「新型レヴォーグは燃費悪すぎ?」という疑問への答えは、街乗りや短距離ではかなり厳しい一方、高速・長距離では大きく伸びる車というのが実際の口コミから見える結論です。
レヴォーグは走行性能やAWD、長距離性能への評価が高い反面、燃費の評価は低め。特に信号の多い市街地や短距離走行では、6〜10km/L程度という報告もあり、「思ったより悪い」と感じるユーザーが少なくありません。
新型レヴォーグは本当に燃費悪すぎ?口コミを見ると差が大きい
レヴォーグの燃費について調べると、最初に気になるのが口コミの数字です。
e燃費に掲載されているレヴォーグの車レビューでは、総合評価は4.1ポイント。一方、項目別では燃費が3ポイントなのに対し、走行性能は4.6ポイント、積載性・収納性は4.4ポイント、エクステリアとインテリアはいずれも4.3ポイントでした。
つまり、レヴォーグという車そのものへの評価は比較的高いのに、燃費だけが弱点として意識されやすい構図です。
実際、2015年2月1日の投稿では、購入後の燃費について「9km/Lがやっと」という趣旨の報告があり、状況によっては8km/L台前半も覚悟しているとされています。
2018年7月19日のレビューでは、夏にエアコンを使い、短距離中心だと6km/L程度。一方、遠出では11km/L以上まで伸びたと報告されています。
さらに2018年6月14日には、1日の走行距離が10km未満というユーザーから、燃費が約6km/Lという投稿もありました。
これだけ見ると「新型レヴォーグ燃費悪すぎ」という検索ワードが生まれるのも不思議ではありません。
ただし、ここで大事なのは、レヴォーグの燃費を一つの数字だけで判断しないことです。
口コミを詳しく読むと、短距離・渋滞・街中では悪化しやすく、流れの良い道路や高速道路では大幅に改善するという傾向がかなりはっきりしています。
これはレヴォーグ選びで非常に重要なポイントだと私は感じます。
燃費が10km/Lか15km/Lかという単純な話ではなく、「どこを、どのくらいの距離走るのか」で印象がまるで別の車になるからです。
街乗り6〜9km/L、高速14〜17km/Lという口コミも
レヴォーグの燃費が分かりにくい最大の理由は、走行条件による差がかなり大きいことです。
2016年8月15日に投稿された2.0Lモデルのレビューでは、横浜市内のストップ&ゴーが多い街乗りで平均8〜9km/L程度。最低では6.79km/Lを記録したとされています。
ところが首都高速などを利用した30〜200km程度の移動では10〜13km/L台。
さらに片道200kmを超える長距離では14〜15km/L程度となり、高速道路を約200km連続して走った区間では、最高17.7km/Lを記録しています。
横浜市緑区から高知県須崎市まで、瀬戸大橋経由で走行し、ワンタンク820kmを無給油で走った実績も紹介されていました。
かなり極端ですよね。
街乗りでは8km/L前後なのに、条件が良ければ17km/L台まで伸びる。
同じ車なのに、ほぼ倍の差があります。
2015年7月17日に投稿された2.0 GT-Sの例でも、往復約2000kmのドライブで平均燃費は14km/L強。日常の通勤では10.8〜11.4km/L程度だったとされています。
また、2015年5月16日の2.0 GT-Sユーザーは、約8000km走った平均燃費を約13km/Lと報告。ストップ&ゴーが増えると10km/Lを割るものの、流れのよい道路では11km/L以上走れるとしています。
一方、箱根ターンパイクをS#モードで積極的に走った際には5km/Lを下回ったという話もあります。
レヴォーグの燃費は、まさにアクセルの使い方と道路環境を映す鏡のようなものです。
短距離や発進の繰り返しが多ければ悪く、一定速度で長く走れば伸びる。
この性格を理解せず、「排気量が小さいから燃費も良いだろう」と考えると、購入後のギャップが大きくなりやすいでしょう。

なぜレヴォーグは街乗りで燃費が悪くなりやすい?
では、なぜレヴォーグは市街地で燃費が伸びにくいのでしょうか。
参考になるのが、2015年6月5日に価格.comで始まった「燃費ってこんなものですか」というクチコミです。
投稿者は1.6 EyeSight Proud Editionを1週間借り、カタログ燃費16km/Lに対して実際には9km/L前後だったと報告しています。
自宅にある3.5Lのエスティマ3.5アエラスも約9km/Lだったため、「排気量が大きく違うのに燃費が変わらない」と驚いたわけです。
その前に借りたホンダ・ヴェゼル ハイブリッドZでは、カタログ値24.2km/Lに対して約19km/L走ったとも書かれています。
この比較だけなら、確かにレヴォーグの数字はかなり悪く見えます。
しかし掲示板では、レヴォーグの四輪駆動、車重、ターボ、走行環境を考慮すべきだという意見が多く寄せられました。
ある投稿では、当時のJC08モード16.0km/Lに対し、街乗りではその60〜70%程度になることがあり、計算上は9.6〜11.2km/L程度になると説明されています。
別の1.6GT-Sユーザーは、購入当初の一般道では9〜10km/L程度だったものの、運転に慣れてから都内幹線道路で11〜12km/L、高速道路では14〜15km/L程度まで伸びたと報告しています。
さらに約11か月乗った1.6Lユーザーの例では、
- 約4kmの通勤:7km/L
- 約10kmの街中:9〜12km/L
- 高速道路:12〜15km/L
- 信号の少ない約50kmの一般道:14〜17km/L
という具体的な数字が示されています。
この結果を見ると、レヴォーグが特別に「壊れているから燃費が悪い」というより、発進・停止が多い条件を苦手としていることが分かります。
車は停止状態から約1.5トン級の車体を加速させる時に多くのエネルギーを使います。
そこにAWDやターボエンジンというレヴォーグらしい構成が加わるため、低速移動を何度も繰り返す使い方では、燃費最優先のハイブリッド車ほど有利にはなりません。
逆に50〜80km/h程度で巡航できる道路では、アクセル操作が安定して燃費が伸びやすくなります。
つまり、レヴォーグの燃費問題は単なる「良い・悪い」ではなく、得意な道路と苦手な道路が非常にはっきりした車と理解する方が実態に近いでしょう。
新型レヴォーグのWLTC13.6km/Lは悪すぎと言われた理由
「新型レヴォーグ燃費悪すぎ」という言葉が強く意識された理由の一つが、2020年に登場したVN系レヴォーグへの反応です。
e燃費には2020年11月4日、約4年間・2万5000km乗った旧型1.6GT-Sユーザーから、新型レヴォーグのWLTCモード13.6km/Lに対して厳しい意見が投稿されています。
そのユーザー自身の旧型レヴォーグでは、街乗り7〜8km/L、郊外約10km/L、高速11〜12km/L、高速道路を100km/h程度で一定走行した場合14〜15km/Lほどだったとしています。
満タン法での最高値は14.8km/L。
さらに、メーター表示は満タン法で計算した実燃費より1〜1.5km/Lほど高く表示される傾向があったとも報告しています。
このユーザーはスタイル、動力性能、AWD、後席や荷室の広さなどを高く評価する一方、燃費については明確に不満を示しました。
ここで注意したいのは、現在使われるWLTCモードと、旧型登場時に主流だったJC08モードを単純比較できないことです。
WLTCは市街地、郊外、高速道路など実際の走行環境を意識した測定方法なので、従来より数字が厳しく出やすい側面があります。
したがって「以前は16km/Lだったのに新型は13.6km/Lだから、技術的に完全に後退した」と単純に見るのは適切ではありません。
それでも、燃費性能そのものを最優先するユーザーから見れば、13km/L台という数字が魅力的に映りにくいのも事実です。
特にハイブリッド車で20km/L前後、あるいはそれ以上の燃費を経験している人なら、「新型なのになぜ?」という疑問を持つでしょう。
ここがレヴォーグという車を評価するうえで重要な分岐点になります。
新型だから燃費が劇的によくなるはず、と期待する車ではないのです。
むしろスバルは、AWDによる走行安定性、ターボによる動力性能、アイサイトを中心とした運転支援、ステーションワゴンとしての積載性などをまとめたパッケージとしてレヴォーグを作っています。
燃費だけを切り取れば弱点。
しかし、燃費を含めた総合バランスで判断する車だと私は考えています。
レヴォーグの燃費を少しでも伸ばすには?
口コミを読み比べると、燃費が良かったユーザーには共通点があります。
それは、極端なテクニックではなく、無駄な加減速を減らして一定速度を保っていることです。
2015年1月27日の投稿では、往復100kmの通勤で燃費計のエコゲージを意識し、発進時に強く踏み込まずアクセルを一定にすることで、日々の表示燃費が14〜18.8km/Lを示すようになったとしています。
タイヤを純正18インチから17インチのスタッドレスへ替えた際、約1km/L改善したとも報告されていますが、これはタイヤ銘柄や空気圧、路面、気温などにも左右されるため、すべての車で同じ結果になるとは限りません。
2016年4月7日の1.6Lユーザーは、高速道路でアイサイトの追従機能を活用し、約85km/hを基本に一定速度を保つことで、メーター表示で20km/Lを超え、条件によっては21km/L超を記録しています。
ただし本人も、それは通常の使用状況ではなく、普段の通勤ではエアコンなしでも13〜15km/L程度が限界としています。
ここは非常に重要です。
燃費記録の「最高20km/L」だけを見て、新型レヴォーグでも普通に20km/L走ると思ってはいけません。
逆に「街中6km/L」という数字だけを見て、いつでも6km/Lしか走らないと考えるのも正しくありません。
燃費を伸ばすなら、
- 短距離移動をできるだけ連続させない
- 急加速を減らす
- 流れに乗ったら速度変化を小さくする
- 高速道路ではACCなどを適切に利用する
- タイヤ空気圧や整備状態を適正に保つ
といった基本的な乗り方が有効と考えられます。
特にレヴォーグの場合、アクセルを踏み込めば気持ちよく加速してくれるため、その性能を楽しむほど燃料を使うという分かりやすい関係があります。
2015年5月6日のレビューにも、加速を楽しんだことで増えた燃料消費を「楽しんだことへの対価」と捉える趣旨の投稿がありました。
私は、この考え方がレヴォーグをかなり正確に表していると思います。
「燃費悪すぎ」でもレヴォーグを選ぶ価値はある?
ここからは私見です。
私は、レヴォーグを「燃費が良いステーションワゴン」として買うのであれば、購入前にかなり慎重に考えた方がいいと思います。
特に、毎日の利用が片道数kmの買い物や駅までの送迎、渋滞の多い市街地中心という人には、レヴォーグの長所を生かしにくいからです。
実際の口コミでも、短距離では6〜9km/L程度という数字が複数出ています。
ガソリン代を最優先するなら、ハイブリッド車やより軽量な車と比較した方が納得しやすいでしょう。
一方で、郊外道路や高速道路を使って50km、100km、さらに数百kmと移動する人なら、話は変わります。
口コミでは高速で14〜15km/L、条件が良ければ17km/L台という例もあり、長距離で燃費が伸びるだけでなく、アイサイトの追従走行や直進安定性に対する評価も目立ちます。
つまりレヴォーグは、1km当たりのガソリン代だけで価値を測ると欠点が目立ち、長距離を安全かつ快適に移動する道具として見ると評価が上がる車なのです。
ここが、燃費ランキングだけでは見えないポイントでしょう。
そしてもう一つ、購入前にぜひ考えてほしいのが「年間走行距離の中身」です。
同じ年間1万kmでも、5kmの街乗りを2000回近く繰り返す人と、高速道路を使った100kmの移動を多くする人とでは、実燃費もレヴォーグへの満足度も大きく変わる可能性があります。
単純に年間走行距離だけを伝えて「レヴォーグは燃費どうですか」と聞くより、普段1回に何km走るかまで考えた方が、購入後の燃料代を現実的に予想できます。
私なら、レヴォーグを検討する際はカタログ燃費だけでは判断しません。
普段の走行が短距離中心なら街乗り7〜10km/L前後も想定し、郊外や高速道路中心なら10km/L台前半〜中盤へ改善する可能性がある、くらいの幅を持たせて家計をシミュレーションします。
もちろん実燃費は道路環境、気温、エアコン、タイヤ、運転方法、乗車人数などによって変わるため、この数字を保証するものではありません。
それでも、最初から「いつでもカタログ値近く走る」と期待するより、かなり現実的な車選びができるでしょう。
新型レヴォーグ燃費悪すぎと言われる理由をまとめると
新型レヴォーグの燃費について口コミを追うと、確かに「悪すぎ」と感じるだけの材料はあります。
旧型を含むユーザー報告では、短距離や渋滞した市街地で6〜9km/L程度、通常の街乗りで8〜12km/L程度という例があり、ハイブリッド車から乗り換えると燃費差の大きさに驚く可能性があります。
一方、高速道路や信号の少ない一般道では12〜15km/L、条件によって14〜17km/L台まで伸びた例も確認できます。
つまり結論は、レヴォーグはいつでも燃費が悪い車ではなく、街乗りと長距離で燃費差が非常に大きい車です。
走行性能、AWD、積載性、長距離の快適性を重視する人には魅力がありますが、「新型車だから燃費もかなり良いはず」と期待するとギャップが出やすいでしょう。
高級感やスペックだけで判断せず、自分の使い方に対して支払うガソリン代まで含めて考える。コスパ重視で車を選ぶなら、そこまでシミュレーションして初めて「自分にとってお得なレヴォーグか」が見えてくると思います。
よくある質問
新型レヴォーグは街乗りで何km/Lくらいですか?
参考にしたユーザー投稿では、旧型を含め街乗りで7〜12km/L程度、短距離や渋滞では6〜9km/L程度という例があります。
実際の燃費は走行距離、渋滞、気温、エアコン使用、運転方法などで大きく変わります。
レヴォーグは高速道路なら燃費が良くなりますか?
口コミでは高速道路で12〜15km/L程度、条件によって17km/L台まで伸びた報告があります。
一定速度を保ちやすく、発進・停止が少ないため、市街地より燃費が伸びやすい傾向が見られます。
レヴォーグは燃費重視の人にもおすすめですか?
燃料代を最優先するのであれば、ハイブリッド車や軽量な車も比較した方がよいでしょう。
一方、AWDの安心感、走行性能、積載性、高速道路での快適性まで含めて評価する人なら、燃費だけでは測れない価値があります。
ソロ(そろ)/新車・カーライフ愛好家