トヨタ・ヴェルファイアの新車価格は、674万9,600円〜1,089万9,900円(税込)。2026年6月時点では、Z PremierとExecutive Loungeを軸に7種類の価格設定があります。
「トヨタ ヴェルファイアの価格はいくら?」「2024年式と今の新車価格はどれくらい違う?」という方に向けて、グレード・駆動方式・パワーユニット別の値段を整理します。
トヨタ・ヴェルファイアの新車価格はいくら?
現在のトヨタ・ヴェルファイアは、安いグレードでも600万円台後半、最上級のPHEVでは1,000万円を超える高級ミニバンです。
トヨタの価格情報を整理すると、メーカー希望小売価格は次のようになります。
グレード・パワーユニット 駆動方式 新車価格(税込)
Z Premier ターボガソリン 2WD 6,749,600円
Z Premier ターボガソリン 4WD 6,947,600円
Z Premier ハイブリッド 2WD 7,099,400円
Z Premier ハイブリッド E-Four 7,319,400円
Executive Lounge ハイブリッド 2WD 8,849,500円
Executive Lounge ハイブリッド E-Four 9,069,500円
Executive Lounge PHEV E-Four 10,899,900円
つまり、トヨタ・ヴェルファイアの価格帯は674万9,600円〜1,089万9,900円です。
一番安いZ Premierのターボガソリン2WDと、最高価格のExecutive Lounge PHEVを比べると、その差は415万300円にもなります。
同じ「ヴェルファイア」という名前でも、選ぶパワーユニットとグレードによって、小型車1台分ほどの価格差が生まれるわけです。
なお、これらは車両本体のメーカー希望小売価格です。オプション、税金、保険料、登録費用、リサイクル料金などは別途必要になるため、実際の支払総額はさらに上がります。
価格や装備は変更される場合があるため、購入時にはトヨタ公式情報や販売店の見積もりで最新価格を確認してください。
ヴェルファイアZ Premierの値段は674万9,600円から
「トヨタヴェルファイアの値段をなるべく抑えたい」という人が最初に見ることになるのが、Z Premierです。
Z Premierには2.4Lターボガソリンと2.5Lハイブリッドが用意されています。
最も安いのは、2.4Lターボガソリン車の2WDで674万9,600円。4WDにすると694万7,600円となり、価格差は19万8,000円です。
一方、ハイブリッドは2WDが709万9,400円、E-Fourが731万9,400円です。
ターボガソリン2WDとハイブリッド2WDを比較すると、ハイブリッドのほうが34万9,800円高い設定になっています。
ただし燃費は大きく異なります。
ターボガソリン2WDはWLTCモード10.7km/L、ハイブリッド2WDは17.8km/L。E-Fourでも17.0km/Lとなっています。
車両価格だけを見るとターボガソリンが魅力的ですが、年間走行距離が長い人なら、燃料費まで含めて考える必要があります。
個人的には、ここがヴェルファイア選びで一番面白いところだと感じます。
普通なら「一番安いグレード=装備を削った廉価版」というイメージがありますが、ヴェルファイアのZ Premierはそうではありません。
プレミアムナッパ本革のエグゼクティブパワーシートや19インチアルミホイールなど、そもそもの出発点がかなり豪華です。
ヴェルファイアには“とにかく安く買うためのグレード”が存在しないと考えたほうが、価格設定を理解しやすいでしょう。
Executive Loungeの価格は884万9,500円から
さらに快適性を求める人向けなのが、ヴェルファイアの最上級系グレードExecutive Loungeです。
ハイブリッド2WDは884万9,500円、E-Fourは906万9,500円。そしてPHEVのE-Fourが1,089万9,900円となります。
Z Premierハイブリッド2WDの709万9,400円とExecutive Loungeハイブリッド2WDの884万9,500円を比較すると、差額は175万100円です。
この約175万円をどう見るかが、グレード選びのポイントになります。
Executive Loungeの特徴は、単純に内装素材が少し豪華になる程度ではありません。
後席には専用のエグゼクティブラウンジシートが採用され、パワーロングスライドやパワーオットマン、リフレッシュ機能などを備えます。
さらにJBLプレミアムサウンドシステム(15スピーカー)や14インチリヤシートエンターテインメントシステムも標準装備され、後席で過ごす時間そのものに大きく価値を置いた仕様です。
つまりExecutive Loungeは、「運転する人のために175万円上乗せする」というより、2列目をどれだけ特別な空間にするかにお金を払うグレードと考えると分かりやすいです。
自分で運転する機会がほとんどで後席を日常的に使わないなら、Z Premierでも十分すぎるほど豪華でしょう。
反対に、家族を長距離で乗せる機会が多い人や、送迎用途など後席の快適性そのものを重視するなら、Executive Loungeの価値は見えやすくなります。
ヴェルファイアPHEVはなぜ1,000万円を超える?
現在のトヨタ・ヴェルファイアで最も値段が高いのが、Executive Lounge PHEV E-Fourの1,089万9,900円です。
ついに国産ミニバンでも「車両価格1,000万円超」が現実的な選択肢になっています。
PHEVは2.5Lエンジンとモーターを組み合わせ、E-Fourを採用。WLTCモード燃費は16.7km/Lで、EV走行距離は73kmです。
日常の短距離移動では電気を利用し、遠出ではエンジンも使えるのがPHEVの特徴です。
ただ、コスパだけを考えるなら、「燃料代を節約するためにPHEVを買う」という考え方だけでは価格差を回収しにくいでしょう。
Executive LoungeハイブリッドE-Fourが906万9,500円なのに対し、PHEVは1,089万9,900円。その差は183万400円あります。
この約183万円は、ガソリン代だけで判断するよりも、EV走行の静かさや滑らかさ、充電を活用した使い方、PHEVという最上位モデルの価値まで含めて考えるべき価格差だと思います。
一方で、PHEVには減税・補助金の対象となるメリットがあります。
トヨタが示しているExecutive Lounge PHEV E-Fourの試算例では、エコカー減税、グリーン化特例、CEV補助金を合わせた最大優遇額が約75万円とされています。
ただし、補助制度の内容や金額、適用条件は年度や地域によって変わる可能性があります。購入時には必ず最新の制度を確認してください。
2024年のトヨタ・ヴェルファイア価格と現在はどれくらい違う?
「2024 トヨタ ヴェル ファイア 価格」で検索している人が注意したいのが、2023〜2024年頃の記事に掲載された価格と現在の新車価格は同じではないことです。
現行40系ヴェルファイアは2023年6月21日に登場しましたが、当初の価格は現在より安く設定されていました。
当時の代表的な価格を見ると、Z Premierターボガソリン2WDは657万8,600円、Z Premierハイブリッド2WDは692万8,600円、Executive Loungeハイブリッド2WDは872万8,600円でした。
現在はそれぞれ、
- Z Premierターボガソリン2WD:674万9,600円
- Z Premierハイブリッド2WD:709万9,400円
- Executive Loungeハイブリッド2WD:884万9,500円
となっています。
たとえばZ Premierターボ2WDは、657万8,600円から674万9,600円となり、17万1,000円上昇しています。
Z Premierハイブリッド2WDも692万8,600円から709万9,400円となり、同じく17万800円程度高くなっています。
そのため、2024年当時の記事を読んで「ヴェルファイアは650万円台で買える」と考えて販売店へ行くと、現在の見積もりとの違いに驚く可能性があります。
さらに2026年6月の一部改良では内装加飾の変更や新しいボディカラーの追加も行われています。
中古情報や古い価格表と、現在購入できる新車の仕様・価格を混同しないことが大切です。
トヨタ・ヴェルファイアは「高いけれど損しにくい」のか
ヴェルファイアの車両価格を見ると、600万円台後半でも十分高価です。
しかし車選びでは、購入時の金額だけでなく「数年乗ったあと、いくらで手放せるか」も実質的な負担額を左右します。
実際、2024年式ヴェルファイアハイブリッドZ Premierの2026年6〜7月の買取実績を見ると、走行距離や状態によって差はあるものの、600万円台を記録している例が複数あります。
2026年7月の例では、2024年式ハイブリッドZ Premier、走行0.9万km、ホワイトの車両で664万1,000円。同じく走行2.0万kmのホワイトで648万1,000円、0.9万kmのブラックで641万7,000円という実績が示されています。
2026年6月には、1.4万kmのブラックで678万1,000円という例もあります。
もちろん、これはすべてのヴェルファイアがこの金額で売れるという意味ではありません。
グレード、ボディカラー、走行距離、オプション、傷や修復歴、市場状況によって査定額は大きく変動します。
それでも、新車価格だけを見て「700万円だから高すぎる」と判断するのと、売却まで含めた実質コストを見るのでは印象が変わります。
私は、ヴェルファイアの価格を考えるうえで、この「買値ではなく、買値−売値で考える」視点がかなり重要だと思います。
たとえば700万円で購入して10年乗り潰す車と、700万円で購入して数年後にも高値で売却できる車では、同じ700万円でも負担の意味がまったく違います。
ただしリセールを投資のように考えすぎるのも危険です。
中古車市場は変動するため、「数年後も必ず高く売れる」とは言えません。リセールはあくまで購入判断のプラス材料の一つとして扱うのが賢明でしょう。
ヴェルファイアの価格は高すぎる?コスパ重視ならどれを選ぶ?
筆者として最もコスパを感じるのは、Z Premierを軸に考える選び方です。
ヴェルファイアはZ Premierの時点で内外装や快適装備がかなり充実しており、Executive Loungeでなくても「高級ミニバンを買った」という満足感は得やすいからです。
特に価格だけなら、Z Premierターボガソリン2WDの674万9,600円が最も現実的です。
2.4L直列4気筒ターボエンジンはヴェルファイアの大きな個性でもあり、最高出力279PS、最大トルク430N・mという力強さを備えます。
さらにヴェルファイアには専用のボディ剛性パーツ「パフォーマンスブレース」が採用され、単なる豪華な送迎ミニバンではなく、運転する楽しさも意識されています。
「燃費より走り」「Executive Loungeほどの後席装備はいらない」という人なら、ターボガソリンのZ Premierは筋の通った選択です。
一方、年間走行距離が多いならハイブリッドZ Premierも魅力的です。
2WD同士で約35万円の価格差がありますが、WLTC燃費はターボの10.7km/Lに対し、ハイブリッドは17.8km/L。
燃料価格や年間走行距離によって結果は変わるものの、長く乗るほどハイブリッドの経済性は効いてきます。
反対にExecutive Loungeは、「価格差を燃料費で取り返す」という考え方で選ぶ車ではありません。
後席の快適性、静粛性、シート機能、オーディオなどにどれだけ価値を感じるかで判断するグレードです。
価格だけで順位をつけるならZ Premier、後席体験まで含めて選ぶならExecutive Lounge。この整理が一番分かりやすいと思います。
まとめ|トヨタ・ヴェルファイアの価格は674万円台から1,089万円台
トヨタ・ヴェルファイアの現在の新車価格は、674万9,600円〜1,089万9,900円(税込)です。
最安のZ Premierターボガソリン2WDでも600万円台後半となり、Executive Lounge PHEVでは1,000万円を超えます。
ただし、ヴェルファイアは安価なベースグレードを用意せず、Z Premierの時点から本革シートをはじめとする充実した装備を持たせているのが特徴です。
そのため「ヴェルファイアはなぜ高いのか」を考えるときは、単純な車体サイズではなく、最初から上級仕様に絞ったグレード戦略を見る必要があります。
コスパ重視なら674万9,600円からのZ Premierターボガソリン、燃費とのバランスなら709万9,400円からのZ Premierハイブリッドが有力でしょう。
後席で過ごす時間そのものに価値を求めるなら884万9,500円からのExecutive Lounge、PHEVなら1,089万9,900円です。
2024年頃の価格情報とは金額が変わっているため、古い記事だけを基準に予算を組まないことも重要です。
車両本体価格だけでなく、オプションや諸費用、燃費、そして数年後の売却価格まで含めて考えると、自分にとっての「高い」「安い」が見えやすくなるでしょう。
よくある質問
トヨタ・ヴェルファイアの一番安い新車はいくらですか?
Z Premierの2.4Lターボガソリン車・2WDが最も安く、674万9,600円(税込)です。
ただし、オプションや税金、登録諸費用などは別途必要になるため、実際の乗り出し価格はこれより高くなります。
ヴェルファイアの一番高いグレードはいくらですか?
Executive Loungeのプラグインハイブリッド車・E-Fourで、1,089万9,900円(税込)です。
2.5L+モーターのPHEVで、EV走行距離は73km。乗車定員は6人です。
2024年のヴェルファイア価格と現在は同じですか?
同じではありません。
現行モデル登場当初のZ Premierターボガソリン2WDは657万8,600円でしたが、現在示されている価格は674万9,600円です。古い価格情報を参考にする場合は、掲載時期を確認することが大切です。
ソロ(そろ)/新車・カーライフ愛好家