スバル・フォレスター新型は、走行性能や乗り心地の評価が高い一方、燃費・価格・センターディスプレイの操作性には不満も見られるSUVです。
2025年4月17日に発売された新型フォレスターは、ストロングハイブリッド「S:HEV」と1.8Lターボを用意し、従来モデルより走りの質感や静粛性を大きく高めています。
実際のユーザー評価を見ると、2026年8月9日時点で満足度は5点満点中4.08。特に走行性能4.54、乗り心地4.33と高く評価される一方、燃費3.45、価格3.38など、購入前に理解しておきたい弱点もはっきりしています。
スバル・フォレスター新型の評価は?レビューでは走りが高評価
新型フォレスターの評判を数字で見ると、最大の強みは「走り」にあることが分かります。
2026年8月9日時点で、フォレスター2025年モデルには40件のレビューが集まり、総合満足度は4.08でした。評価の内訳は5点が40%、4点が38%で、約8割が4点以上を付けています。
主な評価項目は次の通りです。
評価項目 フォレスター カテゴリ平均
エクステリア 4.13 4.32
インテリア 3.77 3.92
エンジン性能 4.13 4.11
走行性能 4.54 4.19
乗り心地 4.33 4.02
燃費 3.45 3.87
価格 3.38 3.85
この数字から見えてくるのは、フォレスター新型が「何でも平均以上」というSUVではなく、走る・曲がる・乗り心地といったクルマの基本性能に強く振ったモデルだということです。
特に走行性能4.54はカテゴリ平均4.19を大きく上回っています。
SUVというと車高が高く、カーブでは左右に揺れやすいイメージを持つ人もいるでしょう。しかし、新型フォレスターでは実際のオーナーから「車高が高いのに狙った方向へ曲がりやすい」「カーブでの挙動が良い」といった評価が見られます。
みんカラでも、歴代モデルを含むフォレスターのユーザー評価は4.43と高く、2026年8月にも新型S:HEVについて「静粛性」「後席の広さ」「普段使いの快適性」などを評価する投稿が続いています。
単にカタログ上の性能が高いだけでなく、実際に日常で使う人から走りや快適性を評価されている点は、新型フォレスターを見るうえで重要だと私は感じます。
新型フォレスターの評判が良い理由は?S:HEVとターボの完成度が高い
新型フォレスターには、大きく分けて2.5Lストロングハイブリッドの「S:HEV」と、1.8L直噴ターボがあります。
この2種類は単に燃費や最高出力が違うだけではありません。実際の試乗評価を見ると、S:HEVは上質で滑らか、ターボは軽快でスポーティという明確な性格の違いがあります。
Premium S:HEV EXは2.5L直噴エンジンに駆動用モーターを組み合わせ、エンジンは160PS、209Nm、駆動用モーターは119.6PS、270Nm。WLTCモード燃費は18.4km/Lです。
一方のSPORT EXは1.8L直噴ターボを搭載し、177PS、300Nmを発生。WLTCモード燃費は13.6km/Lとなっています。
KINTOによる約140kmの試乗では、S:HEVについてモーターによる静かさと滑らかさが高く評価され、加速から巡航、ブレーキングまで上質なフィーリングがあるとされています。
対してターボは、エンジンサウンドや加速感がより明確で、軽快に走れることが魅力として挙げられました。
実際のS:HEVオーナーからも、「モーターとエンジンの役割分担が自然」「日常の低速域ではS:HEVの滑らかさが魅力」という声があります。
2026年7月にPremium S:HEVを購入したユーザーは、約1時間のスムーズなドライブでは19km/L程度、信号の多い通勤では15km/L弱だったと報告しています。
別のPremium S:HEV EXオーナーも、AWD、2.5L、235/50R19タイヤという条件ながら、メーター上で16.5km/L、夏場にエアコンを24℃オート設定している状態でも平均17.2km/Lとしています。
もちろん実燃費は道路状況、気温、運転方法で変化するため、この数字が誰にでも当てはまるわけではありません。それでも、従来の「スバルのAWDは燃費が弱い」というイメージからすると、S:HEVの登場はかなり大きな変化です。
個人的には、ここが新型フォレスター最大の進化だと思います。
昔ながらのスバルらしいAWD性能を残しながら、街中で毎回感じる静かさや滑らかさまで手に入れたことで、フォレスターの魅力がアウトドア好きだけに限定されなくなっています。
スバル・フォレスター新型は乗り心地と運転のしやすさも好評
新型フォレスターのサイズは、全長4,655mm、全幅1,830mm、全高1,730mm、ホイールベース2,670mmです。
先代の一例では全長4,640mm、全幅1,815mm、全高1,715mmだったため、新型はそれぞれ15mmずつ大きくなっています。
数字だけを見ると「さらに大きくなって運転しにくいのでは?」と不安になるかもしれません。
ところが実際の評判では、むしろ「運転しやすい」という評価が目立ちます。
最低地上高は220mmあり、高めの着座位置から周囲を見渡しやすいことに加え、四角に近いボディ形状によって車両感覚をつかみやすいのが理由です。
プリウスPHVから新型フォレスターへ乗り換えたオーナーも、「目線が高いのに左側の感覚が分かりやすい」「寄せたい方向へきちんと寄せられる」という趣旨の評価をしています。
また、乗り心地については「ただ柔らかい」のではなく、路面からの入力を受け止めながら、カーブでは車体の動きをしっかり抑える方向です。
KINTOの試乗でも、不整路で足回りが柔軟に動き、コーナリングでは余計なロールが少ない点が評価されています。
Premium S:HEVは235/50R19の19インチタイヤを装着しますが、19インチだから極端に硬いという評価ばかりではありません。オーナーからは十分に柔らかいという感想もあり、操舵時の反応については18インチより19インチを評価する声もあります。
ただし路面によっては、左右に揺すられる感覚を指摘するユーザーもいます。
きれいな舗装路では滑らかでも、深いわだちや荒れた路面では横方向の揺れを感じる場合があるため、「高級車のようにどんな道でも完全にフラット」というタイプではありません。
それでも、SUVらしい最低地上高を確保しながら、ここまでオンロードでの安定感を高めている点はフォレスターらしい魅力です。
新型フォレスターの気になる評判は?ナビとディスプレイには厳しい声
新型フォレスターの評価で、かなり意見が割れているのがインフォテインメント周辺です。
レビューでは、センターディスプレイの反応やナビ、音声認識に対する厳しい意見が複数見られます。
2026年7月にPremium S:HEVを納車されたユーザーは、クルマそのものについては運転しやすさ、静粛性、加速感を高く評価しながら、ナビやエアコンなど多くの操作がセンターディスプレイに集約されている点について使いにくさを指摘しました。
さらにパナソニック製ナビのルート案内や音声認識についても、不満を述べています。
SPORT EXのオーナーからも、タッチパネルの操作性や反応について厳しい評価がありました。一方でKINTOの試乗では、メーターや大型センターディスプレイは見やすく、操作系も整理されているとの評価です。
つまり、ここは専門家の短時間試乗と、毎日使うオーナーとの間で評価が分かれている部分です。
私は、この違いこそ購入検討者が注意したいポイントだと思います。
ショールームで数分操作しただけでは問題なくても、毎日のエアコン調整やナビ設定、駐車時の画面切り替えなどを繰り返すと、「物理ボタンの方が早い」と感じる可能性があります。
Apple CarPlayなどスマートフォン連携を中心に使う人なら不満を減らせるかもしれませんが、純正ナビを積極的に使いたい人は試乗時に走りだけでなく、ナビ操作まで試しておくべきでしょう。
これは試乗のチェックポイントとしてかなり重要です。
フォレスター新型の価格と燃費の評価は?コスパは人によって分かれる
2025年モデルの新車価格帯は385万円から464万円台です。
レビュー集計でも価格評価は3.38と、カテゴリ平均3.85を下回っています。燃費も3.45で、カテゴリ平均3.87より低い結果です。
つまり、総合満足度4.08という高評価の裏側で、「安いSUV」「燃費最優先のSUV」として選ばれているわけではないことが分かります。
Premium S:HEV EXは試乗時価格459万8,000円、SPORT EXは419万1,000円でした。
400万円を超える価格を見ると、先代フォレスターを知っている人ほど「高くなった」と感じるでしょう。実際、先代からSPORT EXへ乗り換えたユーザーも、お得感が以前より薄くなったという趣旨の評価をしています。
一方で、2026年7月にPremium S:HEVを購入したオーナーは、装備内容から考えると価格には納得感があると評価しています。
ここは見方を変える必要があります。
単純に「SUVをできるだけ安く買う」という基準ならフォレスターは有利ではありません。しかし、AWD、走行性能、安全装備、静粛性、後席の広さ、最低地上高220mmといった要素をまとめて考えると、価格に納得する人もいるということです。
逆に細かい部分では、後席窓の仕様やプラスチック部品、収納スペースなどにコスト調整を感じるという声があります。
Premium S:HEVのオーナーからは、運転席周辺の収納がかなり少なく、ゴミ箱や小物の置き場に工夫が必要だったという指摘もありました。
これはカタログでは気付きにくい部分です。
新車選びではエンジン性能や燃費に目が向きがちですが、毎日使うクルマほど「スマホをどこへ置くか」「財布やティッシュをどこへ入れるか」といった地味な部分が効いてきます。
新型フォレスターを検討するなら、展示車で収納スペースまで確認しておきたいところです。
S:HEVとターボはどっち?評判から考えるおすすめの選び方
新型フォレスター選びで迷いやすいのが、S:HEVと1.8Lターボのどちらにするかです。
結論から言えば、日常での静かさ、滑らかさ、燃費を重視するならS:HEV。エンジンらしい力強さと軽快な走りを楽しみたいならターボという選び方が分かりやすいでしょう。
S:HEVはWLTC燃費18.4km/Lで、SPORT EXの13.6km/Lより4.8km/L高くなっています。
一方、ターボは1,600〜3,600rpmという低回転域から300Nmを発生するため、アクセルを踏んだときの力強さが特徴です。
実際にSPORT EXを試乗したユーザーからも、CB18型1.8Lターボについて低速からトルクが出て街中でも扱いやすいという評価があります。
ただ、日常走行ではS:HEVのモーターによる滑らかな発進を体感する場面の方が多いでしょう。
あるS:HEVオーナーは、ターボの加速力を「月に数回楽しむか」、S:HEVの滑らかさを「交差点を発進するたびに楽しむか」という視点で比較し、S:HEVを選んでいます。
この考え方は非常に分かりやすいと思います。
最高性能だけを見るのではなく、自分が毎日使う速度域で、どちらの長所を多く体感できるかを考えるわけです。
私はコスパを重視してクルマを見ることが多いのですが、フォレスターの場合は単純な本体価格だけで決めない方がいいと感じます。
年間走行距離が多く、市街地や通勤が中心ならS:HEVの静かさと燃費のメリットを感じやすいでしょう。
逆に年間走行距離が少なく、週末に山道を走ること自体を楽しみたいなら、SPORTのターボを選ぶ理由も十分あります。
どちらが上というより、使い方で答えが変わる2台です。
新型フォレスターの評判をどう見る?購入前に確認したいポイント
私がレビューや試乗評価を見て最も興味深いと感じたのは、新型フォレスターには「致命的にクルマとして悪い」という不満がほとんど見られないことです。
厳しい声の中心はナビ、タッチパネル、収納、価格といった部分に集まっています。
一方で、走行性能、安定感、視界、静粛性、乗り心地については好意的な評価がかなり多い。
これはクルマ選びでは重要です。
ナビの使い勝手ならスマートフォン連携などで補える可能性がありますし、収納も用品である程度改善できます。しかし、ボディ剛性や足回り、運転のしやすさといった基本性能は購入後に簡単には変えられません。
そう考えると、フォレスターは「後から直しにくい部分にお金をかけているSUV」と見ることもできます。
もちろん400万円台という価格を簡単に安いとは言えません。
ただし、安価な内装材が一部にあったとしても、走行性能やAWD、安全性能などクルマの土台を優先しているなら、考え方としてはフォレスターらしいとも感じます。
購入前には、最低でも次の点を自分の目で確認しておきたいところです。
- センターディスプレイやエアコン操作が自分に合うか
- 純正ナビのレスポンスやルート案内に違和感がないか
- S:HEVとターボの発進・加速フィールの違い
- 18インチと19インチの乗り心地
- 運転席周辺の収納スペース
- 後席の広さと頭上空間
- 荒れた路面での横揺れが気にならないか
特にフォレスターの場合、カタログを眺めるだけでは走りの良さが分かりにくいため、可能ならS:HEVとターボの両方を試乗して比較したいところです。
スバル・フォレスター新型の評価・評判まとめ
新型スバル・フォレスターは、2026年8月9日時点のユーザーレビューで満足度4.08を記録し、特に走行性能4.54、乗り心地4.33という高い評価を得ています。
2.5LストロングハイブリッドのS:HEVは静粛性と滑らかさ、燃費の良さが魅力。1.8Lターボは300Nmのトルクを生かした軽快でスポーティな走りが特徴です。
一方で、センターディスプレイや純正ナビの操作性、音声認識、運転席周辺の収納、価格については不満の声もあります。
それでもレビュー全体を見ると、新型フォレスターの評価を支えているのは、見た目の豪華さではなく「走る・曲がる・止まる・安心して運転できる」というクルマ本来の完成度だと感じます。
価格だけで見れば以前ほど「お買い得なスバル」とは言いにくくなりました。しかし、AWD性能、最低地上高220mm、広い視界、乗り心地、S:HEVの燃費性能まで含めれば、実用性と走りを両立したい人には依然として魅力の強いSUVです。
個人的には、街乗りや通勤を含めて毎日乗るならS:HEVがかなり気になります。一方、年間走行距離がそれほど多くなく、エンジンの力強さそのものを楽しみたい人ならSPORTのターボも面白い選択です。
新型フォレスターは「評判がいいから買う」のではなく、自分が毎日使う場面でS:HEVとターボのどちらの長所を多く感じられるかまで考えて選ぶと、購入後の満足度を高めやすい一台だと思います。
よくある質問
スバル・フォレスター新型の評価は高いですか?
2026年8月9日時点の2025年モデルのユーザーレビューでは、総合満足度は5点満点中4.08です。
特に走行性能は4.54、乗り心地は4.33とカテゴリ平均を上回っており、クルマの基本性能については高評価が目立ちます。
新型フォレスターで評判が悪い部分はありますか?
ユーザーから比較的多く指摘されているのは、センターディスプレイや純正ナビの操作性、音声認識、運転席周辺の収納などです。
価格評価も3.38、燃費評価も3.45と総合満足度ほど高くないため、走り以外の部分は購入前に確認しておくと安心です。
新型フォレスターはS:HEVとターボのどちらがおすすめですか?
静粛性、滑らかな発進、燃費を重視するならS:HEVが向いています。Premium S:HEV EXのWLTC燃費は18.4km/Lです。
一方、エンジンらしい加速感やスポーティな走りを楽しみたいなら1.8Lターボが魅力です。SPORT EXは300Nmを1,600〜3,600rpmで発生し、低回転から力強く走れます。