2019年ホンダ アコードと米国仕様を解説!日本仕様との違いは?

2019年のホンダ アコードをイメージした上級セダンと米国の街並みを組み合わせたシーン

2019年のホンダ アコードは、日本では9代目のアコードハイブリッドが販売される一方、米国ではアコードが長年の主力セダンとして独自の発展を続けていました。

「ホンダ アコード 2019」で調べると少し分かりにくいのが、日本で売られていたアコードと、米国で展開されていたアコードの立ち位置です。

日本では2019年10月時点で、2.0LエンジンとSPORT HYBRID i-MMDを組み合わせたアコードハイブリッド LX/EXが販売されていました。一方、アコードは1976年から米国へ輸出され、1982年には米国で現地生産を開始した、もともと北米との結びつきが非常に強い車でもあります。

この記事では、元資料で確認できる2019年の日本仕様を中心に、ホンダ アコードと米国市場との関係、日本仕様との違いを整理します。

2019年のホンダ アコード日本仕様はどんな車だった?

2019年の日本仕様は、正式には「アコード ハイブリッド」として販売されていたCR7型です。

2019年10月発売モデルには「LX」と「EX」の2グレードが用意され、価格はLXが3,921,296円、EXが4,175,926円でした。

主なスペックは次の通りです。

項目 LX EX
型式 DAA-CR7 DAA-CR7
排気量 1,993cc 1,993cc
駆動方式 FF FF
乗車定員 5名 5名
車両重量 1,580kg 1,600kg
全長 4,945mm 4,945mm
全幅 1,850mm 1,850mm
全高 1,465mm 1,465mm
JC08モード燃費 31.6km/L 30.0km/L

全長4,945mm、全幅1,850mmという数字を見ると、日本車としてはかなり堂々としたサイズです。

日本の狭い住宅街や立体駐車場では小さくない一方、高速道路や長距離移動では、この大きさが安定感や室内のゆとりにつながります。個人的には、日本だけを基準に小さくまとめたセダンではなく、世界市場を意識したアコードらしさが強く表れた世代だと感じます。

搭載されるハイブリッドシステムは「SPORT HYBRID i-MMD」。

2.0L水冷直列4気筒DOHCエンジンとモーターを組み合わせ、走行状況に応じてモーター走行を積極的に使う仕組みです。

取扱説明書の仕様では排気量1,993cc、燃料タンク容量48.5L、タイヤサイズ235/45R18、燃料は無鉛レギュラーガソリンとされています。

単純に「燃費のいい大型セダン」というだけではなく、モーターの滑らかな加速と静粛性を重視した点が、この時期の日本仕様アコードの大きな特徴でした。


ホンダ アコードと米国の関係はなぜ深い?

ホンダ アコードを理解するうえで欠かせないのが、米国市場との長い関係です。

初代アコードが登場したのは1976年ですが、ホンダは同じ1976年に早くもアメリカへの輸出を開始しています。

さらに1982年には、米国オハイオ州で日本メーカーとして初めて乗用車の現地生産を開始しました。

つまりアコードは、単に「日本車をアメリカでも販売していた」という程度の存在ではありません。長い歴史の中で北米市場のニーズを取り込みながら成長してきた、ホンダを代表する世界戦略車なのです。

その後もアコードにはセダンだけでなく、時代によってハッチバック、クーペ、ワゴンなどさまざまなボディタイプが設定されました。

特に過去には米国で生産したアコードクーペやアコードワゴンが日本へ輸入されたこともありました。

この歴史を知ると、「ホンダ アコード 米国」という検索が多い理由も分かります。

日本ではアコードを「少し大きなホンダの高級セダン」と見る人が多いかもしれません。しかし米国との関係まで含めると、アコードはむしろ北米の生活環境とともに育ってきたホンダの基幹車種と考えたほうが実態に近いでしょう。


2019年ホンダ アコードは日本仕様と米国仕様で何が違う?

ここは検索する人が最も知りたいところでしょう。

まず注意したいのは、今回の元資料には2019年型米国仕様アコードの詳細なグレード別スペック表そのものは掲載されていないことです。そのため、資料から確認できない2019年米国仕様の価格や馬力、装備を推測で書くことは避けます。

そのうえで、元資料から明確に確認できる日本仕様との大きな違いは、「アコードという車の市場での位置づけ」です。

日本の2019年モデルは、アコードハイブリッドとして2.0LハイブリッドのLX/EXという比較的絞られた構成でした。

一方、ホンダの北米向けアコードは、長年にわたり米国市場の中心的なミッドサイズセダンとして展開されています。

後の11代目北米アコードでもその考え方は明確で、ホンダは2022年11月10日に米国で新型を発表した際、2.0Lハイブリッドだけでなく1.5L直列4気筒DOHC直噴ターボも設定すると発表しています。

これは2023年モデルの情報なので2019年仕様そのものではありませんが、北米アコードが日本向けとは異なり、より幅広いユーザーを対象にパワートレーンやグレードを展開する市場戦略を取っていることが分かります。

日本ではセダン市場そのものが縮小し、アコードは上級ハイブリッドセダンとして存在感を出す方向へ進みました。

対して米国では、アコードという車名そのものが幅広いユーザーに知られた主力セダンです。

私は、この「商品としての役割の違い」こそ、日本仕様と米国仕様を比較するときに最も重要なポイントだと考えています。

単にバンパーやエンジンが違うという話より、日本では上級・電動化寄り、米国では量販ミッドサイズセダンとして育ったという市場背景の差を見るほうが、アコードという車を理解しやすいからです。


2019年日本仕様はSPORT HYBRID i-MMDが最大の特徴

2019年の日本仕様アコードを語るうえで中心になるのが、SPORT HYBRID i-MMDです。

このシステムでは、発進や低中速走行ではモーターを主体に走り、強い加速が必要になる場面ではエンジンで発電した電力を使ってモーターを駆動します。

高速巡航では状況に応じてエンジンの力を直接使うという考え方で、EVドライブ、ハイブリッドドライブ、エンジンドライブを自動的に切り替えます。

現在では2モーターハイブリッドは珍しくありませんが、当時のアコードでは「大型セダンなのにモーター走行感が強い」という点が個性的でした。

また、2016年の改良ではモーターやバッテリーなどが新設計され、システムを小型・軽量化しながら高出力・高トルク化。力強さと静粛性の両立が図られています。

さらにHonda SENSINGも標準装備されました。

衝突軽減ブレーキのCMBS、車線維持支援システムのLKAS、ACCなどを備え、単なる燃費重視のハイブリッドではなく、長距離移動まで意識した上級セダンとしてまとめられています。

EXの中古車を見ると、サンルーフ、本革シート、シートヒーター、パワーシート、ブラインドスポットモニター、ヘッドアップディスプレイなどを備えた車両も確認できます。

この装備を見ると、当時のアコードが日本で単なるファミリーセダンではなく、かなり上級志向の商品だったことがよく分かります。


2019年アコードハイブリッドは中古車ではどう評価できる?

2019年式アコードハイブリッドは、現在では新車ではなく中古車として検討するモデルです。

元資料に掲載された中古車例では、2019年式の「2.0 ハイブリッド EX」、走行距離4.2万kmの車両が、車両本体価格216.0万円、支払総額225.4万円で掲載されていました。

ただし中古車価格は走行距離、修復歴、装備、車両状態、地域などによって大きく変わるため、一台の例だけを相場と考えるべきではありません。

買取実績を見ると、2019年式アコードハイブリッドの実績は136.5万円~209.6万円。

最高額の209.6万円は、2026年5月に査定されたEX、走行距離約3.5万km、ホワイトの車両でした。

同じ2019年式EXでも、約3.8万kmで190.0万円、約4.6万kmで152.0万円、約8.5万kmでは136.5万円という実績が掲載されています。

これを見る限り、年式が同じでも走行距離や車両状態による差はかなり大きいことが分かります。

中古車を選ぶなら、「2019年式だから○万円」と決めつけるよりも、走行距離、整備履歴、Honda SENSINGなどの機能状態、内外装、タイヤ、補機バッテリーなどを一台ずつ確認したほうが合理的です。

特にアコードは装備が充実した上級車なので、私は安い個体を探すより、状態の良い個体を予算内で選ぶほうが結果的にお得になりやすい車だと考えています。

新車価格が約392万~418万円だった車を、状態次第では大幅に低い価格で検討できるところは中古車ならではの魅力です。


米国仕様を知るとアコードの大きさにも納得できる

2019年日本仕様アコードの全長は4,945mm、全幅は1,850mmです。

日本では「大きいセダンだな」と感じる数字ですが、アコードが北米市場と深く結びついてきた車だと考えれば、それほど不思議ではありません。

米国では長距離の高速移動や複数人での乗車が日常的で、ゆったりとしたキャビンを持つミッドサイズセダンには一定の需要があります。

実際、後の北米11代目アコードも、先代より全長を約70mm延長し、室内空間や安定感を重視した設計が採用されました。

これは2019年モデルそのもののスペックではありませんが、アコードが北米でどのような価値を求められてきたかを理解する材料になります。

日本の道路環境だけで考えると、全幅1,850mmは狭い駐車場で気を使うサイズです。

しかし逆に、高速道路を使った長距離移動が多い人や、大人4人で快適に移動したい人にとっては、この余裕のある車格がメリットになります。

アコードを日本車の常識だけで評価すると「大きすぎる」で終わってしまいますが、米国市場との歴史を踏まえると、「世界で使われるセダンとして必要なゆとりを持たせた」と見ることもできます。

ここがアコードの面白いところです。


2019年ホンダ アコードを今あえて選ぶ価値はある?

ここからは私見です。

2019年のアコードハイブリッドは、最新車のような巨大ディスプレイや高度なコネクテッド機能を求める人には古さを感じる部分もあるでしょう。

その一方で、2.0Lのi-MMD、本革シートやサンルーフを備えるEX、Honda SENSING、全長約4.9mのゆったりしたボディという組み合わせは、現在の中古車市場で見ると独特の魅力があります。

特に私が注目したいのは、新車時の価格だけを見れば約400万円クラスだった上級セダンを、中古車では200万円前後から現実的に検討できるケースがあることです。

「新しい軽自動車やコンパクトカーに250万円前後払うか、少し年式を落として上級セダンに乗るか」という比較をしてみると、車選びの見え方が変わってきます。

もちろん税金、タイヤ代、車検時の消耗品などはコンパクトカーより高くなる可能性があります。

235/45R18というタイヤサイズも、軽自動車のような維持費では済みません。

それでも長距離移動の快適性や静粛性、シートの質感、モーターならではの滑らかな加速まで含めれば、「中古車だからこそ手が届く上級車」として検討価値はあります。

また、米国市場とともに育ってきたアコードならではの堂々としたサイズ感も、人によっては短所ではなく魅力になるでしょう。

逆に、自宅周辺に狭い道が多い人、機械式駐車場を利用する人、日常の移動が数km程度だけという人なら、無理にアコードを選ぶ必要はありません。

車両価格だけではなく、自分がどこを走るかまで含めて判断することが、2019年アコードを賢く選ぶポイントだと思います。


まとめ

2019年の日本仕様ホンダ アコードは、2.0LエンジンとSPORT HYBRID i-MMDを搭載したCR7型アコードハイブリッドで、LXとEXの2グレードが用意されていました。

2019年10月モデルの価格はLXが3,921,296円、EXが4,175,926円。ボディサイズは全長4,945mm×全幅1,850mm×全高1,465mmと、日本ではかなり大柄なセダンでした。

一方、アコードは1976年から米国へ輸出され、1982年にはオハイオ州で現地生産を始めた、北米との結びつきが非常に強いモデルです。

今回の元資料では2019年米国仕様の詳細なグレード別スペックまでは確認できないため、装備や出力を推測して比較することはできません。

ただし、日本ではハイブリッドを中心とした上級セダンとして販売されたのに対し、米国では長年にわたって主力ミッドサイズセダンとして育てられてきたという、商品としての役割の違いがあります。

2019年式を中古車で探すなら、価格だけでなく走行距離、整備状態、装備、保証内容まで確認したいところです。

新車当時約400万円だった上級ハイブリッドセダンを中古車価格で狙えることは、見栄より実用性とコストパフォーマンスを重視する人にとって、今でも面白い選択肢だと私は考えます。


よくある質問

2019年のホンダ アコードは日本で新車販売されていましたか?

はい。2019年の日本ではCR7型「アコード ハイブリッド」が販売されており、2019年10月モデルにはLXとEXが設定されていました。

日本で10代目アコードが発売されたのは2020年なので、「2019年式アコード」と「2020年発売の新型アコード」を混同しないことが重要です。

2019年日本仕様アコードの排気量は何ccですか?

排気量は1,993ccです。

2.0L直列4気筒エンジンとSPORT HYBRID i-MMDを組み合わせたハイブリッド車で、燃料は無鉛レギュラーガソリンが指定されています。

ホンダ アコードはなぜ米国仕様がよく話題になるのですか?

アコードは1976年の初代から米国へ輸出され、1982年にはオハイオ州で現地生産を開始したためです。

長い歴史の中で北米市場の重要車種として発展しており、日本仕様だけを見ていると分かりにくいアコードの車格やサイズも、米国市場との関係を知ると理解しやすくなります。

ソロ(そろ)/新車・カーライフ愛好家