「2022年の新型フォレスター」と紹介されることがありますが、2022年式の国内仕様は2018年に登場した第5世代(SK系)の改良期に当たります。2022年に世代交代した車ではありません。この記事では、当時のSPORTを中心に、現在のフォレスターと混同しやすい点、中古車で確認したい点を整理します。
情報確認日:2026年8月25日。仕様・価格・リコール等は変更される場合があります。購入前に車台番号と現車を販売店で確認してください。
2022年式は第5世代フォレスターの改良モデル
SUBARUの2022年8月25日付ニュースリリースは、当時のフォレスターを「2018年6月に発表した第5世代」と説明しています。同日には「STI Sport」が追加され、ほかのグレードもライティングスイッチやボディカラーなどが一部改良されました。
したがって、検索するときは「2022年新型」だけでなく、SK系・初度登録年・グレード・年次改良の時期を分けて確認する必要があります。2022年の途中でも仕様が同一とは限りません。
出典:SUBARU「フォレスター STI Sportを発表」(2022年8月25日)
2022年のSPORTで確認できる主な特徴
当時のSPORTは、CB18型1.8L水平対向4気筒直噴ターボとAWDを組み合わせたグレードです。公表値では最高出力177PS、最大トルク300N・mで、最大トルクを低回転域から発生する設定でした。
一方、2022年8月に追加されたSTI SportはSPORTと別グレードです。STIチューニングのダンパー、専用内外装、ナッパレザーシートなどが特徴で、名称が似ていても装備と乗り味の狙いが異なります。中古車の掲載名だけで判断せず、車検証、型式、装備表、現車で照合しましょう。
当時の車両本体価格や諸元は歴史的な比較材料にはなりますが、現在の支払総額ではありません。中古車価格は走行距離、修復歴、地域、保証、装備、車検残などで変動するため、固定的な相場の断定は避けるべきです。
現行型の装備を2022年式に当てはめない
現在販売されているフォレスターは、2022年式とは世代が異なります。現行型で案内されるストロングハイブリッドやアイサイトXなどを、2022年式の標準装備と誤解しないよう注意してください。
運転支援機能は世代、グレード、メーカーオプションによって内容が変わります。「アイサイト搭載」という説明だけで機能が同じとは限りません。取扱説明書と車両のスイッチ表示を確認し、納車前に販売店から操作説明を受けると安心です。運転支援はドライバーの安全確認や操作を代替するものではありません。
中古で見るべき5つのポイント
- 年式と適用モデル:初度登録年月だけでなく、車台番号や型式、装備から年次改良の内容を確認する。
- 整備・修復履歴:点検記録簿、交換部品、修復歴の部位と程度、保証の範囲を確認する。
- AWD車の足回り:4本のタイヤ銘柄、サイズ、摩耗差、製造年を確認し、下回りの腐食や損傷も見る。
- 装備の作動:ナビ、カメラ、アイサイト関連表示、パワーリヤゲートなどを実車で試す。
- 未実施の改善措置:車名や年式だけでは対象を断定せず、車台番号で検索する。
リコールは車台番号で確認する
同じ2022年式フォレスターでも、型式や製作期間によってリコール等の対象・非対象が分かれます。SUBARUは公式サイトに「リコール等情報対象車両検索」を用意しています。購入前は販売店に実施履歴を確認し、納車後も住所変更時には連絡先を最新にしておきましょう。
公式情報には、フォレスターを含む複数車種を対象とした届出もあります。ただし、対象範囲として掲載された車台番号の間に非対象車が含まれる場合があるため、記事だけで「該当する」「問題ない」とは判断できません。
2022年式が向く人・比較したい人
2022年式は、SK系のサイズ感や視界、AWD、1.8Lターボの特性を好み、車両状態を確かめながら中古で選びたい人の候補になります。反対に、最新世代のハイブリッドや運転支援を優先する場合は、現行型との装備・保証・総支払額の比較が欠かせません。
「旧型だから得」「新型なら必ず安全」と一律には決められません。試乗して運転姿勢、乗り心地、視界、駐車のしやすさを確かめ、任意保険、タイヤ、燃料、点検費用まで含めた総額で比べましょう。
まとめ
2022年式フォレスターは、2022年にフルモデルチェンジした車ではなく、第5世代SK系の改良期モデルです。SPORTとSTI Sportを混同せず、適用モデル、装備、整備状態、リコール等の実施履歴を一台ずつ確認することが重要です。
中古車の在庫数や価格は日々変わります。掲載価格だけで結論を出さず、現車確認と見積書、保証条件をそろえて比較してください。