スバルの新型車予定では、BEVを中心に新モデル投入が加速しており、今後はアンチャーテッドやゲッタウェイなどの動向が大きな注目ポイントです。
すでに2026年には新型トレイルシーカーが登場し、既存車でもレイバックのストロングハイブリッド化など商品強化が進んでいます。ここでは、発表済みの事実と今後の予定を分けながら、スバル新型予定を分かりやすく整理します。
スバル新型車予定はどうなっている?まず押さえたい最新動向
スバルの今後の商品展開を見るうえで重要なのは、従来のガソリン車やハイブリッド車だけでなく、バッテリーEVのラインアップが一気に増え始めていることです。
スバルはすでに市販している「ソルテラ」に続き、2026年4月9日に日本仕様の新型BEV「トレイルシーカー」を発表しました。
さらに、2025年7月18日には新型BEV「アンチャーテッド」を世界初公開し、2026年4月2日には3列シートSUVの新型BEV「ゲッタウェイ」も世界初公開しています。
大きな流れを整理すると、現在確認できるスバルのBEVラインアップは次のようになります。
モデル 主な位置付け・状況
ソルテラ スバルのグローバルBEV第1弾
トレイルシーカー BEV第2弾、日本で2026年4月9日発表
アンチャーテッド BEV第3弾、コンパクトSUV
ゲッタウェイ BEV第4弾、3列シートのミッドサイズSUV
つまり、以前のスバルは「EVといえばソルテラ」という印象が強かったのですが、今後はサイズや使い方によってBEVを選べるブランドへ変わっていく可能性があります。
個人的には、ここがスバル新型車予定を見るうえで一番大きな変化だと感じます。
単純に電気自動車を1台追加するのではなく、コンパクトSUVから荷室の広いモデル、さらに3列シートSUVまで用意しようとしているからです。
新型トレイルシーカーは2026年4月に日本で発表
まず、すでに具体化している新型車が「トレイルシーカー」です。
SUBARUは2026年4月9日、新型トレイルシーカーの日本仕様車を正式発表しました。グローバルBEVラインアップの第2弾にあたるミッドサイズSUVです。
トレイルシーカーで注目したいのは、単なるソルテラの派生モデルではなく、アウトドア用途や荷物を積む使い方まで強く意識されている点です。
一充電走行距離は仕様によって異なり、ET-HSでは最大627km、ET-SSでは最大734kmとされています。
AWDモデルでは前後に高出力モーターを搭載し、システム最大出力は280kW。0-100km/h加速は社内測定値で4.5秒とされており、BEVらしい力強い加速性能も特徴です。
さらに荷室容量は633Lを確保しています。
全長4845mm、全幅1860mm、全高1675mmというサイズなので小さなSUVではありませんが、荷物を積んで遠出したい人にはかなり分かりやすいキャラクターでしょう。
2026年4月17日からは新車サブスクリプションサービス「SUBARU×KINTO」での提供も始まっています。

私が面白いと思うのは、トレイルシーカーが「EVだから未来的」というだけではなく、スバルらしいアウトドアSUVとして作られていることです。
スバル車を選ぶ人の中には、雪道やキャンプ、長距離移動などを重視する人も少なくありません。
そう考えると、EV化しても「スバルを選ぶ理由」を残そうとしているモデルだと見ることができます。
スバル新型予定で注目のアンチャーテッドはどんな車?
今後登場するモデルとして特に注目したいのが、新型BEV「アンチャーテッド(Uncharted)」です。
アンチャーテッドは2025年7月17日、米国ニューヨーク市マンハッタンで発表され、世界初公開されました。
ソルテラ、トレイルシーカーに続くスバルのBEV第3弾に位置付けられています。
こちらもトヨタとの共同開発車で、日本国内での生産が予定されています。
ボディーサイズはトヨタ「C-HR」クラスとされ、ソルテラより全長が約7インチ、約18cm短いコンパクトなSUVです。
米国で説明したスバルのプロダクトマネジメント担当者は、スポーティーなデザインとし、若者や若い世代の家族にも訴求したい考えを示しています。
北米仕様では74.7kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、全輪駆動モデルの推定航続距離は最大290マイル、約467kmです。
さらに北米充電規格「NACS」に対応し、150kW急速充電ではバッテリー残量10%から80%まで約30分とされています。
米国での発売予定は2026年初頭とされていました。
その後、ドイツ向けには2025年12月9日に詳細が発表され、2026年春から投入予定とされています。
欧州仕様では複数の仕様が用意され、77kWhバッテリーとAWDを組み合わせた上位仕様は252kW、343PSを発生。0-100km/h加速は5.0秒、航続距離は最大525kmとされています。
さらにFWDには、165kW・224PSで最大600kmをうたう77kWh仕様と、123kW・167PS、57.7kWhバッテリーで最大455kmという仕様も設定されています。
ただし、ここで注意したいのは、海外仕様のスペックや発売時期をそのまま日本仕様として考えないことです。
日本でどの仕様が販売されるのか、価格はいくらになるのかなどについては、正式な国内発表を確認して判断する必要があります。
それでも、アンチャーテッドは日本の道路環境でも扱いやすそうなサイズという点で気になります。
ソルテラやトレイルシーカーでは少し大きいと感じる人にとって、より現実的なスバルBEVになる可能性があるからです。
ゲッタウェイは3列シートSUVとして今後注目
さらにスバルは2026年4月2日、米国ニューヨークで開催されたニューヨーク国際オートショーで新型BEV「ゲッタウェイ」を世界初公開しました。
ゲッタウェイは、スバルのグローバルBEVラインアップ第4弾です。
大きな特徴は、3列シートを備えたミッドサイズSUVであることです。
スバルのBEVラインアップの中では最大のボディサイズを持ち、家族や友人と出かける用途を意識したモデルとなっています。
「GETAWAY」という名前にも、日常から離れて気分転換に出かけ、家族や友人との時間を楽しんでほしいという意味が込められています。
これまでのスバルBEVはソルテラを中心に考えると5人乗りSUVという印象が強かったため、3列シートのゲッタウェイが加わる意味は小さくありません。
ミニバンとは違うものの、「家族で使える大きな電動SUV」という新しい選択肢になるからです。
一方で、日本市場への導入時期や価格などについては、確認できる情報と予想を分けて考える必要があります。
米国仕様として世界初公開されたからといって、日本でも同じ時期、同じ仕様で販売されるとは限りません。
このあたりは今後のSUBARUからの正式発表を待ちたいところです。
3列SUVはBEV以外にも日本導入の可能性がある
スバルの新型予定を調べている人なら、BEV以外でも気になるニュースがあります。
SUBARUは2026年6月6日、米国生産の3列SUVについて日本市場への導入を検討していることを公表しています。
ここはゲッタウェイとは分けて考えたほうが分かりやすいポイントです。
スバルの日本向けラインアップを見ると、SUVは充実しているものの、3列シートを必要とするファミリーにとって選択肢は決して多くありません。
もし米国生産の3列SUVが正式に国内導入されれば、現在のフォレスターやレヴォーグ レイバックとは違ったファミリー向けの需要を取り込める可能性があります。
ただし、「導入を検討」と「発売決定」は意味が違います。
この段階で車名や発売日、価格を決めつけるのは避けるべきでしょう。
車選びでは噂を先回りしすぎるより、メーカーが正式発表した情報を基準にしたほうが失敗しにくいと私は考えています。
ハイブリッドも強化、レイバックS:HEVなど選択肢が拡大
スバル新型車予定というとBEVばかりが目立ちますが、実際にはハイブリッド車の商品強化も進んでいます。
2024年10月17日にスバルはストロングハイブリッドを発表し、その後クロストレックやフォレスターなどへ展開してきました。
2026年7月2日には、レヴォーグ レイバックにもストロングハイブリッド搭載モデルが発表されています。
これは今後のスバルの商品展開を考えるうえで重要です。
つまりスバルは、いきなり全車をBEVへ置き換えるというより、BEV、ストロングハイブリッド、従来のエンジン車を使い分けながら商品を増やしていると見るほうが実態に近いでしょう。
日本では自宅充電環境の有無や走行距離によってBEVの向き不向きが大きく変わります。
そのため、充電設備を気にせず燃費改善を狙えるストロングハイブリッドは、現実的な選択肢として重要です。
私自身、「新しいからBEVを選ぶ」という考え方だけでなく、自分の生活に合わせて動力方式を選ぶことが一番お得だと思っています。
年間走行距離が多く、自宅で充電できるならBEVが魅力的になるでしょう。
一方、自宅充電が難しく、長距離移動も頻繁なら、現時点ではハイブリッドのほうが使いやすいケースもあります。

今後のスバル新型車予定をどう見る?私が注目する3つのポイント
ここからは発表済みの事実を踏まえた私見です。
今後のスバル新型予定を見るとき、私は「新型車が何台出るか」よりも、どのサイズと価格帯まで電動車が広がるかに注目しています。
まず大きいのが、アンチャーテッドの存在です。
スバルのBEVがソルテラやトレイルシーカーのような比較的大きなSUVだけなら、都市部で使う人にはサイズ面で選びにくさが残ります。
アンチャーテッドはソルテラより約18cm短いとされているため、日本でも販売されれば「大きすぎないスバルEV」という立ち位置を作れる可能性があります。
2つ目は価格です。
米国でアンチャーテッドが発表された時点では価格未定でしたが、2026年モデルのソルテラは米国希望小売価格3万8,495ドルとされ、アンチャーテッドはそれより手頃になる可能性が指摘されていました。
競合にはヒョンデ「コナ」の3万6,975ドル、キア「ニロ」の3万9,600ドルなどが存在します。
2025年5月時点の米国BEV平均販売価格は5万7,734ドルだったため、比較的手頃なコンパクトBEVには一定の需要が期待できます。
ただし米国では、インフレ削減法による新車1台最大7,500ドルのクリーンビークル税額控除が、2025年7月4日に成立したOBBBAによって2025年9月30日で終了することになりました。
関税なども含め、こうした政策変更が車両価格へ影響する可能性があります。
日本でも同様に、BEVは車両本体価格だけでは判断しにくい商品です。
補助制度、充電設備、電気料金、下取り価格まで含めて比較したほうが、本当の意味でのお得度が見えてきます。
3つ目は「スバルらしさ」が電動化後も残るかです。
アンチャーテッドの欧州仕様では最低地上高211mm、AWD仕様ではX-MODEやMulti-Terrain Monitorなどが用意されています。
トレイルシーカーもAWD性能やアウトドアでの使い勝手を強く意識したモデルです。
つまりスバルは、単にモーターとバッテリーを載せるだけではなく、雪道や悪路で安心して走れるという従来のブランドイメージをBEVにも移そうとしているように見えます。
個人的には、ここが成功するかどうかが重要だと考えています。
EVはメーカーが違っても「静かで加速が速い」という特徴が似やすいため、最後に選ばれる理由になるのは価格、使い勝手、デザイン、そしてブランド独自の強みだからです。
スバル新型車を待つべき?現在の車を買うべき?
「これから新型車が出るなら、今買わないほうがいいのでは?」と迷う人もいるでしょう。
結論としては、欲しい車のカテゴリーが今後の新型予定と重なる場合だけ、少し待つ価値があります。
たとえばコンパクトなスバルBEVが欲しい人なら、アンチャーテッドの国内展開について正式情報を待つ意味があります。
3列シートSUVが欲しい人も、ゲッタウェイや米国生産3列SUVの日本展開はチェックしておきたいところです。
一方、フォレスターやレヴォーグ、クロストレックなど現在販売されている車が用途に合っているなら、発売時期が決まっていない新型車を何年も待つ必要はありません。
特に注意したいのは、「次期○○がもうすぐ出るらしい」という未確認情報だけで購入を延期することです。
新型車には魅力がありますが、価格が上がることもありますし、欲しい装備が必ず増えるとも限りません。
私は車選びをするとき、「最新かどうか」よりも5年、8年と乗ったときに自分の用途に合っているかを優先したほうが後悔しにくいと考えています。
新型車を待つこと自体がお得なのではなく、自分の欲しいカテゴリーに具体的な発売予定があるかどうかで判断するのが賢いでしょう。
まとめ|スバル新型予定はBEVとハイブリッドが中心になる
スバルの新型車予定を見ると、今後の商品展開では電動化がますます重要になりそうです。
すでに2026年4月には新型BEV「トレイルシーカー」が日本で発表され、BEV第3弾の「アンチャーテッド」、第4弾の3列シートSUV「ゲッタウェイ」も世界初公開されています。
さらにレヴォーグ レイバックにはストロングハイブリッドが追加されるなど、BEVだけに一本化するのではなく、ハイブリッドを含めた複数の選択肢を用意する動きも続いています。
今後特に確認したいのは、アンチャーテッドやゲッタウェイの日本導入時期、仕様、価格、そして米国生産3列SUVの国内導入が正式決定するかどうかです。
個人的には、日本市場ではアンチャーテッドのような比較的コンパクトなBEVが重要になると考えています。
大きく高価なEVだけでは選べる人が限られますが、日本の道路で扱いやすく、価格も現実的なモデルが加われば、スバルのBEVを検討する人はぐっと増える可能性があります。
一方で、新型車は正式発表まで仕様や発売時期が変わることがあります。噂と確定情報を分けながら、自分の予算、駐車環境、充電環境、必要な車内スペースを基準に選ぶことが、結果的には一番賢い車選びでしょう。
よくある質問
スバルから今後どんな新型車が登場する予定ですか?
BEVではアンチャーテッドやゲッタウェイが注目されています。トレイルシーカーはすでに2026年4月9日に日本仕様が発表されており、今後は未導入モデルの日本展開が焦点になります。
アンチャーテッドは日本で発売されますか?
アンチャーテッドは日本国内での生産が予定されているモデルですが、海外仕様と日本仕様の発売時期やグレード、価格が同じとは限りません。国内販売についてはSUBARUの正式発表を確認する必要があります。
スバルの新型車はEVだけになりますか?
現時点ではそうではありません。スバルはBEVに加えてストロングハイブリッドや既存のエンジン車も展開しており、市場環境に合わせて複数のパワートレインを用意する方向が見えています。
ソロ(そろ)/新車・カーライフ愛好家