日産新型キックスの最新情報まとめ!画像・仕様・e-POWERを徹底チェック

都会的でワイドな新型コンパクトSUVと第3世代e-POWERをイメージした先進的なシーン

日産新型キックスは、2026年6月18日にフルモデルチェンジして発売され、第3世代e-POWERやe-4ORCE、広くなった室内、力強いデザインまで大幅に進化しました。

旧型から約6年ぶりの刷新となり、価格は299万9700円から。発売後の受注も好調で、2026年8月3日時点では1万1388台に達しています。

日産新型キックスの最新情報は?2026年6月18日に全面刷新

日産新型キックスは、2026年6月18日に発売された現行モデルです。

日本では2020年に登場した先代から約6年ぶりのフルモデルチェンジとなり、単なるデザイン変更ではなく、プラットフォーム、パワートレーン、室内空間、四輪駆動システムまで広範囲に手が入っています。

新型のコンセプトは「タフ&アジャイル」。アメリカンフットボール選手のような力強さと俊敏さをイメージし、フロントフェイスにもアメリカンフットボールのヘルメットから着想を得たデザインが採用されました。

従来型で使われていたVプラットフォームから、新型ではCMF-Bプラットフォームへ変更されています。

ボディサイズは全長4365mm、全幅1800mm、全高1615mmが基本で、4WD車は全高1610mm。ホイールベースは2655mmです。

先代と比べると全長は75mm、全幅は40mm拡大しています。

つまり新型キックスは、従来の「扱いやすい小型SUV」という立ち位置を残しながらも、ひと回り堂々とした車格へ寄せてきたモデルと考えると分かりやすいでしょう。

一方で全幅1800mmになった点は、購入前に確認したいポイントです。

日本の狭い住宅街や機械式駐車場では、数値上の40mm拡大以上に大きく感じる可能性があります。試乗レビューでも、実車は写真以上に大きくスタイリッシュに感じる一方、狭い道路では幅に気を使うという声が出ています。

個人的には、この1800mmという全幅が新型キックス選びの一つの分岐点だと思います。

見栄えや後席の余裕を手に入れた代わりに、「とにかくコンパクトで気楽に扱えるSUV」という旧型の長所からは少し方向転換した印象です。


日産新型キックスの画像で分かる外観の進化とは?

日産新型キックスの画像を見ると、旧型との違いが最も分かりやすいのはフロントフェイスです。

水平基調のワイドなグリルと薄型LEDヘッドライトをシームレスにつなげ、車幅の広さを強調するデザインに変わりました。

特に上級のGグレードでは、グロスブラックの加飾や専用19インチアルミホイールを採用。都市型SUVらしい上質感が強調されています。

Gグレードのタイヤサイズは225/45R19です。

対するXグレードは17インチアルミホイールを採用し、タイヤサイズは215/60R17。無塗装樹脂のアーチモールやブラックアウトしたロア部分によって、アウトドア寄りのタフな雰囲気に仕上げています。

同じ新型キックスでも、GとXではかなりキャラクターが違います。

Gは「都会で映える上質SUV」、X系は「道具感のある実用SUV」という分け方が分かりやすいでしょう。

リアには左右を横断するテールランプを配置し、黒いグラフィックと組み合わせてワイド感を強調しています。

横から見るとフェンダーの張り出しが大きく、ルーフ後端へ向かって滑らかに傾斜するシルエットも特徴です。

日産公式ギャラリーでは外観や内装の画像が用意されており、MOTAでは記事本文39枚、フォトギャラリーを含めて全62枚の新型キックス画像が紹介されました。

写真を見るときは、単に「かっこいいか」だけでなく、19インチのGと17インチのXで足元の印象がどれほど違うかも確認しておくのがおすすめです。

※画像はAIによるイメージ

私は、ここが新型キックスの意外に重要なポイントだと感じます。

上級Gの19インチは見た目の迫力では有利ですが、試乗では17インチ仕様のX e-4ORCEについて、荒れた路面でのしなやかさが高く評価されています。

新車選びではつい最上級グレードに目が向きますが、写真映えと実際の乗り心地は必ずしも同じ方向ではありません。

見た目だけでGに決めず、17インチ仕様も実際に乗り比べる価値がありそうです。


日産新型キックスの仕様は?サイズ・価格・燃費をチェック

日産新型キックスには、2WDと4WDのe-4ORCEが設定されています。

主なグレードと価格、WLTCモード燃費を整理すると次のようになります。

グレード 駆動方式 価格の目安 WLTC燃費
X シンプルパッケージ 2WD 299万円台 25.7km/L
X 2WD 325万円台 25.7km/L
X+ 2WD 354万円台 25.7km/L
G 2WD 389万円台 23.4km/L
X e-4ORCE シンプルパッケージ 4WD 334万円台 21.5km/L
X e-4ORCE 4WD 359万円台 21.5km/L
X+ e-4ORCE 4WD 389万円台 21.5km/L
G e-4ORCE 4WD 424万円台 20.1km/L

日産公式のメーカー希望小売価格は299万9700円からです。

なお、メーカー希望小売価格は参考価格で、実際の販売価格は販売会社によって異なります。オプションや諸費用も別途必要になるため、購入時の最新価格は販売店で確認しておきましょう。

エンジン排気量は1433ccで、発電用エンジンの最高出力は72kW、98PS。最高トルクは115N・mです。

2WDモデルの駆動用モーターは最高出力105kW、143PS、最大トルク315N・mを発生します。

最小回転半径は5.3mです。

全長4365mm×全幅1800mmというボディサイズを考えれば、極端に取り回しが悪い数字ではありません。

そして燃費で注目したいのが、2WDのX系でWLTCモード25.7km/Lを実現していることです。

第3世代e-POWERの採用によって、旧型からWLTCモード燃費は約11%向上したとされています。

一方、装備の充実したGでは23.4km/L、G e-4ORCEでは20.1km/Lです。

そのため燃費と価格を重視する人にとっては、必ずしも最上級Gが最適とは限りません。

「高いグレードほど正解」と考えるより、必要な装備とタイヤサイズ、駆動方式を整理して選んだほうが、新型キックスでは満足度が高くなると思います。


日産新型キックスe-POWERは何が変わった?

新型キックス最大の技術的な注目点が、日本市場で第3世代e-POWERを採用したことです。

e-POWERは、ガソリンエンジンで直接タイヤを駆動する一般的なハイブリッドとは仕組みが異なります。

エンジンは基本的に発電を担当し、タイヤを動かす主役はモーターです。

そのためアクセル操作に対する反応が速く、電気自動車に近い滑らかな加速感を得やすいことが特徴です。

新型キックスでは、発電専用の1.4リッター自然吸気エンジンとともに、モーター、インバーター、減速機、増速機、発電機を一体化した5-in-1電動ユニットを日産として初めて搭載しました。

このユニットは旧型比で剛性を60%高めたとされています。

また、エンジンを効率よく動かせるようになったことで、50km/h走行時にエンジンが作動している条件では、騒音を4.5dB低減。

市街地を約10分走行する想定では、従来4回だったエンジン始動回数を1回まで減らせたというデータもあります。

ここは単純な「馬力アップ」以上に重要です。

e-POWERではモーター走行そのものが滑らかでも、発電のためにエンジンが頻繁に始動すると、静かな車内との落差が気になることがあります。

そのエンジンの存在感そのものを小さくする方向に進化したのが、第3世代e-POWERの大きな特徴です。

実際の試乗でも、街中ではエンジンの存在をあまり感じないほど静粛性が高く、高速道路でも巡航に戻ると静かな環境になるという評価が出ています。

個人的には、新型キックスを見るならカタログ上の25.7km/Lだけでなく、「エンジンがいつ動いたのか気になりにくいか」を試乗で確認してほしいと思います。

e-POWERの価値は燃費だけではなく、この自然な電動感にこそあるからです。


e-4ORCEは必要?新型キックス4WDの特徴

新型キックスには、日産独自の電動駆動4輪制御技術「e-4ORCE」が設定されています。

前後2基のモーターとブレーキを統合的に制御し、発進や加速だけでなく、旋回時や減速時の車両姿勢まで整える仕組みです。

4WDというと「雪国のための装備」という印象を持つ人も多いでしょう。

しかし、新型キックスのe-4ORCEは悪路走破性だけでなく、普段の舗装路での乗り心地や曲がりやすさも狙っている点が特徴です。

X e-4ORCEの17インチ仕様を試乗した評価では、60扁平タイヤによるしなやかな乗り味と、e-4ORCEによる機敏な旋回性能の組み合わせが高く評価されています。

さらにe-4ORCE仕様には「SPORT」「STANDARD」「ECO」に加えて、新型キックスとして初めてSNOWモードも設定されています。

※画像はAIによるイメージ

発売後の受注を見ると、2WDが65%、e-4ORCEが35%でした。

旧型より4WDを選ぶ人が増えており、日産ではメディアでの走行評価や販売店での試乗が、e-4ORCE人気につながっていると分析しています。

降雪地域ではない販売店でも、試乗したユーザーから「初めて4WDが欲しいと思った」という趣旨の反応があったと紹介されています。

これはかなり興味深い動きです。

4WDを保険として選ぶのではなく、乗り味そのものを良くするために選ぶ人が増えているからです。

コスパ重視で考えるなら、当然2WDのほうが車両価格と燃費では有利です。

ただし新型キックスでは、e-4ORCEを単なる雪道対策と考えず、「乗り心地や操縦性も含めて追加費用に価値があるか」で判断したほうがよいでしょう。


日産新型キックスの内装・後席・荷室はどこまで広くなった?

新型キックスの室内は、外観以上に進化を感じやすい部分です。

インストルメントパネル、センターコンソール、ドアトリムには合皮やファブリックなどの柔らかい素材を使い、見た目だけでなく手で触れたときの質感も重視しています。

上級Gでは合皮シートを採用し、パノラミックガラスルーフも標準装備されます。

メーターとセンターディスプレイには、12.3インチ画面を2枚並べた統合型インターフェースディスプレイを採用。

Google搭載のNissanConnectインフォテインメントシステムも設定されています。

一方で、Google搭載機能を省いた「NissanConnectインフォテインメントシステム[シンプル]」もあり、こちらでは「ナビゲーション by ゼンリン」が使用されます。

GではNissanConnectインフォテインメントシステムの装着率が82%、X+でも59%に達しています。

新型キックス購入者が、単に低価格を求めるのではなく、先進装備にも予算をかけていることが分かります。

さらにGでは、前席ヘッドレストにスピーカーを内蔵するBOSEパーソナルプラスサウンドシステムも選択可能です。

そして私が新型キックスで特に注目したいのが後席です。

先代で弱点になりやすかった後席の膝まわりや頭上空間が拡大され、4.5度のリクライニング機能やアームレストも追加されました。

後席左右にはゼログラビティーシートも採用されています。

試乗記事では、BセグメントSUVとしてはかなり余裕があり、ライバルとしてホンダ・ヴェゼルを意識して開発したことが感じられる広さと評価されています。

ラゲッジ容量も476Lを確保し、開口部を拡大。後席を倒すことで長尺物やアウトドア用品にも対応できます。

100V・1500WのAC電源は、シンプルパッケージを除くグレードでオプション設定されています。

キャンプ用品だけでなく、停電時に家電へ給電したい人にとっても魅力のある装備です。

つまり新型キックスは、「運転する人のためのコンパクトSUV」から、後席や荷室まで含めて家族で使いやすいSUVへ一歩広がったモデルと見ることができます。


新型キックスは売れている?受注1万1388台の中身

新型キックスは発売直後から受注が好調です。

日産によると、2026年8月3日時点の受注台数は1万1388台となりました。

6月18日の発売から2か月足らずで1万1000台を超えた計算です。

興味深いのは、安価なXやXシンプルパッケージだけでなく、2WD、4WDともにGやX+といった上位グレードの人気が高いことです。

日産は当初、競合車に対する価格競争力を持たせたX系の需要も強いと想定していましたが、初期受注では予想以上に上級グレードへ人気が集まりました。

ボディカラーでも、新型ならではの傾向が出ています。

2トーンカラーの比率は44%。旧型キックスでは28%だったため、新型では大きく増えています。

日産は、個性的なエクステリアと2トーンカラーの相性が良いことが理由の一つと分析しています。

G専用のコミュニケーションカラー「レゾナンスブルー」は、G購入者の15%に選ばれているとのことです。

購入前に乗っていたメーカーを見ると、77%が日産車、23%が他社車でした。

発売初期は旧型キックスやエクストレイルなどからの乗り換えが多かった一方、他社からの乗り換え比率は6月の18%から7月には26%へ上昇しています。

年齢では50代が最も多く、30代以下と40代を合わせると33%でした。

日産としては若い世代にも訴求を強めていく考えです。

販売店からは、展示車を見て来店した人や、短時間の試乗をきっかけに購入意欲が高まったユーザーがいることも報告されています。

デザインについて「かっこいい」、走りについて「楽しい」、価格について「想像より安い」「内容を考えるとお買い得」といった趣旨の反応が出ていることも紹介されました。

もちろん発売直後は新型車を待っていた日産ファンの注文が多く入りやすいため、初期受注だけで長期的な人気を判断することはできません。

それでも、安価なグレード一辺倒ではなく上位仕様やe-4ORCEが選ばれている点は、新型キックスの商品力を見るうえで意味のある数字だと考えます。


新型キックスの納期と今後はどうなる?

新型キックスでは、発売初期にグレードやメーカーオプションの注文が想定を上回り、一時的に案内される納期が長くなったとされています。

日産はサプライヤーとの連携を強め、少しでも早く納車できる体制作りを進めていると説明しています。

実際の購入者の投稿では、2026年8月時点で9月中旬の納車予定を案内された例もありますが、納期はグレード、ボディカラー、オプション、地域などによって変わります。

注文時には販売店で最新状況を確認するのが確実です。

生産についても新型キックスには大きな背景があります。

現在、新型キックスを生産しているのは神奈川県横須賀市の追浜工場です。

追浜工場ではノートやオーラなど日産の主力モデルも生産しており、新型キックスを含め生産能力を活用している状態とされています。

一方、追浜工場は閉鎖が決定しており、閉鎖後は九州の工場でキックスの生産を継続する方針です。

クルマそのものの性能とは直接関係ありませんが、日産の国内生産体制が大きく変わる節目に登場したモデルという意味では、新型キックスは象徴的な1台でもあります。

さらに今冬には、専用の内外装パーツや防水シートなどを採用するカスタムモデル「ROCK CREEK(ロッククリーク)」の発売も予定されています。

アウトドア色を強めたい人は、通常モデルだけで即決せず、ROCK CREEKの詳細を待って比較するのも一つの方法でしょう。


新型キックスをどう評価する?価格だけで選ばないSUVになった

ここからは私見です。

新型キックスを一通り見て最も印象的なのは、日産が「安めのコンパクトSUV」だけを狙わなかったことです。

299万9700円から買える入口を残しながら、G e-4ORCEでは400万円を超える価格帯まで設定し、BOSE、パノラミックガラスルーフ、NissanConnect、19インチホイールなどを組み合わせています。

それでも実際には上位グレードがよく選ばれています。

これは、新型キックスが単純な価格勝負ではなく、デザイン、電動走行、室内の快適性を含めた「少しこだわって選ぶSUV」として受け入れられている証拠の一つだと考えられます。

ただ、私なら購入時に一度立ち止まって、GだけでなくX+やX e-4ORCEも比較します。

理由は17インチ仕様の存在です。

一般的にホイールが大きいほど見た目の迫力は増しますが、タイヤの厚みは薄くなり、価格や交換費用も高くなる傾向があります。

今回の試乗評価では、17インチのX e-4ORCEが荒れた道路でしなやかに走り、e-4ORCEによって旋回性もしっかり確保されていました。

これはコスパ重視の車選びでは見逃せません。

「最高級グレードが最良」ではなく、17インチ+e-4ORCEという組み合わせが、実用面では隠れた本命になる可能性があると私は感じます。

一方、とにかく燃費と価格を優先するなら、WLTC25.7km/Lの2WD X系が合理的です。

新型キックスはグレードによって性格がかなり変わるため、予算だけで上から削っていくより、「燃費」「乗り心地」「4WD」「内装装備」の優先順位を先に決めたほうが選びやすいでしょう。

第3世代e-POWERについても、スペック表だけでは判断しにくい部分です。

静粛性やモーターならではのレスポンスは、実際に運転してこそ差を感じやすいので、購入候補なら2WDとe-4ORCEを連続して試乗するのがおすすめです。

新型キックスは、画像を見て惹かれ、試乗するとさらに印象が変わるタイプのクルマだと思います。


まとめ

日産新型キックスは、2026年6月18日に発売されたフルモデルチェンジ車で、価格は299万9700円からです。

ボディは全長4365mm、全幅1800mmへ大型化し、力強い外観と広くなった後席、476Lのラゲッジスペースなど、日常での使いやすさを大きく高めました。

走りでは第3世代e-POWERを日本市場で採用し、5-in-1電動ユニットによって静粛性や効率を向上。2WDのX系ではWLTCモード25.7km/Lを実現しています。

さらにe-4ORCEも用意され、2026年8月3日時点の受注では4WD比率が35%に達しました。

受注総数は1万1388台で、GやX+など上位グレードの人気も高く、新型キックスが「価格だけで選ぶコンパクトSUV」ではなくなっていることがうかがえます。

画像で見るデザインの迫力、第3世代e-POWERの静かさ、17インチと19インチの乗り味、そしてe-4ORCEの効果まで含めて比較すれば、自分に合う新型キックスがかなり見えやすくなるでしょう。


よくある質問

日産新型キックスはいつ発売されましたか?

日産新型キックスは2026年6月18日に発売されました。先代から約6年ぶりとなるフルモデルチェンジです。

日産新型キックスの価格はいくらからですか?

メーカー希望小売価格は299万9700円からです。グレードやe-4ORCEの有無、メーカーオプションによって価格は変わります。

日産新型キックスのe-POWER燃費はどのくらいですか?

2WDのX系グレードではWLTCモード25.7km/Lです。Gは23.4km/L、4WDのe-4ORCE系は21.5km/L、G e-4ORCEは20.1km/Lとなっています。