日産エルグランド新型2025年モデルの最新動向|価格や内装の見通しも紹介

日産エルグランド新型2025は、2025年に先行公開され、2026年7月16日に正式発売された16年ぶりの全面刷新モデルです。

価格は689万7000円からで、第3世代e-POWERとe-4ORCEを全車に搭載し、内装も大画面ディスプレイや「紫檀」「銀雪」などを採用した上質な空間へ進化しました。

日産エルグランド新型2025とは?実際の発売は2026年

「日産エルグランド新型2025」と検索すると、2025年中に発売されたモデルだと思う方もいるかもしれません。

しかし正確には、2025年10月29日にジャパンモビリティショー2025で先行公開され、2026年5月28日に予約受注開始、同年7月16日に正式発売されたモデルです。

つまり、「2025年モデル」という呼ばれ方は、2025年に新型の姿が世界初公開され、外観や内装、主要技術が明らかになったことに由来すると考えると分かりやすいでしょう。

従来型エルグランドは2010年に登場しており、今回のフルモデルチェンジは約16年ぶりです。

ミニバン市場では、その間にトヨタ・アルファードやヴェルファイアが急速に存在感を高めました。

新型エルグランドは、単に古くなった内外装を新しくするのではなく、日産のフラッグシップミニバンとして、走行性能、電動技術、安全装備、室内の快適性まで大幅に刷新しています。

発売までの主な流れは以下の通りです。

  • 2025年10月29日:大型ミニバン新型エルグランドを先行公開
  • 2025年11月:ジャパンモビリティショー2025で外観・内装を公開
  • 2026年5月28日:予約受注を開始
  • 2026年7月16日:正式発売
  • 2026年7月下旬ごろ:販売店への試乗車配車が進む

2025年の発表時点では「2026年夏発売予定」と案内されていましたが、その後、価格やグレード、装備内容が明らかになり、実際に市販へ移行しました。

そのため、これから購入を検討する方は、予想情報だけでなく、2026年7月時点で公表されている正式な価格や装備を基準に判断する必要があります。


日産エルグランド新型2025価格は689万7000円から

日産エルグランド新型2025の価格は、基本グレードの「e-POWER X e-4ORCE」が689万7000円、上級グレードの「e-POWER G e-4ORCE」が757万9000円です。

従来型より大幅に高価格化していますが、その理由は、パワートレインや駆動方式を簡素な仕様から選べないことにあります。

新型エルグランドは、全車が第3世代e-POWERと電動4輪制御技術のe-4ORCEを搭載します。

一般的なガソリンエンジン車や、価格を抑えた2WD車は用意されていません。

グレード 価格(税込) 主な内装色
e-POWER X e-4ORCE 689万7000円 ダーク
e-POWER G e-4ORCE 757万9000円 紫檀、銀雪

XとGの価格差は68万2000円です。

Xにも両側電動スライドドア、アルミホイール、エアロパーツ、e-4ORCE、インテリジェントダイナミックサスペンションなどが標準装備されます。

一方のGには、通信機能を備えたインフォテインメントシステム、後席専用モニター、100V・1500W電源コンセント、1列目と2列目のシートベンチレーションなどが追加されます。

Xでは、インフォテインメントシステム、ETC2.0、後席専用モニターなどを組み合わせた装備が24万9700円、100V・1500W電源コンセントが9万9800円のメーカーオプションです。

この2つだけでも合計約35万円になるため、家族で長距離移動する予定があり、後席モニターや電源を使いたい方は、最初からGを選んだ方が装備内容を整理しやすいでしょう。

さらに、BOSEプレミアムサウンドシステム、高遮音ガラス、プロパイロット2.0などを含む装備は、73万2600円のオプションとして設定されています。

ツインガラスサンルーフは15万4000円、ワイパーデアイサーなどを含むクリアビューパックは3万3000円です。

ボディカラーも有償色があり、プレミアムホワイトは6万500円、ミッドナイトブラックや至極は7万5900円、フジドーンと至極を組み合わせた2トーンは25万3000円となっています。

車両本体だけでなく、オプションや諸費用まで含めると、Gは800万円を超える可能性があります。

価格を重視する方は、カタログ上の車両価格だけを見るのではなく、必要な装備を加えた総支払額でXとGを比べることが重要です。


日産エルグランド新型2025内装は何が変わった?

日産エルグランド新型2025の内装は、「特別なプライベートラウンジ」を目指して開発されています。

従来型の落ち着いた高級感を残しながら、ディスプレイ、照明、素材の見せ方を大幅に現代化したことが特徴です。

運転席まわりには、国内の日産車で初採用となる14.3インチの統合型インターフェースディスプレイが配置されました。

メーターディスプレイも大型化され、ナビゲーションや車両情報を見やすく表示できます。

センター部分には幅広く高さのあるコンソールを採用し、木目調パネルと一体化した静電式スイッチを組み合わせています。

物理的なスイッチを大量に並べるのではなく、家具のような面の美しさを意識したデザインです。

また、最大64色から選べるアンビエントライティングを用意し、プロパイロットとの連動機能も備えています。

夜間は、単に明るく照らすだけではなく、室内の輪郭を柔らかく浮かび上がらせる演出が期待できます。

内装色は、Gに「紫檀」と「銀雪」、Xに「ダーク」が設定されます。

紫檀は銘木から着想を得た色で、紫と濃紺を組み合わせた個性的な内装です。

銀雪はホワイトを基調とし、雪景色のような静けさや清潔感を表現しています。

一方、Xのダーク内装は華やかさを抑え、汚れの目立ちにくさや使いやすさを重視したい方に向いているでしょう。

個人的には、エルグランドらしい独自性を求めるなら紫檀、家族で日常的に使うことを考えるならダークが現実的だと感じます。

明るい銀雪は展示車では非常に映えますが、子どもを乗せる機会が多い家庭では、汚れや衣類からの色移りも確認しておきたいところです。

シートやドアトリムには、外観のフロントグリルと共通する「組子」のパターンが取り入れられています。

外から見たデザインと車内の意匠がつながっており、単に高価な素材を並べるのではなく、車全体で統一感を持たせている点は新型の魅力です。

BOSEプレミアムサウンドシステムは22スピーカー構成で、3Dサラウンド再生に対応します。

オーディオゾーンコントロールや通話音ゾーンコントロールも用意され、前席と後席で異なる音の環境を作れる点が特徴です。

ただし、すべての装備が標準ではありません。

展示車や広報写真は多くのオプションを装着している場合があるため、実際に注文するグレードで同じ内装になるのかを販売店で確認することが大切です。


新型エルグランドの外観と走行性能はどう進化した?

新型エルグランドのデザインコンセプトは、「The private MAGLEV」です。

MAGLEVはリニアモーターカーを意味し、高速でありながら滑らかで静かな移動空間を、新しいエルグランドの姿に重ねています。

フロントグリルは日本の伝統工芸である組子をモチーフとし、上部には横一文字のシグネチャーランプを配置しました。

ヘッドライトは上下に分かれた二段構成で、従来のエルグランドらしさを残しつつ、先進的な印象に仕上げています。

ボディは従来型より全高が90mm以上、全幅が40mm近く拡大されたとされ、Lサイズミニバンらしい堂々とした存在感が強まりました。

横から見ると水平基調の長いシルエットで、リアにも横一文字のランプを採用しています。

外観はアルファードのように押し出しの強さだけを前面に出すのではなく、面の大きさと細部の緻密さを組み合わせたデザインです。

好みは分かれますが、日産らしい電動車の先進感と、日本的な装飾を両立しようとした意図は伝わります。

走行面では、新開発の直列3気筒1.5Lターボ発電用エンジン「ZR15DDTe」と、5-in-1構造の第3世代e-POWERユニットを採用しています。

e-POWERは、エンジンで発電し、タイヤは基本的にモーターで駆動する仕組みです。

アクセルを踏んだ直後からモーターの大きなトルクを使えるため、大柄で重いミニバンでも滑らかに加速しやすい利点があります。

報道されている最大トルクは500Nmを上回り、一般的なガソリン車に例えると4.5L級に相当する力強さと評価されています。

さらに、前後のモーターを制御するe-4ORCEと、4輪のショックアブソーバーを制御するインテリジェントダイナミックサスペンションを全車に採用しました。

カーブや高速道路で車体の姿勢を整えながら、コンフォートモードではショックアブソーバーの減衰力を弱め、乗り心地を柔らかくできます。

新型エルグランドのWLTCモード燃費は16.8km/Lです。

同クラスのトヨタ・アルファード ハイブリッドZ E-Fourは17.4~18.0km/Lとされるため、燃費だけならアルファードがやや有利です。

ただし、新型エルグランドは燃費性能よりも、力強い加速と高速安定性に重点を置いていると考えられます。


アルファードより高い?価格と装備を比較

新型エルグランドXの689万7000円に対し、比較対象となるアルファード ハイブリッドZ E-Fourは657万円です。

単純な車両価格では、エルグランドXが32万7000円高くなります。

加えて、アルファード ハイブリッドZ E-Fourには、100V・1500W電源コンセントや一部の運転支援装備が標準で備わります。

エルグランドXではインフォテインメントシステムやETC2.0、電源コンセントなどがオプションになるため、同等に近い装備をそろえると価格差はさらに広がります。

2列目シートも違いが明確です。

アルファード ハイブリッドZ E-Fourは、両側に固定式アームレストを備えたエグゼクティブパワーシートを採用しています。

新型エルグランドXの2列目は、比較的シンプルなセパレートシートです。

後席の豪華さや分かりやすいおもてなし感では、アルファードが優勢でしょう。

一方、新型エルグランドは、モーターらしい加速、e-4ORCEによる安定性、可変サスペンションによる走りの質を強みにしています。

つまり、アルファードは「乗せてもらう人の満足感」、エルグランドは「運転する人も楽しめること」に重点を置いた違いがあります。

新型エルグランドを価格だけで評価すると、割高に見えるのは事実です。

しかし、SUVやセダンから乗り換えても運転の退屈さを感じにくい大型ミニバンを求める方にとっては、価格差に意味を見いだせる可能性があります。

反対に、2列目の豪華さ、燃費、リセールバリューを最優先する場合は、アルファードも含めて慎重に比較した方がよいでしょう。


日産エルグランド新型2025はどのグレードがお得?

価格をできるだけ抑えたい場合はXが基本ですが、オプションを加えすぎるとGとの価格差が縮まります。

インフォテインメントシステム、後席専用モニター、100V・1500W電源コンセントなどを必要とするなら、Gの方が装備と価格のバランスを整理しやすいでしょう。

一方、後席モニターを市販品で補い、1500W電源も使わず、内装の華やかさより総額を抑えたい方にはXが合います。

Xは689万7000円と安くはありませんが、e-POWER、e-4ORCE、可変サスペンションといった走りの基本部分はGと共通です。

これは新型エルグランドのグレード選びで見落としやすいポイントです。

高級装備の差はありますが、走行性能の根幹は下位グレードでも大きく削られていません。

私見では、運転性能を重視し、装備を必要最小限に抑えられる人にはXが最もエルグランドらしい買い方だと考えます。

反対に、家族の送迎や旅行で後席の快適装備を日常的に使い、数年後の売却も意識するならGが無難です。

ただし、リセールバリューは市場の人気、供給量、ボディカラー、走行距離によって変わります。

「上級グレードなら必ず高く売れる」とは限らないため、売却価格だけを理由に不要な装備を付けるのはおすすめしません。


新型エルグランドの今後をどう見る?

筆者としては、新型エルグランドの最大の価値は、アルファードと同じ豪華さを追いかけるのではなく、運転する楽しさを残したプレミアムミニバンとして再出発した点にあると考えます。

現在の大型ミニバンは、2列目の豪華装備や送迎車としての見栄えが注目されがちです。

しかし実際の購入者には、自分でハンドルを握り、家族を乗せて高速道路や旅行へ出かける人も多くいます。

そうした使い方では、直進安定性、横風への強さ、カーブでの姿勢、加速時の余裕も重要です。

新型エルグランドは、e-4ORCEと可変サスペンションによって、この「運転席の満足」を強く意識しています。

一方で、689万7000円からという価格は、一般家庭が気軽に選べる水準ではありません。

Xに必要なオプションを加えると、アルファードとの差は見過ごせないほど広がります。

新型エルグランドが市場で定着するには、試乗した人が価格差以上の走りの良さを実感できるかが鍵になるでしょう。

また、床面がやや高く、乗り降りには注意が必要と評価されています。

高齢の家族や小さな子どもを頻繁に乗せる場合は、カタログだけで決めず、スライドドアの開口部、ステップの高さ、2列目と3列目への移動を実車で確認したいところです。

内装についても、14.3インチディスプレイや64色の照明は魅力的ですが、日常で重要なのは操作の分かりやすさです。

静電式スイッチは見た目がすっきりする反面、走行中に指先だけで操作しにくい可能性があります。

試乗では加速や乗り心地だけでなく、エアコン操作、ナビの反応、後方視界、シートの乗降性まで確認することをおすすめします。


まとめ

日産エルグランド新型2025は、2025年10月に先行公開され、2026年7月16日に正式発売された16年ぶりのフルモデルチェンジ車です。

価格はXが689万7000円、Gが757万9000円で、全車に第3世代e-POWER、e-4ORCE、インテリジェントダイナミックサスペンションを搭載します。

内装は14.3インチ統合型ディスプレイ、最大64色のアンビエント照明、紫檀や銀雪といった個性的な内装色によって大きく進化しました。

アルファードより価格や一部装備で不利な面はありますが、力強いモーター駆動と安定した走りは、新型エルグランドならではの魅力です。

購入時は、豪華さだけでなく、必要なオプションを含めた総額、2列目の使い方、乗り降りのしやすさ、運転する楽しさまで含めて判断すると、自分に合うグレードを選びやすくなるでしょう。


よくある質問

日産エルグランド新型2025はいつ発売されましたか?

2025年10月29日に先行公開され、2026年5月28日に予約受注を開始し、2026年7月16日に正式発売されました。

日産エルグランド新型2025の価格はいくらですか?

e-POWER X e-4ORCEが689万7000円、e-POWER G e-4ORCEが757万9000円です。オプション、税金、保険料、登録諸費用などは別途必要です。

新型エルグランドの内装色は何色ですか?

Gには「紫檀」と「銀雪」、Xには「ダーク」が設定されています。グレードによって選べる内装色が異なるため、注文前の確認が必要です。