ホンダ アコードのガソリン車・24TL・EURO Rを比較!歴代エンジン車の魅力

歴代ホンダ アコードのガソリンセダンをイメージした落ち着いた比較シーン

ホンダ アコードのガソリン車は、快適性重視の24TLから6速MTのEURO Rまで性格が大きく異なり、同じアコードでも「何を楽しみたいか」で選ぶべきモデルが変わります。

現在の日本向けアコードはeが中心ですが、中古車市場には2.0L・2.4Lのガソリン車や希少なEURO Rが残っており、価格差も非常に大きくなっています。今回は24TLとEURO Rを軸に、歴代エンジン車ならではの魅力と中古車選びのポイントを整理します。

ホンダ アコードのガソリン車とは?現行モデルとの違い

ホンダ アコードは1976年に初代が登場して以来、世代ごとにボディサイズや性格を変えながら進化してきました。

現在の日本市場では電動化が進み、現行アコードは2.0Lエンジンとモーターを組み合わせるeが主役です。元資料でも現行モデルのWLTCモード燃費は23.8km/L、排気量は1993ccとされています。

一方、中古車市場を見れば、2000年代から2010年代前半を中心に純粋なガソリンエンジンで走るアコードをまだ選ぶことができます。

代表的なのが、2.0Lの20TL、2.4Lの24TLやタイプS、そして高回転型2.0Lエンジンと6速MTを組み合わせたEURO Rです。

ここがアコードの面白いところです。

「アコードのガソリン車」とひとくくりにしても、日常を快適に走るセダンから、スポーツカーに近い感覚で操れるモデルまで幅があります。

中古車情報の一例では、2011年式「2.0 20TL スマートスタイルパッケージ」が支払総額77.7万円、2012年式「2.4 タイプS」が99.9万円という掲載例がある一方、2008年式「2.0 EURO R」は318.8万円という例もありました。

つまり古いほど安いとは限りません。希少性やMT、グレードの人気によって相場が逆転するのが、歴代アコードのガソリン車なのです。


ホンダ アコード24TLはどんな車?2.4Lの余裕が魅力

アコード24TLは、スポーツ一辺倒ではなく、快適性と走行性能のバランスを狙った上級ガソリングレードです。

特に2002年10月に登場した7代目アコードでは、2.4Lの24TLがラグジュアリー寄りの上級モデルとして設定され、新車価格は245万円でした。

当時のアコードは「ニュークオリティツアラー」をコンセプトとし、日本仕様は欧州仕様と基本部分を共有。北米仕様よりひと回りコンパクトなボディで、セダンとワゴンを展開していました。

2002年当時の試乗資料では、2.4L系に24TLのほか24Sなどが設定され、24TLにはスマートカードキーなどが標準装備されていました。

また、全車にHIDロービーム、左右独立式フルオートエアコンが採用されるなど、単なる移動手段ではなく「少し上質な実用セダン」という立ち位置が強く感じられます。

さらに2008年12月から2013年3月までの8代目では、24TLを含む2.4L車の性格が一段と明確になりました。

Hondaの公式主要諸元では、24TLなどに搭載されたK24A型エンジンは2,354ccの直列4気筒DOHC i-VTEC。最高出力は206PS/7,000rpm、最大トルク232N・m/4,300rpmです。

トランスミッションは5速AT+パドルシフトで、駆動方式はFF。燃料タンクは65Lとなっています。

ボディサイズは全長4,730mm、全高1,440mmで、全幅はグレードにより1,840〜1,850mm。ホイールベースは2,705mmです。

サスペンションはフロントがダブルウイッシュボーン式、リアがマルチリンク・ダブルウイッシュボーン式とされ、当時のアコードらしく足回りにも手が掛けられています。

このスペックを見ると、24TLの魅力は最高出力の数字そのものより、2.4L自然吸気エンジンを7,000rpmまで回せる余裕と、日常域で扱いやすいATの組み合わせにあると私は感じます。

速さだけなら現在の電動車やターボ車にかなわない場面もあります。しかしアクセル操作に対してエンジン回転が素直に上がり、その変化を楽しめるのは、自然吸気ガソリン車ならではです。

24TLの中古車価格はどのくらい?

元資料に掲載されていた24TLの中古車を見ると、価格差はかなりあります。

たとえば2009年式・走行9.6万kmの「アコード 2.4 24TL」は、支払総額59.1万円、車両価格42.7万円という例がありました。

別の2009年式24TLは支払総額51.8万円、車両価格39.8万円。さらに2009年式「24TL スポーツスタイル」では支払総額89.2万円、車両価格78万円という例もあります。

同じ24TL系でも状態、走行距離、装備、スポーツスタイルかどうかで価格は変わります。

中古車ですから掲載価格は常に変動します。購入時には車両価格だけでなく、支払総額、修復歴、整備内容、保証、記録簿の有無まで確認したいところです。


ホンダ アコード EURO Rは何が特別?K20Aと6速MTが主役

アコード EURO Rは、普通のアコードとは明確に性格が異なります。

7代目では2.0LのK20Aエンジンと6速MTを組み合わせ、最高出力は220PS。圧縮比11.5の高回転型自然吸気エンジンで、走りを楽しむためのグレードとして設定されました。

2002年当時の資料では、EURO Rの新車価格は253万円。

同時期のインテグラ タイプRが259万円だったのに対し、アコード EURO Rは6万円安く、それでいて4ドアセダンとして実用的な居住空間を確保していました。

さらにK20A、6速MTだけでなく、RECAROシートやMOMOステアリングまで装備します。

この組み合わせは今見るとかなり贅沢です。

日常で家族や荷物を乗せられるセダンに、高回転型エンジン、MT、スポーツシートを組み合わせるという発想は、現在の新車ではほとんど見られなくなりました。

中古車市場でも、その希少性は価格に表れています。

元資料では、2005年式・16.4万kmの2.0 EURO Rが支払総額179.8万円、2003年式・10.3万kmが253.8万円という掲載例がありました。

さらに2008年式・5.3万kmでK20A、6速MT、純正RECARO、純正17インチアルミ、MOMOステアリングを備えた車両は、支払総額318.8万円という例があります。

一方、走行27.2万kmの2007年式では112.3万円という例もありました。

つまりEURO Rは、単純に年式だけで値段を判断しにくいモデルです。

走行距離、ノーマル度、修復歴、整備記録、クラッチなどの消耗品、改造内容によって価値が大きく変わると考えたほうがいいでしょう。

元資料にはSPOONコンピューター、無限マフラー、車高調、社外アルミなどを装着した車両も複数ありました。

スポーツモデルだけにカスタム車が多いので、「パーツが付いている=お得」とは限りません。むしろ長く乗りたい人ほど、整備履歴や変更内容を細かく確認する必要があります。


アコード24TLとEURO Rを比較すると何が違う?

24TLとEURO Rは同じアコードのガソリン車ですが、選ぶ理由はかなり違います。

比較項目 アコード24TL アコード EURO R
主な方向性 快適性と走りのバランス スポーツ走行重視
代表的エンジン 2.4L K24A 2.0L K20A
最高出力の例 206PS 220PS
ミッション 5速AT+パドルシフト 6速MT
向いている人 日常利用・高速巡航・AT派 MT操作・高回転エンジンを楽しみたい人
中古車価格傾向 比較的手頃な例が多い 希少性から高値の例が多い

私なら、毎日の通勤や買い物、高速道路での移動まで1台でこなしたいなら24TLを先に見ます。

2.4L自然吸気の余裕があり、ATなので渋滞でも扱いやすく、中古車価格もEURO Rほど極端に上がっていない車両が見つかるためです。

逆に「今だからこそMTに乗りたい」「エンジンを回して楽しみたい」という目的ならEURO Rでしょう。

価格だけを見れば古いアコードとしては高額ですが、その価格にはK20A+6MTという組み合わせの希少性も含まれていると考えられます。

大切なのは、EURO Rを24TLの上位互換だと思わないことです。

快適なATセダンが欲しい人にEURO Rは必要ありませんし、MTで高回転エンジンを楽しみたい人に24TLを勧めても満足度は上がりません。

同じアコードでも「速いほう」「高いほう」を選ぶのではなく、自分が使う場面から逆算するほうが賢い選び方です。


2.0Lガソリン車も狙い目?20TLという現実的な選択

24TLとEURO Rばかりに注目すると見落としやすいのが、2.0Lの通常グレードです。

元資料では2011年式「2.0 20TL スマートスタイルパッケージ」が支払総額77.7万円、走行3.3万kmという例が掲載されていました。

別の2012年式「20TL インターナビパッケージ」は支払総額71.8万円、2011年式で支払総額58.8万円という例もあります。

さらに7代目登場時の資料では、2.0Lの20Eが199万円、20ELが214万円でした。

20ELには電動シートやランバーサポート、本革コンビシートなどが用意され、10・15モード燃費は13.8km/L。2.4Lモデルの12.0km/L、EURO Rの11.8km/Lと比べても経済性が意識されていました。

ガソリンも2.0L車はレギュラー仕様とされており、当時の評価でもコスト面の魅力が指摘されています。

中古車として見る場合も、この「普通の2.0L」が実は一番合理的かもしれません。

EURO Rほど希少価値に価格を払わず、24TLほど排気量を求めなくても、アコードらしいセダンの乗り味を楽しめるからです。

見栄よりお得感を重視するなら、私はこうした20TL系もかなり面白い選択だと思います。


歴代アコードのガソリン車を中古で買うなら何を確認する?

歴代アコードのエンジン車は、新車価格だけを見ると現在の新車よりかなり手頃に感じます。

しかし年式が古くなっているため、購入後の整備費まで含めて予算を考える必要があります。

特に確認したいのは次のポイントです。

  • 修復歴と車両状態評価
  • 点検記録簿や整備履歴
  • エンジン始動時やアイドリング時の異音・振動
  • ATやMTの変速状態
  • EURO Rではクラッチやシフト操作の状態
  • 足回り、ブッシュ、ダンパー類の状態
  • 社外パーツや車高調、マフラーなどの改造内容
  • タイヤやブレーキなど消耗品の残量
  • 車両本体価格ではなく最終的な支払総額
  • 保証の有無と保証範囲

特にEURO Rはスポーツ走行を楽しむユーザーに選ばれやすかったモデルです。

元資料にも車高調、社外マフラー、SPOONコンピューター、無限パーツなどを装着した中古車が確認できます。

だからこそ、「きれいに見えるか」だけでは判断しないほうが安全です。

一方、24TLや20TLは比較的ノーマルに近い個体を探しやすく、認定中古車として掲載された例もあります。

古い車ほど購入価格の数十万円差より、買った後に安心して乗れるコンディションのほうが重要になると私は考えます。


私見:今あえてアコードのガソリン車を選ぶ価値はある?

個人的には、歴代アコードのガソリン車には「新しい車では代替しにくい魅力」が残っていると感じます。

それは単純な最高出力ではありません。

現在のeは燃費性能が高く、モーターによるスムーズな加速も魅力です。元資料では現行アコードのWLTCモード燃費は23.8km/Lとされており、日常の効率という意味では昔のガソリン車より明らかに進化しています。

それでも自然吸気エンジンが回転を上げながら加速していく感覚や、自分で6速MTを操作する楽しさは別の価値です。

24TLならK24Aの2.4L自然吸気、EURO RならK20Aと6MT。

この二つは方向性こそ違いますが、「エンジンそのものを味わう」という点では、電動化が進んだ今だからこそ存在感が増しています。

ただし、私は中古価格が上がっているという理由だけでEURO Rを投資対象のように選ぶことには慎重です。

車は保管して眺めるだけでなく、乗れば消耗しますし、古くなれば部品交換も必要です。200万円、300万円という価格帯になるなら、状態確認には相応の慎重さが必要でしょう。

逆に24TLや20TLは、状態の良い個体が現実的な価格で見つかれば「大きめの国産セダンを手頃に楽しむ」という意味で面白い存在です。

特に8代目24TLは全長4,730mm、全幅1,840mm級のしっかりしたボディに206PSの2.4L自然吸気エンジンを搭載しています。

現在、このサイズと出力を持つセダンを新車で買おうとすれば価格帯は大きく上がっています。

その意味で、古いガソリン車=時代遅れではなく、中古車だから成立するコストパフォーマンスがあるというのが私の見方です。

ただし安い個体を買って高額修理が続けば、そのメリットは簡単に消えます。

購入時には本体価格の安さだけでなく、「あと何年、どれくらいの距離を乗りたいか」まで考えて選ぶのがおすすめです。


まとめ:アコード24TLとEURO Rは目的で選ぶのが正解

ホンダ アコードの歴代ガソリン車には、現行eとは違うエンジン車ならではの個性があります。

24TLは2.4L自然吸気エンジンとATを組み合わせ、快適性と走行性能をバランスさせたモデル。8代目のK24Aは206PSを発生し、中古車では50万〜100万円前後の掲載例も確認できます。

一方のEURO Rは、K20A型2.0Lエンジン、220PS、6速MT、RECAROシートなどを備えた明確なスポーツモデルです。希少性が高まり、状態の良い車両では200万〜300万円を超える掲載例もあります。

そしてコスパを最優先するなら、20TLなど通常の2.0Lガソリン車も見逃せません。

快適に乗るなら24TL、エンジンとMTを楽しむならEURO R、価格と実用性なら20TL。

この違いを理解して選べば、「アコードのガソリン車」という少し古い選択肢が、今でも十分魅力的な1台になり得ると思います。


よくある質問

ホンダ アコード24TLはどんなエンジンですか?

8代目24TLなどには2,354ccのK24A型直列4気筒DOHC i-VTECエンジンが搭載され、公式主要諸元では最高出力206PS/7,000rpm、最大トルク232N・m/4,300rpmです。5速AT+パドルシフトとの組み合わせでした。

アコード EURO RはATでも選べますか?

元資料で紹介されている7代目アコード EURO Rは、K20A型2.0Lエンジンと6速MTを組み合わせたスポーツグレードです。ATで気軽に乗りたい場合は、24TLや20TLなど通常グレードのほうが選びやすいでしょう。

アコードのガソリン中古車は安く買えますか?

20TLや24TLには50万〜100万円前後の掲載例がありますが、車両状態や走行距離によって価格差があります。EURO Rは希少性が高く、200万〜300万円を超える例もあるため、同じアコードでも相場は大きく異なります。中古車価格や在庫は変動するため、購入時には最新の販売情報と支払総額を確認してください。