新型 日産 gtr

生産を終えたR35型GT-Rと次世代スポーツカーへの継承をイメージしたシーン

新型 日産 gtrを待つ人にとって現在もっとも重要なのは、R35型GT-Rは生産終了した一方、日産がGT-Rの将来的な復活を明確に示唆していることです。

ただし、次期GT-Rの発売時期や価格、パワートレインなどは現時点で正式発表されていません。R32 GT-RをEV化した「R32EV」の技術研究を見ると、日産が電動化時代でもGT-Rらしい「速さ」と「運転する楽しさ」を残そうとしている姿勢が見えてきます。

新型 日産 gtrは登場する?R35生産終了と復活示唆を整理

まず結論から言うと、「新型 日産 gtr」の市販計画はまだ正式には確定していませんが、GT-Rそのものがこのまま消滅する可能性は低そうです。

日産自動車は2025年8月26日、栃木工場でR35型「NISSAN GT-R」の最終生産車を完成させ、2007年から続いたR35の生産を終了しました。

R35型GT-Rは2007年に登場してから約18年間にわたって生産され、その累計生産台数は約4万8000台に達しています。

最後の1台は、日本の顧客向けとなるミッドナイトパープルの特別仕様車でした。

一方で、日産のイバン・エスピノーサ社長はGT-Rについて、現時点では正確な次期モデル計画は確定していないとしながらも、GT-Rは進化して再び登場するという趣旨のコメントを発表しています。

つまり、今回終わったのは「GT-Rというブランド」ではなく、あくまでR35という一つの世代だと受け取るのが自然です。

個人的にも、ここは非常に重要なポイントだと感じます。

「生産終了」という言葉だけを見るとGT-Rそのものがなくなったように思えますが、実際には過去のGT-Rも生産休止と復活を経験しています。

GT-Rは1969年、スカイラインの高性能モデルとして誕生しました。

その後、一度姿を消してからR32型スカイラインGT-Rとして復活し、さらにスカイラインから独立する形で2007年にR35型「NISSAN GT-R」が登場しています。

その歴史を考えると、GT-Rにとって「一度休み、新しい技術を得て戻ってくる」という流れは決して異例ではありません。


日産GT-R生産終了、最後の1台が栃木工場でラインオフ

日産GT-RのR35型最終生産車は、2025年8月26日に日産自動車の栃木工場でラインオフしました。

R35は2007年の登場以来、栃木工場で車両を生産し、横浜工場では心臓部となるVR38DETT型エンジンが組み立てられてきました。

GT-Rを象徴する特徴の一つが、この3.8リッターV型6気筒ツインターボ「VR38DETT」です。

エンジンは一般的な大量生産のエンジンとは異なり、「匠」と呼ばれる熟練工が手作業で組み立てていました。

R35の最終期には9人の匠がその役割を担っていたとされており、単純な性能だけでなく、こうした製造方法もGT-Rの特別感を支えてきました。

R35はデビュー当初から改良を重ねています。

初期型では最高出力480馬力クラスからスタートし、その後の高性能化によって、NISMOなどでは最高出力600馬力級にまで成長しました。

「2025 日産 GT-R 最大出力」を調べている人にとって押さえておきたいのは、R35最終期のGT-Rが、登場時からほとんど別物と言えるほど継続的に改良されてきた点です。

ただし、グレードによって出力や装備は異なるため、「2025年モデルはすべて600馬力」と考えるのは正確ではありません。

600馬力級はGT-R NISMOなど高性能仕様を象徴する数値として見るのがよいでしょう。

私はR35の本当のすごさは、単に「600馬力まで上がった」ことではないと思っています。

約18年間モデルを継続しながら、年次改良を繰り返し、走り・快適性・空力・制御などを磨き続けたことこそ、R35を特別なクルマにした最大の理由ではないでしょうか。


日産GT-R R35最終仕様とは?2025年モデルまで進化

R35 GT-Rの最終世代につながる2025年モデルは、日産が2024年3月14日に正式発表しました。

日産のWebカタログでは、該当するGT-Rについて2024年3月から2025年9月まで掲載され、その後「生産終了」と案内されています。

R35には長いモデルライフの中で、Premium edition、Black edition、Pure edition、NISMO、Track edition engineered by NISMO、T-specなど、多くのグレードや特別仕様が設定されてきました。

中古車カタログ上でも、最終期まで以下のような仕様が確認できます。

  • Premium edition
  • Black edition
  • Pure edition
  • GT-R NISMO
  • GT-R NISMO Special edition
  • Track edition engineered by NISMO
  • Premium edition T-spec
  • Track edition engineered by NISMO T-spec

R35は2007年に登場したモデルですが、一度作って終わりのクルマではありません。

空力性能や足回り、エンジン制御、ボディ剛性、内外装などを細かく見直しながら、長期間進化を続けてきました。

そのため「R35最終仕様」という言葉には、単なる最終ロット以上の意味があります。

約18年間積み重ねてきた技術の集大成だからです。

一方、長寿命モデルには避けられない問題もあります。

生産終了の背景には、環境・安全関連を含む各種法規への対応や部品調達の難しさがありました。

どれほど魅力的なクルマでも、2007年を基本設計の出発点とする車両を新しい規制へ永遠に対応させ続けるのは現実的ではありません。

私はむしろ、R35を無理に延命するより、一度区切りをつけたことは次期GT-Rにとって必要な判断だったと考えています。

R35を少しずつ改良し続けるだけでは、EVや新世代ハイブリッド、最新の電子制御技術を前提としたライバルに対して、設計上どうしても限界が出てくるからです。


日産GT-Rはなぜ18年の歴史に幕を下ろした?

R35 GT-Rが約18年間という非常に長い歴史に幕を下ろした理由は、「人気がなくなったから」という単純な話ではありません。

法規対応や部品供給など、長期間同じ基本設計を生産し続ける難しさが大きくなったことが背景にあります。

R35は、2007年にスカイラインから独立した「NISSAN GT-R」として発売されました。

GT-Rという名前自体は1969年にスカイラインのレーシング仕様として誕生しており、半世紀を超える歴史を持ちます。

R35はその歴史の中でも異色の存在でした。

従来のスカイラインGT-Rが採用してきた直列6気筒エンジンではなく、3.8リッターV6ツインターボを搭載し、「スカイライン」の名前も外しました。

一方で、4WDと高度な電子制御によって圧倒的な走行性能を狙うというGT-Rの思想はしっかり受け継いでいます。

モータースポーツでもSUPER GTなどで活躍し、「技術の日産」を象徴する存在として世界的な知名度を獲得しました。

約4万8000台という18年間の生産台数だけを見ると、一般的な量販車と比べて非常に少なく感じるかもしれません。

しかしGT-Rは販売台数だけで価値を測るタイプのクルマではありません。

「日産にはこういうクルマを作れる」という技術力を世界に示す役割が非常に大きいクルマだからです。

言い換えるなら、GT-Rは日産にとって商品であると同時に、技術力そのものを見せるショーケースでもあります。

だからこそ、経営環境が厳しい時期であっても次期GT-Rの動向が注目されるのでしょう。


新型 日産 gtrはEVになる?R32EVから見える次世代技術

では、復活する新型 日産 gtrはEVになるのでしょうか。

現段階で「次期GT-RはEVになる」と断定できる正式発表はありません。

ただし、次世代GT-Rを考えるうえで非常に興味深い研究が、日産のR32EVです。

これはR32型スカイラインGT-R(BNR32)をベースに電動化したプロジェクトで、単に古いGT-Rからエンジンを降ろしてモーターを載せただけの車両ではありません。

開発チームが重視したのは、GT-Rの「運転して楽しい」という感覚そのものを、EVでどこまで再現できるかというテーマでした。

R32EVの主要諸元は次の通りです。

項目 R32EV
ベース車両 R32型スカイラインGT-R(BNR32)
全長×全幅×全高 4,545×1,755×1,340mm
車両重量 1,797kg
モーター最高出力 160kW×2基
モーター最大トルク 340N・m×2基
駆動方式 ツインモーター4WD
バッテリー リチウムイオン電池
乗車定員 2名

前後にモーターを搭載したツインモーター4WDとし、リーフNISMO RC02由来のバッテリーを使用しています。

興味深いのはスペック以上に、その作り込み方です。

プロジェクトを率いた日産自動車のパワートレインシステム エキスパートリーダー、平工良三氏は、GT-Rに重要な要素として「圧倒的な速さ」と同じくらい「運転して楽しいこと」を挙げています。

EVはモーターの大トルクによって速いクルマを作りやすい反面、それだけではGT-Rらしい楽しさにはならないという考えです。

そこでR32EVでは、ドライバーのアクセル操作や車速、振動、音などを連動させることに力を入れました。

単にRB26DETTのエンジン音を録音してスピーカーから流しても、本物らしい感覚にはならなかったそうです。

重要なのは、アクセルを踏んだ瞬間の反応や車速、振動と音がドライバーの操作に「シンクロ」することでした。

これは次期GT-Rを考えるうえで、とても大きなヒントだと私は感じます。

EV化するとGT-Rらしさが消えると考える人は少なくありません。

しかし日産側もその問題を理解しており、「速ければGT-Rになるわけではない」というところまで踏み込んで研究しているわけです。


R32EVはそのまま新型GT-Rになるわけではない

ここで誤解しないようにしたいのが、R32EVは次期GT-Rの市販プロトタイプとして発表された車両ではないという点です。

R32EVはあくまで研究・技術チャレンジとして製作された車両です。

東京オートサロン2025の日産ブースでも参考展示されましたが、「この技術・仕様で新型GT-Rを発売する」と発表されたわけではありません。

実際、R32をEV化する作業には大きな苦労があったとされています。

30年以上前の車体は床下に大型バッテリーを搭載することを前提としていません。

そのためR32EVではリアシート部分などを利用してバッテリーを配置し、車内へ入れる際にもドアを外してバッテリーを斜めにしながら搭載するなど、大掛かりな作業が必要でした。

また、元々搭載されていたRB26DETTエンジンや関連部品についても廃棄せず、大切に保管し、今後の技術研究に活用する予定とされています。

この姿勢からも、R32EVは「古いGT-RをEVに置き換えてしまう」ための企画ではなく、過去のGT-Rが持っていた価値を分析し、未来へ残す研究だと分かります。

日産はこれを、昔のクルマの魅力を現代技術で再現する、いわばクルマのデジタルリマスターのような考え方として研究しています。

私はここに次期GT-Rの重要な方向性が隠れていると考えています。

仮に将来のGT-Rが電動化されたとしても、単純に0-100km/h加速だけを競うEVにはしないのではないでしょうか。

ドライバーが操作する楽しさ、四輪駆動を操る感覚、音や振動を含めたフィードバックなど、「数字に出にくいGT-Rらしさ」を残すことが大きな開発テーマになりそうです。


新型 日産 gtrの発売時期・価格・スペックはどうなる?

新型 日産 gtrを検索する人が最も気になるのは、「いつ発売されるのか」「いくらになるのか」「EVなのか」という点でしょう。

しかし現段階では、日産から正式な発売日、価格、最高出力、バッテリー容量、エンジン形式などは発表されていません。

したがって、ネット上で見かける具体的な発売年や価格、1000馬力級といった数字については、日産の正式発表と分けて考える必要があります。

現在確実に言える事実は大きく3つです。

  • R35 GT-Rは2025年8月26日に最終生産車が完成した
  • R35は約18年間で約4万8000台が生産された
  • イバン・エスピノーサ社長がGT-Rの将来的な復活を示唆している

ここから先は私見になります。

個人的には、次のGT-Rで日産がもっとも慎重になるのは「いつ出すか」以上に、GT-Rを名乗るだけの技術的な理由を作れるかだと考えています。

GT-Rは、普通のスポーツカーにGT-Rのエンブレムを付ければ成立するブランドではありません。

歴代モデルはそれぞれの時代で、4WD技術や過給エンジン、電子制御、空力などを使い、「その時代の日産が作れる最高峰の走り」を示してきました。

電動化時代に復活するなら、新型GT-Rにもそれに匹敵する技術的な見せ場が必要になるでしょう。

純粋なバッテリーEVなのか、エンジンとモーターを組み合わせるのか、それとも別の方式になるのかはまだ分かりません。

ただ、R32EVでツインモーター4WDの制御や操作感の再現に取り組んでいることを考えると、電動駆動技術が次世代GT-R開発に何らかの形で生かされる可能性は十分考えられます。

一方で、R35のような大排気量ツインターボエンジンをそのまま次世代へ持ち越すのは、規制対応や商品寿命を考えると簡単ではありません。

だからこそ新型GT-Rは、R35の単純な後継車ではなく、R32からR35へ移った時と同じくらい、大きな考え方の転換を伴う可能性があります。


日産GT-R復活で重要なのは「R35を超える数字」だけではない

新型GT-Rが登場するとき、多くの人が最初に見るのは馬力や0-100km/h加速でしょう。

しかし私は、そこだけで評価するのは少しもったいないと感じます。

現在では高性能EVが非常に大きなモーター出力を発生させること自体は、以前ほど珍しくありません。

だから次期GT-Rに求められるのは、「何馬力あるか」だけではなく、なぜGT-Rでなければならないのかという答えではないでしょうか。

R32EVプロジェクトで日産の技術者が掘り下げているのも、まさにその部分です。

マニュアル車ではドライバー自身がギアを選び、アクセルを操作し、その操作に応じて音・振動・加速度が変化します。

その一連のやり取りが運転の楽しさにつながっていると分析し、それを電動車でどう再現するか研究しています。

ここは単純な最高出力競争より面白いところです。

もし次期GT-Rが、EVならではの高い性能と、歴代GT-Rのような「自分で操っている感覚」を両立できれば、GT-Rは電動化時代にも独自の居場所を作れると思います。

逆に、スペックだけ猛烈に高いEVになってしまえば、「確かに速いけれど、GT-Rである必要はあるのか」という厳しい評価を受ける可能性もあります。

日産自身がその難しさを理解しているからこそ、エスピノーサ社長も次期モデルについて正確な計画が決まっていない段階で安易な約束をしていないのでしょう。

急いで名前だけ復活させるより、時間がかかってでもGT-Rとして納得できるクルマを作る。

私はその方が、結果的にはGT-Rというブランドを守ることにつながると考えています。


まとめ|R35は終了したが「新型 日産 gtr」への道は残っている

日産GT-Rは2025年8月26日、栃木工場でR35型最後の1台を完成させ、約18年間にわたる生産を終了しました。

2007年から約4万8000台が生産され、VR38DETT型3.8リッターV6ツインターボや高度な4WD制御を武器に、「技術の日産」を世界へ示してきたモデルです。

しかし、GT-Rの歴史そのものが終わったわけではありません。

イバン・エスピノーサ社長は将来的な復活を示唆しており、次のGT-Rについて日産が考え続けていることは読み取れます。

さらにR32EVでは、160kWのモーターを2基搭載したツインモーター4WDを使いながら、単純な速さだけではなく、エンジン車の音や振動、アクセル操作との一体感まで研究しています。

次期GT-Rの発売時期や価格、最高出力、EVかどうかについては、まだ正式発表されていません。

だから今は予想を事実として受け取るのではなく、「R35の生産は終了した」「GT-Rの復活は示唆されている」「電動化しても運転する楽しさを残す研究が進められている」という確認済みの情報を押さえておくのが最も確実です。

個人的には、新型 日産 gtrに必要なのはR35より大きな最高出力の数字だけではないと思います。

R32がR32らしく、R35がR35らしかったように、「この技術があるから新しいGT-Rを作る意味がある」と納得できるクルマとして戻ってくることこそ、多くのGT-Rファンが待っている復活ではないでしょうか。


よくある質問

日産GT-Rは本当に生産終了したのですか?

はい。R35型NISSAN GT-Rは2025年8月26日に栃木工場で最後の車両が完成し、約18年間続いた生産を終了しました。

最後の1台はミッドナイトパープルの特別仕様車で、日本の顧客向けとされています。

新型 日産 gtrの発売日は決まっていますか?

現時点では、次期GT-Rの正式な発売日は発表されていません。

イバン・エスピノーサ社長はGT-Rが将来的に進化して再び登場する趣旨のコメントを出していますが、具体的な発売時期や仕様については未確定です。

新型GT-RはEVになりますか?

次期GT-RがEVになるとの正式発表はありません。

ただし日産はR32型スカイラインGT-Rを電動化したR32EVを開発し、ツインモーター4WDだけでなく、音・振動・アクセル操作などを含めた「GT-Rを運転する楽しさ」を電動駆動で再現する研究を進めています。