日産ノートの年式・モデル別ガイド|2011・2020・2022・2023年モデルの違い

2011年型から2023年型までの日産ノートの世代変化を比較するコンパクトカーのイメージ

日産ノートは、2011年式・2020年式・2022年式・2023年式で、動力方式や装備、車としての考え方が大きく異なります。特に2020年は旧型と新型が混在するため、中古車選びでは「年式だけで判断しない」ことが重要です。

「日産 ノート 2020」「日産ノート 2011年式」「日産 ノート 2023年 モデル」などで中古車を探していると、同じノートなのに価格や装備、パワートレインが大きく違うことに気づくはずです。

この記事では、2011年・2020年・2022年・2023年という4つの年式を軸に、どこが違うのか、どのモデルを選ぶとお得なのかを整理します。

日産ノートの2011・2020・2022・2023年モデルは何が違う?

結論からいえば、2011年式は初代E11型、2020年式は2代目末期と3代目登場期が重なる特殊な年、2022年式と2023年式は第2世代e-POWERを採用する3代目という違いがあります。

そのため、「10年以上新しいから装備が少し増えた」という程度の変化ではありません。2011年式と2023年式では、日産ノートという名前は同じでも、クルマの設計思想そのものが変わっています。

大まかな違いを整理すると次のようになります。

年式 主な位置づけ 注目ポイント
2011年 初代E11型 1.5L・1.6Lガソリン、CVT・4AT・5MTなど選択肢が豊富
2020年 2代目末期+3代目登場 e-POWER旧型と、2020年12月以降の新世代モデルが混在
2022年 3代目 第2世代e-POWERを中心とした電動化モデル
2023年 3代目 2022年と同世代で、安全・快適装備の充実した中古車が多い

ここで最も注意したいのが2020年です。

中古車サイトでは「2020年式」という条件だけで絞り込めますが、日産ノートは2020年12月から新しい世代のモデルが存在するため、同じ2020年式でも中身が同じとは限りません。

中古車検索では「2020年だからこの型」と決めつけず、グレード名や装備、車両写真まで確認する必要があります。


日産ノート2011年式はどんなモデル?E11型の特徴を確認

日産ノート2011年式は、初代にあたるE11型です。

2011年10月発売モデルでは、ショートノーズとロングルーフを組み合わせた、ややミニバン的なスタイルのコンパクトカーとして展開されていました。

現在のノートから振り返ると興味深いのは、エンジンとトランスミッションの選択肢が非常に多かったことです。

エンジンは1.5Lと1.6Lの直列4気筒。FFだけでなく、後輪をモーターで駆動する電動式4WD「e・4WD」も設定されていました。

FF車ではCVT、4WDでは4速AT、さらに1.6Lには5速MTも用意されています。

現在のノートを「e-POWERのコンパクトカー」と認識している人には、1.6L+5MTという仕様があったことは意外かもしれません。

代表的なグレードとして「15X SV」「15X Vセレクション」「15G」「16X」があり、2011年10月には特別仕様車「ライダー ブラックライン」も設定されています。

ライダー ブラックラインではダーククロムのフロントグリルなどを採用。新車時価格の一例は179万7,600円で、排気量1,498cc、FF・CVT、5人乗り、JC08モード燃費18.0km/Lという仕様でした。

2011年6月には「15X SV+プラズマ」「15X FOUR SV+プラズマ」も登場しています。

このモデルではプラズマクラスター搭載フルオートエアコンを含むインテリジェントエアコンシステムを採用していました。当時としては、単純な移動手段だけでなく、車内環境の快適性までアピールしていたことが分かります。

日産ノート2011年式の中古車価格は安いが状態差に注意

元資料の中古車検索では、2011年式ノートが26台掲載されていました。

具体例を見ると、2011年式「ライダー」で走行5.2万km、支払総額38.2万円という車両や、「16X」5速MTで支払総額43万円の車両などが確認できます。

ほかにも「15X SV」「15X Vセレクション」「15X FOUR SV」などが掲載されており、支払総額20万~60万円前後の車両も見られます。

ただし、ここで「安いからコスパ最高」と単純に判断するのはおすすめしません。

2011年式は2026年時点では15年落ちです。走行距離だけでなく、タイヤ、バッテリー、足回り、エアコン、ゴム部品、整備記録など、経年劣化を含めた車両状態が価格以上に重要になる年代だからです。

筆者としては、2011年式は「とにかく購入価格を抑えたい人」には面白い選択肢ですが、購入後の整備費まで予算に入れて判断したいモデルだと考えます。

さらに5速MTの16Xなど、現在では珍しくなった仕様を選べることも初代の魅力です。単なる格安中古車というより、「昔ながらのコンパクトカーらしさ」を楽しめる世代ともいえるでしょう。


日産ノート2020年式はなぜ注意が必要?旧型と新型を見分けたい

「日産 ノート 2020」で検索する人に、最も覚えておいてほしいのが2020年式は世代の切り替わりにあたるという点です。

中古車情報では、モデル区分として「2012年9月~2021年8月」と「2020年12月~」が掲載されています。

つまり登録年が2020年という条件だけでは、そのクルマがどの世代なのかを正確に判断できません。

この違いは、単なる外観変更ではありません。

2代目には「e-POWER X Vセレクション」「e-POWER メダリスト」「e-POWER NISMO」など多彩なグレードが存在します。一方、新世代ノートでは電動化をさらに進めた第2世代e-POWERが大きな柱になっています。

元資料に掲載されていた2020年式中古車では、「e-POWER X Vセレクション」が支払総額89.9万円、走行9.4万kmという例がありました。

別のe-POWER X Vセレクションでは、全周囲カメラ、ナビ、クリアランスソナー、車線逸脱警報、衝突被害軽減システム、LEDヘッドランプなどを備え、支払総額79万円という車両も確認できます。

さらに「e-POWER NISMO ブラックリミテッド」が支払総額119.8万円、「e-POWER メダリスト」が142万円という掲載例もありました。

一方で2020年式「X」には、純正ディスプレイオーディオ、純正ナビ、アラウンドビューモニター、スマートルームミラー、レーダークルーズコントロール、衝突被害軽減ブレーキ、ETC2.0などを備えた車両が支払総額112.3万円で掲載されています。

このように、同じ「2020年式ノート」で検索しても、価格も装備もかなり幅があります。

2020年式を買うなら「年式」よりグレードと世代を見る

中古車選びで重要なのは、2020という数字だけを見るのではなく、グレード名、初度登録時期、パワートレイン、装備内容をセットで確認することです。

特に「e-POWERだから全部同じ」と考えないほうがよいでしょう。

日産の公式カタログでは、2021年8月から2023年12月まで掲載されたノートについて「第2世代e-POWER搭載」と説明されています。

このため、旧型e-POWERと新しい第2世代e-POWERでは世代が異なります。

私は中古車を選ぶとき、年式は「入口の条件」でしかないと考えています。特にモデルチェンジ年は、年式よりも型式や世代を確認したほうが失敗しにくいです。

2020年式ノートは、その典型例です。

購入価格を抑えながらe-POWERを狙うなら旧型に魅力がありますし、新世代の走行感覚や装備を優先するなら2020年12月以降のモデルを確認する価値があります。


日産ノート2022年モデルは第2世代e-POWERが中心

2022年式ノートは、2020年のような「旧型と新型が混在する年」と比較すると分かりやすく、3代目ノートを中心に考えられます。

日産公式のWebカタログでは、2021年8月から2023年12月まで掲載されたノートについて、第2世代e-POWER搭載モデルと明記されています。

日産はこの世代について、力強さ、なめらかさ、静かさが進化したと説明しています。

e-POWERは一般的な純粋EVとは違い、外部充電を前提としません。電動モーターによる走行感覚を特徴としながら、「充電設備を用意する」というハードルを意識せず使いやすいことがノートの魅力です。

2011年式ノートでは1.5L、1.6LエンジンやCVT、4AT、5MTまで幅広いメカニズムを用意していました。

それに対して2022年式を見ると、ノートという車名が「安くて使いやすいガソリンコンパクト」から「電動走行を前面に出すコンパクトカー」へ変化したことがよく分かります。

これは今回4つの年式を比較するときの、かなり重要なポイントです。

また、公式カタログには「360° Safety Assist」やAUTECH、AUTECH CROSSOVERなども案内されています。

ただし安全装備について日産自身も、ドライバーの安全運転を補助するもので、すべての状況で衝突を回避できるものではないと注意喚起しています。

中古車で先進安全装備を重視する場合も、「装備されているから安心」と考えるのではなく、グレードごとの設定や正常に機能しているかを確認することが大切です。


日産ノート2023年モデルは中古車として狙いやすい?

日産 ノート 2023年 モデルは、2022年モデルと同じ3代目の流れに位置します。

そのため2011年から2020年ほど劇的な世代差はなく、2022年と2023年を比較するときは「世代そのもの」より、個々の中古車の価格、走行距離、装備、保証内容を比較することが重要になります。

元資料では、2023年式ノートが209台検索対象になっていました。

掲載例を見ると、2023年式「X」で走行2.3万km、純正9インチナビ、衝突被害軽減システム、全周囲カメラ、デジタルインナーミラー、LEDヘッドライト、ETC、ドライブレコーダーなどを装備した車両が支払総額167.9万円でした。

別の「X」では走行1.9万km、フルセグナビ、全周囲カメラ、LEDライト、16インチアルミ、デジタルミラー、エマージェンシーブレーキ、BSMなどを備え、支払総額107.4万円という掲載例もあります。

メーカー9型ナビ、全周囲カメラ、衝突軽減装置、レーダークルーズ、デジタルミラー、ETCなどを備えた走行1.6万kmのXでは、支払総額194.9万円という例も確認できます。

価格差がかなり大きいことが分かります。

これは中古車選びで非常に大切なポイントです。

「2023年式なら相場は○○万円」と一つの数字だけで覚えるより、装備と走行距離を含めて支払総額を比較したほうが実用的です。

元資料には2023年式の「S」や「X FOUR」、AUTECH CROSSOVER FOUR+Activeなども掲載されています。

4WD系やクロスオーバー系、装備の充実した車両まで選択肢があるため、同じ年式でも価格に差が出るのは当然です。

中古車価格や在庫は常に変動するため、購入時には最新の販売情報を確認してください。


2011・2020・2022・2023年式ならどの日産ノートを選ぶ?

年式だけで「これが一番」と決めるより、予算と何を重視するかで選ぶのが正解だと私は考えます。

まず予算最優先なら、2011年式には明確な魅力があります。

実際に元資料では数十万円クラスの車両が複数確認できます。1.5Lガソリン+CVTという比較的オーソドックスな構成のほか、1.6L+5MTという珍しい仕様まで存在するため、低価格車を探している人には面白い選択肢です。

ただし15年落ちクラスになるため、車両本体価格だけを見るのは危険です。

30万円で買った車に大きな整備費が必要になれば、結果的に新しい中古車との差が小さくなる可能性があります。

次に、価格とe-POWERのバランスを狙いたい人には2020年式が興味深い存在です。

旧型e-POWERの中古車には100万円を下回る掲載例もあり、e-POWERを比較的低予算から検討できます。

一方、2020年は世代切り替えの時期なので、検索画面の「2020年式」という表示だけを見て契約候補に入れないことを強くおすすめします。

2022年式は、3代目ノートの第2世代e-POWERを狙いつつ、2023年式などより価格がこなれていれば魅力が大きくなります。

中古車は1年古いだけで価格差が付くことがありますが、同じ世代なら、その差額が装備や状態の差に見合っているかを比較するのが私の好きな買い方です。

そして2023年式は、比較的新しい年式と充実した装備を重視する人に向いています。

全周囲カメラ、デジタルインナーミラー、プロパイロットを備えた掲載車なども見られ、現代的なコンパクトカーを求める人には選びやすい年代です。

ただ、元資料だけでも支払総額100万円台前半から200万円前後までかなり幅があります。

高年式だから何でも良いのではなく、「欲しい装備が付いている個体を必要以上に高く買わない」という視点が、お得感を重視するなら大切です。


日産ノートの年式比較から見える本当の狙い目を考察

ここからは筆者としての私見です。

2011年・2020年・2022年・2023年を並べてみて感じるのは、ノートは単純な「旧型から新型への正常進化」以上に、コンパクトカーとしての役割そのものを変えてきたモデルだということです。

2011年式では1.5Lガソリンが中心で、1.6L、5MT、電動式4WDまで選べました。

一方、2022年・2023年になると、第2世代e-POWERによる電動走行の魅力が商品価値の中心になっています。

つまり「同じノートだから、新しいほど上位互換」と単純には考えにくいのです。

購入費の安さやシンプルな構造を重視する人なら初代が合う可能性がありますし、電動車らしい走りや先進装備を求めるなら3代目のほうが明らかに目的に合います。

そして個人的に最も面白いのが2020年式です。

モデルチェンジの境目は、中古車選びでは少し面倒です。しかし、その面倒さこそ価格差を見つけるチャンスにもなります。

旧型だから悪い、新型だからお得という話ではありません。

たとえば旧型e-POWERの装備充実車が十分安くなっているなら、日常の買い物や通勤中心の人には非常に合理的な候補でしょう。

逆に旧型との価格差が小さいなら、第2世代e-POWERを採用する新しい世代まで予算を広げる価値が出てきます。

私なら中古車を比較するとき、「年式→価格」の順ではなく、世代→必要装備→走行距離と状態→最後に価格という順番で絞ります。

年式を最初の絶対条件にしてしまうと、装備の良い1年古い個体や、価格差の小さい新世代モデルを見落としやすいからです。

これは日産ノートに限らず、モデルチェンジをまたぐ中古車選び全般に使える考え方です。

特にノートの場合、2011年式、旧世代e-POWER、新世代e-POWERでは性格がかなり違います。「何年式がいいか」より先に「どの世代のノートが自分に合うか」を考えると、候補を選びやすくなるでしょう。


まとめ

日産ノートの2011・2020・2022・2023年モデルを比較すると、年式によって大きな違いがあります。

2011年式は初代E11型で、1.5L・1.6Lガソリンエンジンを中心に、CVT、4速AT、5MTなど幅広い仕様を選べました。中古車価格を抑えやすい反面、年数が経過しているため車両状態の確認が重要です。

2020年式は特に注意が必要で、2代目末期と2020年12月以降の3代目が関わるモデルチェンジ期です。「日産 ノート 2020」で探す場合は、年式だけでなく世代やグレードまで確認しましょう。

2022年式と2023年式は、第2世代e-POWERを搭載する3代目が中心です。電動車らしい走りや先進装備を重視するなら、この世代が有力候補になります。

中古車としてのお得感を考えるなら、「新しいほど良い」と決めつける必要はありません。

購入価格を抑えたいなら2011年式、価格とe-POWERのバランスなら2020年式、より新しい世代のe-POWERを狙うなら2022年式、年式や装備の新しさまで重視するなら2023年式というように、自分の優先順位から選ぶと分かりやすくなります。


よくある質問

日産ノート2020年式は旧型ですか?新型ですか?

2020年はモデル切り替え期のため、年式だけでは判断しにくい点に注意が必要です。中古車情報では「2012年9月~2021年8月」のモデル区分と「2020年12月~」のモデル区分があるため、初度登録時期やグレード、車両情報を確認してください。

日産ノート2011年式にはe-POWERがありますか?

2011年式のE11型に、現在のノートでおなじみのe-POWERはありません。1.5L・1.6L直列4気筒エンジンを搭載し、FFのCVT、4WDの4速AT、1.6Lの5MTなどが設定されていました。

なお、「e・4WD」という名称の電動式4WDは存在しますが、これは後輪をモーターで駆動する4WDシステムであり、後年の「e-POWER」とは別の仕組みです。名称が似ているので、中古車を調べる際は混同しないようにしたいところです。

日産ノート2022年モデルと2023年モデルならどちらがおすすめですか?

どちらも同じ3代目の流れにあるため、年式だけで決める必要はありません。中古車なら支払総額、走行距離、プロパイロットや全周囲カメラなどの装備、保証、車両状態を比較し、条件の良いほうを選ぶ方法が合理的です。

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