日産テラノをカスタムするなら?パーツ・タイヤサイズ・ピックアップ仕様を紹介

クラシックな日産テラノを16インチホイールとオールテレーンタイヤでアウトドア風にカスタムしたイメージ

日産テラノをカスタムするときは、最初に車検証で世代・型式・年式・グレードを特定する必要があります。国内テラノは初代WD21型系(1986年8月~1995年9月)と2代目R50型系(1995年9月~2002年8月)で、車体や純正タイヤ、適合部品が異なります。

この記事は2026年8月25日に確認した日産公式旧型資料と国土交通省の情報を基にしています。部品の販売状況や中古価格は変動するため、固定の在庫数・相場・おすすめ商品は掲載しません。

WD21とR50を分けて考える

初代テラノの正式な型式系はWD21です。「D21」は関連するダットサントラックの型式として使われるため、テラノの型式と同一視しないでください。2代目はR50型系で、テラノ レグラスも含め車名型式が複数あります。

同じR50系でも標準ボディ/ワイドボディ、2WD/4WD、ガソリン/ディーゼル、グレードで部品が異なります。「テラノ用」という表示だけでは適合根拠になりません。

モデル期間は日産公式FAQ、R50系は日産旧型WEBカタログで確認できます。

整備をカスタムより先に行う

販売終了から長期間経過した車両では、タイヤ、ブレーキ、ステアリング、ハブ、サスペンション、冷却系、4WD機構、腐食を先に点検します。劣化した状態で大径タイヤや車高変更を行うと、負担や不具合を増やす可能性があります。

点検記録簿と改造履歴を確認し、旧車と4WDに詳しい認証工場へ相談しましょう。中古部品は外観だけでなく、亀裂、変形、腐食、品番、取付部を確認します。

R50系の純正タイヤもグレードで異なる

日産の1999年R50系公式装備表には、次の純正設定が掲載されています。

  • 245/70R16 107S
  • 255/65R16 109S
  • 215/80R16 103S
  • 16×7JJホイール(アルミまたはスチール、グレード別)

これは1999年資料の対象グレードに限った情報で、すべてのR50やWD21へ共通ではありません。公式表は日産「テラノ・レグラス主要装備一覧」で確認できます。

WD21型系も年式、標準/ワイド、グレードでサイズが異なります。本記事で一つの純正サイズへ固定せず、当該年式の取扱説明書、ドア開口部表示、純正カタログ、車台番号による日産販売会社の確認を優先します。

245/70R16へ交換できるとは一律に言えない

245/70R16はR50系の一部グレードに純正設定がありますが、別グレードやWD21に無条件で装着できるという意味ではありません。タイヤ外径だけでなく、ロードインデックス、速度記号、ホイール幅・径、PCD、穴数、ハブ径、インセット、ナット座面を確認する必要があります。

装着後は車体、ブレーキ、ステアリング、サスペンションに干渉せず、最大操舵や沈み込みでも接触しないことが必要です。スペアタイヤも外径・取付位置を確認してください。

A/T・M/Tタイヤの選び方

A/TやM/Tという分類だけで安全性や走破性は決まりません。舗装路中心なら、濡れた路面の制動、騒音、乗り心地、燃費も確認します。雪道ではA/TやM/Tの外観ではなく、使用地域に適した冬用性能・表示を確認してください。

車両の軸重と最高速度に対して、タイヤの負荷能力と速度記号が不足してはいけません。空気圧もタイヤ店と車両メーカーへ確認し、見た目だけで低く設定しないでください。

はみ出し・速度計・車高変更の注意

国土交通省は、タイヤやホイールなど回転部分が車体から突出する改造を不正改造の例として案内しています。ホイールのインセットが違えば、標準タイヤサイズでもはみ出す場合があります。

外径変更は速度計表示、加速・制動、フェンダー内の余裕、変速・4WD制御へ影響する可能性があります。リフトアップは灯火、最低地上高、全高、直前直左の視界、アライメント、プロペラシャフト角度などの確認が必要です。

寸法、車体形状、乗車定員、用途など登録内容に関わる変更は構造等変更検査が必要になる場合があります。作業前に運輸支局、検査機関、認証工場へ具体的な改造内容を示して確認してください。

国土交通省の注意は「不正改造の具体例」で確認できます。

ピックアップ化は外装部品の交換とは別

WD21テラノはD21系トラックと関係がありますが、テラノの屋根・後部車体を切断して荷台を作る改造は、単なる「ピックアップ風カスタム」ではありません。車体強度、乗車定員、用途、寸法、灯火、燃料系、荷台の安全性など広い範囲に影響します。

国土交通省は荷台など物品積載装置について、堅ろうで安全・確実に積載できる構造を求めています。専門業者による設計、強度・保安基準の確認、必要な構造等変更検査なしに施工・公道走行すべきではありません。

見た目を近づける場合も、バンパー、灯火、ナンバー、歩行者保護、突起の基準を守る必要があります。

部品調達と中古パーツ

旧車用部品は廃番、在庫切れ、受注生産になることがあります。過去に販売されていた商品を現在も購入できるとは限りません。メーカー品番と適合型式を販売元へ確認し、重要保安部品は状態不明の中古品を安易に使用しないでください。

中古ホイールは亀裂・歪み・腐食、中古タイヤは製造年・ひび・偏摩耗・修理歴を確認します。取付後は規定トルクで締め、走行後の増し締めや日常点検を製品指示に従って行います。

まとめ

テラノはWD21型系とR50型系で仕様が異なり、純正タイヤも年式・ボディ・グレードごとに確認が必要です。245/70R16はR50系の一部純正設定ですが、全車への適合を保証しません。

タイヤの荷重・速度能力、ホイール寸法、干渉、はみ出し、速度計を確認し、車高や車体を変える場合は事前に認証工場と検査機関へ相談してください。整備と安全を外観より優先しましょう。

よくある質問

245/70R16に交換できますか?

R50系の一部には純正設定がありますが、全車には適用できません。車検証、純正指定、ホイール寸法、干渉と保安基準を専門店で確認してください。

カスタムパーツは今も買えますか?

流通している場合がありますが、在庫は変動します。型式・年式・エンジン・ボディへの適合と、販売元の最新在庫を確認してください。

テラノをピックアップにできますか?

車体切断を伴う改造は強度や登録内容に関わります。専門設計と保安基準確認、必要な構造等変更検査なしに公道走行できるとは考えないでください。