スバル・フォレスターの燃費は?新型・ハイブリッド・スポーツの実力と口コミ

新型スバル・フォレスターのS:HEVとスポーツモデルを並べて燃費性能を比較するイメージ

新型スバル・フォレスターの燃費は、S:HEVでWLTCモード18.5〜19.1km/L、1.8Lターボで13.6km/Lが目安です。

2025年4月に登場した新型フォレスターでは、待望のストロングハイブリッド「S:HEV」が加わり、「スバルのSUVは燃費が気になる」という従来のイメージが大きく変わり始めました。

実際にスバル販売店が一般道と高速道路を含む約9kmのコースで比較したところ、S:HEVは18.7km/L、1.8LターボのSPORT EXは14.7km/Lを記録しています。

では、カタログ燃費と実燃費にはどのくらい差があるのでしょうか。ハイブリッドを選べば、価格差を燃料代だけで回収できるのでしょうか。

この記事では、新型フォレスターのS:HEVとスポーツ系ターボモデルについて、カタログ燃費、販売店による実走行テスト、口コミの傾向、年間ガソリン代まで整理していきます。

スバルフォレスター新型燃費はどれくらい?S:HEVは最大19.1km/L

新型フォレスターで燃費を最優先するなら、2.5L水平対向エンジンとモーターを組み合わせたストロングハイブリッド「S:HEV」が中心候補です。

2026年5月以降のモデルでは、X-BREAK S:HEVがWLTCモード19.1km/L、Premium S:HEV EXが18.5km/Lとなっています。

主な燃費を整理すると、次のようになります。

グレード・仕様 パワートレイン WLTC燃費
X-BREAK S:HEV 2.5Lハイブリッド・4WD 19.1km/L
X-BREAK S:HEV EX 2.5Lハイブリッド・4WD 19.1km/L
Premium S:HEV EX 2.5Lハイブリッド・4WD 18.5km/L
Touring 1.8Lターボ・4WD 13.6km/L
Touring EX 1.8Lターボ・4WD 13.6km/L
SPORT EX 1.8Lターボ・4WD 13.6km/L

特にX-BREAK S:HEVでは、市街地15.7km/L、郊外21.0km/L、高速道路19.7km/Lという数値が示されています。

Premium S:HEV EXはWLTC18.5km/Lで、市街地15.2km/L、郊外20.1km/L、高速道路19.3km/Lです。

一方、1.8LターボはWLTC13.6km/L。市街地10.2km/L、郊外14.3km/L、高速道路15.3km/Lとなっています。

こうして数字を並べると、新型フォレスターではS:HEVの燃費改善がかなり大きいことが分かります。

2021年当時のフォレスターではWLTC14.0km/L程度のモデルもありましたから、ミドルサイズSUVとしての走破性やAWDを維持しながら19km/L前後まで伸ばしたことは、大きな進化といえるでしょう。

ただし、WLTCモードは決められた条件で測定された数値です。外気温、渋滞、エアコン、アクセル操作、乗車人数などによって実際の燃費は変化するため、「19.1km/Lなら普段から必ず19km/L走る」と考えないことが大切です。


スバルフォレスターハイブリッド燃費の実力は?実走行で18.7km/L

では、実際の道路を走った場合はどうでしょうか。

スバル中四国の販売店では、新型フォレスターの予約開始後、特に問い合わせが多かった「ストロングハイブリッドになって本当に燃費は良くなったのか」を確かめるため、S:HEVとターボの燃費比較を実施しています。

新型フォレスターは4月3日に予約を開始し、4月17日に発表。そのなかで燃費への関心が非常に高かったことから、実車を使った比較が行われました。

試乗コースは、店舗周辺の一般道と無料の高速道路一区間を組み合わせた往復約9kmです。

できるだけ条件をそろえるため、

  • エンジンが完全に冷えた状態からスタート
  • エアコンはOFF
  • SI-DRIVEは両車とも「I」モード
  • 法定速度内で交通の流れに合わせ、ふんわりアクセルを意識
  • 外気温19℃

という条件で走っています。

S:HEVは本来Premium S:HEV EXを使用する予定でしたが、試乗車が他店との入れ替え中だったため、X-BREAK S:HEV EXで計測されました。

前半の折り返し地点では15km/Lを少し下回る程度。冷えた状態から始めたため、エンジンが作動している時間が長かったことが影響した可能性があるとされています。

ところが復路を走り終え、店舗へ戻った時点では18.7km/Lまで上昇しました。

これは注目したい数字です。

X-BREAK S:HEV系のWLTC燃費19.1km/Lにかなり近く、短距離かつ冷間スタートという条件を考えると、少なくとも今回のコースではS:HEVの低燃費性能がしっかり現れた結果だからです。

販売店では、高速道路を降りた後の市街地が混雑し、そこでEV走行の時間が長くなったことも燃費向上に影響したと分析しています。

ストップ&ゴーでは減速時のエネルギーを回収し、発進や低速域でモーターを活用できるのがハイブリッドの強みです。

つまりフォレスターS:HEVは、「高速道路だけを一定速度で走れば圧倒的に有利」というより、一般道や渋滞を含む日常的な使い方で燃費の良さを引き出しやすいモデルと考えたほうが分かりやすいでしょう。


スバル フォレスタースポーツの燃費は?SPORT EX実走行14.7km/L

「走りも捨てたくない」という人が気になるのが、1.8L直噴ターボを搭載するSPORT EXです。

カタログ上のWLTC燃費は13.6km/Lですが、同じ販売店がS:HEVとほぼ同条件で走らせた結果、前半区間では13.7km/Lを記録しました。

意外だったのは、前半だけを見るとS:HEVとの差が約1km/L程度だったことです。

そして往復約9kmを走り切った最終結果は、14.7km/Lでした。

S:HEVの18.7km/Lに対して4.0km/Lの差となりましたが、SPORT EXもカタログ値13.6km/Lを上回っています。

ただし販売店自身も、ターボモデルを走らせた際は後半区間の混雑がS:HEVより若干少なかったと説明しています。

そのため「SPORT EXは必ず14.7km/L走る」と受け取るのではなく、あくまで同じコースで行った一例として見るのが適切です。

それでも、1.8Lターボ・AWDのSUVとして考えれば、「想像していたほど悪くない」と感じる人もいるのではないでしょうか。

SPORT系の魅力は燃費だけではありません。ターボならではの加速感があり、S:HEVより車重が軽いというキャラクターの違いもあります。

筆者としては、ここが新型フォレスター選びで非常に重要だと感じます。

S:HEVを「上位版」、ターボを「燃費で劣る旧式版」と単純に分けるのではなく、低燃費と電動感を取るか、軽快なターボの走りを取るかという選択になっているからです。


スバル フォレスターの燃費口コミは?市街地での改善を評価する声

新型フォレスターの燃費に関する口コミでは、従来のスバル車と比較して改善を実感する声が紹介されています。

販売店には、

「以前乗っていたスバル車より燃費が良くなったと感じる」

「航続可能距離が伸び、給油する回数が少なくなった」

といった趣旨の声が寄せられているとされています。

特にS:HEVは、発進時にモーターを活用し、渋滞時にはエンジン停止、減速や下り坂では回生によって電力を回収します。

ドライバーが毎回「EVで走ろう」と細かく操作しなくても、システム側が状況に応じて電動走行を利用するのがポイントです。

そのため、信号が多く停止と発進を繰り返す市街地では、燃費改善のメリットを感じやすいと考えられます。

一方で、口コミを見るときには注意も必要です。

燃費は通勤路一つ取っても、片道3kmなのか30kmなのか、渋滞する都市部なのか流れのよい郊外なのかで大きく変わります。

冬に短距離走行を繰り返した数値と、春や秋に郊外を長距離走った数値を同列に比べることはできません。

フォレスターの燃費口コミを見るなら、数字だけで「良い・悪い」を判断せず、自分と似た走行環境のユーザーかどうかを確認するのがおすすめです。


ハイブリッドとターボのガソリン代はどれくらい違う?

燃費が良ければ、その分だけ日々の燃料代は抑えやすくなります。

販売店の実走行結果であるS:HEV18.7km/L、ターボ14.7km/Lを使い、年間走行距離1万km、レギュラーガソリン185円/Lとして試算した結果も紹介されています。

S:HEVの年間ガソリン代は約9万8,930円、ターボモデルは約12万5,850円でした。

年間では約2万6,920円、3年間では約8万761円の差です。

確かにS:HEVのほうが燃料代を抑えられます。

しかし、この数字を見て「ならハイブリッドのほうが必ず得」と考えるのは少し早いでしょう。

販売店側も、燃費だけでS:HEVの購入価格差を回収しようとすると長期所有が必要になる可能性があるとの見方を示しています。

ここはコスパ重視の車選びで、かなり大切なところです。

年間1万kmで約2.7万円の差なら、年間5,000km程度しか走らない人では、単純計算した燃料費差はさらに小さくなります。

反対に、年間1万5,000km、2万kmと走行距離が伸びれば、S:HEVの燃費メリットは大きくなっていきます。

つまり「どちらの燃費が良いか」ならS:HEVですが、「どちらを買うと得か」は年間走行距離、購入価格、所有年数、そして走りの好みまで含めて判断する必要があります。

なお、ガソリン価格は変動します。実際の維持費を検討するときは、その時点の燃料価格で計算し直すのがおすすめです。


新型フォレスターはS:HEVとSPORTのどちらを選ぶべき?

私見では、燃費だけを重視するならS:HEVを選ぶ理由はかなり明確になったと思います。

WLTC18.5〜19.1km/Lという数字だけでなく、販売店による約9kmの実走行でも18.7km/Lを記録したことから、従来の「スバルのAWD SUVは燃費が弱点」という印象は薄まりつつあります。

特に通勤、買い物、送迎など市街地での利用が多く、年間走行距離も長い人なら、S:HEVとの相性は良さそうです。

ただ、私は燃費差だけを理由にSPORT EXを候補から外す必要もないと考えます。

今回の実走行では14.7km/Lを記録しており、S:HEVには及ばないものの、ターボモデルとして極端に厳しい数字ではありません。

年間1万kmの試算でも燃料費差は約2万7,000円です。

月平均に直せば約2,200円強ですから、この差を「大きい」と考えるか、「ターボらしい走りを楽しむ費用として許容できる」と考えるかで答えは変わります。

ここが、新型フォレスター選びの面白いところでしょう。

S:HEVには低燃費だけでなく、モーターによる滑らかな発進や市街地での静かな走行というメリットがあります。

SPORT系には1.8Lターボならではの加速感があり、燃費性能とは別方向の魅力があります。

したがって試乗する場合も、燃費計の数字だけを見るのではなく、発進、40〜60km/h付近からの加速、アクセルを戻したときの感覚、渋滞時の静かさなど、自分が日常的に使う場面を想像しながら確認すると選びやすくなります。

私は車選びでは「一番数字が良いグレード」より、「自分が払ったお金に対して一番満足できるグレード」を選ぶほうが、結果的に後悔しにくいと考えています。

燃料代が気になる人にはS:HEV、年間走行距離がそれほど多くなく走りを重視する人には1.8Lターボというように、生活スタイルによって正解が変わるのが新型フォレスターです。


まとめ|新型フォレスターの燃費は大幅進化、ただし数字だけで選ばない

新型スバル・フォレスターの燃費は、S:HEVがWLTCモード18.5〜19.1km/L、1.8Lターボが13.6km/Lです。

販売店による一般道と高速道路を組み合わせた往復約9kmの実走行では、X-BREAK S:HEV EXが18.7km/L、SPORT EXが14.7km/Lという結果になりました。

年間1万km、ガソリン185円/Lで計算した試算では、S:HEVが約9万8,930円、ターボが約12万5,850円となり、年間約2万6,920円の差が生じています。

一方、その燃料費差だけでハイブリッドの価格差を短期間に取り戻せるとは限りません。

毎日の市街地走行が多く、年間走行距離が長いならS:HEVのメリットは大きくなります。走行距離が短く、ターボの爽快な加速を楽しみたいならSPORT系にも十分な魅力があります。

新型フォレスターは、「燃費のいいほうを買えば正解」という単純な二択ではありません。

燃費、購入価格、年間走行距離、所有年数、そして自分が好きな走りをセットで比べることが、もっとも賢い選び方だと筆者は考えます。


よくある質問

新型スバル・フォレスターのハイブリッド燃費は何km/Lですか?

2026年5月以降のモデルでは、X-BREAK S:HEV系がWLTCモード19.1km/L、Premium S:HEV EXが18.5km/Lです。実際の燃費は道路状況、外気温、エアコン使用、運転方法などで変化します。

フォレスターSPORT EXの燃費は悪いですか?

カタログ上はWLTC13.6km/Lです。販売店が約9kmの一般道・高速道路で実施した試走では14.7km/Lを記録しており、S:HEVより燃費は劣るものの、1.8Lターボ・AWDとして走りとのバランスを見る必要があります。

フォレスターはハイブリッドとターボのどちらがお得ですか?

燃料代だけならS:HEVが有利ですが、購入価格差まで含めると年間走行距離と所有期間によって変わります。年間走行距離が長く市街地利用が多い人ほどS:HEVのメリットを得やすく、走行距離が少なくターボの加速感を重視する人はSPORT系も有力です。

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