ホンダ フリードプラス ハイブリッドの中古車はどう選ぶ?4WDもチェック

フリードプラスをイメージしたコンパクトミニバンと中古車選びを表すキーやチェックリストのある明るい駐車場

ホンダ フリード+(プラス)ハイブリッドの中古車は、年式だけでなく、型式・駆動方式・整備記録・保証・支払総額をまとめて比較することが大切です。

フリード+は、3列シートのフリードとは異なる5人乗りの2列シート車で、低い荷室床と荷室用ユーティリティーボードを備えていました。ハイブリッドにはFFと4WDがあり、同じ車名でも荷室形状や装備が異なる場合があります。

情報確認日:2026年8月25日
※中古車の価格・台数・在庫は常に変動します。この記事では固定の相場を断定せず、車両を比較する基準を解説します。

フリード+ハイブリッドとは?世代を確認

Hondaは2016年9月16日、2列シート車のFREED+を発売しました。先代フリードスパイクの後継にあたる使い方を想定し、5人乗りと広い荷室を組み合わせたモデルです。

2016年登場モデルのハイブリッドは、1.5Lエンジンとi-DCD(7速デュアルクラッチトランスミッション)を組み合わせています。2024年6月に発売された現行フリードのe:HEVとは、ハイブリッドシステムもグレード構成も異なります。

中古車を検索するときは、少なくとも次の点を区別してください。

  • 2016年9月~2019年の前期型
  • 2019年10月以降の改良型
  • FFか4WDか
  • 5人乗りのフリード+か、3列シートのフリードか
  • ガソリン車かハイブリッド車か

出典:Honda「新型FREED/FREED+を発売」
Honda フリード(2024年5月終了モデル)

型式と4WDの見分け方

旧型フリード+ハイブリッドでは、一般にFFがGB7、4WDがGB8です。ただし、車名や販売店の説明だけで判断せず、車検証の「型式」と中古車の車両情報を照合してください。

確認項目見る場所・注意点
型式車検証。FFと4WDの取り違え防止に使う
正式グレード保証書、整備記録、中古車の車両情報
乗車定員フリード+は基本的に5人乗り
初度登録年月年式だけでなく改良前後を確認
修復歴「なし」の表示だけでなく、現車と書面を確認

Hondaは2016年の発表時、専用設計したハイブリッド用IPUによって4WDを設定したと説明しています。旧型最終期のHonda公式資料では、フリード+ HYBRID GのWLTCモード燃費はFFが20.9km/L、4WDが19.8km/Lです。これは国の審査値であり、中古車の実燃費を保証する数字ではありません。

出典:Honda フリード(2024年5月終了モデル)性能・安全

中古価格は平均値より支払総額を見る

中古車サイトの平均価格、価格帯、掲載台数は、集計日時・地域・検索条件で変わります。そのため「平均価格は○万円」「4WDは○台」といった数字を長期間使える相場として扱うことはできません。

比較するときは、同じ日に同じ条件で検索し、車両本体価格ではなく支払総額を見ます。

  • 初度登録年月
  • 走行距離
  • FF・4WD
  • グレードと装備
  • 修復歴
  • 車検残
  • 整備内容と保証
  • 陸送費を含む支払総額

高年式・低走行・4WD・特別仕様車などは価格が上がりやすい傾向があります。ただし、個別の掲載例だけで「この年式なら○万円が適正」とは判断できません。購入時点の複数台を同じ条件で比較してください。

どの年式を選ぶべき?

特定の年式だけを一律におすすめするより、予算と使用期間に合わせて状態の良い車を選ぶ方が現実的です。

重視すること探し方の目安
購入価格を抑える前期型も含め、整備記録と保証を優先
装備と年式のバランス2019年の改良前後を比較し、必要装備を確認
長く乗りたい低走行だけでなく、保管・点検・消耗品の状態を見る
雪道で使う4WDに加え、下回りと冬タイヤの状態も確認

走行距離が少なくても、長期間ほとんど動かしていない車が必ず良好とは限りません。反対に10万kmを超えていても、定期点検と必要な交換が続けられた車は候補になり得ます。距離だけで決めず、記録簿と現車確認を組み合わせましょう。

4WD中古車で確認したいこと

4WDは、雪道や滑りやすい路面での発進を補助しますが、制動距離を短くする装置ではありません。冬は路面に合ったタイヤが必要です。

降雪地域で使われた可能性がある車両では、次の点を確認します。

  • 下回り、サスペンション、マフラー周辺の腐食
  • 防錆処理の施工歴
  • 4本のタイヤの銘柄、サイズ、摩耗差、製造年週
  • スタッドレスタイヤの残り溝と硬化
  • 試乗時の異音や振動
  • 整備記録と保証の対象範囲

FFと4WDでは車両重量や荷室形状が異なります。車中泊用のボードや収納用品を使う予定なら、実車の荷室を確認してください。Honda公式も、フリード+はFF車と4WD車で荷室形状・容量が異なると案内しています。

出典:Honda フリード(2024年5月終了モデル)装備・室内空間

Honda SENSINGと装備の確認

Honda SENSINGはグレードや年式で装備状況が異なるため、「フリード+ハイブリッドならすべて同じ」と考えないようにします。車両の正式グレードと装備表を確認してください。

中古車では、機能の有無だけでなく、警告灯が点いていないか、カメラ周辺に損傷や社外部品の影響がないかも確認します。Honda SENSINGは運転を支援する機能であり、事故を自動的に防ぐものではありません。

出典:Honda フリード/フリード+ 予防安全性能

日常の使いやすさに関わる主な確認項目は次のとおりです。

  • 両側または片側パワースライドドアの動作
  • バックカメラとナビ
  • シートヒーター
  • ETC、ドライブレコーダー
  • エアコンの効き
  • 荷室用ユーティリティーボードと付属品

後付けできる装備と、後付けが難しい装備を分けて考えると、不要な上級グレードを選ばずに済みます。

ハイブリッド車の現車確認

旧型フリード+ハイブリッドはi-DCDを搭載しています。購入前には、できれば販売店の担当者同乗で試乗し、発進、低速走行、停止前、坂道、後退時の動きを確認してください。

あわせて、次の資料や状態を確認します。

  • 定期点検整備記録簿
  • ハイブリッドシステムやトランスミッションの警告履歴
  • 12Vバッテリーの交換歴
  • エンジンオイルなど消耗品の整備歴
  • リコール・改善対策の実施状況
  • 保証期間と対象部品

個人が短時間で駆動用バッテリーの状態を正確に判断するのは難しいため、診断内容を販売店へ確認し、口頭説明だけでなく保証書面も読みましょう。

10万km超の車両は避けるべき?

走行10万kmだけを境に、一律で良否を判断することはできません。重要なのは、整備履歴、現在の状態、購入後に必要な整備費、保証です。

価格が安い車両ほど、次の交換が近くないかを確認します。

  • タイヤ
  • 補機バッテリー
  • ブレーキ部品
  • ワイパーやゴム部品
  • エアコンやスライドドア関連部品

購入直後の整備費まで見積もり、保証付きの別車両と支払総額で比べると判断しやすくなります。

Honda認定中古車も比較する

中古車選びに慣れていない場合は、Honda認定中古車を含めて比較すると、点検内容や保証条件を確認しやすくなります。ただし、認定中古車なら無条件に最適というわけではありません。

一般販売店の車両も含め、次の条件を書面で比較してください。

  • 納車前整備の内容
  • 保証期間・走行距離・対象部品
  • 修復歴と車両状態評価
  • 返品・交換に関する条件
  • 遠方購入時の陸送費と保証修理の窓口

現行フリードとも比較するべき?

旧型フリード+の高年式・低走行車は、中古価格が高くなる場合があります。その場合は、中古だから安いと決めつけず、現行フリードの5人乗り仕様を同じ支払条件で比較しましょう。

ただし、現行型では「フリード+」という名称や旧型と同じ荷室構成は使われていません。価格だけでなく、荷室の形、ハイブリッドシステム、装備、保証、納期まで含めて比較する必要があります。

現行モデルの価格は改定される可能性があるため、Honda フリード公式サイトと販売店の見積もりで確認してください。

まとめ

フリード+ハイブリッドの中古車は、5人乗りと広い荷室を求める人に検討しやすいモデルです。ただし、2016年から2024年まで販売された旧型のため、年式・型式・FF/4WD・グレード・車両状態に幅があります。

中古価格や掲載台数は変動するので、固定相場ではなく、同じ日に同じ条件で支払総額を比較してください。4WDでは下回りと冬タイヤ、ハイブリッド車では整備記録・警告履歴・保証を特に確認します。

年式や走行距離だけで決めず、自分の荷物を載せられるか現車で確かめ、購入後の整備費まで含めて選ぶことが大切です。

よくある質問

中古車の平均価格はいくらですか?

平均価格は、中古車サイト、集計日、地域、検索条件で変わります。購入時点の最新情報を確認し、平均額ではなく候補車の支払総額、整備、保証を比較してください。

4WDの中古車は少ないですか?

一般にFFより候補が限られやすいものの、正確な台数は在庫の入れ替わりで変わります。地域を広げて探す場合は、陸送費と購入後の保証修理窓口も確認してください。

走行距離10万km超は避けるべきですか?

走行距離だけで一律に判断はできません。整備記録、現車の状態、保証、購入後に必要な消耗品交換を確認し、総費用で比較してください。