日産は2026年4月、中国向けの「TERRANO PHEV CONCEPT」を公開しました。ただし、記事確認時点で日本向けの発売、価格、仕様は発表されていません。「新型テラノが日本で発売決定」と受け取らないよう注意が必要です。
また、中国・アジアなどで販売されてきた「Nissan Terra」や、インドなどで過去に使われた「Terrano」は、今回のコンセプトおよび日本の旧型テラノとは別の商品です。
情報確認日:2026年8月25日。正式な市販情報は日産のニュースリリースと国内商品サイトで確認してください。
確認できる公式情報
日産の2025年度決算説明資料は、TERRANO PHEV CONCEPTを中国向けコンセプトとして掲載し、2026年4月から1年以内に生産車を公開する計画を示しています。
出典:日産自動車 2025年度決算説明資料(2026年5月13日)
これは市販車の日本発売を意味しません。「生産車を公開する計画」と「特定市場で発売・受注を始めること」は別です。正式な発売国、時期、グレード、認証仕様は今後の発表待ちです。
価格と日本導入は未発表
日本向けメーカー希望小売価格、中国での市販価格、発売日は公表されていません。旧型テラノの当時価格や、現行の大型SUV・PHEV価格から新型価格を断定することはできません。
為替、関税、補助金、電池容量、装備、現地生産か輸入かによって価格は大きく変わります。「○百万円になる」「2027年に日本発売」といった数字は予測であり、日産公式の確定情報ではありません。
フロンティア プロPHEVの数値を流用しない
TERRANO PHEV CONCEPTは、中国で展開するフロンティア プロPHEVとの関連が報じられています。しかし、フロンティア プロの1.5LターボPHEV、300kW以上、800N・m、NEDCのEV走行距離135km以上、車体寸法などが、そのまま市販テラノへ採用されると日産が確定したわけではありません。
コンセプトカーの外観、ルーフ用品、灯火、背面部の造形も、市販時には法規、空力、衝突安全、量産性に合わせて変わる可能性があります。コンセプトの写真から乗車定員や荷室容量を推測しないようにします。
日本の旧型テラノとの関係
日本の初代テラノWD21は1986年に登場し、2代目R50は1995年に登場しました。日産ヘリテージコレクションは、初代をD21型ピックアップ由来の先駆的SUVとして紹介しています。
新コンセプトが過去のデザイン要素や車名を参照していても、旧型の後継車として日本で販売されることはまだ決まっていません。車体構造、寸法、パワートレイン、販売地域は別に確認する必要があります。
海外のTerra・Terranoを混同しない
海外には「Terra」というフレームSUVがあり、過去にはインドなどで別系統の「Terrano」も販売されました。名称が似ていても、日本のWD21/R50、海外Terra、過去のTerrano、新しいTERRANO PHEV CONCEPTは同一車ではありません。
海外サイトの価格や仕様を日本向け情報として紹介する場合は、国・通貨・モデル年・左/右ハンドル・安全規格を明記する必要があります。
日本で検討できる段階になったら確認すること
- 国内正式名称、発売日、受注方法、メーカー希望小売価格
- 全長・全幅・全高、最小回転半径、車両重量
- PHEVの電池容量、国内測定のEV航続距離、充電方式
- 乗車定員、荷室、牽引、最低地上高
- 国内保証、整備網、補修部品、ロードサービス
- 自宅駐車場と充電設備、機械式駐車場の制限
個人輸入車は、国内正規販売車と保証、部品、地図・通信、充電規格、保険、リコール対応が異なる場合があります。日本導入前に海外仕様を購入する場合は、登録と整備を扱える専門事業者へ確認してください。
まとめ
日産が公式資料で示しているのは、中国向けTERRANO PHEV CONCEPTと、2026年4月から1年以内に生産車を公開する計画です。日本発売、価格、市販スペックは未発表です。
フロンティア プロPHEVの数値、旧型の価格、報道上の発売予想を確定事項として扱わず、日産の正式発表を待ちましょう。海外Terraや別系統のTerranoとの混同にも注意が必要です。