2009年式のトヨタ ノアは、2007年6月に発売された2代目・70系の前期型に当たります。2010年4月のマイナーチェンジ前なので、後期型とエンジンや装備を混同しないことが大切です。
中古車では登録年月、型式、グレード、駆動方式、定員が車両ごとに異なります。車名や外観だけで判断せず、車検証と車台番号を確認しましょう。
2009年式ノアは70系前期型
2代目ノアは2007年6月27日に発売され、2010年4月27日にマイナーチェンジを受けました。したがって2009年に初度登録された国内仕様は、基本的に改良前の70系です。
2WDは主にZRR70系、4WDは主にZRR75系ですが、末尾の記号まで含む正式型式はグレード・仕様によって異なります。中古車情報の年式表記だけでなく、車検証の「型式」「初度登録年月」を照合してください。
エンジンはグレードで2種類
2007年発売時のトヨタ公式資料では、いずれも1,986ccのガソリンエンジンで、Siにバルブマチックを採用した3ZR-FAE、それ以外の主なグレードに3ZR-FEが設定されていました。トランスミッションはSuper CVT-iです。
| エンジン | 当時の代表グレード | 公式最高出力 |
|---|---|---|
| 3ZR-FAE | Si | 158PS |
| 3ZR-FE | G、S、X、YYなど | 143PS |
2010年4月の改良では3ZR-FAEの採用範囲が全車へ広がりました。後期型の記事やカタログ値を2009年式へそのまま当てはめないよう注意してください。
当時の10・15モード燃費は、現在のWLTCモードと測定方法が異なります。現行車の燃費値とは直接比較できません。
2WD・4WDと乗車定員を確認
通常グレードには2WD(FF)と4WDが用意されました。一般的なG、S、Si、X、X“L Selection”は8人乗りで、YYは2列シートの5人乗りです。サイドリフトアップシート装着車などのウェルキャブには7人乗り仕様があります。
2009年4月27日には、Xをベースにした特別仕様車X“Smart Edition”が発売されました。公式資料では8人乗りで、2WDはDBA-ZRR70G、4WDはDBA-ZRR75G。スマートエントリー&スタート、デュアルパワースライドドアなどを特別装備しています。
中古車には販売店装着品や後付け品もあるため、ナビ、カメラ、ETC、スライドドアなどを「そのグレードの標準装備」と決めつけず、現車で確認してください。
2009年に選べた主な仕様
- Si:3ZR-FAEと7速スポーツシーケンシャルシフトマチックを採用したエアログレード
- S:3ZR-FEを搭載したエアログレード
- G:快適装備を重視した通常グレード
- X/X“L Selection”:標準系グレード
- YY:2列シート・5人乗りで荷室を重視
- S“G Edition”:2008年6月発売、Sをベースに上級内装やデュアルパワースライドドアなどを加えた8人乗り特別仕様車
- X“Smart Edition”:2009年4月発売、Xをベースに利便装備を追加した8人乗り特別仕様車
「S Gエディション」「Xスマートエディション」は独立した通常グレードではなく、正式にはS“G Edition”、X“Smart Edition”という特別仕様車です。
中古車選びは価格より状態を優先
中古車の価格、台数、買取額は掲載時期や地域で変わります。そのため、固定した平均相場や特定車両の掲載価格は削除しました。支払総額と保証内容を最新情報で比較してください。
- 定期点検整備記録簿と消耗品の交換歴
- 冷却水・エンジンオイルの漏れ、始動時の異音
- CVTの発進・加減速時の振動や異音
- 電動スライドドア、エアコン、ナビなど電装品の作動
- 下回りの腐食、修復歴、タイヤの製造年と偏摩耗
- 後付けローダウンや大径ホイールの適合・車検対応
年数が経過した車は、走行距離が少ないだけで良好とは限りません。できれば試乗し、購入後の予防整備費を残しておきましょう。
リコール等は車台番号で検索する
リコールや改善対策の対象は、同じ2009年式でも型式・製作期間・車台番号で異なります。トヨタ公式のリコール等情報検索に車台番号を入力し、対象作業が実施済みか販売店の記録とあわせて確認してください。
中古車販売店の「対策済み」という説明だけでなく、整備記録やトヨタ販売店で確認できる履歴を見せてもらうと安心です。
まとめ
2009年式ノアは70系前期型で、Siとそれ以外では主なエンジンが異なります。2WD/4WD、5人/7人/8人乗りも仕様によって違うため、車検証で確認が必要です。
特別仕様車の正式名称も含め、後期型や現行車の情報と混同しないことがポイントです。購入時は相場の安さより、整備履歴、現車の状態、リコール等の実施状況を優先しましょう。