「三菱パジェロが2025年に復活する」という予想は結果的に実現せず、三菱自動車が正式に発表した復活時期は2026年秋の世界初公開です。
2025年当時は新型パジェロ復活をめぐってさまざまな予想が出ていましたが、その後、三菱自動車自身が車名を「パジェロ」とする新型クロスカントリーSUVを正式発表しました。ここでは「2025年復活説」がどうなったのか、そして現在判明している新型パジェロ計画を整理します。
三菱パジェロは2025年に復活した?結論は「復活していない」
まず、検索している方が最も知りたい点から確認しておきましょう。
三菱パジェロは2025年には日本で復活していません。正式に発表されているのは、2026年秋に新型パジェロを世界初公開する計画です。
パジェロの日本仕様は2019年に生産を終了しました。海外向け仕様も2021年に生産を終えており、その後しばらく「パジェロ」の名前は新車ラインナップから姿を消していました。
その空白期間に「パジェロが復活するのではないか」という情報や予想がたびたび注目され、2025年という時期も候補として語られてきました。
しかし現在は、単なる復活予想の段階ではありません。
三菱自動車は新型クロスカントリーSUVの車名を「パジェロ」に決定し、2026年秋に世界初公開すると正式に明らかにしています。
日本仕様として見れば2019年の生産終了以来、7年ぶりの復活です。
つまり、「三菱 パジェロ 2025 年 復活 か」と検索している方にとって重要なのは、2025年説そのものよりも、その後に計画がどう具体化したかでしょう。
2025年に復活するという見方は外れましたが、パジェロ復活そのものは現実になったわけです。
なぜ「パジェロが2025年に復活する」と噂されたのか
パジェロ復活説が注目された背景には、この車が単なる過去の人気SUVではなく、三菱自動車を象徴する存在だったことがあります。
初代パジェロは1982年に登場しました。
当時のオフロード4WDといえば、業務用車や特殊用途車のイメージも強い時代です。その中でパジェロは、高い悪路走破性を持ちながら、乗用車として使える快適性やデザインを組み合わせました。
1983年には5ナンバーの乗用車仕様が追加され、その後人気が急上昇。1985年には年間約1万台を販売し、1987年には上級仕様「エクシード」も加わりました。
そして2代目が販売されていた1992年には、日本国内だけで年間8万台あまりを販売する大ヒットモデルに成長しています。
1990年代のRVブームを知る世代にとって、「三菱といえばパジェロ」という印象が強いのも、この時代の成功が大きな理由でしょう。
三菱自動車によれば、パジェロは4世代にわたって世界170以上の国と地域で累計325万台以上を販売しました。
さらにダカールラリーには1983年から参戦し、7連覇を含む通算12勝を記録しています。
この歴史があるため、販売終了後も「いつかパジェロが戻ってくるのではないか」という期待が消えませんでした。
個人的にも、パジェロほどブランド名そのものに価値がある国産SUVは多くないと感じます。
単に昔の名前を復活させるのではなく、「三菱が本格4WDにもう一度本気で取り組むのか」という期待まで含めて注目されていたことが、復活説が繰り返し話題になった理由でしょう。
2025年復活説から2026年秋の正式発表まで何が変わった?
状況が大きく動いたのは、三菱自動車がパジェロを再びブランド戦略の中心に置く方針を明確にしたことです。
三菱自動車は2026年5月に発表した中長期ビジョンで、パジェロを単独の1車種だけではなく、シリーズとして開発する方針を示しました。
そして新型クロスカントリーSUVについて、正式に「パジェロ」の車名を使用すると発表。2026年秋に世界初公開するとしています。
ここが、以前の「パジェロが復活するらしい」という噂との決定的な違いです。
現在は、
- 新型車の名称が「パジェロ」に決定
- 2026年秋に世界初公開
- トライトンのラダーフレームをベースに開発
- キャビンや前後サスペンションを専用開発
- 将来的に中型・小型モデルも展開する方針
と、具体的な計画まで見えてきました。
この流れを見ると、2025年に話題になった復活説は時期こそ違ったものの、方向性まで完全に的外れだったわけではありません。
むしろ、2025年前後に期待されていた「三菱が再びパジェロブランドを活用する」という見方が、その後より大きなシリーズ戦略へ発展したと見るほうが実態に近いでしょう。
新型パジェロはどんなSUVになる?トライトンがベース
新型パジェロで特に重要なのが、基本構造です。
三菱自動車によると、新型パジェロはピックアップトラック「トライトン」のラダーフレームをベースに改良して開発されます。
ラダーフレームとは、丈夫な骨格となるフレームの上に車体を載せる構造です。
一般的な乗用SUVで多いモノコック構造と比べ、本格的な悪路走行や耐久性を重視した車との相性がよく、トライトンのようなピックアップトラックや本格クロスカントリー車で使われています。
一方、新型パジェロは単純に「トライトンの荷台を屋根付きにする」というクルマではありません。
三菱自動車はキャビンと前後サスペンションを専用開発するとしています。
目的は、パジェロらしい卓越した悪路走破性を確保しながら、上質で快適な乗り心地も実現することです。
この点はかなり重要だと私は考えています。
歴代パジェロが評価された理由は、山道を走れることだけではありません。普段は家族を乗せて街中を走り、週末には高速道路で遠出し、その先の雪道やアウトドアにも入っていけるという「守備範囲の広さ」にありました。
新型でも、頑丈さだけを追求するのではなく、日常的に使える快適性との両立が求められるでしょう。
報道では、トライトンの主要コンポーネントや2.4リッタークリーンディーゼルを活用する可能性も取り上げられています。
ただし、最終的な日本仕様のエンジン、グレード構成、燃費、価格などについては、正式発表前の段階で断定すべきではありません。
これから購入を考える場合は、予想値よりも三菱自動車から発表される正式な仕様を確認することが大切です。
パジェロは1台だけではない?2028年度には中型版も計画
今回のパジェロ復活で、さらに面白いのがシリーズ展開です。
日本経済新聞が2026年8月4日に報じた内容では、三菱自動車は2026年内に復活するパジェロシリーズに続き、中型モデルを2028年度にも日本で発売する計画とされています。
さらに、小型版を2030年ごろに投入する計画も報じられています。
三菱自動車はパジェロシリーズの中小型車を販売台数の主力に育て、オフロード車に強いメーカーというイメージを改めて確立する狙いがあるとされています。
ここは、2025年当時の復活予想と比べても大きな違いです。
単に大型の新型パジェロを1台復活させて終わりではなく、「パジェロ」というブランド自体を複数車種へ広げようとしているからです。
過去にも三菱は「パジェロミニ」「パジェロジュニア」「パジェロイオ」を展開していました。
そのため、パジェロをサイズ別にシリーズ化する戦略には歴史的なつながりがあります。
報道や予想では、コンパクトクラスについて、カローラクロスやヴェゼルのような人気SUVと競合するモデルになる可能性が取り上げられています。
大型パジェロのようなラダーフレームではなく、より乗用車に近いモノコックボディを使い、三菱の四輪制御技術「S-AWC」を組み合わせるという予想もあります。
ただし、この部分は正式発表済みの仕様と予想情報を分けて考える必要があります。
中型版が2028年度、小型版が2030年ごろという計画は報道されていますが、具体的な車名・価格・パワートレインなどは今後の情報待ちです。
2025年復活説を振り返ると何が見えてくる?
ここからは私見ですが、「2025年にパジェロが復活する」という噂が注目された背景を振り返ると、今の三菱自動車の商品戦略が見えやすくなります。
三菱の強みは、何でもそろう巨大メーカーになることではなく、4WD、SUV、アウトドアという得意分野を分かりやすく打ち出すことにあるのではないでしょうか。
その流れを象徴する一台が、2024年から日本で販売されているトライトンです。
トライトンはピックアップトラックという、日本では決して万人向けとはいえないカテゴリーですが、その存在によって「三菱らしいクルマとは何か」がかなり分かりやすくなりました。
そこへパジェロを戻す意味は大きいでしょう。
パジェロには325万台以上という世界販売実績やダカールラリー通算12勝という歴史があります。新しくブランドを一から作るより、すでに多くの人が知っている名前を現代の商品として再構築できる強みがあります。
ただし、昔の成功をそのまま再現すれば売れるほど今のSUV市場は単純ではありません。
現在は街乗り中心のクロスオーバーSUVが主流で、大きな車体や本格的な4WDシステムを必要としないユーザーも少なくありません。
そのため私は、パジェロ復活の本当の勝負は大型モデルそのものより、2028年度以降に予定される中型・小型パジェロをどこまで魅力的な価格とサイズにできるかにあると考えています。
本格パジェロがブランドの「看板」になり、中型・小型モデルが実際の販売台数を担う。
もしこの役割分担がうまくいけば、パジェロは昔の名車の復刻ではなく、三菱SUV全体を引っ張るブランドに変わる可能性があります。
これは2025年の「復活するかどうか」という段階から見ると、かなり大きな進展です。
新型パジェロを待つべき?価格とサイズの正式発表が重要
新型パジェロが気になっている人にとって、これから特に確認したいのは価格、ボディサイズ、パワートレイン、発売時期でしょう。
現時点では2026年秋の世界初公開が正式に案内されていますが、世界初公開と日本で実際に購入できる発売日は必ずしも同じとは限りません。
また、トライトンをベースにした本格クロスカントリーSUVとなれば、車体サイズや価格も重要になります。
私は「高級感よりお得感」を重視してクルマを見ることが多いので、パジェロという名前だけで飛びつくより、実際の装備と価格のバランスを見極めたいところです。
例えば、本格的な悪路走破性能をほとんど使わない人であれば、より小さく燃費の良いSUVのほうが毎日の維持費まで考えると合理的かもしれません。
逆に、雪道を走る機会が多い人、キャンプやアウトドアで未舗装路に入る人、大型SUVを長距離移動にも使いたい人にとっては、新型パジェロの方向性はかなり魅力的です。
特に今回、トライトンの骨格をそのまま流用するだけでなく、キャビンやサスペンションを専用開発して乗り心地を高めるという点には期待できます。
新車選びでは名前やイメージだけでなく、「自分がその性能にお金を払う価値があるか」を考えることが大切です。
新型パジェロも、正式な価格や仕様が判明した段階で、トライトンや他のSUVとの装備差まで比べると、本当のコストパフォーマンスが見えてくるでしょう。
まとめ|三菱パジェロの2025年復活説は外れたが、本当の復活は決まった
「三菱パジェロは2025年に復活するのか」と期待されていましたが、2025年中の復活は実現しませんでした。
一方、その後の動きは復活を期待していた人にとって、むしろ大きなニュースになりました。
三菱自動車は、新型クロスカントリーSUVの車名を正式に「パジェロ」と決定し、2026年秋に世界初公開すると発表しています。
新型はトライトンのラダーフレームをベースに改良し、キャビンや前後サスペンションを専用開発。悪路走破性だけでなく、上質で快適な乗り心地を目指す新しいフラッグシップSUVとして開発されています。
さらに、2028年度には中型モデル、2030年ごろには小型モデルを日本へ投入する計画も報じられており、パジェロは「1台の名車」ではなく、再びシリーズブランドとして広がっていく可能性があります。
2025年復活説は時期こそ違いましたが、パジェロ復活への期待そのものは現実になりました。
次に注目したいのは、2026年秋に明らかになる新型パジェロの正式なデザイン、価格、エンジン、ボディサイズ、そして日本での発売スケジュールです。
よくある質問
三菱パジェロは2025年に復活しましたか?
いいえ。2025年には復活していません。三菱自動車が正式発表しているのは、新型パジェロを2026年秋に世界初公開する計画です。
新型パジェロは何をベースに開発されますか?
三菱自動車によると、ピックアップトラック「トライトン」のラダーフレームをベースに改良し、キャビンや前後サスペンションを専用開発します。悪路走破性と快適な乗り心地の両立が狙いです。
パジェロの小型モデルも復活しますか?
シリーズ展開が計画されています。報道では中型モデルを2028年度、小型モデルを2030年ごろに日本へ投入する計画とされています。ただし、具体的な車名や価格、仕様については今後の正式発表を確認する必要があります。