:ソロ(新車・カーライフ愛好家)

日産エルグランド新型の発売日はいつ?2026年登場時期・発表スケジュール最新情報

堂々とした大型ミニバンと2026年の発売スケジュールを示すカレンダー

日産エルグランド新型の発売日は2026年7月16日で、予約受注は同年5月28日に始まり、試乗車は7月下旬ごろから販売店へ順次配車されました。

日産は2025年10月29日に新型エルグランドを先行公開し、約16年ぶりとなるフルモデルチェンジを実施。発売までの流れや予約開始日、店頭で実車を確認できる時期を、分かりやすく整理します。

日産エルグランド新型の発売日はいつ?

日産エルグランド新型の正式な発売日は、2026年7月16日(木)です。

2026年5月の段階では、複数の自動車メディアが7月の正式発売を伝えていました。その後、日産自動車が2026年7月16日に新型エルグランドを正式発表し、長く待たれていた新世代モデルが市場に投入されました。

発売までの主なスケジュールは、次のとおりです。

項目 日程
ティザー情報発表 2025年10月9日
世界初公開・先行公開 2025年10月29日
予約受注開始 2026年5月28日
正式発売 2026年7月16日
試乗車の配車 2026年7月下旬ごろ

「日産エルグランド新型はいつ出るのか」と待っていた人にとって、最も重要な日付は5月28日と7月16日の2つです。

5月28日は購入手続きへ向けた予約受注のスタート、7月16日は正式な発売日となります。単に実車を見たい場合は、試乗車や展示車が販売店へ届き始める7月下旬以降が現実的なタイミングです。

ただし、試乗車や展示車が入る時期は販売会社や店舗によって異なります。来店前に最寄りの日産販売店へ確認しておくと、無駄足を避けやすいでしょう。


日産エルグランド新型はいつから予約できた?

日産エルグランド新型の予約受注は、2026年5月28日(木)に始まりました。

正式発売の約1か月半前から注文を受け付けるスケジュールです。発売日を待ってから動くのではなく、早期に購入の意思を伝えた人から商談を進められる形となりました。

新型エルグランドの外観が初めて披露されたのは2025年4月で、販売店にはその後、購入を希望する人からの問い合わせが寄せられていたとされています。

2026年5月3日に掲載されたグーネットの記事でも、新型を購入したい人は事前に販売店へ出向き、予約受注が始まった段階で連絡をもらえるよう頼んでおく方法が紹介されていました。

新型車では、予約開始直後に注文が集中すると、納車時期が後ろへ延びる可能性があります。特にエルグランドは、従来型が2010年に発売されてから約16年間、全面改良されていませんでした。

長年乗り換えを待っていた先代オーナーに加え、トヨタのアルファードやヴェルファイアからの乗り換えを検討する人もいるため、発売直後の需要が高まることは十分に考えられます。

筆者としては、こうした久しぶりの全面改良モデルでは「正式発売されてからゆっくり考える」より、まず販売店で納期とキャンセル条件を確認する方が賢明だと考えます。

注文を急ぐ必要はありませんが、情報を集めるのが遅れると、希望する色や仕様を選べても納車が大幅に先になる可能性があるからです。


新型エルグランド発表までの流れは?

日産は2025年10月9日、ジャパンモビリティショー2025の出展概要を発表し、同年10月29日に新型エルグランドを世界初公開すると予告しました。

ジャパンモビリティショー2025は東京ビッグサイトで開催され、一般公開日は2025年10月31日から11月9日まででした。新型エルグランドは一般公開に先立つ10月29日のプレスデーで披露されています。

日産は新型エルグランドを、長距離移動でも快適に過ごせる「プレミアムツーリングモビリティ」と位置付けました。

外観では威風堂々とした存在感を表現しながら、エルグランドが受け継いできた「運転の愉しさ」を電動化技術によって高めることが狙いです。

発表時点で発売時期は「2026年度」と案内されていました。そのため当初は、2026年4月から2027年3月までのどこかで発売されるという幅のある情報でした。

その後、自動車メディアや販売店への取材を通じて、2026年7月の登場予定が具体化します。最終的には5月28日に予約受注を開始し、7月16日に正式発売される流れとなりました。

この発表方法は、一度にすべてを明かすのではなく、デザインの一部公開、モーターショーでの世界初公開、予約受注、正式発売という順番です。

購入を検討する人の関心を段階的に高めながら、販売店側にも商談の準備期間を設ける進め方だったと考えられます。


2026年発売の新型エルグランドは何が変わった?

新型エルグランドは、単なる外観変更ではなく、パワーユニットや駆動方式、安全・快適装備を大きく刷新したフルモデルチェンジです。

従来型のE52型は2010年に発売されました。新型はE53型に当たり、エルグランドとしては4世代目となります。

初代E50型は1997年に登場し、2代目E51型は2002年、3代目E52型は2010年に発売されました。新型は歴代モデルの中でも、世代交代までの期間が特に長いモデルです。

主な特徴は、以下のとおりです。

  • 第3世代「e-POWER」を全車に搭載
  • 駆動方式は4WDの「e-4ORCE」に統一
  • 直列3気筒1.5Lターボエンジンで発電
  • 電子制御式のインテリジェントダイナミックサスペンションを採用
  • 全高を拡大し、室内からの見晴らしや荷室高を改善
  • 3列目シートを左右跳ね上げ式に変更
  • 14.3インチ級のメーターとセンターディスプレイを採用
  • 2列目に左右独立タイプのリクライニングシートを設定

新型のe-POWERは、エンジンが主に発電を担当し、タイヤはモーターで駆動する仕組みです。

アクセル操作に対する反応が素早く、大きく重いミニバンでも滑らかに加速しやすいことが特徴です。さらに前輪と後輪を別々のモーターで制御するe-4ORCEにより、安定した走行を目指しています。

グレードは「e-POWER X e-4ORCE」と、上級仕様の「e-POWER G e-4ORCE」が中心です。通常のガソリン車や2WD車は設定されず、全車が電動4WDとなりました。

価格はXが689万7000円、Gが757万9000円とされています。価格やオプションの内容は変更される場合があるため、購入時には日産の公式情報や販売店の見積もりで確認することが大切です。


なぜ新型エルグランドの登場まで16年かかった?

従来型エルグランドは2010年に登場し、新型の正式発売は2026年です。フルモデルチェンジまで約16年かかったことになります。

この期間に、Lサイズミニバン市場ではトヨタのアルファードとヴェルファイアが圧倒的な存在感を持つようになりました。

グーネットが紹介した2025年の登録台数では、Lサイズミニバン全体に占める割合がアルファード65%、ヴェルファイア25%で、合計90%に達したとされています。

従来型エルグランドは全高を1815mmに抑え、低重心でスポーティな走りを強みにしていました。

一方、Lサイズミニバンを選ぶ人の多くは、堂々とした外観、見晴らしの良い室内、豪華な2列目などを重視します。走行性能を意識した低い車体が、市場の主流となった価値観と必ずしも一致しなかった面は否定できません。

そこで新型では全高を1975mmまで高め、床面の位置や室内からの眺めを見直しました。低さを武器にするのではなく、Lサイズミニバンらしい存在感と広さを前面に出しています。

ただし、単純にアルファードを追いかけるだけではありません。

第3世代e-POWER、e-4ORCE、電子制御サスペンションを組み合わせ、「運転して楽しい大型ミニバン」というエルグランド独自の立ち位置も残しています。

私は、この方向転換が新型エルグランドで最も重要なポイントだと感じます。従来型の反省を踏まえて豪華さと実用性を引き上げつつ、日産らしい走りを捨てなかったからです。


新型エルグランドは発売直後に買うべき?

新型エルグランドを発売直後に買うべきかは、納車を優先するのか、実車確認を優先するのかで変わります。

少しでも早く乗りたい人は、予約受注の段階から販売店へ相談する方法が適しています。試乗して乗り心地や視界を確かめたい人は、試乗車が入る7月下旬以降に判断する方が安心です。

新型エルグランドは、Xでも689万7000円からと高額です。ボディカラーやメーカーオプションを追加すれば、支払総額はさらに上がります。

そのため、発売時期だけを見て急いで契約するのではなく、次の点を確認したいところです。

  • 希望グレードの納期
  • メーカーオプションの内容
  • 乗り出し価格
  • 2列目と3列目の使い勝手
  • 床の高さと乗り降りのしやすさ
  • 自宅駐車場に収まるか
  • アルファードなど競合車との総額差

新型は全高が高くなり、従来型より室内の開放感や荷物の積みやすさが改善されています。一方で、床面も高くなっているため、小さな子どもや高齢者が乗り降りする家庭では実車確認が欠かせません。

コスパを重視する筆者の立場では、価格が安いという理由だけでXを選ぶのではなく、必要なオプションを付けた後の総額でGと比較することをおすすめします。

Xにインフォテインメントシステムや100V・1500W電源コンセントなどを追加すると、上級のGとの価格差が縮まります。数年後の売却まで考えるなら、装備の充実したGが有利になる可能性もあります。

ただし、装備をあまり必要としない人がGを選ぶと、使わない機能のために予算を増やすことになります。重要なのはグレード名の豪華さではなく、自分の使い方に必要な装備が含まれているかです。


日産エルグランド新型の発売後をどう見る?

個人的には、新型エルグランドが成功するかどうかは、発売日直後の受注台数だけでは判断できないと考えています。

約16年ぶりの全面改良である以上、発売当初は長年待っていたエルグランドファンから一定の注文が集まるでしょう。大切なのは、その後にアルファードやヴェルファイアを検討している新規ユーザーをどこまで取り込めるかです。

新型エルグランドの強みは、モーターによる力強い加速、e-4ORCEによる安定感、電子制御サスペンションによる乗り心地の調整にあります。

一方で、価格だけを比べると、XはアルファードのハイブリッドZ E-Fourより32万7000円高いとされています。装備差まで含めた買い得感では、アルファードより40万円前後割高という評価もあります。

つまり新型エルグランドは、単に安さで選ばれる車ではありません。

後席の豪華さやブランドの人気を最優先するならアルファード、運転する人の満足感や電動4WDの走りを重視するならエルグランド、という違いが見えます。

私は、家族のためにミニバンが必要でも「運転する楽しさまで諦めたくない」という人に、新型エルグランドが刺さると考えます。

大型ミニバンは後席の快適性ばかり注目されがちですが、実際に何時間もハンドルを握るのは運転手です。高速道路や横風の強い場面での安定感は、カタログ上の豪華装備とは異なる実用的な価値があります。

さらに、アルファードとヴェルファイアは高い人気によって受注が停止される場合があります。納期や受注状況によっては、新型エルグランドが単なる代替車ではなく、比較検討の中心に入る可能性もあるでしょう。

今後は、実際の納期、一般道での乗り心地、実燃費、3列目の快適性などが評価を左右します。発売前の期待だけでなく、一般ユーザーによる使用感が広がった段階で、本当の実力が見えてくるはずです。


まとめ

日産エルグランド新型の発売日は、2026年7月16日です。予約受注は2026年5月28日に始まり、試乗車は7月下旬ごろから販売店へ配車されました。

新型は2025年10月29日のジャパンモビリティショー2025で先行公開され、従来型から約16年ぶりにフルモデルチェンジしました。

第3世代e-POWERとe-4ORCEを全車に採用し、広い室内や堂々とした外観だけでなく、運転する楽しさも重視した大型ミニバンです。

早い納車を優先するなら、まず販売店で最新の受注状況を確認する必要があります。実用性や乗り降りのしやすさを重視するなら、試乗車や展示車を実際に確認してから判断する方が安心でしょう。


よくある質問

日産エルグランド新型の正式発売日はいつですか?

正式発売日は2026年7月16日です。日産自動車が同日、新型エルグランドを正式に発表しました。

日産エルグランド新型はいつから予約できましたか?

予約受注は2026年5月28日に始まりました。店舗ごとの受注状況や納期は異なるため、最新情報は販売店で確認してください。

新型エルグランドの試乗はいつからできますか?

試乗車は2026年7月下旬ごろから順次配車されました。ただし、すべての販売店へ同時に届くわけではないため、事前確認が必要です。

執筆者:ソロ(そろ)/新車・カーライフ愛好家

日産エルグランド新型を予約するには?先行予約から見積もりまで完全ガイド

日産の大型高級ミニバンを前に見積書とカタログを確認する購入検討シーン

日産エルグランド新型は、日産販売店で商談予約を行い、希望グレードと装備を決めて見積もりを確認すれば注文できます。

新型エルグランドは2026年5月28日に先行予約が始まり、同年7月16日に正式発売されました。現在は通常の新車注文として商談できますが、納期や注文枠は販売店ごとに異なるため、まずは最寄りの日産販売店へ確認するのが確実です。

日産エルグランド新型を予約するには?

日産エルグランド新型を予約する基本的な流れは、販売店への問い合わせ、商談予約、グレード・装備選び、見積もり確認、注文書への署名という順番です。

スマートフォンやパソコンで価格を調べるだけでは車両の注文は完了しません。最終的には日産販売店で契約内容を確認し、注文手続きを進める必要があります。

具体的な流れは次のとおりです。

1. 日産公式サイトなどで最寄りの販売店を探す
2. 電話またはWebから商談日時を予約する
3. 希望するグレード、ボディカラー、オプションを伝える
4. 車両価格と諸費用を含む見積書を作ってもらう
5. 支払い方法、下取り、納期を確認する
6. 注文書の内容に納得したら契約する

新型エルグランドは車両本体価格だけでも689万7000円からとなるため、その場の勢いだけで決める車ではありません。

商談予約をするときは、単に「新型エルグランドを見たい」と伝えるだけでなく、購入予定時期、希望グレード、現在乗っている車の下取り予定、現金かローンかまで伝えておくと、より現実的な見積もりを準備してもらいやすくなります。

日産サティオ埼玉の草加店は、2026年5月29日付の店舗ブログで、新型エルグランドの先行予約受付を5月28日から開始したと案内していました。このように、先行予約の段階から窓口となったのは全国の日産販売店です。

なお、2026年7月16日に正式発売されているため、現在は「先行予約」というより通常の注文受付に移行しています。ただし販売店によって割り当て台数や納車予定が異なる可能性があるので、最新状況は商談時に確認してください。


日産エルグランド新型の先行予約はいつ始まった?

日産エルグランド新型の先行予約は、2026年5月28日木曜日に始まりました。

正式発売日は2026年7月16日木曜日です。先行予約開始から正式発売まで、約1か月半の期間が設けられていました。

項目 日程
先行予約・受注開始 2026年5月28日
正式発表・発売 2026年7月16日
試乗車の配車目安 2026年7月下旬ごろ

新型エルグランドは、2025年10月29日のジャパンモビリティショー2025で世界初公開されました。

その後、価格やグレード構成などが徐々に明らかになり、正式発表前の2026年5月から販売店で注文受付が始まった形です。

ベストカーによると、2026年7月13日時点で先行受注は6000台を超え、その約9割を上級のGグレードが占めていました。正式発売前の段階から、装備が充実したグレードに注文が集中したことになります。

これは、単に安いグレードを求める人よりも、エルグランドらしい快適装備や先進機能まで含めて購入したい人が多かったことを示しています。

個人的には、689万円を超える高価格帯の車だからこそ、中途半端に装備を削るより、必要なものが最初からそろうGを選びたいという心理が働いたのだと考えます。

なお、先行予約を逃したからといって購入できないわけではありません。現在は正式発売後なので、販売店で注文可能か、納車までどの程度かかるのかを確認する段階です。


日産エルグランド新型のグレードと価格は?

新型エルグランドの中心となるグレードは、X e-4ORCEが689万7000円、G e-4ORCEが757万9000円です。

このほか、カスタム系のAUTECH LINEやAUTECH、最上級のVIPも設定されています。

グレード 車両価格(税込)
X e-4ORCE 689万7000円
AUTECH LINE e-4ORCE 717万9700円
G e-4ORCE 757万9000円
AUTECH LINE “G-Spec” e-4ORCE 778万4700円
AUTECH e-4ORCE 824万7800円
VIP e-4ORCE 869万8800円

新型エルグランドは全車が3列シートの7人乗りで、第3世代e-POWERと電動4WDのe-4ORCEを搭載します。

ガソリン車や2WDは用意されていません。そのため、価格を抑えたシンプルな仕様を選ぶというより、走行性能や装備を含めた高付加価値モデルとして選ぶ車になっています。

全車に両側電動スライドドア、e-4ORCE、アルミホイール、エアロパーツ、インテリジェントダイナミックサスペンションなどが標準装備されます。

発電には1.5L直列3気筒ターボエンジンを使用し、走行は前後のモーターが担当します。WLTCモード燃費は16.8km/Lです。

ボディサイズは全長4995mm、全幅1895mm、全高1975mmで、ホイールベースは3000mmとなります。

予約前には価格だけでなく、駐車環境も必ず確認してください。全幅1850mmまでに制限された機械式駐車場では入庫できない可能性が高く、高さ制限のある立体駐車場にも対応できない場合があります。

特に先代エルグランドから乗り換える人は、新型の全高が大きくなっている点を見落とさないことが大切です。販売店へ行く前に、自宅駐車場の幅、高さ、入口の曲がりやすさまで測っておくと安心です。


日産エルグランド新型の見積もりはいくらになる?

日産エルグランド新型の見積もり総額は、Xでも装備を追加すると750万円台、Gで上級オプションを選ぶと900万円前後になる可能性があります。

車両本体価格だけを見て予算を決めると、実際の支払額との差に驚きやすいので注意が必要です。

公開されている見積もり例では、X e-4ORCEにインフォテインメントシステムやプロパイロット、100V・1500W電源などを付けた仕様で、コミコミ価格が約756万1000円となっていました。

Xのメーカーオプション例は次のとおりです。

  • インフォテインメントシステムやプロパイロットなどのパッケージ:24万9700円
  • 100V・1500W電源コンセント:9万9000円
  • フロアカーペットセット:8万5800円

一方、G e-4ORCEにプロパイロット2.0、BOSEプレミアムサウンドシステム、ツインガラスルーフ、後席専用モニターなどを加えた例では、コミコミ価格が約905万円となっています。

Gの車両価格は757万9000円ですが、メーカーオプションや販売店オプション、税金、登録費用、点検パックなどを加えると、支払総額は大きく上昇します。

さらにAUTECH LINE “G-Spec”の見積もり例は約922万3000円、AUTECHは約968万6000円でした。

ただし、これらは特定の装備を選んだ一例です。販売会社、登録地域、保険、メンテナンス商品、下取り車、オプションの選択によって金額は変わります。

日産のセルフ見積もりでも、エルグランドのメーカー希望小売価格は689万7000円から869万8800円と案内されています。ただし、この金額にはメーカーオプション、保険料、税金、登録関係費用、リサイクル料金などがすべて含まれているわけではありません。

また、メーカー希望小売価格は参考価格であり、最終的な販売価格は各販売会社が決めます。正確な支払額は、販売店が発行する見積書で確認してください。


XとGはどちらを予約するとお得?

価格をできるだけ抑えたいならXですが、インフォテインメントシステムや100V電源などを追加するなら、Gのほうが納得しやすい選択です。

XとGの車両価格差は68万2000円です。

Gには、14.3インチの統合ディスプレイ、ナビリンク機能付きプロパイロット、1列目と2列目のシートベンチレーション、100V・1500W電源コンセントなどが標準装備されます。

一方、Xにインフォテインメント関連のパッケージと100V電源を追加すると、メーカーオプションだけで約34万8700円かかります。

つまり、Xを選んで必要な装備を後から追加すると、Gとの実質的な価格差は約33万円まで縮まります。

それでもXにはGと同じ装備がすべて付くわけではありません。大画面ディスプレイやシートベンチレーション、内装の選択肢なども含めて考える必要があります。

比較項目 X G
車両価格 689万7000円 757万9000円
インフォテインメント関連 メーカーオプション 標準装備
100V・1500W電源 メーカーオプション 標準装備
シートベンチレーション なし 1列目・2列目に装備
内装色 ダークメタル 紫檀・銀雪
プロパイロット2.0 選択不可 セットオプションで選択可能

私はコスパを重視して車を選びますが、新型エルグランドについては、単純に最安のXが一番お得とは言い切れないと感じます。

カーナビや電源、運転支援、快適装備を求める人がXを選ぶと、後からオプションを足すうちに価格が膨らみます。それなら、必要装備がまとまったGのほうが注文内容を整理しやすく、数年後の売却時にも評価されやすいと考えられます。

反対に、先進装備を最小限にして車両価格を抑えたい人、内装色のダークメタルが気に入った人にはXが向いています。

重要なのは、グレード名の上下ではなく、自分が本当に使う装備を先に決め、その状態でXとGの見積もりを比較することです。


新型エルグランドを見積もるときの注意点は?

見積もりでは、車両価格だけでなく、メーカーオプション、販売店オプション、諸費用、維持費、通信サービスまで確認してください。

特に注意したいのは次の7点です。

  • プロパイロット2.0は高額なセットオプションになる
  • 後席モニターには取付パッケージが必要な場合がある
  • NissanConnectの利用に継続費用がかかる機能がある
  • ボディカラーによって追加料金が発生する
  • フロアマットや点検パックも総額を押し上げる
  • 自宅や立体駐車場に入るか確認が必要
  • 下取り額と車両値引きを分けて確認する

Gで選べるプロパイロット2.0は、BOSEプレミアムサウンドシステムや高遮音ガラスなどとのセットで73万2600円とされています。

高速道路でのハンズオフ支援やリモートパーキングなどは魅力的ですが、機能を使うにはNissanConnectの対象プランへの加入が必要となる場合があります。

また、特別塗装色には追加料金が設定されています。プレミアムホワイトは6万500円、ミッドナイトブラックや至極は7万5900円、FUJI DAWNと至極の2トーンは25万3000円です。

見積書を受け取ったら、「車両本体」「メーカーオプション」「販売店オプション」「税金・登録費用」「メンテナンス商品」「下取り」の項目を分けて見ましょう。

特に下取り車がある場合、下取り額を高く見せる代わりに車両値引きが少なくなっていることもあります。支払総額だけでなく、各項目がどのように計算されているかを確認することが大切です。

ローンを利用する場合は、月々の支払額だけで判断してはいけません。

頭金、ボーナス払い、支払回数、金利、最終回の据置額、支払総額まで確認してください。残価設定クレジットでは月額が抑えられても、契約終了時に返却、乗り換え、買い取りの判断が必要になります。


日産エルグランド新型を予約する前の準備

商談をスムーズに進めるため、販売店へ行く前に希望条件を整理しておきましょう。

準備しておきたい内容は次のとおりです。

  • 希望グレードはX、G、AUTECH系、VIPのどれか
  • 必要なオプションと不要なオプション
  • 希望するボディカラーと内装色
  • 現金、通常ローン、残価設定クレジットのどれを使うか
  • 頭金として用意できる金額
  • 下取りに出す車の有無
  • 希望する納車時期
  • 自宅駐車場の幅と高さ

できれば、XとGの2パターンで見積もりを依頼してください。

たとえば「Xにナビ関連と100V電源を付けた仕様」と、「Gの標準仕様」を同じ条件で比べると、どちらが自分にとってお得か判断しやすくなります。

さらに、プロパイロット2.0を付けたGと、付けないGの見積もりも分けてもらうと、装備に対して73万円を超える追加費用を払う価値があるか冷静に考えられます。

試乗車が用意されている場合は、契約前に運転席だけでなく2列目、3列目にも座ってください。

新型エルグランドは走行性能が高く、3列目の快適性にも力を入れたモデルですが、床面がやや高いため、家族に高齢者や小さな子どもがいる場合は乗り降りのしやすさも重要です。

全幅1895mmというサイズは、狭い道路や駐車場では取り回しに気を使います。カタログ上の高級感だけでなく、毎日の生活で扱えるかを確かめてから予約するのが賢明です。


新型エルグランドの予約状況と今後の納期は?

新型エルグランドは正式発売前に6000台を超える受注を集め、好調なスタートを切りました。

2026年7月13日時点では、受注の約9割がGグレードだったと報じられています。上級装備を求める購入者が多いため、人気のグレード、色、オプションの組み合わせによって納期が延びる可能性があります。

一方、2026年7月の発表会時点では、契約から納車まで約2か月との情報もありました。

ただし、納期は工場の生産状況、部品供給、販売会社の注文枠、仕様によって変わります。特定のボディカラーやメーカーオプションを選ぶことで、標準的な仕様より時間がかかるケースも考えられます。

そのため、商談時には「だいたい何月」だけでなく、次の点まで確認すると安心です。

  • 現時点での工場出荷予定
  • 販売店への到着予定
  • 登録と納車準備に必要な期間
  • オプション変更が可能な期限
  • キャンセル時の条件
  • 車検切れなどで代車が必要な場合の対応

個人的には、納期を急ぐためだけに不要な装備を選ぶ必要はないと考えます。

800万円前後を支払う車であれば、数週間の差より、納車後に長く満足できる仕様を選ぶほうが重要です。ただし現在の車の車検期限や故障リスクが迫っている人は、納車時期を最優先に在庫や生産枠を確認する価値があります。


日産エルグランド新型の予約で後悔しないための考察

新型エルグランドは、16年ぶりのフルモデルチェンジという話題性だけで選ぶ車ではありません。

第3世代e-POWER、e-4ORCE、インテリジェントダイナミックサスペンションを全車に採用し、走りと乗り心地に明確な価値を持たせた大型ミニバンです。

一方で、Xでも689万7000円からとなり、一般的なファミリーミニバンより一段高い価格帯に移りました。オプションや諸費用を加えると、750万円から900万円を超える購入になる可能性があります。

筆者としては、新型エルグランドを予約する際に最も大切なのは、「アルファードより高いか安いか」だけで判断しないことだと考えます。

新型エルグランドの魅力は、モーターによる力強い加速、前後駆動力の制御、横風やカーブでの安定感など、運転する人が感じやすい部分にあります。

逆に、2列目シートの豪華さや価格に対する装備量を最優先するなら、トヨタ・アルファードを含めて比較する必要があります。

新型エルグランドXは、アルファードのハイブリッドZ E-Fourより車両価格が32万7000円高いとされています。装備差まで含めると、エルグランドは40万円前後割高という評価もあります。

それでも運転の楽しさ、4WDの安定感、3列目の快適性に価値を感じる人には、価格差を払う意味があります。

私がコスパの観点からおすすめしたいのは、最初から一つのグレードに決め打ちせず、少なくとも次の3種類の見積もりを作る方法です。

  • 必要装備だけを付けたX
  • オプションを抑えた標準的なG
  • 本当に欲しい装備を付けたG

この3枚を並べると、安く買うためにXを選んだはずなのに、装備を足した結果Gとの差が小さくなっている、といった状況が見えやすくなります。

また、車両本体だけでなく、ローン金利、通信サービス、任意保険、タイヤ代、燃料代まで含めて考えることも重要です。

高級ミニバンは、買う瞬間の価格より、数年間無理なく維持できるかどうかが満足度を左右します。予約時の高揚感が落ち着いた後も支払いは続くため、余裕を残した予算設定が賢い選択です。


まとめ

日産エルグランド新型は、日産販売店へ商談を申し込み、グレードやオプションを選んで見積もりを確認したうえで注文します。

先行予約は2026年5月28日に始まり、正式発売は2026年7月16日でした。現在は通常注文の段階ですが、納期や受注枠は販売店ごとに確認が必要です。

価格はXが689万7000円、Gが757万9000円。実際の乗り出し価格は、Xでも750万円台、Gで装備を充実させると900万円前後になる場合があります。

予約前にはXとGの見積もりを同じ条件で比較し、メーカーオプション、諸費用、ローン、下取り、駐車場サイズまで確認しましょう。

新型エルグランドは安さだけで選ぶミニバンではありません。走行性能、快適性、必要装備に納得できるかを確かめ、自分の生活と予算に合う仕様を選ぶことが後悔を防ぐ近道です。


よくある質問

日産エルグランド新型は今からでも予約できますか?

正式発売後なので、現在は通常の新車注文として販売店に相談します。受注状況や納期、注文可能な仕様は店舗で確認してください。

新型エルグランドの見積もり総額はいくらですか?

装備によって異なりますが、公開例ではXが約756万1000円、プロパイロット2.0などを付けたGが約905万円でした。税金、登録費用、オプションにより金額は変わります。

新型エルグランドはXとGのどちらがおすすめですか?

価格を抑えるならX、ナビ関連、100V電源、シートベンチレーションなどを求めるならGが有力です。Xに複数のオプションを追加するとGとの価格差が小さくなるため、両方の見積もりを比べてください。

新型エルグランドの納期はどれくらいですか?

発売時には契約から約2か月との情報がありましたが、現在の納期はグレード、カラー、オプション、生産状況で変わります。契約前に販売店で最新の工場出荷予定を確認してください。

執筆者:ソロ(そろ)/新車・カーライフ愛好家

日産エルグランド新型を試乗レビュー|乗り心地や走行性能を評価

新型プレミアムミニバンが静かな郊外道路を滑らかに走る様子

日産エルグランド新型は、静粛性と力強い加速、姿勢変化を抑えた乗り心地を武器に、運転する人も楽しめるプレミアムミニバンへ進化しています。

2026年5月18日に公開されたプロトタイプ試乗記では、第3世代e-POWER、電動4WDのe-4ORCE、電子制御サスペンションを組み合わせた走行性能が高く評価されました。

日産エルグランド新型の試乗で分かったことは?

新型エルグランドの最大の特徴は、単に豪華な後席を備えたミニバンではなく、運転席からでも走りの質を実感できる「ドライバーズミニバン」に仕上げられていることです。

試乗された車両は、市販前の4WDプロトタイプです。日産のテストコースという限られた環境での評価ですが、加速の滑らかさ、車内の静かさ、ブレーキ時の姿勢、カーブでの安定感など、新型の方向性は十分に確認されています。

新型エルグランドには、日産が強みとして掲げる次の3つの技術が搭載されます。

  • 第3世代e-POWER
  • 電動4WDシステム「e-4ORCE」
  • IDS(インテリジェントダイナミクスサスペンション)

e-POWERはエンジンで発電し、モーターの力でタイヤを動かす仕組みです。ガソリンエンジン車でありながら、発進時や加速時には電気自動車に近い、滑らかで反応のよい走りを味わえます。

e-4ORCEは、前後に配置したモーターの駆動力や回生ブレーキを細かく制御する技術です。単に滑りやすい道で4輪を駆動するだけではなく、加速、減速、旋回時の車体姿勢を整える役割も持っています。

IDSは、路面や走行状態に応じてショックアブソーバーの硬さを変える電子制御式可変ダンパーです。この3つを連携させることで、大きく重いミニバンでも揺れや傾きを抑え、快適性と運転の楽しさを両立しています。

試乗記を読む限り、新型エルグランドはアルファードやヴェルファイアと同じ豪華さだけを追うのではなく、走行性能という日産らしい軸で差別化しようとしていると感じます。


新型エルグランドの加速性能は力強く滑らか

新型エルグランドのパワートレインには、第3世代e-POWERが採用されています。

発電用エンジンは1.5リッター直列3気筒ターボの「ZR15DDTe型」です。前後の駆動用モーターを組み合わせたe-4ORCE仕様で、現時点では4WDのみとされています。

最高出力や最大トルクの正式な数値は、プロトタイプ試乗時点では発表されていません。ただし関係者の説明では、前後モーターを合わせた最大トルクは500N・m級とされています。

500N・m級という数字だけを見ると少し難しく感じますが、実際の走りでは、アクセルを踏んだ直後から大きな車体を力強く前へ押し出せる余裕につながります。

試乗では、発進直後の力強さだけでなく、その後も勢いが途切れず、速度が滑らかに伸びていく点が高く評価されました。変速ショックがないe-POWERならではの感覚で、重量級ミニバンにありがちな「最初の一歩が重い」という印象を抑えています。

日産の社内計測データでは、車名を伏せた他社A車に対して、0-100km/h加速と100-120km/h加速が9~10%速いという結果も示されました。

比較対象は明記されていないため断定できませんが、試乗記ではアルファードまたはヴェルファイアのハイブリッド車を意識した可能性が指摘されています。

もちろん、公道で速さを競う車ではありません。それでも、高速道路への合流や追い越し、乗員や荷物を多く積んだ状態では、必要なときにすぐ加速できる余裕が安心感につながります。

個人的には、プレミアムミニバンの性能は最高速度よりも、大人数で乗ったときに無理なく速度を乗せられるかが重要だと考えています。その意味で、新型エルグランドの厚みのある加速は、日常でも実感しやすい長所になりそうです。


新型エルグランドの乗り心地は柔らかい?揺れは少ない?

新型エルグランドには、「スポーツ」「スタンダード」「コンフォート」「エコ」「スノー」「パーソナル」の合計6つのドライブモードが用意されます。

パーソナルでは、サスペンションの減衰力や全輪協調制御などを、好みに合わせて個別に設定できます。

なかでもコンフォートモードは、後席の快適性を優先した味付けです。市街地を想定した速度域では、近年の車としては珍しいほど、ゆったりと柔らかい乗り心地を味わえると評価されています。

一方で、柔らかさを強く出しているため、運転する人によっては車体上部の動きが少し大きいと感じる可能性があります。乗り心地の好みは人それぞれなので、柔らかいほど必ず快適とは限りません。

そこで重要になるのが、e-4ORCEとIDSの連携です。

新型エルグランドでは、電子制御ダンパーだけで揺れを抑えるのではなく、前後モーターの駆動力や回生ブレーキも使って車体の姿勢を整えます。

特に注目したいのが「スムースストップ機能」です。減速時の回生ブレーキ量を調整し、ブレーキをかけたときに乗員の体が前後へ揺さぶられる原因となるピッチングを抑えます。

後輪側の回生力も細かく制御することで、車体が前方へ大きく沈み込むのを防ぎ、水平に近い姿勢のまま止まれるようにしています。

ミニバンでは、運転手が普通にブレーキをかけたつもりでも、2列目や3列目では頭が前後に揺れやすくなります。車酔いしやすい家族にとっては、シートの豪華さ以上に気になる部分です。

そのため、スムースストップ機能はカタログ上では目立ちにくいものの、実際の家族利用では非常に価値のある技術だと考えます。

ただし、今回の試乗はテストコースで行われたプロトタイプ評価です。荒れた舗装、段差が続く市街地、横風の強い高速道路など、一般道での乗り心地は市販車で改めて確認する必要があります。


静粛性は新型エルグランドの大きな強み

新型エルグランドの試乗で、加速性能と並んで高く評価されたのが静粛性です。

第3世代e-POWERでは、駆動モーター、減速機、インバーターなど5つの主要部品を一体化した「5 in 1パッケージ」が採用されています。

部品をまとめることで、従来より構造を効率化するとともに、音や振動を抑えています。日産の説明では、振動要素を従来比で約40%低減したとされています。

さらに、前席ドアとスライドドアには遮音ガラスを採用。高速走行時に気になりやすい風切り音を減らしています。

エンジン音やロードノイズに対しては、BOSE Premium Sound Systemと組み合わせたアクティブノイズコントロールも使われます。打ち消す音をスピーカーから発生させることで、エンジンノイズやロードノイズを50~60%低減する効果があると説明されています。

100-120km/hの加速領域では、発電用エンジンの回転数が上がるため、さすがにエンジン音は聞こえます。それでも、日本の一般的な走行速度では高い静粛性を保ち、車内の音環境にも不自然な圧迫感はなかったと評価されました。

車内にはBOSE Premium Sound Systemが搭載され、ヘッドレストスピーカーも用意されています。単に大音量で音楽を楽しむためではなく、静かな室内だからこそ、小さな音や会話が聞き取りやすくなる点も魅力です。

プレミアムミニバンでは、エンジン性能以上に「家族や同乗者がどう感じるか」が満足度を左右します。長距離移動で会話を遮る騒音が少なければ、それだけでも疲れ方は変わるでしょう。

私は、新型エルグランドの静粛性は豪華な内装以上に、毎日の利用で満足を感じやすい部分だと思います。見た目の高級感は購入時に強く印象に残りますが、静かさは所有している間、何度も価値を実感できるからです。


日産エルグランド新型は運転しやすい?

新型エルグランドのボディーサイズは、日産測定値で全長4995mm、全幅1895mm、全高1965mmです。

全長はアルファードやヴェルファイアと同等ですが、全幅と全高は上回ります。特に全幅1895mmは、狭い駐車場や住宅街では注意が必要な大きさです。

一方、運転席からの前方視界はよく考えられています。インストルメントパネルの高さを抑え、車両前方を見渡しやすい設計とされており、試乗でも実際に前がよく見えると評価されました。

大きな車は、カタログ上の寸法だけで運転しにくさが決まるわけではありません。運転席からボンネットの位置を把握しやすいか、窓が広いか、カメラやセンサーが分かりやすく表示されるかによって、体感的な扱いやすさは大きく変わります。

走行中はe-4ORCEが前後の駆動力を細かく配分し、カーブでの車体の傾きや進行方向の乱れを抑えます。背の高いミニバンでも、ハンドルを切った際に車体が遅れてついてくる感覚を減らし、ドライバーの操作に自然に反応することを狙っています。

この制御は、スポーティーに走るためだけのものではありません。山道で同乗者が左右に振られにくくなったり、高速道路の車線変更で車体が落ち着きやすくなったりする効果が期待できます。

ただし、最小回転半径や車両重量など、一部の詳細はプロトタイプ試乗時点で公表されていません。購入を考えている人は、販売店の試乗で次の点を確認するとよいでしょう。

  • 狭い交差点で曲がる際の取り回し
  • 駐車枠へ入れるときの車幅感覚
  • 低速走行時のアクセルの反応
  • 段差を越えたときの後席の揺れ
  • ブレーキ停止直前の滑らかさ
  • ドライブモードによる乗り心地の違い

2026年8月24日から30日まで、JR東京駅直結の丸ビル1階マルキューブでは、新型エルグランドの期間限定展示が予定されています。

さらに8月29日と30日には、11時から19時まで事前予約制の特別試乗会が実施され、試乗時間は約20分です。予約枠は先着順で、普通自動車免許を取得して1年以上経過していることなど、複数の参加条件があります。

試乗時には有効な普通自動車運転免許証が必要で、予約時間の15分前までの来場が求められています。サンダルやハイヒール、素足など、運転に適さない状態では参加できません。

イベント内容や予約状況は変更される場合があるため、参加を検討する場合は日産の公式案内で最新情報を確認してください。


アルファードと比べた新型エルグランドの評価は?

新型エルグランドが意識している最大のライバルは、トヨタのアルファードとヴェルファイアです。

初代エルグランドは1997年に登場し、高級ミニバンという市場を切り開いた存在でした。2代目は2002年、3代目は2010年に登場しています。

しかし3代目の発売後は、アルファードとヴェルファイアが高級感、室内空間、ブランドイメージを強め、販売面で大きくリードしました。4代目となる新型は、前回のフルモデルチェンジから約16年ぶりの全面刷新となります。

新型エルグランドの強みは、次のように整理できます。

比較ポイント 新型エルグランドの特徴
加速 第3世代e-POWERによる力強く滑らかな加速
駆動制御 e-4ORCEで前後モーターを緻密に制御
乗り心地 電子制御ダンパーと回生制御を統合
静粛性 5 in 1、遮音ガラス、ノイズ制御を採用
運転感覚 ドライバー主体の走行性能を重視
後席 快適性は高いが、見た目の豪華さは好みが分かれる

一方、2列目シートのアームレストは、背もたれと一緒に動く跳ね上げ式です。

アルファードやヴェルファイアの上位仕様では、台座と一体化した固定式アームレストが採用され、飛行機のビジネスクラスのような分かりやすい豪華さがあります。

新型エルグランドの方式には、2列目の間を通って3列目へ移動しやすいことや、アームレストを畳める利点があります。背もたれも2カ所を基点に調整でき、座り心地そのものは高い水準と評価されています。

ただし、法人送迎や後席重視で選ぶ人にとっては、見た瞬間に伝わる特別感でアルファード系が有利と感じる可能性があります。

その一方で、自分でハンドルを握る機会が多い人には、新型エルグランドの方が魅力的に映るかもしれません。

筆者としては、同じ高級感の土俵で王者を追いかけるより、家族を快適に乗せながら運転手も退屈しないミニバンとして個性を明確にする方が、エルグランドらしいと考えます。


新型エルグランドの試乗評価と今後の見通し

今回のプロトタイプ試乗から、新型エルグランドの走行性能はかなり期待できると感じます。

特に魅力的なのは、加速、旋回、減速を別々に考えるのではなく、e-POWER、e-4ORCE、電子制御サスペンションを連携させ、乗員が不快に感じる車体の動きをまとめて抑えている点です。

これまでの高級ミニバン選びでは、2列目シートの豪華さや室内の広さが注目されがちでした。しかし実際の移動では、信号で止まるたびに体が前へ揺れたり、カーブで左右へ振られたりすることも、疲労や車酔いにつながります。

新型エルグランドは、そうした目に見えにくい不快感を電動技術で減らそうとしています。私はここに、単なる装備競争ではない新型の価値があると思います。

反対に、気になる点もあります。

車幅1895mmという大きさは、日本の道路や駐車場では気軽に扱える寸法ではありません。コンフォートモードの柔らかさについても、路面状況によっては車体の動きが気になる可能性があります。

また、燃費性能については、アルファードやヴェルファイアのハイブリッド4WDに近い水準を目指しているとされていますが、正式な数値はまだ示されていません。

トヨタのハイブリッドシステムは、走行条件が合ったときの燃費の伸びに定評があります。新型エルグランドが燃費だけで明確に上回るのは、簡単ではないでしょう。

それでも、ミニバン選びは燃費の数字だけで決まりません。アクセルを踏んだときの反応、ブレーキ停止時の滑らかさ、後席の揺れ、車内の会話のしやすさまで含めて判断することが大切です。

新型エルグランドは、カタログ上の装備を眺めるだけでは本当の良さが伝わりにくい車になりそうです。購入候補に入れるなら、スタンダードとコンフォートを切り替え、同じ道路を走って違いを確かめるのがおすすめです。

プロトタイプで高く評価された制御が、市販仕様でも自然に仕上がっていれば、アルファードとは異なる基準で選ばれる有力なプレミアムミニバンになると考えられます。


まとめ

日産エルグランド新型の試乗では、第3世代e-POWERによる力強く滑らかな加速と、e-4ORCEによる安定した車体制御が高く評価されました。

IDSやスムースストップ機能により、柔らかな乗り心地を保ちながら、ブレーキ時の前後方向の揺れを抑えている点も注目です。

さらに、5 in 1パッケージ、遮音ガラス、アクティブノイズコントロールを採用し、静かな移動空間を目指しています。

今回の評価は市販前プロトタイプを限られたテストコースで試した結果であり、一般道での乗り心地、実燃費、取り回しは市販車で確認する必要があります。

それでも新型エルグランドは、後席の豪華さだけで勝負するのではなく、運転する人にも同乗者にも心地よい「走りのよいプレミアムミニバン」として、明確な個性を持つ一台になりそうです。


よくある質問

日産エルグランド新型の乗り心地は柔らかいですか?

コンフォートモードでは、後席を優先した柔らかな乗り心地に設定されています。ただし人によっては車体上部の動きが大きいと感じる可能性があるため、スタンダードモードとの乗り比べがおすすめです。

新型エルグランドの駆動方式は4WDですか?

プロトタイプ試乗時点では、第3世代e-POWERと前後モーターを組み合わせたe-4ORCEの4WDのみとされています。正式なグレード構成は、最新の公式情報で確認してください。

新型エルグランドはどこで試乗できますか?

日産は販売店の試乗車・展示車検索を用意しています。また、2026年8月29日と30日には、東京駅直結の丸ビル1階マルキューブで事前予約制の特別試乗会が予定されています。予約状況や開催内容は変更される可能性があります。

日産エルグランド新型のカタログ入手方法|掲載内容も紹介

新型プレミアムミニバンのデジタルカタログをタブレットと紙冊子で比較する明るいショールーム

日産エルグランド新型のカタログは、日産公式サイトのWEBカタログ、販売店での請求・受け取り、NISSAN IDを使った購入検討サポートから確認できます。

カタログには価格やグレードだけでなく、第3世代e-POWER、e-4ORCE、内外装色、主要諸元、メーカーオプションなど、購入判断に必要な情報が幅広く掲載されています。

日産エルグランド新型のカタログを入手する方法は?

日産エルグランド新型のカタログを入手する方法は、主にWEBカタログを見る方法と、日産販売店で紙のカタログを入手する方法の2つです。

すぐに内容を確認したい人はWEBカタログ、家族と相談しながらじっくり読みたい人は紙のカタログが向いています。

日産公式サイトでWEBカタログを見る

最も手軽なのは、日産公式サイトに用意されているエルグランドのWEBカタログを確認する方法です。

エルグランドの車種ページには「WEBカタログ」の入口があり、スマートフォン、タブレット、パソコンから閲覧できます。

WEBカタログのメリットは、販売店へ行かなくても、好きな時間に最新の車両情報を確認できることです。気になったページを家族に見せたり、複数のグレードを見比べたりする際にも便利です。

特に新型車は、発売前後に装備内容や注記が更新される可能性があります。紙の冊子よりも情報の反映が早い場合があるため、まずWEBカタログを見るのが効率的です。

日産販売店で紙のカタログを受け取る

紙のカタログが欲しい場合は、最寄りの日産販売店へ問い合わせる方法があります。

日産公式のエルグランド車種ページには「販売店検索」や「来店予約」が用意されているため、近くの店舗を探したうえで、カタログの在庫状況を確認すると確実です。

新型車の発表直後や発売直後は、紙カタログの入荷時期や在庫数が販売店によって異なることがあります。突然来店するよりも、事前に電話やオンライン問い合わせで確認しておくと無駄足を避けられます。

紙のカタログは、内外装の写真、グレードごとの装備差、ボディカラー、オプションをページを行き来しながら確認しやすい点が魅力です。

私自身も新車を検討するときは、最初にWEBで全体像をつかみ、候補が絞れた段階で紙のカタログを受け取るようにしています。この順番なら、販売店でも知りたいポイントを具体的に質問できます。

日産公式サイトからカタログを請求する

エルグランドの公式車種ページには、購入検討サポートとして「カタログ請求」が案内されています。

申し込み方法や配送対応の有無は、時期や地域、販売会社によって異なる可能性があります。画面に表示される案内に従い、送付先などの必要事項を入力してください。

カタログ請求の項目が表示されない場合や、紙カタログの発送対象か分からない場合は、販売店へ直接問い合わせるのが確実です。

価格、仕様、キャンペーン、カタログの発送条件は変更されることがあるため、最新情報は日産公式サイトまたは販売会社で確認しましょう。


日産エルグランド新型のWEBカタログには何が掲載されている?

新型エルグランドのカタログには、単なる車両写真だけでなく、走行性能、デザイン、室内空間、グレード、価格、装備、主要諸元まで掲載されています。

購入候補として検討するなら、見た目だけでなく、グレードごとの標準装備とオプションの違いを重点的に確認することが大切です。

第3世代e-POWERやe-4ORCEの走行性能

新型エルグランドは、走行性能の柱として次の3つの技術を掲げています。

  • 第3世代e-POWER
  • 電動駆動四輪制御技術のe-4ORCE
  • IDS(Intelligent Dynamic Suspension)

日産は新型エルグランドについて、家族を乗せても安心でき、長時間運転しても疲れにくいプレミアムミニバンの走行体験を目指したと説明しています。

公式スペシャルサイトでは「500km走っても、まだまだ走りたくなる」という考え方も示されており、単に後席が快適なだけでなく、運転する人の負担や楽しさにも力を入れていることが分かります。

カタログを見る際は、最高出力などの数字だけで判断するのではなく、静粛性、乗り心地、カーブでの安定感、長距離移動の疲れにくさに関する説明も確認したいところです。

クロームメッキに頼らない外装デザイン

新型エルグランドの外装は、高級感を分かりやすく演出するクロームメッキを、あえて前面に押し出さない方向で設計されています。

フロントからリヤまで通る一本のキャラクターライン、日本の伝統工芸である組子から着想したフロントグリルなどにより、知的で堂々としたデザインを表現しています。

これは、光る装飾を多く使って豪華に見せる従来型の高級ミニバンとは、少し違う考え方です。

個人的には、メッキ部品の多さよりも、ボディ全体のまとまりや飽きにくさを重視する人に合うデザインだと感じます。長く乗る前提なら、派手さだけでなく、数年後にも古く見えにくいかを考えることが大切です。

「プライベートラウンジ」を目指した室内空間

新型エルグランドの室内は、単に座席を豪華にするのではなく、上質な移動時間そのものを作ることが重視されています。

シートの座り心地に加え、乗員同士が自然な声量で会話できる静粛性まで設計し、「プライベートラウンジ」と呼べる空間を目指しています。

カタログでは、シート設計や静粛性について個別に紹介されているため、家族で長距離移動する人や、2列目・3列目の快適性を重視する人は確認しておきましょう。

BOSE Premium Sound Systemは、22スピーカー、3Dサラウンドサウンド、オーディオゾーンコントロール、通話音ゾーンコントロールを含む装備として案内されています。

ただし、BOSEシステムや後席専用モニターなどは、グレードやオプションの組み合わせによって装着条件が異なる可能性があります。カタログの装備表と見積書を必ず照合する必要があります。


新型エルグランドのカタログで確認できるグレードと内装色

新型エルグランドのデジタルカタログでは、標準車のe-POWER Xとe-POWER Gに加え、AUTECH、AUTECH LINE、VIPなどのラインアップを確認できます。

公式サイトでは、G e-4ORCE、AUTECH e-4ORCE、AUTECH LINE e-4ORCE “G-spec”なども注目グレードとして紹介されています。

e-POWER Xは落ち着いた「ダーク」内装

エントリーグレードのe-POWER Xは、内装色が「ダーク」の設定とされています。

メーターとナビゲーションディスプレイは12.3インチが標準で、メーカーオプションにより14.3インチのデュアルモニターを選べる構成が紹介されています。

価格をできるだけ抑えつつ、新型エルグランドの第3世代e-POWERやe-4ORCEを体験したい人にとって、Xは基準となるグレードです。

ただし、オプションを多く追加すると上位グレードとの価格差が縮まることがあります。車両本体価格だけでなく、欲しい装備を含めた総額で比べることが重要です。

e-POWER Gは「紫檀」と「銀雪」を選択可能

上位グレードのe-POWER Gでは、ブラックとパープルを組み合わせた「紫檀-シタン-」と、ホワイトとパープルを組み合わせた「銀雪-ギンセツ-」の2種類が案内されています。

「紫檀」は落ち着きと重厚感を求める人、「銀雪」は室内の明るさや特別感を重視する人に向きそうです。

e-POWER Gでは、メーターとナビゲーションの14.3インチディスプレイが標準装備とされています。

白系の内装は写真映えする一方、衣服からの色移りや汚れが気になる場合があります。カタログ写真だけで決めず、展示車で実際の色味や素材感を確認することをおすすめします。


日産エルグランド新型のカタログで分かる価格・ボディカラー・主要諸元

日産公式サイトでは、新型エルグランドのメーカー希望小売価格が6,897,000円からと案内されています。

ただし、この金額には税金の一部、自賠責保険、販売諸費用、メーカーオプション、ディーラーオプション、付属品などが含まれていません。

標準車のボディカラーは全5色

新型エルグランドの標準車には、全5色のボディカラーバリエーションが用意されています。

紹介されているカラーは、プリズムホワイト、ミッドナイトブラック、至極-シゴク-、ダークメタルグレー、FUJI DAWN-フジドーン-と至極を組み合わせた2トーンです。

公式サイトのボディカラーランキングでは、プリズムホワイト、至極、ミッドナイトブラックが上位として掲載されています。

一方、画面上の3D画像や合成写真は、実車と色の見え方が異なる場合があります。ボディカラーは天候や照明によって印象が大きく変わるため、高額な有料色を選ぶ場合ほど実車確認が重要です。

ボディサイズと燃費も掲載

参考情報として公開された主要諸元では、新型エルグランドのボディサイズは全長4,995mm、全幅1,895mm、全高1,975mmとされています。

プロパイロット2.0装着車は全高1,970mm、室内寸法は室内長3,165mm、室内幅1,730mm、室内高1,315mmです。ツインガラスルーフ装着車は室内高が1,310mmとなります。

ホイールベースは3,000mm、乗車定員は7名、最小回転半径は5.8mです。

WLTCモード燃費は16.8km/Lで、市街地モード15.2km/L、郊外モード17.8km/L、高速道路モード16.9km/Lとされています。

燃料タンク容量は67Lで、発電用エンジンには1.5L直列3気筒ターボのZR15DDTe型を採用。駆動方式はe-4ORCEによる四輪駆動です。

これらの数字から、新型エルグランドは大柄な7人乗りミニバンでありながら、電動駆動による滑らかさと長距離性能を重視していることが読み取れます。

一方で、全幅1,895mmは一般的な立体駐車場や狭い月極駐車場では気を使うサイズです。カタログを見た後は、自宅駐車場の幅、出入口、よく使う商業施設の駐車環境を実測しておくと安心です。


カタログで確認できる主なオプションは?

新型エルグランドには、外観の印象や車内の快適性を高めるディーラーオプションも用意されています。

紹介されている主な装備と価格は次の通りです。

  • インペリアルエクステリアパック:463,263円
  • フロントダークグリル:78,100円
  • フロントグリルイルミネーションキット:150,000円
  • 18インチアルミホイール:標準装着タイヤ組換時270,776円
  • ブラックライトイルミネーションキット:144,100円

いずれも税込み、工賃込みとして紹介された価格ですが、販売時期や販売会社によって変更される可能性があります。

新型エルグランドではボディ同色のグリルが標準となるため、より引き締まった外観を好む人向けにフロントダークグリルが設定されています。

さらに存在感を強めたい場合は、両側に9灯式LEDデイライトを加えるフロントグリルイルミネーションキットも検討できます。

ただし、複数の外装オプションを追加すると数十万円単位で総額が上がります。コスパを重視するなら、納車後に変えにくい安全装備や快適装備を優先し、装飾パーツは予算に余裕がある場合に選ぶのが賢明です。


日産エルグランド新型のカタログを見るときの注意点

カタログは新車選びの重要な資料ですが、掲載価格や写真だけで購入を決めるのはおすすめできません。

特に新型エルグランドは車両価格が約690万円からとなるため、オプションや諸費用を加えた支払総額を確認する必要があります。

日産公式サイトにも、メーカー希望小売価格は販売会社が独自に決める販売価格とは異なること、画面上の見積額には販売価格としての効力がないことが記載されています。

また、仕様や装備は予告なく変更される場合があり、掲載写真の一部にはCGや合成画像が使用されています。

カタログを確認した後は、次の順番で検討すると失敗を減らせます。

1. WEBカタログでグレードと装備を比較する
2. セルフ見積りでおおよその予算を把握する
3. 駐車場に収まるかサイズを確認する
4. 販売店で紙カタログと正式な見積書を受け取る
5. 展示車や試乗車で視界、乗降性、内装色を確認する

日産は試乗予約、販売店問い合わせ、オンライン相談のほか、最長90分で高速道路にも乗れる試乗プログラムを案内しています。実施状況や対象店舗は変わる可能性があるため、予約時に確認してください。


新型エルグランドのカタログから考える賢い選び方

筆者としては、新型エルグランドのカタログで最初に見るべきなのは、豪華な写真ではなくグレード別の標準装備一覧だと考えます。

約690万円からという価格帯では、見た目の好みだけで選ぶと、必要な装備を追加した結果、予算を大きく超える可能性があります。

例えば、e-POWER Xに14.3インチデュアルモニターなどのオプションを加える場合、最初からe-POWER Gを選んだほうが満足度や装備内容で納得しやすいケースも考えられます。

反対に、大型ディスプレイや明るい「銀雪」内装に強いこだわりがなく、走行性能を重視するなら、Xを基準に必要な装備だけを追加する考え方も合理的です。

新型エルグランドは「高級だから全部付ける」という選び方よりも、家族構成や使い方に合わせて装備を整理することが大切です。

年間の走行距離が短く、後席モニターをほとんど使わない家庭なら、高額な映像装備を省く選択もあります。一方、家族で長距離旅行を頻繁にするなら、静粛性、運転支援、後席の快適装備に予算を振り分ける価値があります。

私が特に注目したいのは、カタログに書かれた「500km走っても、まだまだ走りたくなる」という開発思想です。

この言葉どおりの疲れにくさを実現できているかは、カタログだけでは判断できません。購入前には短時間の街乗りだけでなく、可能であれば高速道路や荒れた路面を含む試乗で確かめたいところです。

新型エルグランドの魅力は、内装の豪華さだけではありません。第3世代e-POWER、e-4ORCE、IDSを組み合わせ、運転する人と同乗者の双方が快適に移動できることが、本来の価値だと考えます。


まとめ

日産エルグランド新型のカタログは、日産公式サイトのWEBカタログ、カタログ請求、日産販売店での受け取りによって入手できます。

カタログには、第3世代e-POWERとe-4ORCE、内外装デザイン、紫檀・銀雪などの内装色、全5色のボディカラー、グレード、価格、主要諸元、オプション情報が掲載されています。

まずWEBカタログで候補を絞り、セルフ見積りで予算を確認した後、販売店で紙カタログと正式見積書を受け取る流れが効率的です。

写真の豪華さだけで判断せず、必要な装備、支払総額、駐車環境、実際の乗り心地まで確認することが、後悔しにくい新型エルグランド選びにつながります。


よくある質問

日産エルグランド新型のカタログは無料ですか?

日産公式サイトのWEBカタログは無料で閲覧できます。紙カタログも一般的には無料ですが、在庫や請求方法は販売店によって異なるため、事前に確認してください。

新型エルグランドの紙カタログは販売店でもらえますか?

在庫があれば、日産販売店で受け取れる可能性があります。新型車の発売前後は入荷状況が店舗ごとに異なるため、来店前の問い合わせがおすすめです。

カタログに掲載された価格で購入できますか?

掲載価格はメーカー希望小売価格であり、実際の販売価格や支払総額とは異なります。税金、保険料、登録諸費用、オプションなどを含めた正式見積りを販売店で確認してください。

日産エルグランド新型CMまとめ|歴代CMや最新プロモーションを紹介

大型ミニバンを中心にテレビCMや映像プロモーションが展開されるイメージ

日産エルグランド新型の専用CMは現時点で確認できる情報が限られていますが、鈴木亮平さんを起用した日産全体の新CMと連動し、発売に向けたプロモーションが本格化しています。

2025年4月には新型エルグランドの投入計画とリアビューが公表され、日産のブランド再出発を象徴する重要車種として扱われることが明らかになりました。

日産エルグランド新型CMは公開されている?

新型エルグランドだけを主役にした正式なテレビCMについては、元資料の範囲ではタイトルや放送開始日、出演者などの詳細は発表されていません。

ただし、日産自動車は2025年4月22日、神奈川県横浜市の日産グローバル本社ギャラリーで「NISSAN START AGAIN 2025」を開催しました。

このイベントでは、俳優の鈴木亮平さんが日産の新ブランドアンバサダーに就任。新しいブランドコミュニケーションとして、「やっぱりクルマはグッッッッッっとこないと。」が発表されています。

鈴木亮平さんが出演した日産自動車のテレビCMは、「心にグッッッッッっとくるクルマ」篇です。

このCMはエルグランド単独の広告ではありませんが、日産がこれから発売する新型車への期待感を高めるブランドプロモーションとして位置付けられます。

イベントでは、新型エルグランドの発売計画も同時に紹介されました。つまり、鈴木亮平さんによる新しいCM展開と、新型エルグランドの情報公開は、日産の再出発を伝える同じ流れの中で進められているのです。

現段階で整理すると、次のようになります。

  • 新型エルグランド専用CMの詳細は元資料では未公表
  • 日産全体の新CMには鈴木亮平さんを起用
  • 2025年4月22日に新ブランド戦略と新型エルグランドの情報を発表
  • 新型エルグランドは2026年度の発売を予定
  • 今後、正式発表や発売時期に合わせて専用CMが展開される可能性がある

新車のCMは、車両の正式公開、予約受付、発売開始などのタイミングに合わせて公開されることが多くあります。

そのため筆者としては、新型エルグランドの具体的なデザインや装備が正式発表される段階で、専用CMやWebムービーが登場する可能性が高いと考えています。


新型エルグランドの最新プロモーションで何が発表された?

新型エルグランドに関する大きな動きは、2025年4月22日の「NISSAN START AGAIN 2025」で示されました。

イベント冒頭で登壇した日産自動車の日本マーケティング&セールス/日本アフターセールス執行職、杉本全氏は、2026年度までに新型車4車種を発表する計画を説明しています。

それまで日産は、投入予定車について「大型ミニバン」と表現していました。

今回のイベントで、その大型ミニバンが新型エルグランドであることを正式に明言しました。

さらに、新型エルグランドには第3世代e-POWERを搭載する予定であることも紹介されています。

杉本氏は、新型エルグランドについて熱意を持って開発していると説明し、利用者へ最高の形で届けられるよう準備を進めているとコメントしました。

イベントでは、新型エルグランドのリアビューを示す新たなイメージカットも公開されています。

この発表は、単なる車名の予告ではありません。

長期間にわたり大きなモデルチェンジを待たれてきたエルグランドが、日産の新しい商品戦略を担う中心車種として復活することを示した発表といえます。

日産は、新型リーフを含む複数の新型車を2026年度までに投入する方針です。その中でもエルグランドは、大型ミニバン市場における日産の存在感を取り戻す役割を持つと考えられます。

個人的に注目しているのは、新型エルグランドの情報を単独発表会ではなく、日産全体の「再出発」を伝えるイベントで紹介した点です。

これは、新型エルグランドが単なる車種追加ではなく、ブランドイメージを立て直す象徴的なモデルとして期待されていることを意味するのではないでしょうか。


鈴木亮平さんの日産新CMとエルグランドの関係は?

2025年4月22日に新ブランドアンバサダーへ就任した鈴木亮平さんは、ワンガンブルーのフェアレディZを自ら運転してイベント会場のステージに登場しました。

鈴木さんは、日産が子どものころから慣れ親しんできた日本を代表する自動車会社であり、アンバサダーに選ばれたことを光栄に感じていると語っています。

また、自身も挑戦や変化を大切にしているため、新しい挑戦を進める日産と同じ方向を向き、楽しみながらワクワク感を伝えたいという趣旨の意気込みを示しました。

鈴木さんが出演したCMでは、車の機能を細かい言葉で説明するよりも、運転したときの驚きや楽しさを感情として表現することが重視されています。

鈴木さんはCM撮影でアリアとフェアレディZを運転しました。

アリアについては、電気自動車に対する日産の技術やデザインへのこだわりが妥協なく詰め込まれていると感じたと説明しています。

フェアレディZについては、自分の体の一部のように操れ、車と一体化した感覚を味わえたと語りました。

エルグランドはこのCMに直接登場した車種として明記されていません。

それでも、鈴木亮平さんを中心とするブランドCMは、新型エルグランドの発売に向けた空気づくりとして重要です。

日産が掲げた「心にグッとくる車」という考え方は、大型ミニバンであるエルグランドにも相性がよいテーマだからです。

大型ミニバンは、単なる移動手段ではありません。

家族との旅行、送迎、長距離移動、後席で過ごす時間など、乗る人の生活や思い出と結び付きやすい車です。

そのため、燃費や出力といった数字だけを並べるよりも、「乗った瞬間にどう感じるか」「家族とどんな時間を過ごせるか」を映像で見せるCMのほうが魅力を伝えやすいでしょう。

筆者としては、新型エルグランドの正式CMにも、鈴木亮平さんが出演する可能性は十分に考えられると思います。

ただし、出演者やCM内容は正式発表されていないため、現時点で断定はできません。


歴代エルグランドCMはどのような役割を担ってきた?

エルグランドは、日産の大型ミニバンを代表する車種として認知されてきました。

歴代モデルのプロモーションでは、広い室内や存在感のある外観だけでなく、上級ミニバンらしい特別感や移動時間の快適さを伝えることが重要な役割でした。

一方で、今回提供された元資料には、歴代エルグランドCMの放送年、CMタイトル、出演者、使用楽曲などを網羅した具体的な記録は含まれていません。

参考記事として示されたヴァン・ヘイレン関連のページも「404 Page Not Found」となっており、掲載されていた可能性のある内容を確認できない状態です。

そのため、確認できない歴代CMの楽曲名や出演者を推測で紹介することは避ける必要があります。

CM情報を調べる際は、次の項目を分けて確認すると整理しやすくなります。

確認項目 チェックする内容
放送時期 何年のどのモデルを紹介したCMか
CMタイトル 「○○篇」などの正式名称
出演者 俳優、タレント、ナレーター
使用楽曲 曲名、アーティスト名、CMオリジナル曲か
訴求内容 室内空間、走行性能、デザイン、安全装備
公開媒体 テレビCM、公式YouTube、Web限定映像

歴代CMを振り返る意味は、懐かしさを味わうだけではありません。

各時代に日産がエルグランドのどんな価値を強調していたのかを確認すると、新型がどこを変えようとしているのかも見えやすくなります。

従来のエルグランドでは、堂々とした外観や上質な移動空間が大きな魅力として受け止められてきました。

新型では、それに第3世代e-POWERによる電動走行の滑らかさや静粛性、運転支援技術などが加わると考えられます。

つまり、新型CMの注目点は、昔ながらの「高級ミニバン」という見せ方を続けるのか、それとも電動化による快適性や運転のしやすさを前面に出すのかという部分です。


日産の最新CMから新型エルグランドの訴求方法を予想

日産の近年のプロモーションを見ると、車の性能を難しい専門用語で説明するだけでなく、短い言葉や印象的な演出で運転感覚を伝える傾向が見られます。

2026年4月17日から全国で放映が始まった日産サクラのCM「スーーーテキな毎日」篇も、その代表例です。

このCMには松たか子さんと、お笑いコンビ・ダイアンの津田篤宏さんが出演しました。

松たか子さんが日産サクラを運転し、「コ・コ・で、スー♪お先に、スー♪」という楽曲に合わせて街中を軽やかに走る内容です。

サクラの滑らかな発進、小回り性能、静粛性などを、「スー」という一つの言葉で分かりやすく表現しています。

津田さんは、花屋の客として約0.5秒だけ映るエキストラ役で出演しました。

短い登場時間を笑いに変える仕掛けが話題となり、その後、2026年6月30日には津田さんをメインキャラクターにしたWebムービーシリーズ「津田さんのスーーーテキな毎日」が全8話で公開されています。

この流れから分かるのは、現在の日産がテレビCMだけで完結させず、Web動画やイベント、出演者の発言を組み合わせて継続的に話題を広げていることです。

新型エルグランドでも、テレビCMに加えて次のような展開が考えられます。

  • 公式YouTubeでのロングバージョン
  • 開発者が技術を解説する映像
  • 出演者による試乗インタビュー
  • 2列目席や長距離移動を見せる家族向け動画
  • 第3世代e-POWERの静粛性を体感させる企画
  • 発表会や展示イベントと連動した短編映像

特にエルグランドは、運転席だけでなく後席の快適性も重要な車です。

そのため、新型CMではドライバーが運転を楽しむ映像と、家族や同乗者がくつろぐ映像の両方を見せることが効果的でしょう。

また、サクラのCMが「スー」という分かりやすい感覚表現を使ったように、新型エルグランドでも電動走行の静かさや滑らかさを短い言葉で印象付ける可能性があります。


新型エルグランドCMで注目したいポイントは?

新型エルグランドのCMが公開された際は、映像の格好よさだけでなく、何を中心に訴えているかを見ることが大切です。

まず注目したいのは、第3世代e-POWERの扱いです。

e-POWERはエンジンで発電し、モーターで車輪を駆動する日産独自の電動パワートレインです。

2025年4月のイベントでは、日産の担当者がワンペダルドライブの利点も説明しました。

東京から鈴木亮平さんの出身地である兵庫まで約550kmを一般道で走った場合、通常の車ではアクセルとブレーキの踏み替えが約4400回になる一方、e-POWER車のワンペダルドライブでは約500回まで減らせるという内容です。

これは約9分の1に相当します。

この説明は新型エルグランドそのものの走行データではありませんが、日産がe-POWERを「運転の負担を減らす技術」として伝えようとしていることが分かります。

大型ミニバンは車体が大きく、長距離を移動する機会も多い車です。

そのため新型エルグランドでは、力強さだけでなく、アクセル操作のしやすさや疲れにくさも重要な訴求点になるでしょう。

次に注目したいのが、自動運転・運転支援技術です。

同イベントでは、日産の次世代自動運転が目指す要素として、「地図を見なくてもいい運転」「限りなくぶつからない車」「ドライバーの思考を先回りする技術」の3点が紹介されました。

クイズではすべてが正解とされ、利用者が安心して快適に自動運転を使うためには、3つすべてを実現する必要があると担当者が説明しています。

新型エルグランドにどこまでの技術が搭載されるかは、正式な仕様発表を待つ必要があります。

しかし、CMの中で高速道路走行、駐車支援、周囲の監視機能などが描かれた場合は、単なる演出として見るのではなく、実際の搭載グレードや利用条件まで確認することが大切です。

CMは短時間で魅力を伝えるため、最上位グレードやオプション装着車が使われることもあります。

購入を検討する際は、映像に登場した装備が標準なのか、メーカーオプションなのかを販売店や公式情報で確認しましょう。


私が考える新型エルグランドCMの見どころと今後

個人的には、新型エルグランドのCMで最も大切なのは、豪華さだけに寄りすぎないことだと考えています。

大型ミニバン市場では、迫力のある外観や豪華な内装が注目されがちです。

しかし実際に車を購入する人にとっては、燃費、運転のしやすさ、乗り心地、維持費、家族の使いやすさといった日常的な価値も欠かせません。

新型エルグランドに第3世代e-POWERが搭載されるのであれば、静かで滑らかな走りだけでなく、大きな車体を扱う負担がどれほど軽くなるのかを具体的に見せてほしいところです。

例えば、狭い駐車場での取り回し、住宅街での発進、長距離高速道路での疲れにくさなどは、購入検討者が本当に知りたいポイントです。

また、新型エルグランドは日産の再出発を象徴するモデルとして紹介されています。

そのためCMでも、過去のイメージを懐かしく再現するだけではなく、「今の日産だから作れる新しい大型ミニバン」を明確に示す必要があります。

鈴木亮平さんがブランドCMで語ったように、細かい技術を言葉だけで説明するのではなく、乗った人の表情や反応を通して魅力を伝える方法は、新型エルグランドにも合うでしょう。

一方で、感情的な演出だけでは車選びの判断材料として不足します。

Webムービーや公式サイトでは、CMで興味を持った人が、乗車人数、荷室、シートアレンジ、燃費、グレード、価格、安全装備まで確認できる流れを用意することが重要です。

筆者としては、テレビCMで「グッとくる魅力」を伝え、Web動画で「買う理由」を具体的に説明する二段構えが理想だと考えます。

高級感を強調するだけでは、限られた人の車に見えてしまいます。

家族で長く使えることや、電動化によって日々の運転が楽になることまで伝えられれば、新型エルグランドは幅広い層から再び注目される可能性があります。


まとめ

日産エルグランド新型の専用CMについては、元資料の時点で正式なタイトル、放送開始日、出演者などは確認できません。

一方、2025年4月22日の「NISSAN START AGAIN 2025」では、新型エルグランドが2026年度までに投入される新型車の一つとして正式に紹介され、第3世代e-POWERの搭載予定とリアビューのイメージが公表されました。

同時に、鈴木亮平さんが日産の新ブランドアンバサダーに就任し、「心にグッッッッッっとくるクルマ」篇への出演を開始しています。

新型エルグランドは、日産の再出発を象徴する重要モデルです。

今後は正式発表や予約開始に合わせ、テレビCM、公式YouTube、試乗映像、開発者インタビューなどを組み合わせたプロモーションが展開される可能性があります。

CMが公開された際は、出演者や楽曲だけでなく、第3世代e-POWER、運転支援、後席の快適性、実用性がどのように描かれているかにも注目してみてください。


よくある質問

日産エルグランド新型のCMはもう放送されていますか?

元資料では、新型エルグランドだけを主役にした正式なCMの放送開始は確認できません。日産全体では、鈴木亮平さんが出演する新ブランドCMが2025年4月から展開されています。

新型エルグランドはいつ発売されますか?

日産は新型エルグランドを2026年度に発売する予定と説明しています。具体的な発売日や価格、グレードについては、今後の正式発表を確認する必要があります。

新型エルグランドのCMに鈴木亮平さんは出演しますか?

鈴木亮平さんは日産のブランドアンバサダーですが、新型エルグランド専用CMへの出演は正式発表されていません。現段階では可能性の一つであり、断定はできません。