トヨタ・ヴェルファイア30系は2015年から2023年まで販売された2代目で、2017年12月のマイナーチェンジを境に前期・後期へ大きく分けられます。
2015年モデルは30系の出発点にあたり、価格を抑えて大型高級ミニバンに乗りたい人にとって、現在も中古車選びで見逃せない存在です。
トヨタ・ヴェルファイア30系とは?2015年に登場した2代目モデル
トヨタ・ヴェルファイア30系とは、2015年1月にフルモデルチェンジして登場した2代目ヴェルファイアです。
販売期間は2015年から2023年まで。2023年にはヴェルファイアが3代目となる40系へ移行したため、現在の30系は中古車として探す世代になります。
30系では姉妹車であるアルファードと基本構造を共有しながら、ヴェルファイアらしい強い存在感を前面に押し出しました。
当時のデザインテーマは「大胆・不敵」。上質な乗り心地や広い室内を確保するだけでなく、フロントマスクを中心にアルファードとは違った個性を持たせていたことがポイントです。
高級セダンのような快適性と、3列シートミニバンの使い勝手をひとつにした車として発展した世代と考えると、30系の立ち位置が分かりやすいでしょう。
中古車情報では、2015年1月から2023年6月までの世代として多数が掲載されており、元ネタとなった中古車サイトでは30系の掲載台数が1,783台、平均価格は232.3万円、価格帯は29万円~978万円と表示されていました。
ただし中古車価格は年式・グレード・走行距離・装備・車両状態によって大きく異なります。掲載台数や価格も日々変わるため、購入時には最新情報を確認する必要があります。
口コミデータでは総合評価4.2、外観4.7、乗り心地4.4、走行性能4.1、燃費・経済性3.5、価格3.8となっており、特に外観と乗り心地が高く評価されている点が印象的です。
個人的にも30系の価値はここにあると思っています。燃費や維持費だけで選ぶ車ではありませんが、大きな車体ならではの室内空間や存在感を中古車価格で手に入れられるのが魅力です。
トヨタ ヴェルファイア30系の前期と後期はいつ分かれる?
トヨタ ヴェルファイア30系を中古車で探すと、ほぼ必ず「前期」「後期」という言葉が出てきます。
基本的には、2015年から2017年までが前期型、2017年12月に発表されたマイナーチェンジ以降が後期型と考えておけば分かりやすいでしょう。
実際の後期型の販売開始は2018年1月です。
30系の主な流れを整理すると、次のようになります。
時期 主な変更
2015年1月 30系へフルモデルチェンジ
2016年7月 Z“Aエディション・GOLDEN EYES”など特別仕様車を設定
2017年12月 マイナーチェンジ発表
2018年1月 後期型の販売開始
2018年10月 安全装備を強化
2020年1月 9インチディスプレイオーディオなどを採用
2020年5月 Z“GOLDEN EYES”発売
2021年5月 GOLDEN EYES Ⅱ発売
2022年5月 GOLDEN EYES Ⅲ発売
2023年 40系へフルモデルチェンジ
中古車選びでは単純に「30系だから同じ」と考えないことが大切です。
2015年式と2020年式では、同じ30系でもデザイン、安全装備、インフォテインメントなどに差があります。
ここはスマートフォンと似ています。同じシリーズ名でも、発売直後のモデルと数年後の改良モデルでは中身が少しずつ進化しています。
30系の場合、その中でも特に大きな節目が2017年12月のマイナーチェンジです。
トヨタ ヴェルファイア30系「前期」と「後期」の違いは?
トヨタ ヴェルファイア30系の前期・後期で注目したいのは、デザインだけでなく安全装備にも大きな変更が入ったことです。
2017年12月に発表されたマイナーチェンジでは、エクステリアとインテリアのデザインが変更されるとともに、第2世代となった予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」が全車に標準装備されました。
つまり後期型は、単なる「顔つきの違う30系」ではありません。
中古車として家族で長く使うことを考えるなら、安全装備の進化はかなり重要な判断材料です。
さらに2018年10月の一部改良では、インテリジェントクリアランスソナー、つまりパーキングサポートブレーキ〈静止物〉が全グレードに標準装備されるなど、安全面が強化されました。
2019年12月発表の一部改良では、スマートフォンとの連携を可能にした9インチディスプレイオーディオが標準装備され、2020年1月6日から発売されています。
このため同じ「後期」と呼ばれる車でも、2018年式と2020年式では装備内容が同一とは限りません。
中古車を比較するときは「前期か後期か」だけで終わらせず、年式と実車の装備をセットで確認するのがおすすめです。
ざっくり分けるなら、前期型は価格面を優先しやすく、後期型は安全装備や新しさを重視しやすいという関係になります。
私なら予算に余裕がある場合は後期型を優先します。しかし「見栄よりお得感」という視点なら、状態の良い前期型を安く買う選択も十分ありだと考えています。
中古車は年式の新しさだけで価値が決まるわけではないからです。
10万kmを大きく超えた後期型より、整備記録が残り状態の良い低走行の前期型のほうが、自分の使い方には合うというケースもあります。
2015年モデルのヴェルファイア30系は今どんな中古車がある?
2015年モデルは、30系ヴェルファイアの最初期にあたるモデルです。
新しい世代へ切り替わった初年度の車なので、「30系にできるだけ安く乗りたい」という人が中古車を探す際の入口になりやすい年式でもあります。
元ネタの中古車情報には、2015年式の「2.5 Z Gエディション」で走行14.3万km、支払総額162万円という掲載例がありました。
別の中古車情報では、2015年式「2.5 Z Aエディション」、走行3.4万kmの車両が支払総額243万円、車両本体価格233万円として掲載されていました。
また、2015年式「2.5 Z」、走行11.8万kmの例では支払総額168万円、車両本体価格158万円という情報も確認できます。
この差を見るだけでも、「2015年式なら○万円」と一本の相場で考えるのが危険だと分かります。
走行距離だけでも3万km台と10万km超では条件が大きく違いますし、サンルーフ、後席モニター、両側電動スライドドア、ナビ、エアロなど人気装備の有無でも価格は変わります。
特に30系ヴェルファイアはカスタムされた中古車も多く見られます。
20インチアルミ、車高調、エアロ、社外ナビなどが付いていると見た目には魅力的ですが、私なら「パーツが多い=得」とは判断しません。
車高を下げた車なら下回りへの負担や乗り心地、社外ホイールならタイヤ代など、購入後の維持まで考える必要があるからです。
反対に、ワンオーナー、禁煙車、点検記録簿、保証、修復歴の有無といった情報は、見た目以上に中古車選びで重要です。
2015年モデルは2026年時点で約11年が経過しています。だからこそ年式よりも、これまでどう扱われてきた車なのかを見ることが重要になります。
30系ヴェルファイアで人気のGOLDEN EYESとは?
30系を探していると、「ゴールデンアイズ」という名前を頻繁に目にします。
最初に大きなポイントとなったのは2016年7月で、特別仕様車のZ“Aエディション・GOLDEN EYES”とZA“GOLDEN EYES”が設定されました。
この特別仕様車では、ゴールド加飾を施したヘッドランプやダークメッキのフロントグリルなど、通常モデルとは異なる演出が加えられています。
室内にも専用シート表皮が採用され、ブラックを基調にゴールドのドットが見えるウルトラスエードや、ダークブルーのクロコ調柄を使った合成皮革などで特別感を高めていました。
その後も名称は受け継がれ、2020年4月には特別仕様車Z“GOLDEN EYES”が発表され、5月1日に発売。
2021年にはグレード体系が見直され、「GOLDEN EYES Ⅱ」が5月10日に発売されました。
さらに2022年には「GOLDEN EYES Ⅲ」が設定され、5月13日に発売されています。
中古車情報でも、2020年式の2.5Z ゴールデンアイズや、2016~2017年式の2.5Z Aエディション ゴールデンアイズなどが多数見られます。
ゴールデンアイズは中古市場でも目立つ存在ですが、名前だけで購入を決めるのではなく、価格差に対して自分が専用内外装や装備に価値を感じるかを考えたいところです。
「せっかくヴェルファイアに乗るなら特別感も欲しい」という人には魅力があります。
一方、車内の広さや移動手段としての実用性が第一なら、通常のZ系グレードを安く探すほうがコストパフォーマンスは高くなる可能性があります。
中古のトヨタヴェルファイア30系は前期・後期どちらを選ぶべき?
中古の30系ヴェルファイアを選ぶなら、私は「前期か後期か」より先に予算と使い方を決めることをおすすめします。
後期型はToyota Safety Senseの標準装備をはじめ、安全装備の進化が大きな魅力です。
家族を乗せる機会が多い人、長距離移動をする人、安全装備をできるだけ重視したい人なら、後期型を選ぶ理由は十分あります。
中古車情報でも、2018年式2.5 Zの後期型にはToyota Safety Senseやレーダークルーズ、LEDヘッドライトなどを備えた車両が掲載されています。
一方で前期型には、購入価格を抑えやすいという魅力があります。
実際に中古車情報を見ると、2016年式2.5 Z Aエディションで車両本体価格154万円、2017年式2.5 Zで158万円といった掲載例もありました。
もちろん走行距離や修復歴など条件はそれぞれ異なるため単純比較はできませんが、30系の大きな室内や存在感そのものを求めるなら前期型も十分候補になります。
私なら中古車サイトで検索するとき、まず次の条件を優先します。
- 修復歴の有無
- 点検記録簿の有無
- 走行距離
- 販売店保証
- 両側電動スライドドアなど必要装備
- Toyota Safety Senseなど安全装備
- タイヤや下回りを含む車両状態
- 支払総額
特に大切なのは車両本体価格ではなく支払総額で比べることです。
たとえば車両価格が安く見えても、諸費用を含めると別の車のほうがお得になる場合があります。
また大型ミニバンでは、タイヤなどの消耗品も軽自動車やコンパクトカーより高くなりやすいため、購入価格だけに予算を使い切らないことも大切です。
ここが30系ヴェルファイア選びで私が特に重視したいポイントです。
「高級ミニバンを安く買えた」ではなく、「購入後まで無理なく維持できる30系を買えた」状態を目指すほうが、本当の意味でお得だと思います。
30系ヴェルファイアは後から機能を追加できる場合もある
30系には、トヨタがメーカー純正パーツを使って提供するアップグレードサービスも用意されています。
これは中古車選びで意外と見落としやすいポイントです。
たとえばハイブリッド車向けには、AC100V・最大1500Wのアクセサリーコンセントを後付けできるメニューがあります。
ほかにも、ブラインドスポットモニター(BSM)とリヤクロストラフィックアラートを追加するメニューや、パワースライドドアの開閉速度を上げるアップグレードなどが用意されていました。
パワースライドドア速度UPでは、ソフトウェアの書き替えによって、開く方向で最大1秒、閉じる方向で最大1.6秒の短縮が案内されています。
元ネタ掲載時の価格では、パワースライドドア速度UPが1万5,800円~2万1,010円、後付けブラインドスポットモニター+リヤクロストラフィックアラートが10万3,400円などとなっていました。
ただし対象となる年式・仕様には条件があり、2017年12月~2019年12月製造車ではRCTA機能が追加されないといった注意点もあります。
価格や対象車種、サービス内容は変更される可能性があるため、現在利用できるかどうかはトヨタ販売店などで最新情報を確認してください。
中古車購入時に欲しい装備がひとつ足りないからといって、すぐ候補から外すのではなく、「純正で後付けできる可能性があるか」を確認するのも賢い方法です。
これは30系選びで意外と使える視点だと思います。
考察|ヴェルファイア30系は「後期一択」ではない
個人的には、30系ヴェルファイアを買うなら後期型のほうが分かりやすくおすすめしやすいと感じます。
2017年12月のマイナーチェンジでToyota Safety Senseが全車標準になり、その後も安全装備やディスプレイオーディオなどが改良されているからです。
一方で中古車は、新車とは選び方がまったく違います。
新車なら同じグレード同士の装備差を比較できますが、中古車は一台一台のコンディションが違います。
だから私は「2018年以降だから安心」「2015年だから避ける」と年式だけで線を引くのは、少しもったいないと思っています。
2015年式でも、走行距離が少なく、点検記録がそろい、無理な改造がされておらず、保証の付く車なら検討価値はあります。
逆に後期型でも走行距離が多く、整備状態が不透明で、足回りなどに大幅なカスタムが施されている車なら慎重に見たほうがよいでしょう。
30系の中古車には、100万円台から300万円台、さらに装備や状態によってそれ以上の車まで幅広い選択肢があります。
この価格差を見ると、単純に「安い30系」を探すより、自分が何年乗るのかを決めてから逆算することが重要です。
たとえば2~3年程度の使用を想定して購入価格を抑えたいなら前期型は有力です。
反対に5年以上乗るつもりで、安全装備や日常の使いやすさを重視するなら、多少高くても後期型を選ぶ価値が上がります。
2015年モデルは30系らしい広い室内や存在感を比較的低い予算で味わえるのが魅力ですが、年数が経過した現在は、今後の消耗品交換や整備費も含めて判断したいところです。
車は買った瞬間がゴールではありません。
特に大型ミニバンでは、タイヤ、ブレーキ、バッテリーなどの状態次第で購入後の出費が変わるため、数十万円の価格差だけで決めないほうが結果的に安心できます。
私なら同じ200万円を使うとしても、豪華なカスタム車を優先するより、記録簿や保証があり、基本状態が良い車を選びます。
見た目の豪華さは後から楽しめても、車そのものの履歴は後から変えられないからです。
まとめ|トヨタ・ヴェルファイア30系は年式と状態をセットで選びたい
トヨタ・ヴェルファイア30系は、2015年1月から2023年まで販売された2代目モデルです。
前期型は2015~2017年が中心で、2017年12月にマイナーチェンジが発表され、2018年1月から後期型の販売が始まりました。
後期型では第2世代Toyota Safety Senseが全車標準となり、その後もパーキングサポートブレーキや9インチディスプレイオーディオなど、装備が段階的に進化しています。
一方、30系の出発点となる2015年モデルは、中古車価格を抑えながらヴェルファイアらしい広さや存在感を味わえるのが魅力です。
大切なのは「前期だから安い」「後期だから良い」と決めつけないこと。
年式・走行距離・修復歴・整備記録・装備・保証・支払総額を一台ずつ比較することが、30系ヴェルファイアをお得に選ぶ近道だと考えます。
よくある質問
トヨタ ヴェルファイア30系は何年から何年までですか?
30系ヴェルファイアは2015年に登場し、2023年に40系へフルモデルチェンジするまで販売された2代目モデルです。
中古車では2015年式から2023年式まで幅広く流通しているため、同じ30系でも装備や価格には大きな差があります。
トヨタ ヴェルファイア30系の前期と後期は何年で分かれますか?
基本的には2015~2017年モデルが前期型です。
2017年12月にマイナーチェンジが発表され、2018年1月から販売されたモデルが後期型となります。後期型では第2世代Toyota Safety Senseが全車標準装備されました。
2015年式ヴェルファイア30系は今でも買う価値がありますか?
状態と価格のバランスが良ければ候補になります。
ただし2015年式は年数が経過しているため、価格だけではなく走行距離、修復歴、点検記録簿、消耗品、保証などを確認することが重要です。長く乗る予定なら、後期型とも支払総額で比較すると選びやすくなります。
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