スズキ ジムニーノマドのカスタム入門|自分好みに仕上げるポイント

街乗りとアウトドアの両方を意識してシンプルにカスタムされた5ドアのクロスカントリーSUV

スズキ ジムニーノマドのカスタムは、まず実用性の高い内装・保護パーツから始め、外装、足回りへ段階的に進めるのが失敗しにくい選び方です。

2025年4月に販売が始まったジムニーノマド JC74Wは、すでに専用品が数多く登場しています。見た目だけでなく、荷室の使いやすさや乗り降り時の傷防止まで改善できるため、自分の使い方に合わせて少しずつ仕上げるのがおすすめです。

スズキ ジムニーノマドのカスタムは何から始める?

初めてジムニーノマドをカスタムするなら、フロアマット、ラゲッジマット、スカッフプレートなど、日常的に効果を感じやすいパーツから始めるのが堅実です。

ジムニーノマドは2025年4月に販売開始されたモデルで、型式はJC74W。登場からそれほど時間がたっていないにもかかわらず、専用カスタムパーツの選択肢はかなり広がっています。

参考にした専門店では、ジムニーノマド向けとして外装パーツ8点、内装パーツ46点、セット商品13点などが掲載され、別の専門店では192件もの対応商品が紹介されています。

つまり、すでに「パーツがなくて困る車」という段階ではありません。むしろ初心者にとって問題になるのは、選択肢が多すぎて、どこから手を付ければいいのか分からなくなることでしょう。

そこで私は、カスタムを大きく次の順番で考えるのが分かりやすいと思います。

  • 傷や汚れを防ぐ実用品
  • 収納や使い勝手を良くする内装用品
  • 見た目を変える外装パーツ
  • タイヤ・ホイールや足回り
  • 吸排気系など走りに関係するパーツ

いきなり大径タイヤやリフトアップから始めるよりも、毎日触れる場所や傷付きやすい場所から整えたほうが、支払った金額に対する満足感を得やすいです。

特に新車のうちは、サイドステップや荷室まわりをきれいな状態で維持したい人も多いはず。高級パーツを一気に装着するより、数千円から1万円台の実用品を選ぶほうが「お得感」という意味でも理にかなっています。


ジムニーノマドの内装カスタムでおすすめなのは?

内装では、フロア・荷室の保護、収納力アップ、操作部分の質感向上という3方向から考えると選びやすくなります。

実際、JC74W専用品として非常に多く用意されているのが内装関係です。

一例として、ラバータイプのラゲッジマット3Pは8,580円、AT車用フロアマットとラゲッジマットのセットは17,980円で掲載されています。

アウトドアで泥の付いた靴や荷物を載せる人にとって、こうしたマット類は見た目以上に実用的です。ジムニーノマドらしい使い方をするほど、内装の保護は早い段階で考えておきたいところです。

また、サイドステップ用スカッフプレート、ラゲッジスカッフプレート、インナードアプロテクションカバーといった傷防止パーツも豊富です。

サイドステップ用のスカッフプレートには1万円台の商品が複数あり、ラゲッジスカッフプレートでは7,280円の製品も確認できます。

こうしたパーツは派手さこそありませんが、乗り降りや荷物の出し入れで付きやすい傷を抑えられるのがメリットです。

私は、新車のカスタムではこの「地味だけれど毎日役立つ」という感覚を大切にしています。見た目の変化だけを追いかけると予算が膨らみますが、保護用品なら車をきれいに使うという目的も同時に果たせます。

収納系も充実しています。

JC74W専用品にはセンターコンソール収納増設キット、ラゲッジシェルフラック、サイドウィンドウガードを利用したリア収納ラック、サイドストレージパネルなどがあります。

ジムニーノマドは5ドア化によって日常性が高まったモデルだからこそ、収納の使いやすさを整えるカスタムとの相性がいいと考えられます。

さらに、インパネラインパネル11,000円、インパネアンダーパネル9,900円、コンソールロアパネル13,200円といった装飾系の専用品もあります。

最初からすべて付ける必要はありません。運転席に座ったときに「ここだけ少し物足りない」と思った場所を一つずつ変える程度でも、十分に自分好みの室内になります。


ジムニーノマドの外装カスタムはどこを変えると印象が変わる?

外装では、グリル、バンパーまわり、リアラダー、ホイールが見た目の変化を出しやすいポイントです。

2026年8月14日には、CRAFTWORKSがジムニー、ジムニーシエラ、ジムニーノマド向けのカスタムパーツを展開していることも紹介されました。

ラインナップはリアラダー、フロントバンパーガード、フォグライトカバー、ヘッドライトなど全24種類。予約を受け付けていた商品が2026年7月に入荷し、Amazonや楽天市場で販売されていると報じられています。

なかでも外観を大きく変えやすいのがヘッドライトです。

紹介された製品は、70系を思わせる3連LEDとポジションラインを組み合わせたデザインで、クラシックさと現代的な印象を両立させています。

フロントバンパーガードも、ノマドのスクエアなボディとの相性がいいパーツです。スチールやステンレスのガードを追加すると、街乗り中心の車でもアウトドアギアのような雰囲気が強まります。

さらに、フロントグリルにも複数の選択肢があります。

JC74W専用品ではJAOSフロントグリルが35,200円、APIOレイヤードグリルが48,400円、アングリースタイルのフロントグリルが49,500円など、ブランドや方向性によって価格もデザインもさまざまです。

ここで注意したいのは、外装パーツを一つずつ見るのではなく、車全体の方向性を先に決めることです。

クラシック風にするのか、アウトドア寄りにするのか、ブラックパーツを中心に無骨に仕上げるのか。この方向が曖昧なまま好きなパーツを足していくと、完成したときに統一感がなくなることがあります。

個人的には、ノマドの標準デザインはすでに十分個性的なので、最初はグリル、ガーニッシュ、マッドガードなど2〜3か所に絞るくらいがちょうどいいと感じます。


リアラダーやルーフラックは実用性も考えて選びたい

ジムニーノマドらしいカスタムとして注目したいのが、リアラダーやルーフラックです。

CRAFTWORKSから登場した24種類のアイテムにもリアラダーのスリムタイプが含まれています。

リアラダーは単純なドレスアップパーツではありません。ルーフラックに積んだ荷物へ後方からアクセスしやすくなり、キャンプ用品などを扱う際の利便性向上につながります。

別の専門店でもJC74専用リアラダーの固定式・折りたたみ式が用意されているほか、JAOSフラットラック type-Aが116,600円、BLACK BEARのルーフラックが136,180円で掲載されています。

ただし、ここは「見た目が格好いいから」という理由だけで追加すると、少しもったいない部分でもあります。

ルーフラックに何を載せるのか、リアラダーを実際に使うのかを考えてから装着したほうが、費用に見合ったカスタムになります。

特に普段は街乗りが中心で荷物も車内に収まる人なら、ラックを付ける前にラゲッジ収納を工夫するほうが実用的な場合もあります。

反対に、キャンプやアウトドアで長尺物や大型ギアを運ぶ人なら、ルーフまわりへの投資は満足度が高くなりやすいでしょう。

ここが、ジムニーノマドのカスタムで大切なポイントです。格好いいパーツではなく、自分の使い方に合うパーツを選ぶことが結果的に一番格好いい一台につながると私は考えています。


タイヤ・ホイールや足回りのカスタムは初心者でも必要?

タイヤ・ホイールは外観の印象を大きく変えますが、初心者なら急いで交換する必要はありません。

JC74専用品では16インチのホイール&タイヤセットが非常に多く用意されています。

たとえば、ロックケリー ダートマスターが192,500円、MID DOD ウシャリントバリが225,500円、デルタフォース オーバルが266,200円からとなっています。

さらに、レイズのボルクレーシング TE37 XT forJでは37万円台から38万円台の商品も掲載されており、ホイール選びだけでも予算にはかなり幅があります。

タイヤとホイールは車全体の雰囲気を大きく変える一方、サイズや重量、タイヤの特性によって乗り味にも影響します。

そのため「見た目だけ」で選ぶより、自分が舗装路中心なのか、雪道なのか、キャンプ場への未舗装路を走るのかまで考えることが重要です。

足回りでは、BILSTEINショックアブソーバーが140,800円、BATTLEZダンパーAJが93,500円、BATTLEZリフトアップセットAJコンプリートが194,700円といった商品があります。

さらに2インチアップのコンプリートキットなど、本格的なリフトアップ向け商品までそろっています。

この領域まで来ると、内装パネルやマットを交換する感覚とは少し違います。車高や足回りを変更すると走行特性にも関係するため、装着条件や保安基準、組み合わせるタイヤなどを確認したうえで専門店に相談するのが安心です。

私なら、購入直後は純正状態でしばらく乗ります。

そのうえで「もう少し乗り味を変えたい」「実際にオフロードを走るから車高が欲しい」と感じてから足回りに進みます。そのほうが、交換後の違いも理解しやすく、お金を使う目的も明確になります。


マフラーや吸気系まで変えるなら目的を明確にしよう

ジムニーノマドには、見た目や使い勝手だけでなく、吸排気系を中心としたパフォーマンス系カスタムも用意されています。

たとえば、BATTLEZエアクリーナー10,780円、ブリッツのカーボンパワーエアクリーナー58,300円、bradoハイパーチャンバーエアーインテークシステム53,900円などがあります。

マフラーについても選択肢は多く、BATTLEZマフラー ZS TCチタンカラーテールが83,600円、柿本マフラー ClassKRが69,300円、GTbox 06&Sが126,500円、左右出しのClassKRでは181,500円といった製品が掲載されています。

さらに、マフラーカッターなら5ZIGEN製13,640円、チタンテール仕様19,800円など、比較的手軽にリアビューを変えられるものもあります。

ここで考えたいのは、音や性能を本当に変えたいのか、それとも見た目を変えたいだけなのかという点です。

後者なら、いきなり10万円以上するマフラーを選ばなくても、マフラーカッターで十分満足できる可能性があります。

高価な部品ほど良いというわけではありません。自分が求める変化に必要な範囲まで費用を抑えることが、コスパ重視のカスタムでは重要です。

また、吸排気系やサブコンピューター、スロットルコントローラーといった機能系パーツは、適合確認や取り付け方法を十分チェックする必要があります。

参考サイトでも「適合については商品ページをご確認ください」と注意されています。JC74W用と書かれていても、年式、型、AT・MTなどによって条件が異なる商品があるためです。

特にジムニーノマド向けには「AT車専用」と明記されたフロアマット、センターコンソールボックス、ATシフトモニターなども存在します。

注文前に自分の車両情報と適合条件を確認する。地味ですが、これが一番大切なカスタムの基本です。


ジムニーノマドのカスタムは「三段階」で考えると失敗しにくい

私がジムニーノマドをこれからカスタムするなら、予算を三段階に分けます。

第一段階は、フロアマット、ラゲッジマット、スカッフプレート、ドアプロテクターなどの実用品です。

数千円から1万円台の商品を中心に、傷や汚れを防ぎながら日常の不便を減らします。

第二段階では、グリル、ガーニッシュ、マッドガード、収納用品などを追加し、少しずつ自分の好きな方向へ外観と使い勝手を整えます。

第三段階で初めて、タイヤ・ホイール、足回り、ルーフラック、マフラーといった高額パーツを検討します。

この順番には理由があります。

ジムニーノマドの専用品を見ると、2,000円前後の小物から30万円を超えるホイールセットまで、価格差が非常に大きいからです。

たとえばドアストライカーカバーは1,780円、マグネット式ドアハンドルプロテクターは2,380円。一方でレイズの16インチホイール&タイヤセットには30万円を超える商品もあります。

「カスタムする」と一言でいっても、必要な予算はまったく違います。

だからこそ、最初に総額50万円、100万円という大きな計画を立てる必要はありません。

まず1万円前後で不便を解消し、次に数万円で見た目を整える。それでも物足りなくなった段階で足回りやホイールへ進むほうが、後悔は少なくなると私は考えています。

そして、この方法にはもう一つメリットがあります。

ノーマル状態を知ってから変更できることです。

納車直後から大量のパーツを付けてしまうと、純正状態の良さや不満点が分からないままになります。

数週間、数か月乗って「ここが汚れやすい」「収納が足りない」「この角度から見るともう少し無骨にしたい」と感じた部分だけ変える。

その積み重ねのほうが、他人のデモカーをまねするより、本当の意味で「自分好み」のジムニーノマドになっていくはずです。


今後ジムニーノマドのカスタム市場はどうなりそう?

筆者としては、ジムニーノマドのカスタム用品は今後さらに充実していく可能性が高いと考えています。

2025年4月の販売開始後、すでに専門店で多数のJC74W専用品が掲載され、2026年7月にはCRAFTWORKSの新商品群も入荷しています。

既存のジムニーJB64W、ジムニーシエラJB74Wと共用できる製品もありますが、ジムニーノマド専用として開発された商品も増えています。

特にノマドは5ドアであるため、従来の3ドアモデルとは使い方が少し違います。

家族でのドライブや日常の買い物にも使いやすくなった分、ハードなオフロード用品だけでなく、後席まわりの保護、収納、ラゲッジ用品などの「生活に近いカスタム」が今後さらに重要になると私は見ています。

これはジムニーシエラの単なるロング版として考えないほうがいい部分です。

ノマドだからこそ、リアドア用のプロテクターや4ドア分のハンドルカバー、後席と荷室を含めた収納改善など、5ドアを前提とした商品選びが面白くなります。

一方で、カスタム市場が広がるほど「欲しいものを全部付ける」という選び方は危険です。

外装、インテリア、ホイール、足回り、マフラーを一通り変更すれば、簡単に数十万円単位の費用になります。

ジムニーノマドはノーマルのままでも特徴のあるデザインを持つ車です。だから私は、純正の良さを消すほど変更するよりも、自分が毎日不便に感じる部分と、見るたびに変えたいと思う部分だけにお金を使うほうが賢いと思います。

カスタムは完成させることが目的ではありません。

少し乗り、気になる場所を一つ変え、その違いを楽しむ。その繰り返しこそ、ジムニー系モデルのカスタムの面白さではないでしょうか。


まとめ

スズキ ジムニーノマド JC74Wは2025年4月に販売開始され、すでに内装、外装、足回り、吸排気系まで非常に多くの専用カスタムパーツが登場しています。

初心者なら、まずフロアマットやラゲッジマット、スカッフプレート、ドアプロテクターといった実用品から始めるのがおすすめです。

その後、グリルやガーニッシュ、リアラダーなどで外観を整え、必要になればホイール、足回り、マフラーへ進む。この順番なら、予算をコントロールしながら自分に必要な変化を確認できます。

数千円の小物から30万円を超えるタイヤ・ホイールセットまで選択肢があるからこそ、大切なのは金額ではなく目的です。

「何を付けるか」より先に「自分はこのノマドをどう使いたいのか」を決める。

街乗り中心なのか、キャンプへ行くのか、荷物をたくさん運ぶのか、無骨なスタイルにしたいのか。その答えが決まれば、本当に必要なパーツも自然に絞られてきます。

私なら、まずノーマルでしっかり乗り、実際に感じた不便から一つずつ改善します。

ジムニーノマドは、最初からすべてを完成させなくても楽しめる車です。少しずつ手を加えて、自分の暮らしに合った一台へ育てていく。その過程まで含めて楽しむのが、ノマドの賢いカスタム方法だと考えています。


よくある質問

ジムニーノマドのカスタムは最初に何をすればいい?

フロアマット、ラゲッジマット、スカッフプレートなど、傷や汚れを防げる実用品から始めるのがおすすめです。

比較的少ない予算で効果を実感しやすく、納車直後の車両をきれいに保つことにもつながります。

ジムニーノマド専用のカスタムパーツはもう多い?

はい。JC74W専用品として、内装パネル、マット、収納、グリル、リアラダー、ホイール、ショックアブソーバー、マフラーなど幅広い商品がすでに登場しています。

ただしJB64W・JB74Wとの共用品や、AT車専用品などもあるため、購入前には必ず対応型式や適合条件を確認してください。

ジムニーノマドはリフトアップしたほうがいい?

必ずしも必要ではありません。

街乗り中心なら純正状態で十分という人も多いはずです。悪路走行や外観変更など明確な目的が出てきてから検討し、足回りを変更する場合は適合や保安基準も含めて専門店に確認するのが安心です。